出荷管理は、受注した商品を出荷するために必要なプロセスです。
せっかく注文を受けても、正しく出荷作業ができていないと、お客様のもとには商品が届きません。
しかし、出荷管理は大幅な作業コストがかかる業務の1つで、効率化の実現ができず頭を抱えている企業もあるのではないでしょうか?
そこで本記事では、出荷管理の業務内容や重要性、効率化するためのポイントなどを解説していきます。
出荷管理とは?
出荷管理とは、業態によっても違いますが、基本的には受注した商品をお客様のもとにスムーズに出荷するために必要な作業です。
おもに出荷準備に関わる業務と、出荷後に出荷状況などを管理する業務の2通りが必要です。
いずれかがスムーズにいかないと、出荷にも支障をきたし、在庫状況のずれなどが原因でトラブルにつながる可能性があります。
シンプルな業務と思われがちですが、受注量が多いとその分作業も増えるため、効率よく行わなければいけません。
出荷をミスなく行うようにするためにも、出荷管理は重要な作業なのです。
出荷管理の作業内容と流れ
出荷管理を正しく行うためには、作業内容をよく把握する必要があります。
出荷の流れについて、どのような業務が必要になるのか、それぞれ詳しく紹介していきます。
1.出荷指示書などを作成する
まずは、担当者が受注伝票をもとに出荷指示書の作成をします。
どの商品を出荷するのか、必要な個数はいくつかなどを細かく確認しながら作成していきます。納期が決まっている商品が多く、商品の在庫状況は常に変化しています。出荷指示書に誤りがあると正しく出荷されませんので、注意して作成します。
納期の早い商品や、出荷の準備が複雑で手がかかるものは、早めに出荷指示書を渡せるようにしておきましょう。
2.出荷および納品を行う
商品の在庫を管理している倉庫担当者が、納期に合わせて出荷に必要な商品の出荷準備を行います。
同時に商品と一緒に同梱する納品書(お客様用と控え)と受領書の用意も必要です。
また、商品を問題なく届けられるように梱包し、配送の手配も行います。
年末年始など配送が混雑する時期は、予定よりも配送が遅れてしまうこともあるため早めの手配が必要です。
3.売上伝票を作成する
商品が納品されたあとは、伝票の控えなどを活用し、売上伝票の作成を行います。
売上処理が終われば、控え一式を経理担当者や商品の管理者に渡し、控えを管理してもらいましょう。
売上伝票のなかには、売上日や商品名、金額や数量、出荷時番号、納品先などの必要な情報がわかるよう、正確に記入しておくことが大切です。
4.帳簿へ記帳する
売上伝票と商品の受領書を受け取ったあとは、帳簿への記帳が必要です。
毎日の取引を仕訳し、誰が見ても会社のお金の流れがわかるようにまとめておきます。
取引記録を帳簿につけ可視化することで、取引の流れを把握できるだけでなく、1年分の決算所を作成する際にも必要です。
また、お客様とのトラブルを未然に防ぐためにも、取引の証明となる帳簿は重要です。
現金ではなく振り込みの場合は「売掛金」として処理するようにしましょう。
出荷管理を大切にしなければならない4つの理由
出荷管理は、ただ商品を発送するだけの業務ではありません。
正しく管理することで売り上げを把握するのはもちろん、在庫数を把握して欠品やミスを防ぐことにつながります。
また、顧客からの問い合わせなどにきちんと対応し、信頼を得るためにも重要な業務です。
ここからは、出荷管理が大切な理由について解説していきます。
1.売り上げを正確に予測できる
企業にとって売り上げを正確に予測することは、非常に重要なことです。
そのためにも現時点で売り上げがどのくらいあるのかを把握し、正しい数字を知る必要があります。
売り上げを把握することで、想定していた売り上げ予測と比較することができ、次年度の達成予算目標や事業コストの算出に活かすことも可能です。
売り上げを予測する精度が低いと売り上げ分析も正確でなくなり、今後の事業運営にも大きな影響を与えてしまう可能性があります。
健全な事業運営を行うためにも、売り上げを正確に把握して計上する必要があるのです。
2.適切な在庫数を維持する
自社にどの程度の在庫があるのかを把握しておくことも、出荷管理に欠かせません。
在庫の管理ができていないと、過剰在庫が発生し余計なコストがかかってしまうかもしれませんし、お客様から注文が入っても在庫切れで出荷できず、お待たせしてしまうかもしれません。
注文が入り在庫が変動するたびに、正確な在庫数を管理しておく必要があります。
時には、注文がキャンセルになったり、出荷数が急増するなど在庫数の変動が大きく、正確な在庫数を把握することが難しくなることもあるはずです。
そのため、管理システムの導入などを行いリアルタイムで在庫数を把握できる仕組みを構築し、正確な在庫数を常に把握できる体制を作っておきましょう。
3.欠品や納品ミスを防ぐ
お客様から注文を受けたときに、売れ筋の商品が何度も欠品を起こすと、せっかくの販売チャンスを逃してしまうことになります。
また、出荷管理を正確に行うことで商品の納品ミスを防ぎ、破損などの不良品があった場合でもすぐに対応することが可能です。
ミスを防ぐだけでなく、問題が発生した際に迅速に対応することは企業のイメージ向上にも繋がります。
4.顧客からの問い合わせに迅速に対応できる
お客様から出荷状況などの問い合わせがあったときに、迅速な対応ができるかどうかは出荷管理を適切に行っているかどうかで変わります。
出荷した商品が到着するまでのスケジュールや状況がわかっていないと、問い合わせを受けるたびに状況の確認が必要になり、返答するまでに時間がかかってしまいます。
問い合わせ対応でお待たせしてしまうと、お客様からの信頼を失う原因にもなりかねません。
今後の販売機会を逃さず迅速に顧客対応できるよう、出荷した商品の状況なども確認できる体制を構築しておきましょう。
出荷管理で起こりがちな3つの課題
出荷管理は日々の業務をスムーズに行うために重要ですが、
単純な作業に見えて複雑な部分も多く、さまざまな問題が起きてしまうこともあるでしょう。
ここからは、出荷管理がうまくいかないことで起こりがちな4つの課題について紹介していきます。
1.出荷や在庫情報を把握できないと作業効率の低下を招く
在庫は常に変動しています。
生産状況や在庫状況など常に情報の更新が必要な項目も多いため、最新状況の把握を維持するのが困難といった問題が発生することもあるでしょう。
リアルタイムに在庫状況を把握していないと、注文が入ってはじめて在庫が切れていたことに気付くケースも考えられます。
また、在庫情報をすべて手入力で行っている企業では、その分管理作業に時間も取られ、作業効率の低下の原因となるでしょう。
このように、常に変動する在庫状況を把握できていない企業や、在庫管理に大幅な時間がかかってしまい、業務効率がよくない企業も多くあるのが現状です。
2.注文のキャンセルや追加の情報共有が遅れる
注文のキャンセルや追加情報の共有体制が構築できていないと、注文後のキャンセルや追加注文が入ってもすぐに気づけない可能性があります。
キャンセルに気づかず出荷の準備をしていた場合、無駄な作業が増える原因になってしまいます。
そのため、注文情報に更新があった場合は、従業員が簡単に最新のステータスを把握できるシステム構築も大切です。
追加注文があり、すでに注文を受けていた商品と一緒に発送したほうがよいケースもあるため、できるだけ最新情報をすぐに把握できる環境を構築しておきましょう。
3.受注から売上計上までのタイムロスが生じる
受注してから商品の出荷、引き渡しを終えて、売り上げの入力作業までが基本の出荷作業になります。
この流れをできるだけ早くスムーズに行うことは、企業としても売り上げを立て、利益を確保するために重要なことです。
出荷管理に必要なフローが定まっていないと、無駄な作業が増えてしまい、タイムロスが生じる原因になります。
また、作業者によっても作業効率が変わり、業務が属人化してしまう可能性もあるでしょう。
このタイムロスを減らすという意味でも、管理システムを導入し、管理作業の自動化を目指すことが効果的です。
出荷管理を効率化するポイントとは
出荷管理がいかに重要かはご理解いただけたと思います。
ここからは出荷管理を効率化するためのポイントを解説します。
自社の現状を知って課題を整理する
まずは自社の現状の出荷管理について問題点を把握しましょう。
例えば、以下のような課題や改善すべき点はありませんか?
- 入出庫の在庫を手作業でカウントしており、数が合わない時がある
- 実在庫と在庫データが合わないことがある
- 在庫があるのに、無駄な発注をしてしまうことがある
- エクセルで出荷管理している
在庫確認を手作業で行っていると、どうしてもヒューマンエラーを起こしやすいですし、発注ミスが起こっている場合、業務が属人化し、特定のスタッフに管理の負荷が集中している可能性もありますので、業務フローの見直しが必要かもしれません。
また、エクセルで出荷管理をしている企業は多くいらっしゃると思いますが、エクセルで管理するメリット・デメリットは何でしょうか?
エクセルのメリットは多くの職場ですでに使用しており、追加コストがかからず、誰でも編集や入力が簡単にできるという点です。
しかしその反面、エクセルならではのデメリットもあります。例えば、エクセルは複数人で管理をすることには向いておらず、また、大量のデータを編集するとファイルが重くなり、動作不良を起こすこともあります。なにより、データを手入力していると、ヒューマンエラーを起こしやすくなります。
そうはいっても「今のところはエクセルでなんとかしたい!」という方は、以下の記事でエクセルの在庫管理方法について解説していますので、こちらを参考にしてください。
システム導入で効率化を目指す!
自社の課題を把握でき、より効率化を目指すことが決まったら、ぜひおすすめしたいのは管理システムの導入です。
さまざまな管理システムがありますが、システムによっては、在庫状況をリアルタイムに自動反映したり、注文を受けた商品のステータス管理が簡単に行えたりするなど、出荷管理業務の効率化が実現できる機能があります。
より効率よく出荷業務を行うことで、ヒューマンエラーを減らすことができ、業務効率化で生まれた時間を集客など、もっと注力したい業務に集中できるようになります。無料のお試し期間を設けているところも多いので、管理システムをまだ導入されていない事業者の方は、ぜひ一度導入を検討してみましょう。
ECサイトの運営を自動化・効率化するならネクストエンジン
ネクストエンジンは、出荷管理や受注処理といったバックヤードからEC事業をサポートするEC一元管理システムです。
EC運営が軌道に乗り、売り上げがアップして嬉しい反面、日に日に受注や出荷業務がまわらなくなり、繁忙期にはスタッフ総出で深夜まで対応しなければならない……という経験はありませんか?
ネクストエンジンであれば、今まで1件1件注文確認していた作業を自動化し、業務をずっと楽に、効率化することができます。
ロジクラやオープンロジなど外部の倉庫システムとも連携でき、データを一元管理することで作業の効率化や時間の短縮を実現します。
実際にネクストエンジンを導入したとある企業様からは、導入後に出荷効率が大幅に改善し、出荷数が1.5倍になったというお声をいただいています。(詳しくは以下のページをご覧ください!)
ネクストエンジン導入で実現できることは以下のとおりです。
- 慢性的なリソース不足の解消
- ルーティン業務の減少で、それ以外の業務にリソースを割く余裕ができる
- 自動化の実現によりヒューマンエラーを減らすことが可能
- 教育や引継ぎ作業を減らして効率的な運営が可能
など
ネクストエンジンについて、少しでもご興味を持たれましたら、以下より無料の資料もご用意しております。お気軽にダウンロードください!
まとめ:出荷管理の効率化にはシステム導入のご検討を
出荷管理は、受注量が増えるほど複雑になっていきます。手入力などアナログ作業で行うには限界があり、出荷管理がうまく行われていないと、欠品や納品の遅れなどの問題も発生しかねません。
出荷業務を効率よくスムーズに行うことでミスを減らし、お客様の信頼度を高めるべく、システム導入の検討してみてはいかがでしょうか。
近年、買い物でインターネットを利用する人が増えており、需要の拡大に伴ってECサイトを立ち上げる企業や個人が増加しています。
しかし、ECサイト運営は業務範囲が幅広く、辛いと感じている方は多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、ECサイト運営の概要から、業務が辛くなる原因や対策について解説していきます。ECサイトの将来性についても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
ECサイト運営にはどのような業務がある?おもな仕事内容とは
EC運営の辛さに入る前に、まずはECサイト運営の概要についてご説明します。
サイト運営の業務内容は、商品を販売するための「フロントエンド業務」と、販売活動を管理する「バックエンド業務」の2種類に分けられます。
フロントエンド業務
フロントエンド業務は、企画や広告、Webサイト制作など、顧客に商品を購入してもらうために行う業務です。
フロントエンド業務の中でも、「マーチャンダイジング」業務と「マーケティング」業務の2つに分けて解説します。
1.マーチャンダイジング
マーチャンダイジングとは、商品の企画・仕入れなど、商品を顧客のニーズに合わせ適切に届けるための戦略を実行する業務で、詳しい業務内容は以下のとおりです。
業務 | 内容 |
商品の企画や調達 | 顧客のニーズに合わせた商品の企画や選定を行う業務 |
商品の仕入れや在庫管理 | 販売予測数量と市場の流行から、商品の仕入れ数量やタイミングを判断し、在庫管理を行う業務 |
商品の価格調整や入れ替え | 販売状況や在庫数から判断し、季節の変わり目などに行う作業 |
マーチャンダイジングは、ECサイトの利益を左右する業務であるため、販売予測や在庫数などのデータに基づいた管理が欠かせません。
2.マーケティング
マーケティングは、顧客に商品やサービスを知ってもらうために行う宣伝業務です。
どんなに高機能な商品を開発したとしても、このマーケティングがおろそかになっていると、売り上げは思うように伸びません。
マーケティングのおもな業務内容は以下の3つです。
- Webサイト制作(思わず購入したくなるようなHP、LP制作など)
- Webサイトへの集客(SNS運用や広告、CM等)
- キャンペーン企画(プロモーションやセール等)
マーケティングに際しては、顧客のニーズや市場の流行などをしっかり分析することが大切です。
Webサイトの制作や集客は、専門の高度な知識が必要となるため、外部に委託する選択肢も考えるのもよいでしょう。
バックエンド業務
バックエンド業務は、顧客が購入した商品の発送や在庫管理など、ECサイトの裏側で行われる業務です。
ここでは「受発注管理」「商品・在庫管理」「運営管理」の3つに分けてそれぞれ解説します。
1.受発注管理
バックエンド業務の中心となるのが、この受発注管理業務です。
顧客からの注文情報をもとに受注処理を行い、ピッキング作業や検品・梱包の作業を経て、出荷処理を行います。
また、発送後の通知メールの送付や返品対応などのカスタマー業務も受発注管理業務の一部です。
受発注管理には多くの人手や作業スペースが必要で、システムなどと連携した効率的な運用が求められます。
2.商品・在庫管理
販売する商品は、ロケーション(倉庫内の住所のようなもの)ごとに、一定の法則を持って管理されています。
商品ごとにデータと現物の数量が常に一致した状態を保ち、商品の種類によっては劣化を防ぐために温度管理や消費期限の管理も重要です。
商品・在庫管理を正確に行うことは、発送業務の効率化にもつながるため、バックエンド業務の中でもとくに重要な業務となっています。
3.運営管理
ECサイトの売り上げや人件費の管理、システムの検討などが運営管理に該当します。
ECサイトの利益を伸ばすために、最適な人員配置の検討や外部ツールの選定を行う業務です。システム導入の検討をする際は、費用対効果を検証する必要があるため、幅広い知見が求められます。
業務の効率化に苦戦している場合は、専門知識を持つ外部業者に相談しサポートを受けることも検討しましょう。
ECサイトの運営は辛いもの?大変と感じる5つの理由
業務範囲が幅広く、多くの人手を必要とするECサイト運営は、辛いと感じる原因もさまざまです。
ここでは、ECサイト運営が辛いと感じる要因となるおもな理由を5つ紹介します。
理由① 業務範囲が広くマルチタスクになる
ECサイト運営は業務範囲が広くマルチタスクになりがちです。
おもな業務内容としては以下のものが挙げられます。
- 企画
- サイト制作&運営
- マーケティング
- 受発注業務
- 出荷業務
- 配送手配
- カスタマーサポート
など
ECサイト運営は購入された商品を発送するという単純な作業だと思われがちですが、裏側ではこれだけ多くの作業を必要としているのです。
そのため、これらの作業の多用さ・煩雑さから辛いと感じる方もいるでしょう。
理由② 人手不足になりやすい
理由①でご説明したように、ECサイト運営は幅広い業務をこなさなければならず、業務量が多くなりがちです。
取り扱う商品数や規模によって異なりますが、商品の出荷業務などを行うバックエンド業務ではとくに多くの人手が必要です。とはいえ、繁忙期と通常期で業務量にばらつきがあることも多く、人員を増やすには当然コストがかさむため、なかなか増員に踏み切れないEC事業者も多くあります。
結果として慢性的な人手不足に陥り、ECサイト運営が辛いと感じる方は少なくありません。
理由③ こまめなサイト管理が必要
ECサイトを利用する顧客は、常に新しい情報や商品を求めています。
そのため、キャンペーンやセール情報の告知など、定期的に新しい情報を更新しなければいけません。
また、新しい商品の登録作業は、入力する項目も多く、手間のかかる作業です。
こうしたサイト管理や更新作業をし続けることが辛く感じる方もいるでしょう。
理由④ 徹底した在庫管理が必要
ECサイト運営では、商品の劣化や在庫過多、欠品を防ぐため、徹底した在庫管理が必要です。
在庫管理の精度は、出荷時のリードタイムなどにも影響し、顧客満足度や売り上げにも深い関係があります。
在庫管理には多くのノウハウと労力を必要するため、うまく効率化できず頭を抱えている事業者も多いのが現状です。
理由⑤ カスターマーサポートが大変
ECサイト運営において、カスタマーサポートはリピーターを増やすために、欠かせない要素の1つです。
このカスタマーサポートには、商品への質問やクレームの対応、返品や交換への対応などが挙げられます。
顧客はインターネット上の画像だけを見て購入するため、実物の商品を見て「イメージが違った」などの理由で返品や交換を希望することは多々あります。
しかし、ECサイトの運営者からすれば、日々多忙を極める業務の中で返品や交換にまで対応するのは辛いと感じてしまっても不思議ではありません。
ECサイト運営を辛いと感じないための対策3選
ECサイト運営が辛くなる原因としては、業務範囲が幅広く、手が回らない状態になってしまうことが挙げられました。
そのような状況を防ぐためには、システムの導入による効率化を検討したり、外部業者に委託したりすることで業務自体を減らすことが重要です。
ここでは、ECサイト運営を効率化する3つの方法を紹介します。
対策① 運営を一元管理できるサービスを利用する
ECサイト運営は一元管理サービスを導入することで、大幅に効率化できます。
今まで手作業で行っていた注文取り込みなどの受注業務、細かな記録を必要とする在庫管理業務など、多くの業務を自動化することが可能です。
業務スピードが向上するだけでなく、ヒューマンエラーの削減にもつながることで、顧客満足度も向上し、売り上げアップも目指せます。
スタッフの業務負担が軽減し、時間に余裕が出た分をより創造的な仕事に費やすことができるでしょう。
対策② 一部の作業をアウトソーシングする
商品の発送や在庫管理など、一部の作業をアウトソーシングすることで、自社にかかる負担を大幅に軽減することが可能です。
空いたリソースをコア業務に集中できるのはもちろん、商品の管理や発送など、物流に関する一連の流れをプロに任せられるためサービスの質向上も期待できます。
業者によって、得意な分野・苦手な分野が存在するため、自社に適したサービスを展開している業者を選ぶようにしましょう。
対策③ 新しく人材を採用する
取り扱う商品数や出荷数が増え、事業規模が大きくなっているのであれば、新しく人材を採用するのも1つの方法です。
その場しのぎで派遣などのスポット作業者を雇っているのであれば、なおさら採用に力を入れるべきでしょう。
固定の人材を多く雇用することで、作業者の育成に力をいれることができ、作業効率の改善が期待できます。
ECサイト運営の将来性は?市場規模が拡大した2つの要因
EC業界の市場規模は年々拡大傾向にあり、ECサイトの将来性は大いに期待できます。
将来性が期待できる2つの理由をそれぞれ解説します。
要因① スマートフォン利用者の増加
近年のデジタル化に伴い、スマートフォン利用者が年々増加しています。
スマートフォンであれば、アプリなどを活用することで快適にECサイトでショッピングを楽しめるため、利用者は今後も増えるでしょう。
また、さまざまなSNSが普及したことで、ECサイトへの集客経路も増えています。
それぞれの世代に合わせたマーケティング戦略を練ることで、ECサイト運営はますます拡大・発展していくでしょう。
要因② 日本は世界水準と比較してもEC化率がまだ低く伸びしろがある
経済産業省の発表によると、世界のEC化率が2021年時点で19.6%だった一方で、日本のEC化率は8.78%※となっており、世界に比べて日本のEC化はまだまだ低いのが現状です。
欲しい商品の現物を確認できないという理由で、ECサイトでの購入に消極的な消費者もいます。
このような層に、ECサイトを利用する利便性をアピールできれば、日本のEC化はさらに加速することでしょう。
ECサイト運営に参入する企業や個人が増えていることからも、ECサイト運営には伸びしろがあるといえます。
ECサイト運営を楽しめる仕事に!ネクストエンジンがお手伝いします
業務内容が幅広く、辛くなりがちなECサイト運営も、効率化することで充実した仕事に生まれ変わります。
現状、ECサイト運営が辛いとお悩みの方は、ぜひEC一元管理システム「ネクストエンジン」の導入を検討してみてください。
ネクストエンジンを導入することで以下の効果が期待でき、ECサイト運営の効率化に役立ちます。
- 受注処理や出荷指示の自動化
- 各店舗や物流拠点の在庫変動の履歴を一元化
- 商品登録作業の負担軽減
- 発注・仕入れ業務の効率化
- 発送通知メールの自動化
実際にネクストエンジンを導入されたEC事業者様からは「一人ですべての業務を行っていたため、深夜まで作業をすることもあったが、導入後は効率化・自動化することで、業務負担はラクになった一方で売り上げは3倍以上に増えた!」という声や、「セールの度に連日深夜対応していて、現場の雰囲気も悪くなっていたが、導入後は販促にも注力できる余裕も生まれ、売り上げも大幅にアップした」といった声をいただいています。
ネクストエンジンは皆様のEC運営に必要なルーチン業務をラクにし、よりクリエイティブな業務に専念するお手伝いをしています!以下から無料の資料をダウンロードできますので、ぜひご利用ください。
まとめ:ECサイト運営が辛いならルーチンワークを効率化しよう
本記事ではECサイト運営が辛くなる原因と対策について解説しました。
現状、ECサイト運営が辛いと感じているのであれば、バックエンド業務などのルーチンワークを効率化することが効果的です。
バックエンド業務の効率化には、運営を一元管理できるシステムの活用が大きく貢献します。
ECサイト運営全体の効率化を図りたいと考えている方は、ぜひ導入を検討してみてください。
また、ECビジネスの基礎について改めておさらいしたいという方は、以下から資料がダウンロードできますので、こちらもご参考ください。
すでにサイトを運営しているEC事業者やこれからEC運営を始めたい方のなかには、Amazonでの出店を検討している方は多いのではないでしょうか。
しかし、多くの出品者が同じ商品を取り扱うなど、ほかのECモールやカートと比べ、出品方法がやや特殊です。Amazonでの在庫管理の方法がわからないと悩んでいる方も多いと思います。
そこで本記事では、Amazonセラーセントラルを活用した在庫管理の方法を解説するとともに、Amazonでの商品販売を効率化させる在庫管理ツールも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
Amazon × ネクストエンジンの連携はコチラ
Amazonマーケットプレイスの在庫管理・発送の仕組み
Amazonマーケットプレイスとは、Amazon以外の個人や法人が、Amazonのプラットフォーム内で商品を出品・販売できる仕組みのことです。
Amazonで商品を販売する場合、このAmazonマーケットプレイスの仕組みに沿って商品を出品する必要があります。
Amazonマーケットプレイスの在庫管理・発送の仕組みは下記のとおりです。
- 自社で在庫管理、発送を行う
- Amazon FBAを利用して、Amazonが在庫管理、発送を行う
1つ目の自社で在庫管理や発送を行いAmazonで商品を販売する方法は、ほかのECモールと仕組みがほとんど同じであるため想像がしやすいでしょう。
Amazonを通して購入された商品を自社の倉庫から発送するため、Amazonマーケットプレイス内では、販売元と発送元の両方が自社に統一されます。
2つ目のAmazon FBAについての詳しい説明は後述しますが、Amazonが在庫管理・発送を行うので、販売元は自社ですが、発送元はAmazonです。
Amazonセラーセントラルとは?
Amazonセラーセントラルとは、商品登録や在庫管理など、Amazonで商品販売をするために必要な機能が入った管理ツールです。
ここからは、Amazonセラーセントラルに搭載されている機能や使用時の注意点を紹介します。
Amazonセラーセントラルは商品販売にまつわる機能を有する管理ツール
Amazonセラーセントラルは、商品登録・在庫管理・配送管理など商品販売に必要な機能が搭載されている管理ツールです。
Amazonの通常アカウントを作成した後、出品用のアカウントを作成することで利用できます。
Amazonセラーセントラルで頻繁に利用するのは、おそらく「在庫」タブと「注文」タブでしょう。
「在庫」タブでは、Amazonマーケットプレイスで販売したい商品の登録ができるほか、登録した在庫数や商品情報の管理が行えます。
「注文」タブでは、注文者の情報や配送ステータスなどを確認でき、受注管理を行うことが可能です。
そのほかにも、広告の作成や販売データの分析機能など、自社の売り上げを向上させるための機能が豊富に備わっています。
Amazonセラーセントラルの在庫管理でできること|機能一覧
Amazonセラーセントラルの在庫管理画面では、Amazonマーケットプレイスで販売したい商品の登録など、さまざまな機能が備わっています。
在庫管理画面に搭載されている機能を一覧にしたのでぜひ参考にしてください。
項目 | できること |
在庫管理 | 出品済みの商品情報を確認・編集できる |
FBA在庫管理 | FBA出品済みの商品情報を確認・編集できる |
登録商品情報の改善 | 登録情報が不足していることで売り上げに影響を及ぼしている可能性のある商品が表示される |
在庫健全化ツール | 直近30日間で在庫切れとなった商品について、細かい情報が表示される |
商品登録 | 商品を1商品ずつ登録できる |
アップロードによる一括商品登録 | 複数の商品を一括で登録できる |
出品レポート | カタログの管理に役立つ各種レポートを作成できる |
グローバルセリング | 海外に向けて商品を出品する際に使用する |
FBA納品手続き | FBA納品後、商品を納品した際のステータスを確認できる |
画像のアップロード | 商品画像をアップロードできる(同じ商品を複数の出品者が販売する相乗りの場合に使用) |
ビデオのアップロードと管理 | 商品詳細ページや商品紹介コンテンツに掲載される動画をアップロードできる |
商品ドキュメントの管理 | ブランドに対応しているASINの設置マニュアルやパンフレットなどの商品ドキュメントをアップロードできる |
商品紹介コンテンツ管理 | 商品紹介コンテンツを登録したり、編集したりする際に使用する |
Amazonセラーセントラルでの在庫管理における注意点
Amazonセラーセントラルでの在庫管理は、出品者が登録した在庫数に基づいて管理されています。
そのため、商品の登録時に誤った数量を入力してしまったり、商品を保管している倉庫からAmazon以外へ出荷したりした場合に、在庫差異が発生する点には注意が必要です。
Amazonセラーセントラルに登録されている在庫は、ほかの在庫と分けて保管するなど、在庫差異が発生しない仕組みを整えましょう。
Amazonマーケットプレイスで在庫管理を怠った場合のリスク
Amazonマーケットプレイスで在庫管理を怠った場合、販売機会を逃すだけでなく、さまざまなリスクを抱えることになります。
おもなリスクは下記の4つです。
- 機会損失
- 広告の非表示
- ランキングからの脱落
- カートボックスを取られる
商品の在庫が切れている場合、顧客が商品を検索してもヒットしなくなります。本来は購入されて売り上げになったはずの商品が売れず、販売機会を逃したことになります。
また、在庫が切れている商品の販売ページは存在しないため、広告もストップします。
カテゴリーランキングからも脱落してしまう可能性が高いため、今後商品の在庫を仕入れたとしても売り上げが下がってしまう可能性が高いでしょう。
また、自社以外にも同じ商品を出品している販売者がいる場合、「カートに入れる」などのボタンが設置されているカートボックスが表示されなくなる可能性があります。
同じ商品を複数の出品者が販売している相乗り商品の場合、カートボックスを保有できるのは1社のみのため、カートボックスを取られることは売り上げに大きな悪影響を及ぼすでしょう。
FBA(Fulfillment by Amazon)とは?
FBAとはFulfillment by Amazonの略で、在庫管理や商品の保管、受注から出荷処理、返品やカスタマー対応など、商品を販売する一連の流れをAmazonに委託できるサービスです。
セラーセントラルから利用登録を済ませ、商品をAmazonフルフィルメントセンターに納品することで利用できます。
FBAのサービス形態や利用するメリット、利用する際の注意点について、下記で解説していきますので、利用を検討している方は参考にしてください。
Amazon FBAマルチチャネルの特徴はコチラ
FBAのサービス形態は2つから選べる
FBAには2つのサービス形態があるため、自社の作業・保管スペースやコストと相談しながら希望するサービスを選択できます。
1つ目は、Amazonで出品している商品のみを管理するFBAです。
こちらは前述のとおり、フルフィルメントセンターに商品を納品することで、Amazonマーケットプレイスで購入された商品の発送を代行してくれます。
2つ目は、FBAマルチチャネルサービスというサービスで、Amazon以外のECサイトに出品している商品の管理も委託できるサービスです。
発送元の倉庫を一本化することで、在庫管理をシンプルに行えるため、欠品や在庫差異などのリスクを最小限に抑えられます。
FBAを利用するメリット
FBAを利用するメリットはおもに以下の3つです。
- 業務負担を軽減できる
- 物流品質が向上する
- 顧客満足度の向上が見込める
それぞれ解説します。
業務負担やコストを軽減できる
FBAを利用せず自社で商品の管理や発送を行う場合、作業工程が多いため、多くの労力を必要とします。
FBAを利用すれば、商品管理や発送業務を委託できるので、自社の業務負担を減らすとともに、人件費やスペース確保にかかる料金などのコストを削減することが可能です。
物流品質が向上する
Amazonには物流に関するノウハウも豊富に蓄積されており、機械化なども進んでいることから、効率的かつ正確な物流サービスを提供する企業として業界でもトップレベルといえるでしょう。
24時間365日対応で、商品到着までのリードタイムを短縮できるほか、通関手続きや海外カスタマーからの問い合わせ対応を含む海外配送への対応も万全です。
顧客満足度の向上が見込める
FBAを利用することで、Amazonプライムの対象商品となり、プライムマークが表示されます。
Amazonプライム対象商品は、購入者側の配送料が無料になるため、顧客から選ばれる可能性が高まります。
また、代金回収業務の委託も対応しているため、顧客は決済手段として代引き支払いを選べるようになります。
豊富な決済手段を選択でき、お得に購入できるという点から顧客満足度の向上が見込めるでしょう。
FBAを利用する際の注意点
利用することでさまざまなメリットをもたらすFBAですが、利用する際は以下の点に注意する必要があります。
- 手数料がかかる
- 流通加工の柔軟性が低い
- 商品状態の確認が困難
- 自社に物流のノウハウが蓄積されない
- FBAで対応できない商品もある
それぞれ解説します。
手数料がかかる
FBAを利用するためには、基本料金+販売手数料+保管手数料が必要です。
基本料金は小口出品、大口出品で費用が変わります。
費用は下記のとおりです。
- 小口出品:100円/1商品
- 大口出品:4,900円/月
商品の大きさや種類によっても配送料金が異なるため、自社で対応した場合のコストと比較・検討する必要があります。
販売手数料など正確な金額が知りたい方は、Amazonの「出品にかかる費用」ページを確認してください。
(参考:Amazon.co.jp「出品にかかる費用」)
流通加工の柔軟性が低い
FBAを利用している場合、購入された商品はAmazonの梱包要件に従い、Amazonのロゴが入った段ボールで発送されることになります。
オリジナルのロゴが入った段ボールでの発送や細かいギフト対応などはできず、他社との差別化が困難な点には注意が必要です。
商品状態の確認が困難
FBAでは、出品している商品をフルフィルメントセンターに預けているため、商品状態を逐一確認できません。
どうしても確認したい場合は、フルフィルメントセンターから商品を取り寄せる必要があり、手間や手数料がかかる点には注意が必要です。
自社に物流のノウハウが蓄積されない
FBAで業務を委託することは、業務負担を減らせる反面、ノウハウが蓄積されないといったデメリットもあります。
将来的に自社運用に戻すといった選択が難しくなるため、FBAを活用する際には長期的な運用目標を考慮し、検討してください。
FBAで対応できない商品もある
FBAでは、
- 日本の法令で義務付けられている日本語表記のラベルが貼付されていない商品
- 日本において必要な承認を得ていない商品
- 室温で保管できない商品
- 動植物
- 危険物および化学製品
の取り扱いが不可となっています。
Amazonマーケットプレイスで販売できても、FBAでは販売ができない商品もあるため注意が必要です。
対応できる商品について詳しく知りたい方は以下をご覧ください。
(参考:Amazon.co.jp「FBA禁止商品」)
確実で効率的な在庫管理を行うには在庫管理システムの利用がおすすめ
複数のECモールなどに商品を出品している場合、倉庫で保管している実在庫とAmazon内の在庫数を合わせることは大変難しくなってきます。
しかし、Amazonマーケットプレイスでの出品において、在庫管理を怠るリスクは大きく、欠品だけは避けたいところです。
そのような場合は、在庫管理システムを導入し、効率よく在庫管理を行ってみてください。
在庫管理システムを活用することで、在庫情報の一元化が可能になるため、 Amazonで出品している商品の在庫切れを見逃すリスクを減らせます。
このほかにも、注文の自動取り込みやメールの自動送信など、業務を効率化させるための機能が豊富に搭載されているのが管理システムの特徴です。
業務の効率化を図りつつも、運用は自社主体で行うため、FBAを利用する際に発生する懸念点をカバーできるでしょう。
Amazonと連携・効率化を図れる一元管理システム6選
Amazonマーケットプレイスでの商品販売を効率化させるためには、 Amazonとの連携に対応している一元管理システムを選ぶ必要があります。
ここでは、Amazonと連携し、効率化が図れる一元管理システムを6つ紹介します。
※本記事は2022年10月時点の情報です。詳細は各サービスにお問い合わせください。
1.ネクストエンジン
ネクストエンジンはNE株式会社が提供している一元管理システムで、受発注や在庫の管理を一気通貫で行えます。
Amazonとの連携にももちろん対応しており、商品登録をほかのECモールと合わせてネクストエンジンから行えるほか、一括で商品登録を行うことも可能です。
また、ネクストエンジン上で出荷処理された注文は、セラーセントラルと連動し、自動的に注文情報が更新される仕組みになっています。
電話サポートや画面上でのサポートなどサポート体制も充実しており、システムの操作に自信のない場合でも安心して導入できる一元管理システムです。
料金 | 月額3,000円+従量課金制 |
無料お試し期間 | 30日 |
公式サイト | https://next-engine.net/ |
2. 助ネコ
助ネコは株式会社アクアリーフが提供する在庫管理システムです。
高い操作性と高品質なカスタマーサポートが特徴で、きめ細やかなエラーチェック対応なども充実しています。
Amazon以外でも多数のECモール・カートに対応しているため、在庫管理を一元化することが可能です。
助ネコを提供している株式会社アクアリーフは、おもてなしマイスター協会からおもてなし規格認証を得ているという強みもあります。
サポート品質にこだわっている企業が運営している安心感抜群のサービスといえるでしょう。
料金 | 初期費用:30,000円 月額基本料金Lite:2,000円+従量課金制 ベーシック版:15,000円+従量課金制(連携モール1モールのみ) ベーシック版:20,000円+従量課金制(連携モール2モール以上) ベーシック版:40,000円(連携モール数問わず) Plus:80,000円 |
無料お試し期間 | 30日 |
公式サイト | https://www.sukeneko.com/ |
3. ロジクラ
ロジクラは株式会社ロジクラが提供している在庫管理ソフトです。
入出荷処理や在庫管理など、基本機能を無料で利用できるほか、PCだけでなく、iPhoneにも導入できます。
iPhoneでは基本機能のほか、ハンディターミナルの代わりとして検品作業も行えるため、業務効率化やコスト削減の観点から考えても魅力的です。
料金 | Liteプラン:9,000円/月(年間契約の場合) Standardプラン:25,000円/月(年間契約の場合) Premiumプラン:40,000円/月(年間契約の場合) |
無料お試し期間 | 14日間 |
公式サイト | https://logikura.jp/ |
4. mylogi
mylogiはアートトレーディング株式会社が提供する在庫管理システムです。
Amazon FBAやZOZOTOWNなど、委託先倉庫の在庫管理に力を入れています。
簡単に在庫移動し、自動で売り上げ計上する機能が備わっているため、適切な在庫高での運用や販売機会損失に役立てることが可能です。
各種ECサイトとの在庫連携やAPI連携、商品マスタ登録など、サポートが充実しておりすぐに利用開始できるのが特徴です。
料金 | mylogi EC 初期費用:100,000円 月額費用:30,000円 mylogi standard 初期費用:300,000円 月額費用:50,000円 |
無料お試し期間 | 要問い合わせ |
公式サイト | https://www.mylogi.jp/ |
5. CROSS MALL
CROSS MALLは、株式会社アイルが提供しているASPサービスです。
ネットショップと実店舗との連携にも対応しており、APIを利用したPOSシステムとの連携により、実店舗で商品が売れた場合でも在庫情報をECサイトと共有できます。
Amazonのほかにも多数のECモール・カートに対応しており、在庫更新や在庫振り分けを自動で行えるので、効率的な運用が実現可能です。
各店舗の在庫情報を共有し、売り越しリスクを軽減することに役立てられるでしょう。
料金 | 初期費用:0円 月額費用(商品点数の制限あり) スーパーライトプラン:5,000円×サイト数(3サイトまで) プラン1000:9,000円×サイト数 プラン3000:14,000円×サイト数 プラン5000:18,000円×サイト数 プラン15000:23,000円×サイト数 |
無料お試し期間 | 1日(電話解説付きオンラインデモ無料体験) |
公式サイト | https://cross-mall.jp/ |
6. TEMPOSTAR
TEMPOSTARはSAVAWAY株式会社が運営する、複数のECショップ運営を連携・自動化・効率化できる一元管理システムです。
Amazonを含めてさまざまなECモール・カートに対応しており、受注・在庫・商品の情報をそれぞれ連携できるため、将来的に事業拡大などがあっても柔軟に対応しやすいシステムです。
TEMPOSTARの特徴である「ハイブリッドカスタマイズ」システムは、事業の成長に合わせた拡張対応もでき、システムを乗り換えることなく継続して長期間利用できることが強みと言えるでしょう。
基本機能に加えて、個別にカスタマイズした機能も常に最新の状態で利用でき、頻繁に発生するECプラットフォームの仕様変更にも対応できます。
料金 | 初期費用:0円 月額基本費用:10,000円〜(+定額プランもしくは従量課金プランを選択する) |
無料お試し期間 | 30日 |
公式サイト | https://commerce-star.com/ |
Amazon在庫管理方法のまとめ
本記事では Amazonセラーセントラルを活用した在庫管理の方法と、Amazonでの商品販売を効率化させる在庫管理ツールを6つ紹介しました。
Amazonマーケットプレイスで在庫管理を怠ってしまうと、さまざまなリスクを抱えてしまいますが、在庫管理システムで在庫を一元管理すれば、これらのリスクを回避できます。
一元管理システムを選ぶ際は、対応モールやコスト面などの観点から、自社に適したものを選ぶようにしましょう。
Amazonの在庫管理でお困りなら「ネクストエンジン」
Amazonの在庫管理でお困りの方は、ネットショップ一元管理システム「ネクストエンジン」の導入をぜひご検討ください。
入出荷管理・在庫管理でセラーセントラルと連動しているのはもちろん、アプリで機能をカスタマイズできるため、事業規模の変化とともにシステムを拡張できる自由度の高い運用ができます。
メールの自動送付など、EC業務を効率化するための機能が豊富に搭載されているため、ECサイト運営の効率化に役立ちます。
さらに詳しくAmazon FBAマルチチャネルとネクストエンジンの連携について知りたい方のために、資料もご用意しております。
以下からお気軽にダウンロードください。
EC運営は日々の業務量も多く常に忙しいと感じていませんか? 現在は受注処理等もアナログで行なっていて、もっと効率化したいと思いつつも、システム導入後の運用イメージができないというEC事業者の方は多くいらっしゃいます。
そんな方はぜひ、システム導入でEC運営が具体的にどう変わるのかをEC初心者の新人エヌイーくんと一緒に学んでみませんか?
受注処理の運用方法を学ぼう!
はじめまして!ぼく、エヌイーくんです。これから先輩がEC初心者のぼくに、ネクストエンジンの運用方法について教えてくれるそうです! EC運営でお悩みの皆さん、ぜひぼくと一緒にネクストエンジンの運用方法について学んで行きましょう!
ここでよく学んで、早くEC事業者の皆さんのお役に立てるようになるんだよ! さっそくだけど、今日は受注処理の運用方法を解説します
はい!(やる気満々)
受注処理は真心込めて1つずつ……しなくていいんです!
ECサイト上で商品が売れると、お客様に商品が届くまでのさまざまな受注業務が発生します。注文が入ったら在庫状況を確認して、お客様にサンクスメールを送ったり、入金確認をしたり……等々。
EC事業者の皆さんは日々の受注処理をどのように行なっていますか? ひとつひとつの作業は複雑ではないものの、限られた人員ですべてやろうとすると、繁忙期や何かイレギュラーな対応を迫られたときなど、ヒューマンエラーが起こりかねません。
EC事業者側にとっては数多くの注文のうちのたった1つのミスでも、お客様にはそれが店舗に対する印象のすべてになるため、レビューの評判が下がったり、店舗に対する信頼度やお客様の満足度に大きく影響してしまいます。
やっぱり真心込めて1つずつやるしかない? でもそんなことしていたら、すべての注文に対応しきれない! どうしたらいいんですか?
そこでシステム導入が受注管理業務に生きてくるのです! ネクストエンジンを使えば、今まで1つずつ対応してきたものを自動化し、受注処理を効率よく運営できます。
ネクストエンジンの受注処理(商品在庫ありの場合)
例えば、ネクストエンジンの管理画面では、上の図①のように、EC店舗から新規の受注が入ると自動で「新規受付」のステータスに受注案件が入り、取り込まれた商品はネクストエンジン側で在庫を確保します。
その後、以下いずれかの方法でEC店舗で確定した受注を取り込みます。
- 自動取り込み:API
- 手動取り込み:csv
- 1クリック取り込み:有効化
確認が不要な注文は出荷できる状態のステータスへ自動的に移動し、確認が必要な受注だけを各ステータスに自動振り分けします(上の図②)。また、各ステータスで止める条件は店舗ごとに設定できます。
これなら注文ひとつひとつに対応しなくて済むし、人為的ミスも減らせて、すごく効率的業務が進みそう!
なお、「確認待ち」に止める設定ができる条件や具体例など、さらに詳しい機能が知りたい方はこちらの記事(「働くNEシリーズ 受注処理篇」)や、以下から無料のダウンロードもチェックしてみてください。
教えて先輩!エヌイーくんの質問コーナー
受注処理の運用方法は分かったのですが、自動で受注情報の取り込みができるモール・カートはどこですか?
いい質問だね。楽天市場、Yahoo!ショッピング(Yahoo!フリマ)、Amazon、au Payマーケット、ポンパレモール、 おちゃのこネット、Shopify*、ショップサーブ、Makeshop、ebay*、BASE*などがあるよ。自動連携する場合、一部(*で記した部分)はアプリの利用が必要だから注意してね
わー、たくさん選べるんですね! ……あ、そうだ! システム運用中に「確認待ち」ステータスに止まるケースって実際は結構多いんですか?
「確認待ち」に止まるケースというのは、例えば、購入者様のコメントがあったり、記載住所に不備があるようなケースが考えられるね。この場合、店舗ごとに確認したい条件を指定できるんだ。とはいえ、受注全体に対しての頻度は高くはないから安心して大丈夫
さらに詳しい確認待ちに止める条件を知りたい方は、こちらの記事「まだ注文を1件ずつ確認している?【働くネクストエンジン – 受注処理篇】」もご覧ください!
まとめ
今回はネクストエンジンを使った受注処理の運用について勉強しました。EC運営の助けになるヒントが少しでも見つかれば幸いです。
「新人エヌイーくんと学ぶ!ネクストエンジン運用教室」ではネクストエンジンの運用方法についてシリーズでお伝えしていきます。次回は「予約販売の受注処理の効率化」について学びます。お楽しみに!
今日はとても勉強になりました!ネクストエンジンを運用して、日々の業務に忙しいEC事業者の皆さんのお仕事がもっと楽になってほしいと思います! なお、ネクストエンジンでは毎週オンラインセミナーも実施しているので、お気軽に以下のリンクからチェックしてみてください!ぼくも参加してこなくっちゃ!
【エヌイーくんプロフィール】
小田原在住の新入社員。効率化が好き。EC事業者さんの役に立てるよう日々奮闘中。
Instagram(next_engine)でも活動しています。仕事を減らす術を発信しているので、こちらもぜひ見に来てね!
配送品質を向上するためのYahoo!ショッピングとYahoo!フリマでの取り組みである優良配送。優良配送に認定されると様々なメリットがありますが、それにはいくつか条件があり、日々の多忙に加えてこの条件達成に苦悩しているEC事業者さんも多いと聞きます。
この記事では、Yahoo!ショッピングの優良配送のメリットや重要性、条件達成・継続を超ラクにする秘訣を紹介します。
Yahoo!ショッピングの優良配送のメリット
1. 検索結果で上位表示されやすくなる
Yahoo!ショッピング・Yahoo!フリマは公式で、優良配送の対象商品は検索結果で上位表示されることを発表しています。アクセス数が高まり安くなり注文数も増加することで、売り上げアップを狙えます。
2. 検索結果に優良配送アイコンが表示される
優良発送の対象となった商品には、配送のスピーディーさをイメージしたトラックのマークのアイコンが表示されます。「他の商品に比べて目立つ」&「早く商品が手元に届くユーザーメリットの提示」という大きな役割、メリットがあります。
3. 他店舗への商品ページに掲載される
同一のJANコードの商品を取り扱う場合、商品ページの上部と中部にある「条件比較」の部分で視認性の高い場所に表示されます。配送スピードを優先する消費者を他の店舗から集客することができます。
4. 絞り込み検索の対象に
優良配送の商品を対象に絞り込み検索ができるようになっています。この機能で優良配送の対象になっていない商品は配送スピードを優先している消費者に表示されなくなってしまいます。
5. 検索画面・レコメンド枠において優先表示
2022年6月にYahoo!ショッピングとYahoo!フリマの検索結果画面とレコメンド枠にて、優良配送商品が優先的に表示されることが発表されました。2022年8月下旬ごろから実際に実装されており、検索順位に影響を及ぼす指標の中で最重要指標となっています。
Yahoo!ショッピングの優良配送の重要性と条件の厳しさ
ECサイトにおける配送スピードの重要性
ECサイトで商品を購入したユーザーは、商品が届くまで待つ必要があります。「翌日配送」に対応している商品も増えてきている中で、いくら商品が良くても安くても配送が遅ければ、「必要な日に届かない」といった事が生じるため、顧客満足度を下げる要因にもなります。
注文から配送までのスピードの重要性は年々増しており、実際に『Digital Commerce 360』とBizrate Insightsがおこなった調査では、「2つのECサイトで同じ価格の商品が売られている場合、配送が早いほうから購入する」と回答した人が60%という結果になりました。
このようなデータからも、配送スピードが「顧客満足度」と「購買率」に大きな影響を与えていると考えて間違いないでしょう。
優良発送になるための条件
認定を受けることで売上が上がるメリットのある「優良配送」ですが、認定を獲得するための条件は2つあります。
①最短お届け日が「注文日+2日以内」
②「出荷遅延率」が5%未満
※出荷遅延率とは、「遅延対象となる注文数」を「全注文数」で割った割合
どちらも条件としては簡単ではなく、さらに継続して条件を達成し、「優良配送」を維持し続けるには、「受注の管理」「倉庫との連携」等、日々の業務と並行してクリアしなければいけない課題はたくさんあり、ショップ運営者さんには大きな負担となります。
優良配送の条件達成・継続を超ラクにする秘訣
一元管理システムの導入
ECサイトで出店している方は、楽天、Amazon、Yahoo!ショッピング等、いろいろなモールへ出店されている方が多く、それぞれの店舗やモールでの受注や在庫の確認の業務は煩雑になりがちです。それによって、優良発送の条件達成の難易度は跳ね上がっているという現状がある方も多いのではないでしょうか。
その難易度を低下させることができるのが「一元管理システム」。一元管理システムとは、複数のショッピングモールへの出店や、自社ECサイトを多店舗運営している際に、それらのデータを集約して受注から出荷までを超効率的に運用・管理していくためのシステムになります。
具体的にどんな悩みを解決できるのか、ネクストエンジンを例に挙げて紹介します。
一元管理システムのネクストエンジンでできること
1. 受注・出荷の一括管理
受注の数が少ないうちは問題なく対応できてはいても、受注件数が増えてくると各モールごとでの受注の管理・在庫管理が煩雑になり、かなりの時間がかかるようになります。そのため、優良発送の条件達成の壁をクリアできないという問題や、できたとしても「優良発送の恩恵」をうけて注文数が増加すると、条件を継続的に達成できないという問題が生じます。
ネクストエンジンでは各モール、店舗の注文は自動的に取り込まれ、ネクストエンジン上で出荷できる状態に処理されます。さまざまな送り状発行システムに対応しており、出荷ができる状態になった注文は順次出荷されますので、今まで手作業で確認が必要だった作業が一気に自動化されることで優良発送の条件達成のハードルを一気に下げることができます。
さらに、サンクスメールなどの各種メールも自動送信が可能なので、効率化するだけではなく、今よりもさらにお客様の満足度を上げる工夫も可能となります。
2. 倉庫との連携強化
ネクストエンジンはすべての倉庫・WMSと連携でき、出荷指示を自動でスムーズに行うことができ、手動による在庫管理も必要なくなります。
ヤマト運輸のフルフィルメントサービスとの連携も可能です。ヤマト運輸のフルフィルメントサービスは、ヤマト運輸の全国110ヶ所の営業倉庫で事業者様の商品を在庫し、入庫以後の各作業をヤマト運輸が代行する「在庫型倉庫」サービスです。
このシステムをつかうことで、煩雑でミスの起きやすい在庫管理も一気に効率化・自動化することができ、ラグが発生しやすい倉庫との連携もリアルタイムでスムーズに行うことができます。店舗営業日でない日の注文も、その日のうちに出荷指示をすることができ、優良配送の条件をクリアしやすくなるでしょう。
ネクストエンジンでEC業務を最適化
Yahoo!ショッピングの優良配送の条件を達成・継続を超ラクにする秘訣を紹介しました。
日々の業務に加えて、受注や在庫を管理しながら顧客対応をしたりと多忙な毎日。ネクストエンジンは、そんなEC事業者の皆さんの業務を減らし、少しでも売上アップや新しいチャレンジに向ける時間を創造できるようにサポートします。
なお、以下からネクストエンジンについての資料が無料でダウンロードできますので、ぜひこちらもご参考ください。
EC事業における物流は、求められる作業量が多く高い品質を求められるため、改善に頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。
そのような時は、物流業務を専門のプロに任せることができる、物流アウトソーシングの活用がおすすめです。
本記事では物流アウトソーシングの概要やメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
依頼した際の費用相場や、選び方についても解説していますので、ぜひ参考にしてください。
物流アウトソーシングとは?
まずは、物流アウトソーシングの基礎知識や、作業内容について解説します。
物流アウトソーシングとは物流部門の仕事を外注すること
物流アウトソーシングとは、物流部門の仕事を3PL(サードパーティー・ロジスティクス)と呼ばれる、物流アウトソーシングを実施している倉庫会社へ委託することを指します。
入出庫や在庫管理など、労力が大きく、正確さを求められる物流業務をプロに任せることでより高品質のサービスを目指すことができます。
物流アウトソーシングを利用することで、出荷件数の増大やリードタイムの短縮を実現し、人手不足や保管スペースの問題も解決できるでしょう。
物流アウトソーシングでカバーできる作業内容
物流アウトソーシングでは入出庫や在庫管理など、物流全般の業務が代行可能です。
ここからは、物流アウトソーシングでカバーできる作業内容についてそれぞれ解説します。
基本となる荷受け作業【入庫・棚入れ】
倉庫に商品が搬入され、最初に行なう入庫作業と棚入れの作業を代行することが可能です。
入庫作業の方法はさまざまで、カートンや商品の実数ごとに、おもにバーコードを読み込んで数量のチェックを行ないます。
棚入れは棚やパレットなどに一定のルールのもと、整理された状態で収納していく作業のことです。
入庫作業は物流業務の土台となる作業であるため、ここでミスが出ると、後々に出荷ミスや出荷遅延などを引き起こす可能性があるため注意が必要です。
記録を取り、置き場所を決める【検品・在庫管理】
荷主側の要望によっては、商品状態の確認など、事前の検品作業にも対応しています。
この検品作業は、荷主側と物流アウトソーシング会社で、合格の基準を定義しておくことが大切です。
在庫管理では、入出庫時にバーコードでスキャンをするなど、記録を取りながら現物とデータの数量を常に一致させながら作業を行ないます。
正確な在庫管理は出荷ミスや欠品を防ぐだけでなく、余計な棚卸し作業を省くことにもつながるでしょう。
在庫から取り出し、発送準備をする【ピッキング・梱包】
出荷指示がかかると、倉庫内から出荷対象の商品を集めてくるピッキング作業が行なわれます。
このピッキング作業も代行可能で、物流業務の中でもとくに人手を必要とする作業です。
作業員の熟練度やシステムの活用度合いで効率が大きく異なる業務とも言えるため、物流業務に精通しているプロに任せた方が効率化を図れる可能性があるでしょう。
また、梱包作業では、荷主企業の要望に沿って対応することが一般的です。
商品ごとの梱包方法やチラシ対応、緩衝材の使用方法についてなどの要望やマニュアルはしっかりと伝えておきましょう。
出荷の手配や送り状番号の通知など【配送管理】
梱包後は配送業者への荷物の引き渡しや送り状番号の通知などを行ないます。
配送管理も代行可能で、物流業に慣れている企業が出荷の手配などをする場合、配送業者とのやりとりもスムーズで、滞りなく配送準備を行なえるでしょう。
配送業者への実績送信や顧客への送り状番号の通知にも対応しています。
物流アウトソーシングにかかる費用と費用相場
物流アウトソーシングの利用を検討する上で、最も気になるのが費用の部分ではないでしょうか。
物流アウトソーシングの費用内訳は、毎月一定の金額を支払う固定費と、出荷数や在庫量によって変動する変動費タイプの2つに分かれ、それぞれの合計で費用が決まることが一般的です。
それぞれの相場は下記のとおり。
【固定費(1カ月あたり)の費用相場】
項目 | 費用相場 |
システム利用料 | 2〜5万円 |
保管料 | 1坪あたり4,000〜7,000円 |
システム利用料とは、入出庫や在庫管理の際に使われる倉庫管理システムの利用料のことです。
荷主企業ごとに最適化された高機能なシステムを比較的安価で利用できます。
保管料は1坪あたりの金額を設定し、使用坪数に応じて請求されるケースがほとんどです。
【変動費の相場】
項目 | 費用相場 |
入庫料 | 1個あたり10〜30円 |
ピッキング料 | 1個あたり10〜30円 |
検品料 | 1個あたり10〜100円 |
梱包料 | 段ボールの場合 150〜300円 |
配送料 | 400〜1,200円 |
入庫料は商品1点ごとやカートン数ごとなど、請求方法は企業によってさまざまです。
コンテナやチャーター便の荷受けは荷受け料として別途請求されます。
検品料には、商品の状態確認や検針なども含まれています。
また、梱包の際にチラシなどを同梱する際は、別途1枚あたり1〜5円程度請求されることがあるため注意が必要です。
物流をアウトソーシングするおもなメリットは4つ
物流をアウトソーシングすることでコストの削減や業務の効率化などさまざまなメリットをもたらします。
おもなメリットは下記の4つです。
- コストの削減と明確化が可能
- コア業務に専念できる
- オペレーションがより正確でスピーディーになる
- 繁忙期に人材の確保で苦慮する必要がなくなる
それぞれのメリットについて解説します。
1.コストの削減と明確化が可能
物流業務を行なう作業員を自社雇用していると、物量に関わらず一定の人件費がかかるため、物量が少ない月などは余計にコストがかかることになります。
しかし、物流をアウトソーシングすると、毎月の費用は物量によって単純に変動するため、物量が少ない時期にもコストを抑えられます。
また、資材の変動費や人件費などの細かい支出も、物流のプロが管理することで明確になり、無駄な出費を見つけやすくなるため、不要なコストの削減を行なうことも可能でしょう。
2.コア業務に専念できる
物流業務は入荷から出荷までに複数の工程が存在し、人・時間・場所といったリソースを大量に消費します。
しかし、物流業務をアウトソーシングすることでそれらのリソースの余裕が生まれ、空いたリソースを自社のコア業務に集中させることが可能です。
商品開発やマーケティングに力を入れることで、売り上げの向上が見込めるでしょう。
3.オペレーションがより正確でスピーディーになる
アウトソーシング先の物流業者は、複数の荷主の商品を取り扱い、物流業務に関するノウハウが豊富に蓄積されています。
倉庫システムをフル活用しながら、スペースの有効活用やバーコードの利用などで無駄の無い在庫管理が行なわれているため、正確で迅速な物流を実現できます。
4.繁忙期に人材の確保で苦慮する必要がなくなる
物流業界は時期によって忙しさの波が大きく、日々の人材管理に苦労している企業も多いのではないでしょうか。
とくに繁忙期には作業者を雇用することはもちろん、派遣作業員などの手配も繁忙期ではすでに手一杯なため、人材の確保は容易ではありません。
しかし、物流をアウトソーシングすれば、これらの問題を解決できます。
人材の確保も物流業者に任せることが可能で、物流業者は派遣会社ともすでに良好な関係を保っているケースが多いため、繁忙期でも人材の確保がスムーズにできるでしょう。
物流をアウトソーシングする際の注意点は2つ
物流をアウトソーシングするメリットについて解説してきましたが、もちろん注意点も存在します。
おもな注意点は2つです。
- 自社なら可能だった柔軟な対応が難しくなる
- 自社にノウハウが蓄積されない
それぞれ解説します。
1.自社なら可能だった柔軟な対応が難しくなる
アウトソーシング先の物流業者は複数の荷主の対応を行なっているため、倉庫全体の効率化を第一としています。
そのため、全体の運用とは離れた個別の要望には対応できないケースもあるでしょう。
具体例としては、手書きのメッセージカードや細かすぎる梱包指示などが挙げられます。
効率化よりも顧客満足度を優先したい企業もあるかもしれませんが、依頼主側目線での要望が必ずしも通るわけではない点には注意が必要です。
2.自社にノウハウが蓄積されない
物流業務も自社でこなしている場合は、入出庫作業や在庫管理のノウハウが蓄積され、作業効率や精度が上がっていきます。
しかし、物流をアウトソーシングしてしまうと物流業務を自社で行なうことがなくなるため、社内にノウハウが蓄積されづらくなります。
そのため、アウトソーシングをやめ、自社で物流業務を行なうとなった際に、すぐさま対応することは困難でしょう。
そうならないためにも、物流アウトソーシングを利用する際は、長期的なビジョンも見据えて検討することが大切です。
物流アウトソーシングを取り入れるのに適切なタイミング・導入までの流れは?
ここからは物流アウトソーシングを導入するタイミングと、導入までの流れを解説します。
物流アウトソーシングを導入するタイミング
物流アウトソーシングを取り入れる適切なタイミングは以下の4つです。
- 取り扱う商品量が増え、自社のリソースが圧迫してきた時
- 商品の需要が増加し、出荷対応が自社で追いつかなくなってきた時
- 商品開発やマーケティングなどのコア業務に集中したい時
- 今後の事業拡大に備える時
人手や場所の不足によって自社での対応が難しくなった場合は、アウトソーシングせざるをえません。
無理やり自社で対応しようとすれば、発送ミスや配当遅延によって顧客離れを引き起こす原因にもなってしまう可能性もあるでしょう。
また、自社で対応できている場合でも、将来的に業務拡大をしていく予定であれば、早々に導入することで後から慌てる心配がありません。
メリットの2つ目で紹介したように、アウトソーシングを導入することで、空いたリソースをコア業務に集中させられます。
商品開発やマーケティングに力を入れるため、人材の配置を見直したいと考えているのであれば、アウトソーシングを導入すべき時期だといえるでしょう。
物流アウトソーシングを導入するまでの流れ
次に、実際に物流アウトソーシングを委託するまでの流れを確認していきましょう。
おもな流れは以下のとおりです。
- 物流アウトソーシング会社に問い合わせをする
- 打合せで自社の悩みについて相談する
- 見積依頼をする
- どの会社と契約するか検討・決定する
- 契約
- 業務委託の開始
契約を締結する際には、委託内容、料金等以外にも、損害賠償の請求についてなど、自社の不利益になるような内容はないかよく確認するのを忘れないようにしてください。
物流アウトソーシングサービスの選び方
物流アウトソーシングを導入する際、数ある企業の中から自社に適したサービスを選ばなければいけません。
ここからは、物流アウトソーシングを選ぶための選定基準を紹介します。
物流アウトソーシングのおもな選定基準は下記のとおりです。
- 自社の商品の取り扱い可否(取り扱い資格が必要な場合や危険物、においの強いものは注意)
- 温度管理が可能か(冷凍・冷蔵・常温など)
- ロット管理や賞味期限など細かい商品管理が可能か
- 場所や人に余裕があるか
- 自社にあった物流対応が可能か
- 価格が適切であるか
- 稼働日(土日祝、年末年始の稼働有無)
- 実績の有無(品質や出荷量)
- 営業スタッフの対応
- 機械化の有無
上記はほんの一部ですが、これらの情報を参考に自社に適したサービスを見つけましょう。
また、アウトソーシングを導入する目的や自社の課題を明確にしておくことも大切です。
まとめ:コア業務に集中するためにもアウトソーシングを検討しよう
物流アウトソーシングの概要やメリットについて解説しましたが、最大のメリットは空いたリソースをコア業務に集中させることで売上の拡大が狙えることです。
物流のプロであるアウトソーシング先に物流業務を委託すれば、サービスの品質を向上させながら、コスト削減も可能になる可能性があります。
自社の現状を把握した上で、アウトソーシング導入の検討をしてみてくださいね。
倉庫管理でお悩みならネクストエンジン!多数の物流アウトソーシングとの連携も可能
物流のアウトソーシングを検討されている方には、一元管理システムの導入もおすすめです。
一元管理システムは様々ありますが、その中でも、物流業務において必要な業務の多くを自動化・効率化できる「ネクストエンジン」の導入をぜひ検討してみてください。
ネクストエンジンは受注管理機能や在庫管理機能のほか、倉庫連携機能があり、アウトソーシング先の倉庫も含めた複数拠点との連携が可能です。また、拠点ごとの在庫振り分けが可能な拠点管理機能も備わっています。
素早く最適な出荷指示が出せることはもちろん、常にリアルタイムでの在庫情報を確認できるため、出荷具合や在庫状況の見える化につながります。
30日の無料体験期間も設けられているため、慎重に比較し検討したい方にもおすすめです。
倉庫連携についてさらに詳しくまとめた資料もご用意しておりますので、ご興味を持たれた方は、お気軽にダウンロードしてください。
物流業界の新しいビジネスモデルとなる4PLですが、初めて4PLという言葉を聞いたという人もいるのではないでしょうか。
4PLとは従来の3PLにはないコンサルティングを加えたサービスのことで、新しい課題の発見・改善を目指せます。3PLにはなかった問題点も発見できることから、多くの課題を解決していきたい企業におすすめのサービスです。
本記事では、4PLの基本情報からメリット、導入する際の注意点などについてご説明していきます。自社の物流業務をさらに改善したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
なお、EC事業のコンサルティングについては、以下の記事で解説しています。
4PL(Fourth Party Logistics)とは?基本から解説
そもそも4PLとはなにかわからない人も多いのではないでしょうか?
4PLとは物流の新しいビジネスモデルを指した言葉で、従来の3PLにはないさまざまな特徴があります。それでは、4PLの基本情報から解説していきます。
4PLとは物流の新しいビジネスモデルを指す
4PLとは物流の新しいビジネスモデルを指した言葉であり、3PLにコンサルティング業務を加えているのが最大の特徴です。
荷主の立場になって業務効率の改善を目指し、3PL会社の選定や管理、コンサルティングを行ない事業を進めていきます。
優れたノウハウや技術を持つ3PL事業者を、さらに効率よくマネジメントした上で依頼主の企業に最適化したロジスティクスを実現するには、コンサルティングが欠かせません。
4PLは経営視点で改善したい課題を解決することが目的なので、物流業務の効率化を目指している企業には非常に役に立つシステムといえるでしょう。
4PLと3PLの違い
3PL事業者は、依頼主から委託された荷物を指定された期日までに配送することが目的の仕事です。
しかし、依頼主からすれば、さらに効率よく事業を行なうための抜本的な業務改善も行なっていきたいはずでしょう。
物流業務を行なう企業にとって事業拡大は必要な計画になりますが、自社で物流に必要な環境や設備、スタッフを用意することはコストがかかり過ぎてしまいます。
そのため、自社内だけの対応では非効率になり、3PL事業者では対応できません。
そこで活躍するのが4PLです。
4PLは物流業務がもたらす多くの課題を解決し、より効率よく業務を行なえる環境を構築することがおもな目標です。
3PLが行なっている業務を経営視点からマネージメントすることで、業務効率化できる部分はどこか、生産性を向上するにはどうすればよいのかといった課題や改善点を見つけることができ、これまで以上に効率よく業務を進められるでしょう。
このように、業務における目標設定が3PLと4PLでは違い、それに合わせて対応する業務内容も変わります。
4PLと5PL、LLPそれぞれの違い
3PLや4PL以外にも、1PL、2PL、5PL、LLPという種類があります。
それぞれの意味は下記のとおりです。
1PL | 自社ですべての物流業務を行なうことを指します。 |
2PL | 自社と委託業者が協力して物流業務をこなす形態です。自社の物流業務の一部を委託します。 |
5PL | 4PLにAIなどを始めとする最新のテクノロジーが加わったビジネスモデルのことです。4PLよりも現在の課題の最適化が期待できるため、業務効率化など、さらに高い効果を見込めます。 |
LLP | リードロジスティクス・プロバイダーのことで、意味合いとしては4PLと同じです。依頼主の代わりに物流戦略の立案から実際のオペレーションまで全体的な物流業務を請け負います。 |
注目される4PLを導入するメリット3つ
現在注目されている4PLを導入するメリットは、以下のとおりです。
- 全体を可視化して課題を発見できる
- 在庫や機能管理などさまざまな視点から課題を解決できる
- 新しい設備を必要としない
それぞれのメリットについて解説していきます。
1.全体を可視化して課題を発見できる
これまでも紹介してきたとおり、4PLは物流業務全体を把握し、業務効率改善に向けて課題を洗い出していきます。
そのため、これまで気づかなかった問題点などが、物流業務に精通している第三者の企業が介入することで気づきやすくなることもあるでしょう。
もちろん3PL事業者に委託しても、業務上の問題点を見つけ解決することは可能です。
しかし、3PLは運送業務を代行する業者のため、運送業務の効率化は行なうことができても、4PLのようにさらなる利益向上を目指した改善に向けて活用することには向きません。
そのため、業務効率改善、利益向上に向けたコスト削減など、経営におけるさまざまな問題点を洗い出し、解決に向けてサポートしてくれる点は4PL最大のメリットといえるでしょう。
2.在庫や機能整理などな視点から課題を解決できる
物流企業がどのくらいの在庫を抱えているのか、どのようなシステムを活用し管理しているのかなど、多角的な視点から課題解決を目指せるのも大きなメリットです。
在庫量の最適化も行なってくれるため、無駄な在庫を抱え込むことなく、管理コストの削減も見込めます。
また、状況によっては拠点の統廃合や在庫管理方法の改善などのアドバイスも受けられるため、無駄な拠点の削減など大幅な管理コストの削減につながる可能性もあるでしょう。
3.新たな設備導入が不要
4PLは新たな設備を必要としないのも大きなメリットです。
新しいビジネスモデルを導入する場合、なんらかの設備導入が必要になるのが一般的です。
その場合、設備の導入費用などのコストがかかってしまいますが、4PLでは新しい設備はとくに必要ありません。
コンサルタント料は発生しますが、設備投資に比べると費用は抑えられるでしょう。
4PLが注目されている理由
そもそも、なぜ今4PLが注目されているのでしょうか。
物流業務を改善しようと考えている企業の中には、3PLサービスを利用し続け、事業拡大を目指していった方がよいと考えている企業もいるでしょう。
しかし、事業拡大をすれば必ず利益率が向上するというわけではありません。
事業拡大のために多くの社員を登用した結果、過剰となり持て余してしまう状態になったり、新たな設備投資で経営がひっ迫したりしてしまう可能性もあるでしょう。
事業拡大よりもまずは自社内が抱えている問題点を改善する方が利益率の向上を見込める可能性があり、その実現に4PLの活用が有効なのです。
つまり、経営をさらに安定させるべく、業務効率の改善、利益率改善を見込める4PLは注目されているのでしょう。
自社に4PLを取り入れる時の注意点
4PLにはさまざまなメリットがありますが、同時に注意点もあります。
4PLを導入することによって物流問題の解決や業務効率化などの実現が可能かもしれません。しかし、4PLにも迅速に対応できないことがあります。
それは、社内調整など依頼主企業の判断が必要となる分野です。
社内調整やサプライヤー、協力会社などとの調整は4PL事業者だけでできるものではありません。
依頼主や他社同士が協力して初めて調整できるものなので、外部委託をしようにも完全に委託することは難しいため、思うようなコスト削減や効率化は見込めないでしょう。
4PLの導入をする場合、4PLに任せっきりにするのではなく、ともに協力してロジスティクスを改善していきましょう。
依頼主は4PLの提案を受け入れつつ、自社でできることを積極的にやっていかなくてはいけません。
まとめ:自社に4PLが本当に必要か検討し、業務効率化につなげよう
どの企業にも4PLを導入すれば必ず利益が出せるというわけではありません。
しかし、自社に物流業務に関する知識が不足しており、問題点をなかなか見つけられない企業には、4PLを導入することでスムーズに業務効率化を図れることもあるでしょう。
ビジネス環境において大切なことは、お互いを信頼して支えてくれるパートナー企業やサービスを見つけることです。
3PLにも4PLにもさまざまなメリットやデメリットがありますが、信頼できるパートナー企業でなければ成功するものも成功しません。
自社の課題を解決できるかをよく検討して、業務効率化につなげましょう。
仕入れから出荷までを一元管理!倉庫管理にお悩みなら「ネクストエンジン」
ここまで、4PLについて解説してきましたが、やはり物流業務を自社でこなし、ノウハウを蓄積したいという企業には、一元管理システムの導入がおすすめです。
EC一元管理システム「ネクストエンジン」は、仕入れから出荷まで一元管理でき、物流業務において必要な多くの業務の自動化・効率化が可能となるシステムです。
ネクストエンジンの機能はおもに下記のとおりです。
など
4PLのように、すべての業務を委託するわけではないため、自社にノウハウを貯めながら業務を効率化することが可能です。
連携できる倉庫・倉庫管理システム(WMS)も豊富で、実際にネクストエンジンを導入したEC事業者様からは「以前は各EC店舗ごとに委託倉庫へ出荷指示をしていたが、導入後はすべての店舗の注文をまとめて出荷指示ができるようになり、リソースの最適化にもつながった」とのお声をいただいています。
委託倉庫からの出荷については、こちらの記事(「委託倉庫等への出荷処理ももっと効率化しよう!【新人エヌイーくんと学ぶ!ネクストエンジン運用教室 Vol.6】」)でも具体的に紹介しています。
ネクストエンジンの倉庫管理について詳しくお知りになりたい方は、以下から無料でダウンロードできますので、お気軽に資料をご覧ください。
お歳暮やクリスマスといったギフトシーズンが近づいてきました。EC事業者にとっては大きな売り上げを狙える時期ですが、ギフト注文では備考欄への記入が多くなりますよね。備考欄の確認、思った以上に手間がかかると思いませんか?
ひとつひとつは大した手間ではなくても、件数が多くなるにつれ、備考欄の内容を確認したり、指示を転記したりするのはやっぱり面倒!
そんな時に頼りになるのがネクストエンジンの「備考欄変換設定」機能です。あなたの代わりにネクストエンジンが働きます!
備考欄の確認作業、なんとかならない?
もうすぐギフトシーズンかぁ…
どうされましたか?
これからギフト向けの受注が増える時期なんですが、ギフト注文って備考欄に記入されるお客様も多くて、確認するだけでも大変で……。誰かに代わってもらいたいくらいです
なるほど、それならネクストエンジンの「備考欄変換設定」をお使いください!EC事業者の皆さんに代わって私たちネクストエンジンが働きます!
「備考欄処理が面倒!」受注管理のお悩み
ギフト商材を扱うEC事業者にとって、受注伝票に記載された備考欄対応は避けては通れない課題ではないでしょうか。
ギフト用に注文する場合、ラッピングをどうするか、のしはどれを付けるかなど、備考欄への記入事項が通常より大幅に増えますが、それぞれの注文に目視で確認していると、繁忙期には大変な作業量になってしまいます。
ネクストエンジンの「備考欄変換設定」機能があなたのために働きます!
そんな受注管理でお悩みのEC事業者の皆さんに、ぜひ活用していただきたいのがネクストエンジンの機能のひとつ、「備考欄変換設定」機能です。
「備考欄変換設定」機能とは
受注伝票の備考欄に入った文字を自動で「置換」もしくは「別の項目へ転記」、「削除」することができる機能です。
この機能を使えば、備考欄の内容を逐一確認する必要がなくなります!
便利な使い方1|固定文言を削除して見やすく!
受注伝票の備考欄には、店舗側で設定した(お客様に向けた)固定の文言もそのまま入っています。これではお客様のメッセージが確認しにくく、時には「備考欄をよく読んだら、お客様からのメッセージはなにもなかった!」なんてこともありえます。
「備考欄変換設定」機能を使えば、店舗側で設定した固定の文言は表示せず削除し、お客様のメッセージだけを残すことができます。
これなら、見なくていい内容に確認時間を無駄にとられなくて助かります!
さらに、(お客様からのメッセージがない場合は)備考欄を空欄にすることで、受注伝票を「確認待ち」ステータスに止まらなくなるので、一気に出荷に回せるようになり、より効率化できます。
特定の注文を「確認待ち」に振り分けられる便利な機能「受注確認内容設定」についてもっと知りたい方は以下の記事をぜひご覧ください。
関連記事:「まだ注文を1件ずつ確認している?【働くネクストエンジン – 受注処理篇】」
便利な使い方2|のしなどの文字と選択した内容をピッキング指示に転記
お中元やお歳暮には欠かせない”のし”の設定も、ピッキング指示へ自動で転記できるため、手動での転記作業が不要になります。
のしだけでなく、ラッピングの指示などもすべて転記してくれるから、受注処理がずっと楽になりますね!
まとめ 受注管理にお悩みならネクストエンジン!
いかがでしたか? ネクストエンジンの「備考欄変換設定」機能を使えば、備考欄の記入事項を1件ずつ目視で確認していた面倒な作業を効率化することができます。
もうすぐ始まる年末商戦シーズン、忙しいEC事業者の皆さんに代わってネクストエンジンが働きます!
受注管理でお困りでしたら、受注管理を自動化し、作業効率を上げ、コスト削減にもつながるネクストエンジンの導入をご検討いただければと思います。
受注管理についての詳しい資料は、以下から無料でダウンロードできます。ぜひ一度ご覧ください。
2022年9月22日(木)に茨城県のつくばみらい市にある清長第八センターにて、「リアル倉庫見学ツアー兼相談会」を実施しました。
当日のタイムスケジュールは以下に記載のとおりです。
13:00〜 開会
13:15〜 連携イメージ説明
13:30〜 倉庫見学スタート
14:30〜 倉庫見学終了
14:40〜 個別相談会スタート
15:40〜 個別相談会終了
清長とネクストエンジンの連携について
新規注文の取り込みから出荷ができる状態までの受注処理をネクストエンジン上で行います。詳しい受注処理の流れは受注管理をご覧ください。
※ネクストエンジン上での受注処理イメージ
出荷ができる状態になった伝票はWMSを通じて清長に連携されます。
そして、「納品書」「出荷指示書(ピッキングリスト)」の2つのデータをもとに、清長側でピッキング、梱包、出荷までの作業を行います。
いざ倉庫見学
では実際に清長側で行っている「入荷・検品」から「出荷」までの流れについて説明します。
入荷・検品
商品が到着するとトラックがそのまま倉庫に横付けして商品を搬入します。
↑外から見た倉庫
↑内側から見た倉庫。ここから商品を搬入する
到着した商品は一つ一つ検品し、バーコードリーダーもしくはスマートリーダーを使って検品し入荷したことを記録します。
↑バーコードリーダー
↑スマートリーダー
もし違う商品バーコードや重複してバーコードを読み取った場合はエラーが表示されます。バーコードを用いたダブルチェック体制により、入荷時の登録ミスなどを未然に防ぐことが可能となっています。
ピッキング
冒頭でも簡単に紹介したように、新規の注文が入るとネクストエンジン上でそのデータを取り込み、出荷できる状態までの受注処理を行います。その後、WMSと連携して「納品書」と「出荷指示書(ピッキングリスト)」を清長側で出力します。その情報を元に倉庫内にある商品をピッキングします。
納品書と出荷指示書はそれぞれ以下のような形式の書類です。
↑出荷指示書(ピッキングリスト)
↑納品書
清長ではフリーロケーションを採用していて、必ずしも常に同じ場所に商品が保管されているとは限りません。そのためピッキングの際に直感的に商品を見つけられるような工夫がされています。
例えば、商品を保管する箱は通路側から中身が見やすいような形状になっていて、箱の中身をのぞき込む必要がありません。
このように実用的な運用で、保管スペースの最適化とピッキングの効率化を実現しています。
↑横から見ると三角形の箱に商品が入れられているのがわかる
梱包
商品のピッキングが完了した後は、梱包作業に移ります。清長では2種類の自動梱包機を導入しています。
シュリンク梱包機ライン
↑1時間で500個の梱包が可能
ダンボールに梱包するタイプの自動梱包機です。高さがあるものや複数の商品をビニールでまとめる(シュリンク包装)場合に使われます。梱包するダンボールのサイズに合わせた台紙にのせてシュリンクするため、配送時に商品がズレないように固定することが可能です。
シュリンクされた後はダンボールに入れ、納品書を機械で読み取り、再度機械に流し込み、自動で封をして送り状を貼り付けてくれます。
↑商品をシュリンクする機械
↑シュリンクされた商品、2つの商品が台紙に固定されている
↑ダンボールに梱包後は納品書に対応した送り状を自動で貼り付けてくれる
メール便自動梱包ライン
↑よく目にする梱包
こちらはメール便などで送られるサイズの商品を梱包する機械です。ダンボールで梱包する必要のないサイズのものはこの形状で梱包することで、配送費を安く抑えられます。
メール便自動梱包ラインも先ほどのシュリンク梱包機ラインと同様に、送り状を自動で貼り付けてくれるため、梱包されたらすぐに出荷できる状態になります。
↑送り状を自動で貼り付けてくれる
自社で梱包などをする場合は、商品を詰め込む作業もそうですが、送り状を貼り付ける手間も発生します。それらの作業を機械で自動化できるのは倉庫に委託するメリットの1つです。
個別相談会の様子
倉庫見学の後は参加された事業者様と清長様とネクストエンジンの担当者で個別相談会を実施しました。これから倉庫への委託を検討されている方や、既に倉庫へ委託されているが事業拡大で倉庫の乗り換えを検討されている事業者様など、それぞれの課題をお持ちでした。
実際に倉庫を見た後ということもあり「自社で運用する際にはどのようなオペレーションになるのか」といった具体的な相談が多かったのですが、それぞれの要望に対して清長の担当者の方が柔軟に対応していて、同社の提供する「カスタマイズ物流」の強みが発揮されていました。
また、ネクストエンジンと清長の連携についても、自動連携が可能であることやそれぞれの役割分担について詳細にお話することでより解像度を高めていただける場になったと思います。
まとめ
今回は久しぶりに倉庫見学ツアーを開催でき、やはり直接倉庫作業の現場を見て理解を深める大切さを改めて実感しました。特に物流業務は購入者のクレームにつながりやすい部分でもあるため、実際に自分の目で確かめて納得した上で選ぶことが重要になってきます。
実際に清長様の倉庫を見ていただければ、業務効率化はもちろんのこと、安心・安全な作業現場作りが徹底されており、品質の高い物流サービスを提供されているのだと実感できると思います。
ネクストエンジンの倉庫管理についての資料は以下から無料でダウンロードできますので、お気軽にご利用ください。
WMS(Warehouse Management System)とは、倉庫管理システムのことを指します。
「効率のよい倉庫管理を目指したい」、「使用中の管理システムよりもよいシステムはないか」、「WMSは必要か」など、WMSの疑問を抱えている企業も多いのではないでしょうか。
本記事ではWMSの機能・効果・メリットなどについて詳しく解説していきます。
さらにWMSの選び方も解説していますので、ぜひ参考にしてください。
物流におけるWMSとは?
WMSとはWarehouse Management Systemの略称で、倉庫管理に特化したシステムのことです。
物流や生産性の向上をサポートしながら、商品の入出庫管理や在庫管理などの機能を搭載しています。
倉庫内における物流の正確性向上と効率化を実現する仕組みです。
WMSはあらゆる企業で導入されています。例えばEC通販・小売業・卸業・製造業など、幅広い企業で活躍している倉庫管理システムです。
WMSが備える4つのおもな機能
WMSは、携帯端末のような読み取り機器「ハンディターミナル」を使用して倉庫内の情報を管理します。
サービスによって機能の内容が異なることもありますが、基本的にWMSのおもな機能は以下の4つです。
- 入荷管理
- 在庫管理
- 出荷管理
- 棚卸管理
それぞれを詳しく解説します。
入荷管理
入荷管理のおもな機能は、入荷情報の取り込み・入荷実績の入力・ラベル発行・検品・格納です。
WMSを活用した入荷管理のおもな流れは下記のとおりです。
- 初めに取引先から届いた入荷予定情報をWMSに取り込む
- 入荷の際に入荷実績の入力・出力を行い、データに基づいてラベルを発行する
- 入荷品を格納する場所や数量を入力した後に、入荷品を指定場所に格納する
取り込んだ情報にエラーが発生した場合にも、照会・訂正する機能を備えたWMSシステムもあるため、すぐさま対応することが可能です。
在庫管理
在庫管理のおもな機能は、在庫照合、期限警告在庫照会、移動指示です。
事前に入出荷管理をしておくことで、倉庫内の在庫情報を照会することが可能となります。
在庫照会はCSV形式でのダウンロードや印刷などに対応しており、WMSシステムによっては商品単位・品番・ロケーションなど必要な項目を指定して、一覧を印刷する機能を備えています。
また、食品など賞味期限切れに注意が必要な商品に関しては、指定した日付や賞味期限の残日数などを指定して検索することで、賞味期限切れによる損失を防げます。
さらに、移動指示の機能を活用すれば、どこにどの商品があるかデータとして残るため、商品を別の保管場所に移動する際にも役立ちます。
出荷管理
出荷管理のおもな機能は、出荷依頼情報の取り込み、在庫引当、出荷指示、梱包入力、ピッキング、検品、送り状、荷札印刷です。
WMSを活用した出荷管理のおもな流れは下記のとおりです。
- 取引先から届いた出荷依頼情報のデータをWMSに取り込む
- 出荷依頼に対して現在の在庫のデータをもとに引き当て可能か否か判断する
- 在庫引当が完了した商品から作業指示データを作成する
- 作業指示データをもとにピッキング・検品・送り状・荷札の印刷などを行う
このように、出荷管理の業務全般のサポートも可能です。
棚卸管理
棚卸管理のおもな機能は、棚卸しデータの作成・印刷・棚卸し結果・差異のリスト作成です。
WMS上の在庫と倉庫内の在庫が一致しているかを確認するためにも、定期的に棚卸しを行いましょう。
WMSを活用した棚卸しの流れは下記のとおりです。
- ロケーション範囲や作業範囲など指定した範囲内の棚卸しデータを作成する
- ハンディターミナルを使用して棚卸しを実行する
- データを集約して棚卸し完了
棚卸しの結果をもとにWMSシステム内の在庫は更新され、最新の在庫情報はCSV形式で取引先に送信して活用することも可能です。
WMSと混同しがちなシステムとの違い
WMSは「基幹システム」や「在庫管理システム」と混同しがちですが、以下の3つのポイントから区別できます。
- 基幹システムとの違いは物流作業までカバーできるか否か
- OMSとの違いは倉庫管理か注文管理か
- TMSとの違いは管理する対象が倉庫の中か外か
それぞれ詳しく解説します。
基幹システムとの違いは物流作業までカバーできるか否か
WMS(倉庫管理システム)と基幹システムの違いは、商品の入出庫などの物流作業までカバーできるか否かです。
基幹システムとは、販売管理・在庫管理・会計業務など、企業がビジネスを行うための業務をサポートしてくれます。
基幹システムは在庫数を更新することで在庫数の把握が可能ですが、入出庫・ピッキングといった物流作業をカバーすることは困難です。
あくまでも在庫数を把握するまでに留まるため、倉庫内における業務を全面的にサポートできるWMSとは異なるシステムです。
OMSとの違いは倉庫管理か注文管理か
WMS(倉庫管理システム)とOMS(注文管理システム)の違いは、管理する情報の範囲です。
WMSは、倉庫内の入出庫情報や在庫情報を管理するのに対して、OMSは商品の注文から配送までを管理します。
すでにWMSを利用している企業がよりよい注文管理方法を求める際に、OMSを導入するケースもあるでしょう。
しかし、WMSとOMSは異なったシステムのため、両システムの連携が必要となり、APIを通して自動連携を進める企業も増加しています。
OMSの選び方については以下の記事もご参考ください。
TMSとの違いは管理する対象が倉庫の中か外か
WMS(倉庫管理システム)とTMS(Transport Management System:配送管理システム)の違いは、以下の表のように管理する情報の範囲が異なる点です。
名称 | おもな機能 |
WMS | 入庫管理・在庫管理・出荷管理 |
TMS | 配車管理・運行スケジュール管理・ルート表示 |
WMSは倉庫内の入出庫や在庫を管理するのに対して、TMSは出荷した後、配送先までの輸送に関する情報を管理する機能を備えています。
TMSを導入することで、これまで配車担当が管理していた作業を、情報化・システム化することで効率よく物流作業を遂行することが可能です。
WMSの導入で得られるメリットはおもに4つ
WMSの導入で得られるメリットはおもに以下の4つです。
- 作業のスピードアップが期待できる
- 作業効率化による費用削減が期待できる
- 出荷ミスが防げる
- リアルタイムで在庫状況を可視化できる
それぞれ解説します。
1.作業のスピードアップが期待できる
WMSは、事前に商品とロケーション(場所)を確かめてから作業を進められるため、入出庫の時間短縮につながります。
これまで出荷指示に記載してある商品がどこにあるか分からず、商品探しに時間がかかっていた現場もあるでしょう。
そのような企業はとくにWMSの導入により、時間と手間の短縮が可能になり作業のスピードアップが期待できる可能性が高いといえます。
このように、作業スピードのアップや効率化を行える点がメリットの1つです。
2.作業効率化による費用削減が期待できる
倉庫管理における商品の入出庫や在庫管理は工程が多いため作業時間が多くかかり、アナログ管理をしている場合はとくに管理作業の負担が大きい点が悩みでした。
しかし、WMSを導入することで作業工程が減り、今まで担当していた作業員も別の業務を担当することが可能になるため、作業効率化や人件費の削減にも活用できるといえるでしょう。
また、ベテラン作業員が休んでしまうと、ほかの作業員が知識不足のため作業できないといった問題に対しても、システムを活用し作業をマニュアル化することで、誰でも同程度のクオリティで業務を進められるようになります。
3.出荷ミスが防げる
これまでアナログ管理を行っていた企業は、パソコンを使用してオリジナルの入出庫管理の帳簿を作成していたケースもあるでしょう。
しかし、倉庫管理における商品の入出庫や在庫管理は管理する情報が多いため、作成だけでも時間と工数がかかります。
また、手作業で行う業務はシステムを利用する場合と比べると、どうしてもミスが発生しやすくなってしまいます。
そのようなときでも、WMSを活用すればリアルタイムに在庫情報を反映できるため、作業工程を減らし作業時間の短縮につながるでしょう。
さらに、WMSを導入することにより出荷ミスを防ぐ効果も期待できます。
4.リアルタイムで在庫状況を可視化できる
WMSはバーコードを活用してデジタルチェックを行います。
入出庫の際にバーコードを読み取り情報をシステムに反映させることで、在庫状況をリアルタイムに把握することが可能です。
そのため、作業時でも最新の在庫状況に合わせて作業を進められるため、入出荷の判断を誰でも正確に行えるでしょう。
また、WMSを活用することで現場の作業進捗状況も把握しやすくなります。
全体の作業管理や人材の配置に役立てられる点もメリットです。
WMSは導入に手間とコストが掛かる点に注意
WMS(倉庫管理システム)の注意点は導入時に手間とコストが必要になることです。
WMSの導入コストは導入するシステムの仕様によりさまざまですが、数万円のものから数百万円するものまで幅広く存在します。
手間に関しても、WMSを導入するための社内の準備が必要になるため、慣れるまでは一時的に労力が増えることが予想されます。
現場作業員に対して、システム導入後のマニュアル作成や説明が必要になります。
これらの注意点を踏まえて、導入後はどのくらいの工程と時間が削減できるのか、かけた費用分の効果が見込めるかなどを具体的にシミュレーションし、導入の判断の参考にしてください。
WMSシステム選定における5つのチェックポイント
WMSシステムを選ぶ際のチェックポイントは以下の5つです。
- クラウド型かオンプレミス型か
- 業界や業種との相性はよいか
- 導入の目的が達成できるサービス内容か
- 安心して利用できるサポートやセキュリティ体制か
- 外部システムと連携が可能か
それぞれ解説します。
1.クラウド型かオンプレミス型か
クラウド型のWMSはサーバーを管理する必要がなく、導入にも手間がかからない点が魅力です。
機能や仕様にこだわりが少なく、導入コストを抑えたい・できるだけ早くにシステムを利用したいといった企業におすすめといえるでしょう。
オンプレミス型のWMSはサーバの構築・運用・保守までを自社で行うため、希望のシステムを作ることが可能です。
しかし、一般的に費用は高額で、開発費のほかにシステムエンジニアへの人件費などが発生します。
また、開発から導入までに時間を要するため、時間に関係なく、要件を満たすシステムを作りたい企業におすすめです。
2.業界や業種との相性はよいか
倉庫内業務は取り扱う商材や業種によって適したWMSが異なります。
例えば製造業であれば、部品・完成品・仕掛品などの情報を管理しなければいけません。
食品を扱う倉庫では冷蔵品・冷凍品などに加えて賞味期限も管理する必要があります。
また在庫数・扱う商品数・倉庫の規模によっても対応できるWMSは変わり、システムへの負担も大きくなるため、導入するWMSの対応範囲を把握することが大切です。
参考のために自社の業種・事業規模に近い企業がどのようなシステムを導入しているのか、事例を確かめてみるのもひとつの方法といえるでしょう。
3.導入の目的が達成できるサービス内容か
システム導入を検討する際は、導入の目的を明確にしておく必要があります。
解決したい課題や自社の問題を整理し、それらの問題がWMS導入によって改善できることをあらかじめ確認しておきましょう。
例えば、検品時における管理ミスなどのヒューマンエラーを解消したい場合は、ハンディターミナルを用いた検品を行うことで問題を解消できる可能性があります。
流動的に保管場所を変えるフリーロケーションを採用したい場合は、ロケーション管理機能を搭載したWMSシステムを選ぶなど、目的を達成できるWMSを選びましょう。
4.安心して利用できるサポートやセキュリティ体制か
WMSシステムを選ぶ際は、サポートやセキュリティ体制が整っているかも必ずチェックしましょう。
どのようなシステムを導入しても、トラブルが起こってしまう可能性はあります。
しかし、システム運営会社のサポート環境が整っていないと、トラブル解決までの時間が長引くかもしれません。
問題が起こった時に、すぐに相談できて対応してくれるシステム会社を選べるよう、レビュー情報などを確認し、運営会社の評判を確認しておくとよいでしょう。
5.外部システムと連携が可能か
すでに使用している外部システムがある場合、その外部システムとWMSシステムを連携できれば、データを同期する手間が減る可能性があります。
すべての外部システムと連携できなくても、重要度が高い外部システムと連携できるかは必ず確認しておきましょう。
管理業務を効率よくこなすためにも、柔軟に対応できるWMSを導入することがポイントです。
まとめ:WMSシステムを利用して一連の業務を効率化しよう
倉庫管理に関する業務は工程が多いため作業時間が多く、ヒューマンエラーの心配もあります。
しかし、倉庫管理を効率化・自動化するWMSシステムを導入することで、作業のスピードアップとヒューマンエラーの削減が期待できるようになります。
WMSシステムを選ぶ際は、解決したい課題や自社の問題を整理することからスタートし、業界や業種との相性がよく、なおかつ導入の目的を達成できるサービス内容を選ぶことが重要です。
WMSシステムを導入して、倉庫管理に関する一連の業務を効率化しましょう。
倉庫・WMS連携もスムーズ!EC一元管理システム「ネクストエンジン」
ネクストエンジンは、事業規模や商材に関わらず、あらゆるEC店舗で利用されているEC一元管理システムです。倉庫・WMS連携はもちろん、受注処理から在庫連携までのEC運営の効率化・自動化をサポートいたします。
ネクストエンジンでサポートできる機能は、おもに以下のとおりです。
など
実際にネクストエンジンを導入された事業者様からは「WMSを導入後も、そのシステムとネクストエンジンの相性がよく、非常にスムーズに導入でき、商品管理がとてもしやすくなった」とのお声をいただいています。
EC運営運営でお悩みの方はぜひ一度ネクストエンジンにご相談ください。
以下から無料で資料ダウンロードができますので、まずはご気軽にご利用ください。
コロナ禍の影響もあり、近年小売りやEC業界で注目されているBOPIS(ボピス:Buy Online Pick-up In Store)。BOPISを導入することで、事業者・消費者の両者にメリットがあるようです。
そこで本記事ではBOPISの内容や導入することで得られるメリット、導入するために抑えるべきポイントについて解説します。BOPISの導入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
BOPISとは
BOPIS(ボピス)とは「Buy Online Pick-up In Store」の略で、ECサイトなどのオンライン上で購入した商品を実店舗で受け取れる仕組みです。
近年BOPISを導入する企業が増えていますが、BOPISはどのような背景で導入する企業が増えているのでしょうか?
また、似たサービスとしてClick&Collectが存在しますが、その違いについても解説します。
商品受け取り方法に導入する企業が増加
BOPISを導入する企業が増えている理由として、消費者の生活様式の多様化や新型コロナウイルスの流行などが挙げられます。
ECサイトなどオンライン上で商品を選び、注文を済ませておけば、店舗で受け取るだけのため長時間滞在する必要がありません。
そのため、新型コロナウイルスの感染リスクを抑えることが可能です。
また自宅で受け取る場合は、その時間帯に自宅にいなければならない制約がありますが、店舗受け取りを選択することで自分の都合に合わせて商品を受け取れる点も、消費者のニーズが高まっている理由といえるでしょう。
Click & Collectとの違いとは
BOPISに似たサービスとしてClick&Collectが挙げられますが、どのような違いがあるのでしょうか?
BOPISはオンライン上で購入した商品を店舗で受け取るサービスですが、Click&Collectは宅配ボックスやドライブスルーなど自宅以外の場所で受け取るサービスです。
店舗で受け取る場合はBOPISとClick&Collectの両方に当てはまりますが、コンビニ受け取りなど店舗以外の場所で受け取る場合はClick&Collectに該当します。
BOPISを導入することで得られる5つのメリット
BOPISを導入することで、EC事業者は顧客と直接コミュニケーションを取る機会を得られたり、物流コストの削減につなげることができたりします。
ここではおもに、BOPISを導入することで事業者側が得られるメリットについて解説します。
1.来店時の「ついで買い」に期待できる
商品を実店舗で受け取ってもらうことにより、顧客が実店舗に来店するきっかけを作ることが可能です。
商品受け取り時に魅力的な商品をそろえておけば、来店のついでに購入してくれることが期待できます。
「ついで買い」が積み重なることで売上の増加も見込めるでしょう。
2.顧客とのリアルな場でのコミュニケーションで関係構築
EC事業では購入から受け取りまで、基本的には自宅で完結してしまうため、顧客と対面することがありません。
しかし、顧客が商品を受け取りに店舗に来ることで、対面で接客をするチャンスが生まれます。
接客などの会話から顧客のニーズを探れる可能性もあるため、対面でコミュニケーションを計れる機会は貴重です。
そのため、これまで自宅で買い物を完結していた顧客とも接点を持てる可能性があることも、BOPISを導入するメリットといえるでしょう。
3.選択肢が増え顧客の満足度向上につながる
商品の受け取り方の選択肢を増やすことで、顧客は自分の生活スタイルに合った選択ができるようになります。
対応の柔軟さから顧客の満足度向上を計れるのも、大きなメリットです。
4.物流コストを削減できる
顧客に店舗まで来てもらうことで、自宅までのラストワンマイルの物流コストを削減できます。
注文した商品の在庫が店舗にない場合は倉庫から取り寄せることになりますが、定期輸送便に乗せることで、荷物1個あたりの物流コストを抑えることが可能です。
5.他社との差別化につながる
BOPISは導入する企業が増えているとはいえ、まだ導入されていない企業も多いです。
他社に先駆けて導入できれば、他社との差別化が可能となり、受け取りの選択肢が広いという理由で顧客から選ばれることもあるでしょう。
そのため、導入を検討している場合は、できるだけ早期での導入がおすすめです。
消費者にとってのBOPISのメリット4選
上記ではおもに事業者にとってのメリットを解説しましたが、消費者側にとっても多くのメリットがあります。
ここではBOPISを導入することで、消費者が得られるメリットを4つ紹介します。
1.自分の都合に合わせて受け取りのタイミングと店舗を選べる
オンライン上で購入した商品を自宅で受け取る場合、配送業者が届けに来るまで自宅にいなければならないという制約があります。
配達時間を指定できるとはいえ、2時間程度の開きがあるため、受け取り時間をピンポイントで指定できるわけではありません。
しかし、店舗で受け取る場合は、受け取り先の店舗を自由に選ぶことができ、受け取り期限を過ぎなければいつでも好きなタイミングで受け取ることが可能です。
このように、自分の好きなタイミングで商品を取りにいける点はメリットといえるでしょう。
2.送料を節約できる
BOPISは店舗まで商品を受け取りに行くことになるため、送料の負担がありません。
商品本体の値段以外に費用がかからないことは消費者にとって大きなメリットになります。
3.「お店に出向いたのに品切れだった」ということがない
BOPISを利用することで、ユーザーは「取り置き」感覚で利用できます。
欲しかった商品が品切れでは、せっかく店舗まで足を運んだ苦労が水の泡です。
また、店舗によっては在庫を置いていないケースも考えられます。
そのため、欲しい商品を確実に受け取れるというのは消費者にとって大きなメリットといえるでしょう。
4.お店での滞在時間を減らすことで感染対策になる
事前にオンライン上で商品を購入しておけば、店舗で商品を選ぶ手間が省けるため、滞在時間を減らすことが可能です。
滞在時間を最小限に留め、感染リスクを減らすことで、消費者は安心して買い物ができます。
また、商品の購入自体は自宅など好きな場所でできるため、ゆっくり商品を選びやすいという点もメリットといえるでしょう。
BOPISのデメリットは業務負担と在庫の増加
導入することでさまざまなメリットをもたらすBOPISですが、事業者側にはデメリットもいくつか存在します。
1つ目のデメリットは業務負担が増加することです。
BOPISを導入するため、新しいシステムを採用することになりますが、問題なく業務を回すためには多くの労力が必要となります。
電話やメールなど、BOPISに関する問い合わせなどが増えれば、カスタマー対応も忙しくなります。
商品を取りに来た方への接客対応も必要になるため、従業員の手間が増えることは理解しておきましょう。
2つ目のデメリットは在庫が増加することです。
BOPISを導入する前の店舗在庫に合わせてBOPIS用の在庫を保管することになるため、在庫保管用に多くの店内スペースを使用することになります。
そのため、BOPISを導入する際はさらなる在庫数の増加に対応できそうか、しっかり検討してから導入を考えましょう。
BOPIS導入に必要不可欠な2つのチャネルと成功のポイント
BOPISはどのような企業でも導入できるわけではありません。
ここではBOPISを導入するために必要な2つのチャネルと、導入を成功させるポイントを紹介します。
ECサイトと実店舗があることが大前提
当たり前のことですが、BOPISを導入するためには、商品を注文するためのECサイトと受け取るための実店舗の2つのチャネルが必要です。
BOPISを導入する際はこの2つのチャネルのスムーズな連携が鍵を握っています。
成功のためのポイントは3つ
BOPISの導入を成功させるためには、以下の3つのポイントをクリアする必要があります。
- 商品マスター・棚番・棚番マスターの更新
- オンラインで利用可能な在庫数の定義
- 最短でピックアップ作業の指示をする仕組み
1つ目は「商品マスター」「棚番・棚番マスター」の更新が自動で行われる仕組みを作ることです。
ECサイトと店舗双方の在庫管理をリアルタイムで管理する仕組みを構築し、管理業務を円滑に行えるようにしておきましょう。
2つ目は、BOPISの導入で実店舗がパンクしないよう、取り置きできる在庫数を明確に設定しておくことが大切です。
3つ目は、注文が滞らないように、最短でピックアップ作業の指示をする仕組みを整えることです。
システムの連携を強化するとともに、倉庫内ロケーションの適切な管理が求められます。
BOPISでは在庫管理とロケーション管理がカギ
上記にてBOPISの導入を成功させるポイントを紹介しましたが、結論として在庫管理とロケーション管理が成功のカギを握っています。
在庫管理とロケーション管理が重要な理由についてそれぞれ解説します。
スムーズかつリアルタイムな在庫管理が必要
BOPISを運用するには、常に最新の在庫情報を把握することが欠かせません。
在庫管理にタイムラグがあっては、商品を受け取りにきたものの、店舗に在庫がなかったなどのトラブルにつながる可能性があり、顧客離れの原因になる可能性があります。
取り扱う商品数が多ければ作業負担が大きくなり、とても手作業では対応できません。
スムーズかつリアルタイムな在庫管理を実現させるためには、在庫管理システムの活用が必須です。
トラブルを防ぐためにも、システムの導入を検討しましょう。
物流の流れの迅速化に欠かせないロケーション管理も重要
ロケーション管理の適正化は、出荷までのリードタイムに直結します。
店舗への商品供給が遅れれば、商品を顧客へ届けるまでの時間がロスするため、迅速な対応が必要です。
実際、倉庫内業務ではピッキング作業にかかる手間が大半を占めるため、正しいロケーション管理は業務の迅速化に大きな意味をもたらします。
ロケーション管理も手作業で行うリスクは大きいため、在庫管理システムの活用がおすすめです。
日本でのBOPIS導入事例2選
BOPISを導入するメリットを解説しましたが、すでに導入して成功している企業例を確認することで具体的なイメージを持てるでしょう。
ここでは導入に成功している企業例を2つ紹介します。
事例① ヨドバシカメラ
ヨドバシカメラではBOPISを導入し、消費者がネットで注文をしてから30分程度で、店舗での受け取りができる仕組みを整えています。
自宅への配送も最短翌日と素早い対応が可能ですが、注文から30分程度で商品を受け取れる仕組みは、さらに顧客の利便性が上がったといえるでしょう。
また、一部店舗ではBOPIS用の受け取り専用窓口を設けるなど、消費者がいつでも好きなタイミングで商品を受け取れることで、顧客満足度の増加に役立っています。
事例② ユニクロ
ユニクロでは、ECサイトで注文した商品を店舗で受け取れる仕組みを作り、最短翌日から受け取れるようになりました。
オンラインとオフラインを融合することで、消費者は時間や場所を選ばずに自由にショッピングできるのが大きなメリットです。
また、店舗によっては在庫にない商品でも、事前にネットで注文しておくことで受け取りが可能となります。
ECサイトで購入した商品を実店舗で試着し、サイズ合わせなどができる点もメリットといえるでしょう。
こうした取り組みが功を奏し、同社のEC売上高は右肩上がりの成長を見せています。
在庫管理などEC運営を効率化するシステム「ネクストエンジン」
BOPISの導入でカギを握る「在庫管理」や「ロケーション管理」を効率化させるためには、在庫管理システムの導入が不可欠です。
しかし、どのシステムを導入したらいいか迷っていらっしゃる方は、ぜひ在庫管理などを効率化・自動化できるEC一元管理システム「ネクストエンジン」の導入を検討してみてください。
POS連携によって、実店舗とEC店舗の在庫を自動連携し、課題になりがちな在庫管理をスムーズに行うことが可能です。
実際にネクストエンジンを導入された企業様からは「導入前はEC店舗とリアル店舗で在庫のズレが生じていたが、今はすべてを一元管理でき、タイムラグもないため、欠品ラッシュもなくなった!」とのお声をいただいています。
また、注文受付から出荷までの流れを効率化させる受注管理機能も充実しており、EC業務の大幅な効率化が見込めます。
機能も豊富で、在庫管理とロケーション管理だけでなく、商品登録や発注業務なども効率化することが可能です。
さらに詳しい情報が知りたい方は、ネクストエンジンで連携しているPOSの種類などが確認できる資料を無料でご用意しておりますので、以下よりお気軽にダウンロードしてみてください。
まとめ:世界で市場規模が拡大するBOPISの導入を検討してみよう
BOPISは世界的に事業規模が拡大する傾向にあり、2021年に2,438億9,000万米ドルだった市場規模が、2027年には7,031億8,000万米ドルになると予測*されています。
オンラインショッピングと実店舗での受け取りという、両方のメリットを顧客に提供できる人気の小売戦略として導入する企業は益々増えていくでしょう。
しかし、BOPISを導入する際は、在庫管理とロケーション管理が重要になるため、在庫管理システムの導入も検討すべきです。
BOPISの導入に成功し、売上を伸ばしている企業も存在するので、ぜひ導入の検討をしてみてはいかがでしょうか。
*参考:「BOPIS(Buy Online Pick Up in Store)の世界市場:予測(2022年~2027年)、業界動向、成長、洞察、COVID-19の影響、企業の機会分析」Renub Research
近年ますますSNSの存在感が増し、事業者と消費者が直接つながるようになるなか、どのようにSNSを活用するかが、EC事業者にとって非常に大切な課題となってきています。
NE株式会社では、SNS活用に興味がある、もしくは検討中のEC事業者に向けて、「実例から見えた、SNSでユーザーに商品を届ける勝ちパターン」と題し、Instagramに特化したマーケティング支援を行っている株式会社SAKIYOMIから田中龍之介氏、月間利用者600万人のSNSを運営するルームクリップ株式会社から竹内優氏、簗瀬未来氏をお迎えし、2022年9月15日(木)にオンラインセミナーを開催しました。
本記事ではそのセミナーの概要をご紹介します。
なお、このセミナーの内容は現在アーカイブ視聴が可能です。フルバージョンでご覧になりたい方はこちらからご覧ください。
インスタ運用のプロ!SAKIYOMIが某企業アカウントを勝手に分析!
セミナー前半では、Instagram運用のプロである株式会社SAKIYOMIの田中氏が、iFaceなどのスマホアクセサリを扱うHamee株式会社の実際の公式アカウントを例に、Instagram運用のコツと考え方を伝授しました。
インスタにはセオリー・運用ロジックが存在する
Intragramの運用を感覚で行って、原因はわからなくても結果的にはうまくいったり、思うようにいかなかったりしている企業は多くあります。しかし、Instagramにはセオリーや計算ロジックがきちんと存在すると田中氏は話します。
また、既存のフォロワー外にリーチを拡大するためには、「“インスタ映え”という言葉が流行ったように、Intstagramはきれいな写真やおしゃれな写真を投稿しなくてはいけないと思いがちですが、企業のInstagram運用においては“いいね数”よりも“保存”されることを重視するべきです」と指摘。
この保存というアクションにつながる投稿とは、ユーザーがコレクションしたくなるような投稿、つまり、
- タメになる、初めて知った
- 参考にしたい
- 行ってみたい、やってみたい
- 誰かに教えたい
と感じる内容とのこと。
さらに、投稿を見た訪問者にフォローを促すには、プロフィール画面を一目見て、どんなメリットがあるのかを“1秒で”感じ取れるかどうかがポイントだそう。
「Instagramでは、ユーザーがプロフィール紹介を見て判断する時間はたった1秒。1秒以内に“いいね!”と判断されるため、”どんなアカウント”で”何を発信する”のかが一目で分かるようにしなければいけないのです」
Hameeのアカウントを例に分析
Hamee株式会社の協力のもと、同社の公式アカウントを田中氏が分析した結果、フォロワー転換率が一番の問題と判明し、フォロワー転換率を改善するSAKIYOMIメソッドが紹介されました。
明日からでもさまざまな企業アカウント運用に使えそうなポイントが盛りだくさん。
- 運用ロジック「PECTサイクル」の解説
- プロフィール改善方法
- 投稿からプロフィール閲覧への導線の改善方法
など、続きはアーカイブ視聴にてお楽しみください。
ソーシャルメディアからソーシャルコマースへ! 「RoomClip」が解説
セミナーの後半では、 「住まい」と「暮らし」をテーマににした国内最大級SNS、RoomClipを運営するルームクリップ株式会社の竹内氏と簗瀬氏に、SNSで商品認知から購買までを完結させるフローづくりの考え方についてお話いただきました。
SNSで商品が発見され、購買まで完結する導線づくり
Instagramに商品タグやショップ機能が追加され、ここ数年で注目されるようになった“ソーシャルコマース”というキーワード。ソーシャルメディア(SNS)とEコマースをかけ合わせて商品等を販売する仕組みのことを指します。
「SNSで話題を得て購入につなげていくなら、これからはSNS内でのワンストップな流れ、ソーシャルコマースを意識しなければならない」と竹内氏は強調します。
SNSの運用をすでにはじめているEC事業者のなかで多いお悩みは以下のように、
- 商品が話題にならない
- 商品の話題が持続しない
- 話題になっても売れるまでが遠い
といった課題を抱えている方が多いと指摘、それぞれのステップがうまく循環していくアイデアを具体的に紹介いただきました。
「一度SNSから離れると別の商品に流れてしまう可能性もあるため、SNSを売上げにつなげるには、SNS上で”認知から購買まで”が完結しやすいカスタマージャーニーを設計する必要がある」と竹内氏。
確かにSNSで話題になっていた商品が気になっていたはずなのに、改めて検索して比較する過程を経てしまうと、結局気が変わって購入しないことにしたり、類似商品を購入した経験は多くの人が身に覚えがあるのではないでしょうか。
そのほかにもRoomClipショッピングで実際に実施された成功事例や、ソーシャルコマースの効果についての詳しい解説がされました。
詳細は以下よりアーカイブ視聴でご覧いただけます。ぜひご覧ください。
【講演者】
田中 龍之介(タナカ リュウノスケ)
株式会社SAKIYOMI マーケティング責任者
2019年11月に株式会社SAKIYOMIに入社。計4アカウントのInstagram運用を行い、アカウント開設3カ月で1万フォロワーを達成。その後マーケティング領域の立ち上げ、現在はマーケティングの責任者として、幅広く活動。TwitterでもInstagramノウハウを積極的に発信中。フォロワーは現在約8,000人。
竹内 優(タケウチ マサル)
ルームクリップ株式会社 MS事業部 営業企画 マーケター
デジタル周辺機器メーカーのプロモーション企画職等を経て2019年ルームクリップ株式会社にマーケターとして入社。過去のブランドコミュニケーションやWeb/SNSマーケティング等の経験をベースに、ルームクリップのプラットフォームのユニークネスを生かした活用提案や実行を担当。2021年よりRoomClip住文化研究所研究員を兼任。
簗瀬 未来(ヤナセ ミク)
ルームクリップ株式会社 EC事業部 MDチーム マーケター
デジタルマーケティング企業での事業開発・営業支援を経て、ルームクリップ株式会社にマーケターとして入社。日本初の暮らし領域に特化したソーシャルコマース、『RoomClipショッピング』におけるBtoBマーケティング領域の立ち上げを実施。戦略から施策実行まで一貫して担当し、企業とユーザーの価値循環の最大化を支援。
ECサイトでは、商品ご購入のお客様に「サンクスメール」を送信することが一般的です。オンライン上では直接お客様にお買い上げの感謝を伝える機会がないため、お客様との関係性を構築する大切な対応の1つです。
サンクスメールは商品購入のお礼を伝えられるだけでなく、関連する商品の購入をうながしたり、口コミなどの投稿を依頼できたりと、マーケティング活動としても活用できるのも大きなポイントです。
そこで本記事では、サンクスメールを送る必要性やタイミング、サンクスメールの例文などを紹介します。サンクスメールの新規作成で迷っている方や、従来の文面を改定したい方は、ぜひ参考にしてください。
【2023年10月追記】
口コミレビュー依頼については、依頼内容や関係性によって2023年10月1日から施行された「ステマ規制」に抵触する可能性があります。本記事ではECサイト側からお客様に依頼のメールをする際、押さえておきたいポイントと例文も記載しています!
ビジネスにおいてサンクスメールを送る必要性とは
ビジネスにおいてのサンクスメールとは、商品注文時などに送るメールであり、以下のような利点があります。
- 購入者に「ありがとう」の気持ちを伝えられる
- 信頼関係の構築につながる
- メールを開封される可能性が高い
それでは、サンクスメールを送る必要性について詳しく解説します。
「ありがとう」の気持ちを伝えられる
サンクスメールは、商品購入されたお客様に対して「ありがとう」の気持ちを伝えられる重要な連絡手段です。
サンクスメールを送らなかった場合、購入者側は本当に注文が完了したかが分からず、購入店舗に対して不安に感じてしまうかもしれません。
とくにネットショップの場合はお互いの顔が見えないため、お客様に感謝の気持ちを伝えるためにも、サンクスメールを送る重要性は高いといえるでしょう。
信頼関係の構築につながる
サンクスメールは、お客様との信頼関係の構築にもつながるのが大きなメリットです。
サンクスメールはマーケティング活動の一環としても活用できます。
例えば、感謝の気持ちを伝えるのと同時に、レビュー登録のお願いをうまく伝えることで、購入者以外のユーザーにも認知される可能性があり、マーケティング効果を期待できるかもしれません。
ネットショップを運営するにあたって重要なのは、お客様との信頼関係を構築できるかどうかです。
信頼関係がなければ、リピーターになってもらえない可能性も高くなり、下手をすると低評価のレビューを書かれる可能性もあるでしょう。
逆にうまくサンクスメールを活用し、信頼関係を築けば、高評価のレビューを得られ、集客効果も期待できます。
メールを開封される可能性が高い
通常、一般的なメルマガなどの開封率は低く、15%程度とされています。
しかし、サンクスメールを送るタイミングは基本的に商品が注文された直後か、商品が到着した後が多く、警戒心がそれほど高くない傾向にあるため、開封率が高い点も大きなポイントです。
通常のメルマガと比べてサンクスメールの開封率は約90%と非常に高いため、マーケティング施策での効果が期待できます。
例えば購入商品に関連した商品をPRしたり、クーポン情報を記載したりと、集客を狙ったさまざまな行動をうながせるでしょう。
サンクスメールを送るタイミング
サンクスメールは基本的に、「商品が注文された直後」か「商品が到着した後」に送ることが一般的です。
おもな送信タイミングは以下のとおり。
送信タイミング | 内容 |
注文確認時 | 顧客が注文を完了させたタイミングで送信します。顧客にとっては注文が完了したことを確認できるため、安心して商品の到着を待てるでしょう。 |
入金確認時 | 注文を受けた企業が顧客からの入金を確認した後に送ります。顧客に支払い手続きが無事に完了したことを知らせることができるため、顧客の安心につながります。 |
発送完了時 | 商品を発送したことを知らせるメールです。顧客に商品が到着する日時や、荷物の追跡方法を知らせるだけでなく、1つの取引が完了したことを知らせる役割もあります。 |
フォローメール | お届けした商品や取引の感想を伺うメールです。アフターフォローをしっかりするとともに取引のお礼を述べることで、顧客の満足度を高められます。 |
これらのサンクスメールを活用し、顧客対応をしっかりと行いましょう。
サンクスメールを作成・送信する時のポイント3選
サンクスメールを作成・送信する時のポイントは、以下のとおりです。
- わかりやすい件名をつける(店舗名を入れるなど)
- 注文内容の詳細を記載する
- 次の行動をうながす(CTAの設置)
ここからは、サンクスメールを作成・送信する時のポイントについて解説します。
1. わかりやすい件名をつける(店舗名を入れるなど)
サンクスメールを作成する際に開封率を少しでも上げるためには、件名をわかりやすくすることも大切です。
パソコンであれば多少長文でも件名を確認できますが、スマートフォンで確認する場合は件名が表示されなくなる可能性もあるため、20文字程度に抑えるようにしましょう。
件名は、最初にどこからのメールなのかわかるようにショップ名を記載することも大切です。
サンクスメールを送るタイミングごとに件名も調整し、送信してください。
件名の例は下記のとおりです。
送信タイミング | 件名 |
注文確認時 | 【ショップ名】ご注文内容のご確認 |
入金確認時 | 【ショップ名】ご入金のお礼 |
発送完了時 | 【ショップ名】商品発送のお知らせ |
フォローメール | 【ショップ名】先日は商品のご購入ありがとうございました。 |
2. 注文内容の詳細を記載する
商品を購入してすぐにサンクスメールを送る場合は、注文内容を詳しく記載しましょう。
どのような商品を注文したのか詳しく記載することで、お客様が商品を間違えて購入していないかなどを確認できます。
最低でも、「注文情報の詳細」「商品の発送予定日・到着予定日」「問い合わせ先」は明記しましょう。
とくに商品に関して気になることや発送の確認、商品に問題があった時などのために問い合わせ先をわかりやすく記載することが重要です。
お客様目線でメールの内容がわかりづらくないか確認し、作成してください。
3. 次の行動をうながす
サンクスメールは商品を購入していただいたことに感謝するだけでなく、その後の行動をうながすことができるのも大きなポイントです。こういった行動喚起のことをCTA(Call To Action)といいます。
お礼の後には関連する商品のPRなどを行い、次の行動をうながしましょう。
例えば「商品レビューのお願い」、「ショップ対応へのアンケート」、「類似商品の情報」、「クーポンの配布」などの情報を提供することがおすすめです。
次の行動をうながすことでリピート率が上げられ、集客率を高めることにもつながります。
サンクスメールの例文2選
サンクスメールを送る重要性が理解できたとしても、どのような文面を書けばよいのかわからない人もいるでしょう。
しっかりと記載すべき内容が網羅された例文が分かれば、サンクスメールが作成しやすくなります。
そこでここからは、サンクスメールを作成する際に参考にしていただきたい例文をいくつか紹介します。
例文1| 商品・サービス注文後に文面
商品・サービスの注文後に届ける場合の例文は、以下のとおりです。
件名:【ショップ名】商品のご購入、誠にありがとうございました
本文
※このメールは配信専用のアドレスで自動配信にてお送りさせていただいております。
このメールアドレスに返信いただいてもご返事ができません。(自動送信の場合)
この度は『店舗名』をご利用いただきまして誠にありがとうございます。
従業員一同、心より御礼申し上げます。
下記の内容でご注文を承りましたので、お知らせ致します。
■ご注文内容
ご注文日:20XX年00月00日
————————————————–
【商品番号】
【商品名】
【型番】
【金額】
————————————————–
小計:
==================================================
配送料:
————————————————–
==================================================
今回お支払い予定金額:
==================================================
■お支払い方法
代引き
※商品ご到着後、商品代金をお支払いしていただいた後にお渡しいたします。
■商品の出荷予定につきまして
※出荷準備が整いましたら、あらためて出荷予定日をご案内いたします。
■ご注文に関するお問い合わせ
お問い合わせの際には「お問い合わせ番号」または「ご注文番号」をご連絡ください。
お問い合わせ番号:【000000】または、
ご注文番号:【0000-0000-000000】をご連絡ください。
・お客様ご連絡入力フォーム
お問い合わせ・ご返信はこちらから
→問い合わせリンク
■商品手配状況・入荷予定・について
・発送指定日:〇〇年〇月〇日
・配送指定時刻:〇〇時〜〇〇時
下記URLからご確認いただけます。
→手配状況・入荷予定への確認リンク
ご注文いただきました内容は、以下のとおりでございますのでご確認くださいませ。
———————————————————————————————–
■ご注意:
このEメールは配信専用となっております。
このメールアドレスにご返信いただいてもご返事ができません。
———————————————————————————————–
この度は当店の商品をご注文いただき、誠にありがとうございました。
従業員一同、あらためて御礼申し上げます。
今後とも【店舗名】を何卒よろしくお願いいたします。
→https://××××.com/(ホームページリンク)
今回の取引に関してアンケートを実施しております。下記フォームよりぜひご意見をお寄せください。
→アンケートフォームはこちらから
———————————————————————————————–
============================================================
もし、このようなご購入の手続きをした覚えがない場合は、大変お手数ですが、このメールの全文と<購入手続きをした覚えがない>旨を必ず一文添えていただき「 メールアドレス」に送付ください。
============================================================
例文2| レビュー記載の依頼を含む文面
次に、レビュー記載の依頼をする例文を紹介します。
ここで注意したいのは、レビュー依頼時に「よい評価をしてくれたらポイント付与します!」などとレビュー内容を誘導することをしてしまうと、2023年10月1日から施行された「ステマ規制」にひっかかり、景品表示法違反になりかねないということです。(消費者庁「令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります。」、「一般消費者が事業者の表示であることを判別することが困難である表示」の運用基準)
あくまでレビューはお客様の正直な感想・フィードバックをいただく場であることを忘れず、もしマイナスのレビューが合った場合にも、今後の商品・サービスの改善に生かしていきましょう!
件名:【ショップ名】先日は誠にありがとうございました
本文
〇〇様
先日は【商品名】をご購入いただき、誠にありがとうございました。
このたび、お買い上げいただいた商品ですが、無事にお手元に届きましたでしょうか?
商品が届いておりましたら、使用された感想などを評価していただけますと幸いです。
お客様のお声をいただくことが私たちの何よりの励みとなります。
ぜひ下記フォームより、〇〇様の当店・商品に関するご感想をお寄せください。
↓↓当店・商品のレビューはこちらより↓↓
https://〇〇〇.com/
皆さまのお声を元に更なる商品、サービスの改善に励んでまいります。
新商品やセール情報などは、当店ホームページやSNSでも発信中しております。そちらもぜひチェックしてみてくださると幸いです。
今後も当店のご愛顧のほど、ぜひともよろしくお願いいたします。
─────────────────────────
会社名
〇〇部 名前
〒000-0000 〇〇〇〇
TEL:000-0000-0000 FAX: 000-0000-0000
Email:××××××@××××.com
URL: https://××××.com/
─────────────────────────
サンクスメールの自動送信も!業務効率化なら「ネクストエンジン」
ここまで、サンクスメールについて解説しましたが、どれだけよいサンクスメールを作成できたとしても、毎回手動で送信するのは手間がかかりますよね。
そのようなときは、サンクスメールの自動送信化がおすすめです。
受注管理や在庫管理など、EC運営の効率化・自動化をサポートするEC一元管理システム「ネクストエンジン」なら、メールの自動送信機能も搭載しています。
ネクストエンジンを活用してEC業務の運用効率化を
日々のEC運営は、業務が多岐にわたり、「あれもやらなくては、これもやらなくては」と慢性的なリソース不足に悩まされることが多いのではないでしょうか。
その結果、新商品の企画・開発や、販売促進活動といったクリエイティブ業務に割ける時間が少なくなってしまいます。
しかし、ネクストエンジンなら、受注管理や在庫管理といった日々の管理業務の自動化・効率化ができるため、クリエイティブ業務などに割く時間を増やすことができます。
ネクストエンジンのおもな機能は以下のとおり
など
自動化することによってヒューマンエラーを最小限に減らすこともでき、教育や引き継ぎコストも減らせるのがポイントです。
「ネクストエンジン」が提供するメール自動送信機能
ネクストエンジンで提供しているメール自動送信機能は、利便性が高いのも特徴です。
おもに以下4つのメールを自動送信できます。
- サンクスメール
- 発送予定メール
- 発送連絡メール
- フォローメール
注文内容や商品ごとにタグによるメッセージの自動挿入ができ、店舗ごとに各メールを作成できるため、スムーズにメール作成を行えます。
署名や送信元のメールアドレスも店舗ごとに変更することも可能です。特定のお客様にのみ、テンプレートを使ったメールも送信できるため、サンクスメールを送信する業務を効率化できるでしょう。
ネクストエンジンについてさらに詳しく知りたい方は、以下より資料をご気軽にダウンロードください。
まとめ:サンクスメールをうまく活用し、お客様と良好な関係を築こう
ネットショップを運営する際には、お客様と良好な関係を築くためにサンクスメールをうまく活用することがポイントです。
商品を購入した時や入金が確認できた時、商品を発送した時など、さまざまなタイミングでサンクスメールを送信することで、その後の行動をうながすこともできます。
口コミを書いてもらったり、取引の感想を答えてもらったりと、その後の業務改善につながるためのアプローチも可能です。
集客率アップやリピート率アップなども見込めるため、ぜひサンクスメールをうまく活用してみてください。
なお、サンクスメール以外にも、配送遅延時のお詫びメールやカゴ落ちメールなど、EC運営で必要なメールのテンプレートを集めた資料を作成しました!以下から無料でダウンロードできますので、日々の業務にお役立てください。
ECサイトを効率よく運営するためには、「一元管理システム」の導入がおすすめです。
しかし、一元管理システムにもさまざまな種類があり、どのシステムを選べばよいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、一元管理システムの料金相場を説明しながら、注目されている8つの一元管理システムの料金形態を比較していきます。
比較するポイントについても解説していますので、ぜひ参考にしてください。
一元管理システムの料金相場はどのくらい?
一元管理システムの料金には幅があり、目的やサービスの種類によっても費用が異なります。
料金相場は下記のとおりです。
初期費用 | 0円~50,000円 |
基本料金 | 5,000円~25,000円 |
従量課金 | 定額制・商品点数・受注件数・サイト数などで変動 |
初期費用は0円の場合もありますが、システムによって10,000円から50,000円など費用が発生します。
月額基本料金は5,000円〜25,000円までと幅広いです。
割安な価格設定の場合、使用できる件数が少なめに設定されており、従量制で追加料金が発生する場合があります。
そのため、導入したい一元管理システムの料金形態をしっかりと把握していないと、想像以上に料金がかかってしまうこともあるでしょう。
自社の状況を把握した上で、必要なサービスを利用できるように、費用形態をしっかりと把握し、比較・検討してください。
一元管理システムの料金設定はさまざま|比較する際のポイントは?
一元管理システムの料金設定はさまざまです。
比較する際のポイントを以下の2つに分けて解説していきます。
- 自社にとってお得な料金設定か?
- 料金と機能とのバランスはどうか?
自社にとってお得な料金設定か?
まず、一元管理システムを比較する際には、自社にとってお得な料金設定かどうかを調べましょう。
商品点数、受注件数、サイト数によって適している一元管理システムは異なります。
受注件数や商品点数が多い場合は、定額制の一元管理システムがおすすめです。
アマゾンや楽天などに複数出店しており、サイト数(店舗数)が多い場合では、使用できるサイト数(店舗数)に対して費用がお得な一元管理システムを選ぶとよいでしょう。
料金と機能とのバランスはどうか?
一元管理システムを探す際に、できれば低価格で機能が充実したサービスを選びたいと考えている方は多いのではないでしょうか。
低価格で魅力的なサービスをみつけたとしても、自社に必要な機能が不足していては意味がありません。
逆に不要な機能が含まれており、必要以上に費用がかかっているケースもあるため、機能についてもしっかりと確認する必要があります。
必要な機能を利用できることを第一に、料金と機能のバランスがとれた一元管理システムを選んでみてはいかがでしょうか。
一元管理システムごとの機能については、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
関連記事:「一元管理システム8社を機能面から比較!比較する際のポイントも解説」
注目の8つの一元管理システム|料金体系を比較
それでは、一元管理システムの料金形態はどうなっているのでしょうか。注目されている以下8つのシステムの料金形態を比較していきます。
- ネクストエンジン
- TEMPOSTAR(テンポスター)
- CROSS MALL(クロスモール)
- アシスト店長
- GoQ System(ゴクーシステム)
- 助ネコ(スケネコ)
- クロスマ
- ロジレス
※本記事は2022年9月時点の情報です。詳細は各サービスにお問い合わせください。
1.ネクストエンジン
1-1.初期費用0円|月額基本料金+従量課金制(受注件数)
ネクストエンジンの料金体系は下記のとおりです。
- 初期費用0円
- 月額基本料金3,000円(税抜)
- 受注件数に応じた従量課金制
シンプルでわかりやすい料金設定で、店舗数・商品点数による追加費用もありません。
月額基本料金には受注件数200件までの料金が含まれています。
200件を超えた場合は下記の単価で追加料金が必要です。
受注件数 | 単価 |
201〜400件 | 35円/1件 |
401〜1,000件 | 30円/1件 |
1,001〜3,000件 | 25円/1件 |
3,001〜5,000件 | 20円/1件 |
5,001〜7,000件 | 15円/1件 |
7,001〜10,000件 | 10円/1件 |
10,001件~ | 5円/1件 |
受注件数が増えれば増えるほど従量課金単価が割安です。
そのほか、有料アプリを利用している場合はアプリ利用料、契約から1年経過後から毎年契約月に年間保守費用15,000円(税抜)が必要となります。
♦料金シミュレーション例
【受注件数 1,000件までの場合】
(月額基本料金)3,000円+(従量課金)25,000円=(月額費用)28,000円 |
【内訳】
- 受注件数200件まで3,000円
- 従量課金:201~400件→1件35円、401~1,000件→1件30円
- 200件×35円=7,000円(201~400件の分)
- 600件×30円=18,000円(401~1,000件の分)
1-2.お得に使えるのはこんな会社
ネクストエンジンはシンプルな料金設定が特徴で、機能面も充実しています。
EC運営において必要となる業務の多くをカバーできる機能を取り揃えており、導入後の機能拡張も可能なため、必要な機能を必要になったタイミングで導入できる点が魅力といえます。
ネクストエンジンのおもな機能は下記のとおりです。
- 受注管理
- 在庫管理
- 商品登録
- 決済サービス連携
- 送り状発行システム連携
- 倉庫連携
- POS連携
- メール送信対応
- 発注、仕入管理
など
導入前には不要と判断した機能でも、使用していく過程で必要だと気付くケースもあるでしょう。
そのような場合に機能を追加できるため、事業規模の拡大にあわせて機能を増やしたいと考える事業者にもおすすめです。
2.TEMPOSTAR(テンポスター)
2-1.初期費用0円|月額基本料金+従量課金制(受注件数)
TEMPOSTAR(テンポスター)の料金体系は、下記のとおりです。
- 初期費用0円
- 月額基本料金11,000円(税込)から
- 商品数と受注数による従量課金制
従量課金の単価は下記のとおり。
※受注数は従量プランと定額プランの2つから選べます。
<商品課金>
商品登録数 | 月額費用(税込) |
1~2,000点 | 2,200円 |
2,001~5,000点 | 8,250円 |
5,001~10,000点 | 16,500円 |
10,001〜20,000点 | 33,000円 |
20,001点〜 | 10,000件ごとに+16,500円 |
<受注課金-①従量プラン>
月額受注件数 | 月額費用(税込) |
1~600件 | 27.5円/件 |
601~2,000件 | 22円/件 |
2,001~10,000件 | 11円/件 |
10,001件〜 | 5.5円/件 |
<受注課金-②定額プラン>
月額受注件数 | 月額費用(税込) |
1~3,000件 | 55,000円 |
3,001~5,000件 | 77,000円 |
5,001~10,000件 | 110,000円 |
10,000件ごとに | +55,000円 |
店舗数による追加課金がないため、何店舗運営しても追加費用がかかりません。
また、初月は月額基本料金11,000円(税込)が無料になります。
♦料金シミュレーション例(税込)
【従量プラン、商品点数1,000点、受注件数1,500件(初月の場合)】
(商品課金)2,200円+(件数課金)36,300円+(月額基本料金)0円=(月額費用)38,500円 |
【内訳】
件数課金
600件×27.5円=16,500円
900件×22.0円=19,800円
2-2.お得に使えるのはこんな会社
TEMPOSTARは店舗数による課金がないため、店舗数が多い会社におすすめです。
また、受注課金は2つのプランから受注数にあわせて選択できます。
受注数が月によって変動する会社は①従量プラン、毎月一定の受注が見込める会社は②定額プランを選ぶとよいでしょう。
3.CROSS MALL(クロスモール)
3-1.初期費用0円|月額基本料金固定
CROSS MALL(クロスモール)の料金体系は下記のとおりです。
- 初期費用無料
- 月額基本料金5,000円から
低コストで一元管理システムを利用できることが特徴のCROSS MALL。
商品点数・サイト数によってプランが変わるため、受注件数は関係なく、毎月固定の金額で利用可能です。
CROSS MALLのプラン内容は下記のとおりです。
<初期費用0円プラン>
月額費用(税抜) | 商品点数 | |
スーパーライトプラン | 5,000円×サイト数※ | 1,000点まで※ |
プラン1000 | 9,000円×サイト数 | 1,000点まで |
プラン3000 | 14,000円×サイト数 | 3,000点まで |
プラン5000 | 18,000円×サイト数 | 5,000点まで |
プラン15000 | 23,000円×サイト数 | 15,000点まで |
※スーパーライトプランは、サイト数が3サイト・注文数500件までの上限があります。
♦料金シミュレーション例(税抜)
【スーパーライトプラン、2店舗運営の場合】
(基本料)5,000円×2店舗=(月額費用)10,000円 |
3-2.お得に使えるのはこんな会社
CROSS MALLは下記のような対人サポートも充実しています。
- ハードウェアのトラブル対応
- システムの操作方法の指導
- ネットワークのメンテナンス
- セキュリティ対策
別途料金が発生しますが、ECサイト運営時のトラブル発生時に相談できると安心ですよね。
システム管理などに不安を感じる方におすすめのシステムといえるため、利用を検討してみてはいかがでしょうか。
4.アシスト店長
4-1.初期費用あり|月額基本料金+従量課金制(受注件数)
アシスト店長はサーバーの種類によって初期費用が変わります。
アシスト店長のプラン内容は下記のとおりです。
【受注管理機能 共用サーバープラン】
初期費用 | 50,000円 |
月額基本費用 | 25,000円※受注件数1,000件まで |
受注件数による従量課金 | 1,001件〜:20円/件 3,001件〜:15円/件 5,001件〜:要問合せ |
【受注管理機能 専用サーバープラン】
月額費用 | 200,000円 |
月額基本費用 | 100,000円※受注件数5,500〜30,000件まで |
※受注件数が30,000件を超える場合は、要問合せ
【在庫管理機能】
月額費用 | 30,000円 |
月額基本費用 | SKU数1,000件まで:20,000円 SKU数5,000件まで:30,000円 |
※SKU数5,001件以上は要問合せ
4-2.お得に使えるのはこんな会社
アシスト店長はオプションが豊富です。
おもなオプションは下記のとおり。
- 初期設定代行
- 後払い一体型帳票出力オプション
- 分析ツール
- 楽天レビュー取込
- 入金消込機能
オプション機能を活用することで、自社の要望に沿った内容でシステム運用することが可能です。
オプションを導入する分費用はかかりますが、必要な機能のみ契約できるため、無駄な出費を削減できます。
一元管理システムで活用できる機能も把握し、管理したい方は利用を検討してみてください。
5.GoQ System(ゴクーシステム)
5-1.初期費用あり|基本料金固定|従量課金なし
GoQ System(ゴクーシステム)は受注管理・売上管理・初期費用・運用サポートが利用できる「受注管理プラン」など、4つのプランが用意されています。
プラン内容は下記のとおりです。
プラン内容 | 初期費用 | 月額費用 |
受注管理プラン | 30,000円 | 15,000円 |
受注・在庫連携管理プラン | 40,000円 | 29,800円 |
受注・商品・在庫連携管理プラン | 50,000円 | 44,800円 |
受注・商品・在庫連携・出荷管理プラン | 100,000円 | 64,800円 |
そのほかにも、出店しているモール数、商品数などで費用が変動します。
詳しい費用については、公式サイトでシミュレーションできるため、活用してみてください。
5-2.お得に使えるのはこんな会社
GoQ Systemは注文数が増えても金額が変わらない「定額制」を取り入れている一元管理システムです。
売り上げが急に伸びる可能性のある成長期の会社や、隔月だけ売上アップする会社におすすめのシステムといえるでしょう。
また、導入時の初期設定も簡単で、即日で利用が可能です。導入作業を面倒に感じており、導入に踏み切れていない企業の方も、導入を検討してみてください。
6.助ネコ(スケネコ)
6-1.初期費用+月額基本料金+従量課金制(その他件数)
助ネコの価格プランは下記4つの機能ごとに用意されています。
- 受注管理
- 商品登録
- 在庫管理
- 発注管理
そのため、業務ごとにプランを変更できるため、柔軟にプランを組むことができ、無駄な費用を抑えられます。
それぞれのプラン内容は下記のとおりです。※表示価格はすべて税別
【受注管理】
プラン | Lite | ベーシック版 | Plus | ||
契約形態 | 月契約 | 月契約 | 1年契約 | 1年契約 | |
初期費用 | 30,000円 | ||||
月額基本料金 | 2,000円※101件から従量課金 | 15,000円連携1モールのみ※301件から従量課金 | 20,000円連携2モール以上※301件から従量課金 | 40,000円連携モール数問わず※5,001件から清算金 | 80,000円連携モール数問わず※8,001件から清算金 |
従量課金 | 20円/件最大18,000円※2,001件から清算金 | 1件15円最大40,000円※5,001件から清算金 | ー | ー | |
清算金 | 20円/件 | 15円/件 | 5円/件 |
※そのほかにPremiumプランもあり。希望する場合は要見積もり。
【商品登録】
プラン | Sプラン | Mプラン | Lプラン |
契約形態 | 月契約 | ||
初期費用 | 30,000円 | ||
月額基本料金 | 10,000円※上限1,000件※1,000件を超える取り込みは不可 | 15,000円※上限5,000件※30,000件以上の取り込みは不可 | 要見積もり※取り込み件数30,001件から利用可能 |
従量課金 | ー | 1円/1件5,001件以上から | ー |
【在庫管理】
プラン | 単体契約 | オプション契約※ |
契約形態 | 月契約 | |
初期費用 | 30,000円 | |
月額基本料金 | 20,000円固定※取り込み上限なし | 10,000円固定※取り込み上限なし |
※オプション契約は、「助ネコ受注管理(ベーシック版)」「助ネコ受注管理Plus」と一緒に契約することが可能です。
【発注管理】
プラン | 単体契約 | オプション契約※ |
契約形態 | 月契約 | |
初期費用 | 30,000円 | |
月額基本料金 | 15,000円 | 5,000円 |
※オプション契約は、「助ネコ受注管理(ベーシック版)」「助ネコ受注管理Plus」と一緒に契約することが可能です。
♦料金シミュレーション例
【受注管理ベーシック版 連携1モールのみ 受注件数 1,000件までの場合】
(月額基本料金)15,000円+(件数課金)10,500円=(月額料金)25,500円 |
【内訳】
基本料金は300件まで
従量課金:1件15円
15円×700件=10,500円
6-2.お得に使えるのはこんな会社
上記でも記載しているとおり、助ネコは業務内容ごとにプランを設定できるため、できるだけ細かくプラン内容を設定し、費用を調整したい企業におすすめです。
またクラウド型のシステムのため、自社のパソコンが故障したり、災害にあったりしてもデータを守れます。
24時間有人でサーバーも管理されており、常時バックアップ体勢を整えているなど、システムのセキュリティ面も安心できるシステムといえるため、データの損失リスクを抑えたい企業にもおすすめといえるでしょう。
7.Crossma(クロスマ)
7-1.初期費用+月額基本料金+従量課金制(その他件数)
クロスマの料金体系は、下記のとおりです。
提携モール数 | 初期費用 | 月額費用 |
Amazon+1モール | 0円 | 14,800円 |
Amazon+2モール | 15,000円 | 14,800円 |
Amazon+3モール | 30,000円 | 14,800円 |
月額費用は固定で、モール数に合わせて初期費用が変わるといったシンプルな料金プランが特徴です。
1000SKUまで従量課金はなく、上記の金額で利用できます。
商品登録数を増やしたいときは1,000SKU単位、追加料金10,000円で商品登録数を追加できます。
7-2.お得に使えるのはこんな会社
クロスマはAmazonを利用する会社に特化した一元管理システムです。
最安値の月額費用14,800円のプランは、Amazonに加えて以下のいずれか1モールを使用できます。
基本 | いずれかを選択 |
Amazon | Yahoo!ショッピング楽天au PAY マーケット |
そのため、おもにAmazonで管理されている企業におすすめの一元管理システムといえるでしょう。
8.LOGILESS(ロジレス)
8-1.初期費用+月額基本料金+従量課金制(その他件数)
ロジレスの料金体系は下記のとおりです。
- 月額基本料金22,000円(税込)
- 従量課金
初期費用がかからず、シンプルな料金設定が特徴です。
従量課金の料金設定は下記となります。
月間出荷数 | 単価 |
501〜5,000件 | 20円/件 |
5,001〜10,000件 | 10円/件 |
10,001〜15,000件 | 6円/件 |
15,001〜20,000件 | 4円/件 |
20,001件〜 | 2円/件 |
♦料金シミュレーション例
【出荷件数 1,000件の場合】
(月額基本料金)20,000円+(従量課金)10,000円=(月額料金)30,000円 |
【内訳】
基本料金は500件まで
件数課金:1件20円
20円×500件=10,000円
8-2.お得に使えるのはこんな会社
「ロジレス」は受注管理システム(OMS)と倉庫管理システム(WMS)が一体化した、EC自動出荷システムです。
EC事業者と倉庫事業者が一つのシステムを利用するため、受注から出荷までを自動化できます。
出荷数が多ければ多いほど1件あたりの課金も少なくなるため、多くの出荷数を見込め、できるだけ効率よく出荷業務を行いたい企業にとってメリットが大きいシステムといえるでしょう。
一元管理システムを導入する際に費用以外に注目したいポイントは?
一元管理システムを導入する際は、料金のほかに以下のポイントも比較することが大切です。
<比較するポイント>
- 無料体験ができるか
- 自社の課題を解決できる機能があるか
- 連携先が豊富か
一元管理システムを導入する上で無料体験が可能かどうかは見逃せないポイントです。
実際に使用してみると、操作方法が難しかったり機能がイメージと違ったりすることもあり、導入を後悔することもあるかもしれません。
導入後のミスマッチを防ぐためにも、無料体験が用意されているシステムを選ぶようにしましょう。
また、導入する機能でヒューマンエラーを防げるだけでなく、EC運用コストが削減できるかを見極めることも大切です。
自社の課題を解決できる機能を備えており、自動化などの効率化ができるかもシステム選びの基準にすることをおすすめします。
さらには、連携先の確認も必要です。一元管理システムを導入したものの、自社の基幹システムなどと連携できなければ思うような効率化は見込めません。
充分にEC運営コストを効率化するためにも、自社が他に管理しているシステムなどと連携ができるかも忘れずに確認してください。
連携先については以下の記事で詳しく解説しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
関連記事:「一元管理システムの連携先の確認は必須!人気8サービスの連携先を紹介」
また一元管理システム選びで悩んでいる企業のために、システム導入を成功させるためのポイントなどをまとめた資料は下記からダウンロードできますので、お気軽にご活用ください。
従量課金制でメリットの多い一元管理システム「ネクストエンジン」
「ネクストエンジン」はシンプルでわかりやすい料金設定・従量課金制を取り入れた一元管理システムです。
ネクストエンジンのメリットは以下のとおり。
- 初期費用0円
- 月額基本料金3,000円(税抜)
- 受注件数に応じて課金するため無駄がない
- 店舗数・商品点数による追加費用なし
従量課金制で店舗数などでも費用が変動しないなどメリットが多いのが特徴です。
実際に導入されたEC事業者様からは「以前使用していた一元管理システムは、店舗数を増やすと売上が変わらなくても月額料金が増えてしまうことが課題でした。ネクストエンジンにリプレイスしたことで、売上高に対する月額費用の比率は、かなり下がりました」とのお声をいただいています。
機能が豊富で拡張性にも優れているため、自社が抱える課題に対応しやすく、事業規模が大きくなっても柔軟に対応できます。ご興味を持たれた方はお気軽にお問い合わせください。
まとめ:一元管理システムの料金は「自社の受注件数など」を考慮して検討するのがおすすめ
一元管理システムの料金は、各社の料金体系を見てわかるように受注件数により大きな差があります。
受注件数によってお得なシステムが異なるため、自社の受注件数を考慮して、自社にとってコストパフォーマンスがよいところに見積依頼をしてみましょう。
業務効率化に欠かせない一元管理システム。
理想のEC運営を行うために、一元管理システムの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
EC業務の効率を高めるためのシステムとして使用されているのが、一元管理システムです。
一元管理システムを上手に活用すれば、EC運営に関わるさまざまな情報をまとめて管理できるようになります。
ただ、一元管理システムといってもサービス数は多く、それぞれ機能面の違いがあります。そのため、本当に自社の課題に合ったシステムを選ばなければいけません。
そこで本記事では、一元管理システムの機能に重点を置き、複数のシステムを比較します。
これから一元管理システムの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
一元管理システムの「機能面」を比較・選定する際のポイント2つ
一元管理システムを「機能面」に注目して選定するための比較ポイントについて解説します。
充分な比較をせずに一元管理システムを導入してしまうと、自社が必要な機能をカバーしていないことが導入後に発覚しかねません。後悔しないシステム導入のためにも、以下でご紹介する比較ポイントを押さえ、自社に合った一元管理システム選びの参考にしてみてください。
1.自社にとって必要な機能を整理しておく
一元管理システムを導入するうえで、まずは自社にとってどのような機能が必要になるのか整理しておくことが大切です。
例えば、一般的なECサイトの一元管理システムであれば、受注や在庫の管理・商品登録などの機能を備えており、楽天市場やAmazonに自社ECサイトといったECサイトごとの煩雑なデータ管理が、1つの管理画面で一元管理でできるようになります。
システムで管理することで、ヒューマンエラーなどのトラブルを抑えることもできるでしょう。
会社によって必要な機能は違うため、まずは課題を整理し、必要な機能を洗いだすことをおすすめします。
2.プラスアルファで効率化できる付加機能があるか
自社にとってメイン業務で必要になる機能以外にも、あるとより作業の効率化につながるような付加機能の有無も必ず確認しておきましょう。
今すぐには使わない機能でも、近い将来、事業を拡大するなかで必要になりそうなものはありませんか? 今後を予測し、必要な機能と不要な機能を整理してみてください。
付加機能はサービスによっても変わるため、複数の一元管理システムの機能を比べてみてください。お試しの無料体験などができれば、使い勝手などの操作感もぜひ確認しておきましょう。
一元管理システムのおすすめ8つを機能で比較
一元管理システムにも各社さまざまな特徴があります。
そのなかからおすすめの8つを選びました! どのような違いがあるのか、機能面や各社の特徴を比較していきましょう。
※本記事は2023年11月時点の情報です。詳細は各サービスにお問い合わせください。
1.ネクストエンジン
1-1.機能を一目で把握できる一覧表
ネクストエンジンが保有するおもな機能は、下記のとおりです。
受注管理 | 全店舗分の受注を一元管理可能。対応モール・カート数も業界最大級。また、電話やFAXなどのオフライン注文にも対応。 |
在庫管理 | 店舗間の在庫を、365日24時間自動連携することが可能。在庫数調整のために各EC店舗を行き来する必要がなく、キャンセルや返品、交換や不良品の交換などによる在庫変動にも対応。 |
商品登録 | 各EC店舗によって仕様が異なる商品ページの登録・更新・修正が一括操作で行える。 |
決済サービス連携 | さまざまな決済システムと連携して、入金確認などの手間を効率化できる。 |
送り状発行 システム連携 | 佐川、ヤマト、郵便などのさまざまな送り状システムに対応しているため、送り状作成作業も効率化! |
倉庫連携 | さまざまな倉庫・WMSに対応。倉庫・WMSと連携することで、出荷指示や入庫による在庫数調整も自動化でき、業務がずっとラクに。 |
POS連携 | 実店舗とEC店舗の在庫を自動で連携、在庫管理がスムーズに。 |
基幹システム連携 | CSVデータ連携もしくはアプリ連携で、すでにご利用中の販売管理システムや売上管理システムなどの基幹システムとの連携が可能。 |
メール送信 | サンクスメールや発送予定メール、フォローメールなどを自動送信できる。 |
発注・仕入 | 在庫数に応じて自動で発注量を計算するため、仕入処理を効率化できる。 |
アプリによるカスタマイズ | アプリ機能で機能追加が可能。オリジナルアプリも開発でき、柔軟に機能拡張ができる。 |
メールマーケティング | 購入者に合わせたメールを自動で作成し、送信する。 |
1-2.このサービスをおすすめしたい事業者の特徴
ネクストエンジンのサービスは、ECサイトを現在複数運営している事業者から、これからECをはじめたい事業者まで幅広い事業者におすすめです。
ECサイトの管理で必要な業務を自動化することで、業務負担を減らすことができ、効率化を行えます。
ネクストエンジンは、ECの現場より生まれたシステムです。そのため、「EC現場で本当に必要な痒い所に手が届く」機能を搭載しているのも特徴です。アプリなどを利用した機能拡張もしやすく、EC運営の環境が変化してもシステムを変更することなく使い続けることができます。
実際に導入した店舗で186%の成長率を達成※するなど、確かな実績のある一元管理システムです。※ 当社調べ(2020YoY)
料金 | 月額3,000円+従量課金制 |
無料お試し期間 | 30日(無料体験申込はこちらから) |
公式サイト | https://next-engine.net/ |
2.アシスト店長
2-1.機能を一目で把握できる一覧表
アシスト店長が保有する機能は下記のとおりです。
受注管理 | 楽天、Yahoo!、Amazonなどの各モールやカートと提携しているので、入力作業の簡素化が可能。受注ステータスの自動進行にも対応。 |
顧客管理 | 購入履歴の確認や、フラグ付け、メモを残しての管理などを行える。モールをまたいだ購入回数のカウントも可能で名前と電話番号が一致すると同一顧客として受注が取り込まれる。 |
分析機能 | 店舗別の売上集計や商品別集計、キャンセル理由別集計などができ、データをもとに分析が可能。 |
発送処理 | 出荷に必要な帳票類の印刷がまとめて出力可能。 |
メール送信 | メールの自動差し込み機能あり。購入条件や顧客条件に応じてメールの送信内容を自動変更でき、新規顧客とリピーターなどで違ったアプローチも可能。 |
在庫管理 | アシストIDで紐づけするため、店舗ごとにことなる商品コードを合わせる必要がなく、店舗間による在庫の確認がしやすくなり、在庫状況の自動反映が可能。 |
2-2.このサービスをおすすめしたい事業者の特徴
顧客をリピーターとして育てたい事業者や、受注や在庫の管理、顧客対応などの人件費をできるだけ削減したいと考えている事業者にも向いています。
受注から発送まですべての作業が一元管理できること、自動化・効率化できることも特徴です。
料金 | 【受注管理機能 共用サーバープラン】 初期費用:50,000円 月額基本費用:25,000円+従量課金制 【受注管理機能 専用サーバープラン】 初期費用:200,000円 月額基本費用:100,000円 【在庫管理機能】 初期費用:30,000円 月額基本費用:20,000円(1,000件まで)、30,000円(5,000件まで) |
無料お試し期間 | 15日 |
公式サイト | https://assist-tencho.com/ |
3.助ネコ(スケネコ)
3-1.機能を一目で把握できる一覧表
助ネコが保有する機能は、下記のとおりです。
受注管理 | 複数のネットショップの受注管理をまとめて効率化することが可能。 |
発注管理 | 発注書の発行や入荷管理、データ入力などに対応できる。 |
Web領収書 | Web上で簡単にPDFの領収書が発行できる。手書きや印紙などの手間もなくなるため時間の効率化にも便利。 |
商品登録 | 商品一括出品管理システムを導入、商品登録作業をまとめて効率化できる。新規で出店するときなどの作業効率も良くなるため便利。 |
送り状 | オプションで、注文データを各運送システム用データに自動で変換し、送り状を発行することが可能。 |
在庫管理 | 複数店舗の在庫を一括管理。在庫切れ前にお知らせしてくれる。 |
アプリ | スマホで売り上げ状況の確認や、バーコードの読み取り機能などもあり、ハンディーターミナルが不要。 |
3-2.このサービスをおすすめしたい事業者の特徴
複数のECサイトを運営しており、管理を一括で行いたい事業者におすすめのサービスです。
クラウド型になるため、場所を選ばずに管理でき、通販サイトと実店舗の在庫管理なども一緒に行えます。
また発送伝票の対応も幅が広いため、発注作業の効率化も行えるでしょう。サポート満足度も高いため、初めて一元管理システムを導入する事業者にもおすすめといえるでしょう。
料金 | 【受注管理】 初期費用:30,000円 月額基本料金 Lite:2,000円+101件から従量課金制 ベーシック版:15,000円+301件から従量課金制(連携モール1モールのみ) ベーシック版:20,000円+301件から従量課金制(連携モール2モール以上) ベーシック版:40,000円+5,001件から従量課金制(連携モール数問わず)※1年契約 Plus:80,000円+8,001件から従量課金制 ※1年契約 【商品登録】 初期費用:30,000円 Sプラン:10,000円(取込上限1,000件) Mプラン:15,000円(取込上限5,000件) Lプラン:別途見積り(取込30,001件から) 【在庫管理】 初期費用:30,000円 単体契約:20,000円固定 オプション契約:10,000円固定 ※「助ネコ受注管理(ベーシック版)」「助ネコ受注管理Plus」を一緒に契約 |
無料お試し期間 | 30日 |
公式サイト | https://www.sukeneko.com/ |
4.TEMPOSTAR(テンポスター)
4-1.機能を一目で把握できる一覧表
TEMPOSTARが保有する機能は、下記のとおりです。
受注管理 | 複数のネットショップや、受注情報の管理、各種メールの配信などを行なう。帳簿の出力などもすべて一元化可能。送り状発行システムにも対応しており、一括処理ができる。 |
在庫管理 | 複数のネットショップの在庫を一元管理。店舗ごとの在庫数の調整と機会損失の問題を一気に解消できる。 |
商品管理 | 複数のネットショップの商品情報を一元管理するため、一度の編集で複数店舗への商品情報を一括反映できる。イベントの予約機能もあるので更新を忘れないよう対策することが可能。商品の新規追加や編集、削除などの一通りの機能にも対応している。 |
外部連携 | ヤマト運輸や楽天など、さまざまな物流システムと連携が可能。決済方法の幅も広く、後払いなども選択できる。 |
4-2.このサービスをおすすめしたい事業者の特徴
事業の拡大予定があり、規模に合わせてサービスをカスタマイズして長く使いたいと考えている事業者におすすめです。
ASPではありますが個別の要望にも応えてくれ、カスタマイズにも柔軟に対応しています。
また、サポート体制もしっかりとしているため、困ったときは気軽に相談しやすいのもポイントです。
対応しているモールの幅も広く、外部連携の幅も広い点が特徴といえるでしょう。
料金 | 初期費用:0円 月額基本費用:10,000円〜(+定額プランもしくは従量課金プランを選択する) |
無料お試し期間 | 30日 |
公式サイト | https://commerce-star.com/ |
5.CROSS MALL(クロスモール)
5-1.機能を一目で把握できる一覧表
CROSS MALLが保有する機能は、下記のとおりです。
在庫管理 | 在庫の自動更新が可能。在庫数の振り分けの自動化もできる。 |
商品登録 | 商品ページの作成を簡単にできる。画像の取り込みも一括取り込み・登録が可能 |
商品複製 | 複数のショップに商品を登録する際に、登録情報の項目ごとに複製できる。 |
受注管理 | 複数のショップでの受注処理を一元化することが可能。ショップごとに注文ステータス管理もできる。 |
受注処理自動化 | 注文ステータスを自動で振り分けてくれる。 |
発注・仕入管理 | 複数のショップの在庫情報を、一元管理できる。 |
セット品管理 | セット品の情報を登録しておくことで、在庫情報などを自動管理してくれる。 |
注文分析 | 複数のショップでの売上データなどを簡単に調べられるため、分析業務の効率化が可能。 |
実店舗・卸との連動 | POSシステムとの連動で、実店舗での販売時に自動で各ショップの在庫を更新できる。ネットショップに加えて卸販売も合わせて管理可能。 |
5-2.このサービスをおすすめしたい事業者の特徴
CROSS MALLは、各モールの仕様変更やセキュリティ対策などを外注したい事業者におすすめです。
定期的にシステムの更新がされるため、モールの仕様変更などが発生しても早急に対応してくれます。
受注処理など運用面の自動化も行えるため、業務効率化を目指せます。
また、専属チームにサポートしてもらえるので、導入してから運営までのサポートも充実しており、わからないことがあれば質問しやすい環境でEC業務を行えるでしょう。
料金 | 初期費用:0円 月額費用(商品点数の制限あり) スーパーライトプラン:5,000円×サイト数(3サイト、商品点数1,000点まで) プラン1000:9,000円×サイト数(商品点数1,000点まで) プラン3000:14,000円×サイト数(商品点数3,000点まで) プラン5000:18,000円×サイト数(商品点数5,000点まで) プラン15000:23,000円×サイト数(商品点数15,000点まで) |
無料お試し期間 | 1日(電話解説付きオンラインデモ無料体験) |
公式サイト | https://cross-mall.jp/ |
6.GoQ System(ゴクーシステム)
6-1.機能を一目で把握できる一覧表
GoQ Systemが保有する機能は、下記のとおりです。
受注管理 | 受注データの管理や、ステータスの更新、注文商品ごとに分割することなどが可能。また、送り状の出力、後払いの管理、領収書などの支払いに関することも管理できる。 |
在庫連携 | 複数の店舗で共有し、在庫状況を管理できる。操作マニュアルや、各モールへの反映履歴なども確認することが可能。セット商品の登録などにも対応できる。 |
商品管理 | 商品の新規登録や複製などの一括管理・変更を行える。商品の検索はもちろん、データの出力や取り込み、削除、画像管理なども対応可能。 |
物流管理 | 入荷情報の管理や、ピッキングから出荷までの自動手配ができる。 |
売上管理 | 売上の詳細を確認でき、収支管理を行える。CSVのダウンロードや、クレジットカードの照合、レポートなどの発行が可能。 |
6-2.このサービスをおすすめしたい事業者の特徴
GoQ Systemは、EC業務が拡大し、注文数が増えても定額で運営したい事業者におすすめです。定額制のため注文数が増えても金額は変わりません。
初期設定も簡単にできるため、EC運営初心者の事業者や、初めて一元管理システムを導入する事業者にもおすすめです。3〜4モールの設定作業が最短40分ほどで完了します。
最低利用期間も3ヵ月のため、お試しに一元管理システムを使用してみたい事業者にもおすすめといえるでしょう。
料金 | 【フリープラン】 初期費用:0円 月額費用:0円(受注件数100件まで、受注金額50万円まで、自動処理作成5件まで) 【受注管理プラン】 初期費用:30,000円 月額費用:15,000円 【受注・在庫連携管理プラン】 初期費用:40,000円 月額費用:29,800円 【受注・商品・在庫連携管理プラン】 初期費用:50,000円 月額費用:44,800円 【受注・商品・在庫連携・出荷管理プラン】 初期費用:100,000円 月額費用:64,800円 |
無料お試し期間 | 20日 |
公式サイト | https://goqsystem.com/ |
7.Crossma(クロスマ)
7-1.機能を一目で把握できる一覧表
出品業務 | Amazonに商品を出品していれば、ワンクリックで商品情報を取得でき、他のモールにも反映できる。 |
価格設定 | 価格ルールを事前に設定しておけば、システムが自動で価格情報を改定してくれる。個別での設定もでき、価格を固定するなど柔軟な対応も可能。 |
在庫連動 | 在庫ルールを事前に登録しておくことで、システムが自動で在庫数を調整してくれる。在庫切れの場合は、商品ページが表示されないよう対応することも可能。 |
受注発送/メール送信 | 注文対応から出荷までをすべて自動化できる。メールの配信の自動化も可能。 |
7-2.このサービスをおすすめしたい事業者の特徴
商品登録作業が多い事業者や、EC業務の自動化を目指している事業者におすすめのシステムです。
Amazonへの商品登録さえすれば、あとのモールには簡単に商品情報を複製できるため、商品登録作業の効率化を行えます。
また、Amazonのランキングを踏まえた在庫管理ルールなど、特許技術を用いた独自機能なども充実。
Amazonを中心にEC運営を行いたい方におすすめです。
料金 | 【2モール連携】 初期費用:0円 月額費用:14,800円 【3モール連携】 初期費用:15,000円 月額費用:14,800円 【4モール連携】 初期費用:30,000円 月額費用:14,800円 ※楽天との連携を行う場合は、楽天RMSにてCSV商品一括編集機能/月額10,000円が必要 |
無料お試し期間 | なし |
公式サイト | https://crossma.roborobo.co.jp/ |
8.LOGILESS(ロジレス)
8-1.機能を一目で把握できる一覧表
LOGILESSが保有している機能は、下記のとおりです。
受注管理 | 受注の取り込みはもちろん、出荷情報の更新、決済ステータスとの連動が可能。自動処理の範囲も広く、お届け先や支払い・配送など個別の条件を登録することで、それぞれ独自のフローでの自動化ができる。 |
在庫管理 | 商品マスタの登録や、リアルタイムの在庫管理、ロット管理、入荷予定管理など、多くの管理機能を備えている。在庫に関しても単品はもちろん、ケースやセットなどの組み合わせによっても管理可能。 |
出荷 | 送り状の発行やピッキングリストの作成などを行える。各モールやプラットフォームなどへの反映も自動的に対応。 |
8-2.このサービスをおすすめしたい事業者の特徴
LOGILESSは、OMS(一元管理システム)とWMS(倉庫管理システム)の両方の機能を持ち合わせているのが大きな特徴です。顧客満足度を高める施策なども自動化したい事業者にもおすすめのシステムです。
たとえば、下記のような施策を自動で行なえます。
- 一定額以上の購入者におまけを送る
- 初回購入者にカタログを送る
など
初期費用が不要で導入にあたって開発する必要もないため、導入してから様子を見たいと考えている事業者や、開発などの手間をかけたくない事業者にもおすすめです。
料金 | 初期費用:0円 月額基本料金:20,000円+従量課金制 |
無料お試し期間 | テストアカウントあり |
公式サイト | https://www.logiless.com/ |
機能以外でチェックしたいポイント
一元管理システムを導入するうえで、機能以外にも検討するべきポイントがあります。
まず、長く使うものだからこそ、料金面も重要です。
システムごとに料金形態も異なるため、月額固定なのか、注文数に応じて変動するのか、自社に合った料金形態のシステムを選ばなければいけません。オプションの追加ができるのかなども含め、事前に確認することが大切です。
また、自社の基幹システムとの相性についても調査する必要があります。そもそも連携ができないと、せっかく一元管理システムを導入したところで、作業効率の改善は見込めません。
大幅な作業効率の改善を目指すためにも、連携できるかどうかを調べておきましょう。
事前に無料体験などのお試し期間を設けている場合は、使用感を確認するのもおすすめです。従業員が使いやすいシステムかどうかをテストし、導入を検討してみましょう。
下記の記事では一元管理システムを「料金」と「連携先」に重点を置き、比較しています。一元管理システムの導入を検討されている方は、こちらも参考にしてください。
関連記事:
「ECサイト管理を効率化!おすすめの一元管理システム・サービスを8社比較」
「一元管理システムの連携先の確認は必須!人気8サービスの連携先を紹介」
ECの現場から生まれた「ネクストエンジン」
一元管理システム選びで迷っているEC事業者の方は、ネクストエンジンの導入もぜひご検討ください。
ネクストエンジンの強みは、「EC現場から生まれた機能を豊富に搭載し、モール・カートの仕様アップデートにも追従していること」や、「対応するモール・カート、システムやサービス数が業界最大であること」、「変化に応じて機能拡張できる柔軟性」があげられます。
導入実績も多く、さまざまな企業の売上アップに貢献しています。
実際に導入されたEC事業者様からは「一人でも多くのお客様と接点を持つために、できるだけ多くのECモールに出店していく戦略をとっています。店舗数を増やすには一元管理システムが必須であり、そのシステムの連携先が多ければ多いほど、私たちは店舗数を増やしやすくなります。そういった観点からネクストエンジンを選びました」とのお声をいただいています。
EC現場より生まれたシステムのため、EC業務のことを熟知しており、EC運営者目線でさまざまなアドバイスも可能です。導入後のサポートも充実していますので、ご気軽にお問合せください。
まとめ:一元管理システムは機能面もしっかり比較し、自社に合ったものを選ぼう!
ECサイトの管理を簡素化するために、一元管理システム選びは重要です。
どのシステムも、似ているように見えて、機能面の違いや費用面の違いがあります。
また、直近の課題を解決するためだけでなく、今後の事業展開を広げるうえでも、できるだけ柔軟に対応してくれるシステムを選ぶようにしたいものです。
本記事を参考に、ぜひ自社のビジョンにあった、使いやすく、納得できる一元管理システムを見つけてくださいね。