メルカリとYahoo!オークション(ヤフオク)の違いを比較!法人で利用するなら?

メルカリかYahoo!オークション(ヤフオク)に出品してみようと思って、どちらがいいか迷っていませんか?

利用者層や売れる商品ジャンルなど、メルカリとYahoo!オークション(ヤフオク)ではそれぞれに特徴があります両者の違いを把握したうえで出品先を決めたいものです。

今回の記事では、メルカリとYahoo!オークション(ヤフオク)それぞれの違いだけでなく、販路拡大を目指し両方に出品したい場合におすすめのツールもご紹介します。

また、法人・個人事業主の方に向けのメルカリShopsやYahoo!オークションストアについても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

メルカリとYahoo!オークション(ヤフオク)の違い

まずはメルカリとYahoo!オークション(ヤフオク)について、それぞれのサービス概要を理解しておきましょう。

メルカリとは

メルカリ

2013年7月からサービスを開始したメルカリは、2023年7月時点での月間利用者数は2,200万人以上、累計出品点数は30億品以上と、国内最大級のフリマアプリです。

30代までの若年層の利用がメインとなっていますが、利用者の拡大とともに現在では50代以上の利用も増えており、幅広い年齢層で様々な商品が活発に取り引きされています。

Yahoo!オークション(ヤフオク)とは

Yahoo!オークション

Yahoo!オークションは、LINEヤフー株式会社が運営している日本最大級の老舗インターネットオークションサイトです。1999年からサービス開始しており、常時7,000万品以上の商品が出品されています。

登録時に本人確認を実施しているほか、出品者・入札者双方の評価制度が整備されているので、安心して取引ができます。

コンセプトの違い

まずメルカリとYahoo!オークションの違いとして挙げられるのはサービスのコンセプトです。

メルカリはフリマアプリとして始まったサービスのため、商品価格を出品者が決めて取引されますが、Yahoo!オークションは一番高値を付けたユーザーが落札するオークション形式、つまり購入者が商品価格を決定する傾向があります。

ただし、メルカリでは値下げ交渉が頻繁に行われていたり、Yahoo!オークションでも「フリマ(定額)形式」という定額商品を出品する機能が追加されるなど、両者の違いは以前よりも小さくなっているといえます。

利用者層の違い

メルカリもYahoo!オークションも利用者の拡大により、利用者層が広がってきていますが、中心となる利用者層は異なります。

  • メルカリは20~30代の若年層、Yahoo!オークションは30~50代の層がメイン
  • メルカリは女性ユーザーが多く、Yahoo!オークションは男性ユーザーが多い
  • メルカリは初心者ユーザーが多い、Yahoo!オークションでは一定の経験・知識のあるユーザーが多い

以上のような傾向が見られます。

利用者の属性を理解したうえで、商品の出品先を選ぶことが大切になってきます。

メルカリとYahoo!オークション(ヤフオク)に出品する際の確認ポイント

実際に出品する際に気になるのは手数料や配送方法などの点ではないでしょうか?両者を比べてみました。

手数料

メルカリもYahoo!オークションも月額使用料や出品手数料は無料です。

落札・販売成立時の手数料はメルカリは販売価格の10%Yahoo!オークションはLYPプレミアム会員は落札価格の8.8%で、それ以外の場合は落札価格の10%※となっています。

2024年6月4日の落札分から料金改定され、LYPプレミアム会員も非会員も一律落札価格の10%になります。

送料・配送方法

メルカリでは送料は出品者が負担することが多いです。Yahoo!オークションは以前は落札者が送料を負担することが基本でしたが、現在はメルカリのように出品者が送料を負担するケースが多くなっています。

メルカリもYahoo!オークションも匿名配送が可能です。

メルカリではらくらくメルカリ便(ヤマト運輸提携)やゆうゆうメルカリ便(日本郵便提携)、Yahoo!オークションでは、おてがる配送(ネコポス・宅急便コンパクトEAZY)が利用できます。

対応サイズに違いがあるため、商品の大きさによってメルカリとYahoo!オークションを使い分けるのもよいでしょう。

売れる商品のカテゴリ

売れる商品のジャンルやカテゴリについては、利用者層でご説明した通り、メルカリは20~30代の女性ユーザーが中心となるため、ファッション・アパレル商品や子ども服などの需要が高いです。不用品の売買というフリマの特性から、安価な日用品を得意としています。

一方でYahoo!オークションは利用歴の長い男性ユーザーも多く、趣味性の高い商品や高級品、たとえばバイク用品やレアなトレカなどのホビー関連商品の需要が高いです。

なお、メルカリもYahoo!オークションにも出品禁止物が指定されていますが、両者は微妙に異なっている点もあります。

例えば、商品券やギフト券はメルカリでは出品不可ですが、Yahoo!オークションでは可能です。生体販売についてもメルカリは禁止されていますが、Yahoo!オークションでは哺乳類、鳥類、爬虫類以外であれば原則可能となっています。

また出品者自身が相場が分からないようなものは、安い価格でスタートして、購入希望者が価格を決めていくYahoo!オークションのほうが利益が出る場合もあります。

法人で利用するなら?

メルカリとYahoo!オークションを個人事業主・法人で出品・出店したい方も多いのではないでしょうか。メルカリにもYahoo!オークションにもそれぞれ法人向けのサービスがあります。

メルカリShops

メルカリは個人での出品が基本でしたが、メルカリShopsは法人や個人事業主(個人も可能)向けに2021年10月からはじまったサービスです。スマホ1つでかんたんにネットショップ開設ができ、メルカリ2,300万人以上のユーザーに向けて販売することができます。

初期費用や月額利用料が無料で、手数料は販売価格の10%が発生します。

メルカリの集客力を利用できるため、ECを始めたばかりの店舗でもEC運営の一番の課題である集客のハードルが低くなります。

また、メルカリShopsではメルカリにはないBtoCならではの機能(在庫登録が複数可能、クール便が利用可能、在庫連携・受発注管理がCSVやAPIで可能、タイムセール等の提供など)が充実しています。

メルカリとメルカリShopsの比較については、以下の記事で解説しています。こちらもご参考ください。

Yahoo!オークションストア

Yahoo!オークションストアとはYahoo!オークション内に法人・個人事業主が店舗として出店できるサービスです。

Yahoo!オークションの取扱高は約8,502億円*で、Yahoo!JAPANを訪問する月間5,452万人の集客力も利用できます。お客様とのタッチポイントを増やしたい事業者にとって、Yahoo!オークションストアに出店するメリットは大きいです。(*2020年度通期の取扱高実績)

出品手数料はYahoo!オークションよりYahoo!オークションストアのほうが安く、7.7%(税込)で、初期費用はもちろん月額システム手数料もかかりません

ストア出店の場合、出品一覧に「ストアアイコン」が表示され、落札者から信頼感を得ることができ、個人の出品者と差が付きます。

また、Yahoo!オークションとYahoo!ショッピングの両法に商品を併行して掲載することも可能です。

なお、Yahoo!オークションストアに出店するためには、まずYahoo!ショッピングの契約(審査通過)が必要になります。詳しくは以下のYahoo!オークションストアのページで確認してみてください。

Yahoo!オークションストアの申込み方法について

法人でのEC運営なら一元管理システム導入がおすすめ

ネットショップ運営は業務範囲が広く、日々の受注処理や発送作業に追われてしまいがちです。

メルカリShopsへの出店でも、Yahoo!オークションストアへの出店でも、せっかく新たなモールやカートに出店しても、業務を自動化・効率化できていないと、出店店舗が増えれば増えるほど業務負担が増えてしまいます。

そこでおすすめなのがEC一元管理システムの導入です。

EC一元管理システムなら、複数の店舗の受注情報を1つの画面で管理でき、在庫連携によって各店舗の在庫数を常に最新に保ってくれるため、手動による在庫更新が不用で、EC業務がずっとラクになります。

一元管理システムについては以下の記事でも解説していますので、ご参考ください。

結局どっちがおすすめ?

メルカリとYahoo!オークションについて比べてきましたが、どちらが適しているかは状況によって異なります。よくある疑問別に解説します。

初心者ならメルカリ

インターネットが得意でなかったり、ネットショップ初心者なら、スマホで簡単に開設できるメルカリがおすすめです。

法人・個人事業主の方の場合は商材にもよりますが、出店審査の早さや手軽さを重視するならメルカリShopsがおすすめです。

安全性はどちらも問題なし

メルカリもYahoo!オークションも匿名配送が可能ですし、国内最大級のフリマアプリとオークションサイトですので、安全性はどちらもそれほど心配する必要はないでしょう。

趣味性の高い商品・高価格帯商品ならYahoo!オークション(ヤフオク)

高額商品であればオークション形式で価格が上がりやすいYahoo!オークション、一方で、なるべく早く売りたい場合は月間利用者数の多いメルカリに出品するという使い分けもできます。

同時出品できる?

ビンテージや中古品など、1点しかない商品を出品する場合はメルカリとYahoo!オークションのどちらかにしたほうが現実的です。

売上拡大を目指すなら両方!

法人・個人事業主の方で販路拡大を目指すなら、メルカリShopsとYahoo!オークションの両方への出店がおすすめです。

メルカリShopsとYahoo!オークションでは、それぞれメインとなるユーザー層が異なります。両方出店することで、より広い顧客との接点を得ることができ、売上アップが目指せます。

とはいえ、2店舗増やすとその分業務が増えてしまう……とお悩みでしたら、ぜひEC一元管理システムの導入も検討してみてください。ネットショップ運営がぐっとラクになるはずです。

まとめ

今回はメルカリとYahoo!オークション(ヤフオク)の違いについて解説しました。

メルカリでは女性や若年層のユーザーが多く、アパレルや子ども用品、安価な日曜日などが多く取引されている一方、Yahoo!オークションでは30~50代の男性ユーザーがメインで、趣味性の高い商品の需要が高い特徴があります。

どちらも法人・個人事業主向けのネットショップサービスも展開しており、EC事業者の方で出店を検討中の方はぜひ積極的に出店し、売上アップを狙ってみてください!

ネクストエンジンで両方ラクに出店できる!

EC一元管理システム「ネクストエンジン」は複数店舗の受注管理や在庫管理を効率・自動化し、日々の業務をずっとラクにしてくれます。

もちろんメルカリShopsもYahoo!オークションストアとも連携可能で、対応モール・カート数は業界最大級。Amazonや楽天市場といった主要モール以外にも、様々なモールと連携できます!

ネクストエンジンとは

ネクストエンジンは複数のネットショップを一元管理し、受注管理・在庫管理・商品登録など、EC業務のバックヤードを自動化・効率化することができるシステムです。

おもな機能は以下のとおりです。

など。

ECサイトの管理で必要な業務を自動化することで、業務負担を減らすことができ、効率化を行えます。

ネクストエンジンは、自社のEC運営を行っていく上で発生した課題を解決し「もっと楽しくEC運営をできるようにしたい」という想いから生まれました。そのため、「EC現場で本当に必要な痒い所に手が届く」機能を搭載しているのも特徴です。アプリなどを利用した機能拡張もしやすく、EC運営の環境が変化してもシステムを変更することなく使い続けることができます。

ネクストエンジンは、導入実績業界No.1のサービスで、これまでに6,033社、47,728店舗で利用され、多くのEC事業者様をサポートしてきた実績があります。(※2023年12月時点)

ネクストエンジン導入企業の1つである株式会社サウナキャンプ様は、趣味で始めた活動からネットショップを始め、別の本業を持ちながらEC運営を成功させていらっしゃいます。

サウナキャンプ様からは「(ネクストエンジンの導入で)とても助かっています。在庫を一元管理し、受注処理から出荷指示までのフローの約99%を自動化できました」「もっと早くネクストエンジンを知りたかった!」とのお声をいただいています。

まずは以下から無料で資料がダウンロードできますので、参考になさってください!

メルカリShopsとの連携

ネクストエンジンとメルカリShopsを連携すると、以下の業務を自動化することができます。※連携アプリ利用は無料(詳しくはアプリ詳細ページへ)。

1. 注文の取り込みが自動!

メルカリShopsで注文が入ったら、自動的にネクストエンジンに伝票が作成されます。

2.在庫連携が自動!

最新の在庫数が全ての店舗に送信され、モール、カート側でも在庫数が更新されます。他のモール・カートで販売された場合も自動で在庫連携します。

3.受注データの同期が自動!

入金番号をネクストエンジンに、配送番号をメルカリShopsに自動で反映します。

4.出荷ステータス反映が自動!

ネクストエンジンで出荷が完了した情報は、自動的にメルカリShopsに反映されます。

5.商品の出品もラク!

ネクストエンジンの商品管理のデータからメルカリShopsアプリで出品ができます。

Yahoo!オークションとの連携

ネクストエンジンはYahoo!オークションとの受注取込、在庫連携、商品登録の連携ができます。

オークション形式(競り)の場合

最初の入札があるとネクストエンジンに受注伝票が記載され、商品の在庫引き当てが行われます。

オークション終了後、落札者が取引ナビ上へ入力した情報はネクストエンジンの受注伝票に自動で転記されます。

フリマ形式(定額)の場合

入札(=落札)があるとネクストエンジンに受注伝票が記載され、商品の在庫引き当てが行われます。

入札後、落札者が取引ナビ上へ入力した情報はネクストエンジンの受注伝票に自動で転記されます。

取引を効率よく管理

落札者が取引ナビへ情報を入力すると、ネクストエンジン上に受注伝票が完成します。

受注伝票完成後は

  • お客様へサンクスメールを自動で送信
  • Yahoo!かんたん決済の入金を自動で確認
  • 送り状発行システムとの連携
  • 倉庫への出荷指示
  • 発送連絡メールを自動で送信

といった業務を、他の店舗とまとめて対応することが可能となります。

さらに詳しくは以下のページもご参考ください。

Yahoo!オークションとの連携について

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