メルカリShopsでよく売れる!ショップ事例とコツを大公開

メルカリShopsでよく売れる!ショップ事例とコツを大公開

「メルカリShopsに出店すると結構売れるらしい?」
「どんなショップが売れているのかな?」

そんなメルカリShopsへの出店を検討中のEC事業者の皆様のために、メルカリShopsで売れている事例とコツを大公開します!

この記事の内容は、メルカリShopsを運営する株式会社ソウゾウの大島領太氏による講演(※)に基づいて構成しています。

※2023年11月14日(火)開催のネクストエンジン×メルカリShops連携記念「メルカリShopsで売れているショップ事例紹介セミナー

個人でもECサイトを運営できるメルカリShops

2013年に事業を開始したメルカリは、誰でも商品をスマホで手軽に売買できるマーケットプレイスです。今では月間利用者数が約2260万人を数え、主婦層・ファミリー層に幅広く利用されています。そのメルカリのプラットフォーム上で、手軽にECサイト(ショップ)を運営することができるサービスが「メルカリShops」です。

メルカリShopsの最大の強みは、すでに多くの人が利用しているメルカリのプラットフォームを活かした効率的な集客が図れること。メルカリShopsに出店している累計20万店のショップの中には、EC未経験者ながら月商約1000万円を達成したショップなども登場しています。

なお、メルカリShopsの概要についてさらに詳しくは以下の記事でも解説しています。

売れ筋の商品はリユース品とは限らない

ECサイトでよく売れる商品とは、お客様のニーズにマッチした商品です。ではメルカリShopsでよく売れている商品、販売実績を伸ばしているショップには、どのような傾向があると思いますか。

メルカリShopsで売れている商品

メルカリShopsは、メルカリ自体を母体とするサービスなのでリユース品が多いと思われがちですが、売れている商品のカテゴリーのジャンルは幅広く、特定ジャンルのカテゴリーだけが強いわけではありません。

売れているショップは特定の商品カテゴリを扱っているというよりも、効果的な売り方によって販売実績を伸ばしていると考えられます。

売れているショップがしていること

売上を伸ばしているショップは、何か特別な秘策を講じているわけではありません。ショップの取り組みを見てみると、メルカリShopsが機能提供している販促機能の「タイムセール」や「クーポン」を活用しながらコンスタントに商品数を増やすという、基本に忠実なアプローチを積み重ねていることがわかります。

ポイントはフォロワーの増加によるリピート購入

注目したいのは「売れているショップは、新規のお客様の購入を伸ばすだけではなく、フォロワーを増やしてリピート購入を促進している」という点です。こうした形で売上のベースアップを図るというアプローチをとっていました。

売れているショップのお取組み事例図

食品カテゴリーの成功ショップ事例【甲羅組】

一例として、商品カテゴリーの中でも売れやすい「食品」を販売しているショップの事例を紹介します。

カニを中心とした海産物の通信販売を展開している人気ショップ「甲羅組」で重点的に取り組んでいるのは、定期的なタイムセールと、継続的な商品の新規登録です。

食品カテゴリーのショップ事例:甲羅組

基本に忠実な取り組みをしっかり実施することで成果につなげているショップだといえるでしょう。他にも、登録時に商品の魅力が伝わるように画像を加工し、商品説明の内容を適宜変えるなどの工夫により、フォロワー数を徐々に増やしています。

メルカリShopsには、新しい商品の登録時やタイムセールを実施する際に、フォロワーにお知らせが自動配信されるプッシュ通知機能が備わっています。こうした機能の広告効果を最大限活かした例でしょう。

このショップでは、季節ごとの旬の食材をフックに新規のフォロワーを獲得し、商品のシーズンが終わった後は、プッシュ通知によるセールのお知らせなど、存在を継続的にアピールすることで好循環を生み出し、売上につなげています。

リユースカテゴリーの成功ショップ事例【バイセル】

中古品を取り扱うリユースカテゴリーは、メルカリが得意としている分野です。この分野で好成績をあげている「バイセル」は、メルカリShopsが月初めに実施している「メルトクセール」を効果的に活用しています。

リユースカテゴリのショップ事例:バイセル

メルトクセールとは、メルカリShopsが毎月展開している施策で、毎月1~8日にかけてタイムセール商品を中心に紹介する特設ページを開設しています。このタイミングに合わせて、ショップがタイムセール設定をすることで、商品が露出されやすくなる仕組みです。

バイセルでは月初めに定期的にタイムセール設定をすることで露出アップを図り、合わせてフォロワー限定のクーポンを発行することで売上の確保や新規フォロワーの獲得を効率的に進めています。

メルトクセール期間中に獲得したフォロワーにセールが終わった後もアピールしていくことで、コンスタントに売上を積み上げるという好循環を作り上げています。

「売れるサイクル」をつくるには

メルカリshopsで売上に直結する重要な施策は「出品」「販売」「リピーターの創出」という3段階の「売れるサイクル」をできるだけ早く回すことです。

メルカリShopsの売れるサイクル図

メルカリshopsでは、販売している商品点数が多いほど、閲覧数が増えて売上が伸びる傾向があります。出品可能な商品は全て登録することを心掛けたほうがよいでしょう。商品情報をまとめたCSVファイルから一括登録・更新することができます

リソースの関係でまとめて登録するのが難しい場合は、週1回決まった曜日や時間に登録するなど、定例化して商品をコンスタントに増やしていく方法も効果的な方法です。

【出品】露出枠・検索に出る取り組み

出品後の商品を販売につなげるには、商品を見つけてもらいやすくすることも大切です。アプリ内で露出を増やし、検索結果に商品が表示されやすくするために効果的な方法が次の2点です。

特集へのエントリー

1つめは、メルカリshopsが月替わりで実施している多様な特集企画へのエントリーです。

特集期間中はアプリ通知の送信やアプリ内でバナーやポップアップ表示などによる集客活動も活発になるので、メルカリアプリへの流入者数も増え、特集に掲載された商品は露出を確保しやすい環境になります。

エントリー料金は一切かからないので、コストを掛けずに商品をアピールできるチャンスです。エントリー可能な商品があるなら、積極的に活用することをおすすめします。

商品情報の充実

2つめは商品情報を充実させることです。メルカリアプリを利用するお客様の多くは、検索機能を活用して商品を探す傾向があります。とくに、ブランド登録の有無による影響は顕著です。

露出枠・検索に出る取り組み例

商品情報にブランドを登録したことで、検索時の表示回数や商品の閲覧数が3倍に伸びたような事例もあります。ブランド登録ができるものであれば、商品情報に設定したほうが効果が上がります。

【販売】CVRを上げる工夫・フォロワーの獲得

出品から販売へとサイクルを進める販促活動の基本は、フォロワーを獲得し、CVR(コンバージョンレート)を上げることです。

CVRを上げる工夫・フォロワーの獲得例

メルカリShopsでは、販売促進機能としてお得に商品を購入できるクーポン発行機能を用意しています。クーポンはショップのフォロワーに向けて発行されるため、クーポン機能を活用すれば販促に加えて、効率的に新規フォロワーを獲得できることになります。

実際、クーポン機能を活用しているショップでは「フォロワー増加の手応えを感じる」という声や、売上を約20%伸ばせたという声が届いています。

【リピーターの創出】何度もショップに来てもらう工夫

メルカリShopsの特徴的な販売促進機能である「タイムセール」は、商品に期間限定の割引価格を設定すると、その商品に対して「いいね!」のリアクションをしたユーザーと、ショップのフォロワーに自動的に通知が届く仕組みです。

商品やショップに関心のあるお客様に直接リーチできるので、リピーターを生み出すきっかけになります。

リピート創出の取組み:タイムセールを設定する

タイムセールの設定をした商品は、値引き中であることが一目で分かるように金額表示のデザインが変わります。通知でお知らせしたお客様はもちろん、新規のお客様に対しても、視覚的な訴求効果が上がります。

特集のエントリーとタイムセール設定を並行活用することで、商品の露出強化と販売促進に取り組んだ結果、過去最大の売上を達成したショップも出現しています。

ショップ開設申し込みの流れ

メルカリShopsは、スマホやPCから開設ページを開いて必要事項を入力すれば、最短5分で新規ショップの開設申請ができます。申し込みには審査があるので、審査結果がメールで届くまでお待ちください。審査期間は2~3営業日です。審査完了メールが届いたら、ショップページにログインして、販売を開始できます。

一元管理システムとの連携

メルカリShopsでの受注量が順調に増えていったり、自社サイトや楽天市場やAmazonといったモールなどで多店舗展開をしたりしていくと、どうしてもバックヤード業務が煩雑になりがちです。

そこで効果的なのが、EC一元管理システムとの連携です。システムを導入することで、受注処理や在庫管理といったバックヤード業務を効率化・自動化できます。

メルカリShopsは2023年12月からEC一元管理システム「ネクストエンジンと連携が可能となりました。

EC一元管理システム「ネクストエンジン」とは?

ネクストエンジンは複数のネットショップを一元管理し、受注管理・在庫管理・商品登録など、EC業務のバックヤードを自動化・効率化することができるシステムです。

おもな機能は以下のとおりです。

など。

ECサイトの管理で必要な業務を自動化することで、業務負担を減らすことができ、効率化を行えます。

ネクストエンジンは、ECの現場より生まれたシステムです。そのため、「EC現場で本当に必要な痒い所に手が届く」機能を搭載しているのも特徴です。アプリなどを利用した機能拡張もしやすく、EC運営の環境が変化してもシステムを変更することなく使い続けることができます。

ネクストエンジンは、導入実績業界No.1のサービスで、これまでに6,033社、47,728店舗で利用され、多くのEC事業者様をサポートしてきた実績があります。(※2023年12月時点)

ネクストエンジン導入企業の1つである株式会社サウナキャンプ様は、趣味で始めた活動からネットショップを始め、別の本業を持ちながらEC運営を成功させていらっしゃいます。

サウナキャンプ様からは「(ネクストエンジンは)とても助かっています。在庫を一元管理し、受注処理から出荷指示までのフローの約99%を自動化できました」「もっと早くネクストエンジンを知りたかった!」とのお声をいただいています。

メルカリShopsとの連携でできること

ネクストエンジンとメルカリShopsを連携すると、以下の業務を自動化することができます。

1. 商品更新が自動!出品も簡単!

ネクストエンジンに登録した商品情報(他モールの商品情報をもとに登録も可能)をもとに、ボタン1つでメルカリShopsに出品できます。さらに一度出品した商品は、ネクストエンジン上で情報更新するとメルカリShopsに自動反映されます。

2.注文の取り込みが自動!

メルカリShopsで注文が入ったら、自動的にネクストエンジンに伝票が作成されます。

3.在庫連携が自動!

最新の在庫数が全ての店舗に送信され、モール、カート側でも在庫数が更新されます。他のモール・カートで販売された場合も自動で在庫連携します。

4.受注データの同期が自動!

入金番号をネクストエンジンに、配送番号をメルカリShopsに自動で反映します。

5.出荷ステータス反映が自動!

ネクストエンジンで出荷が完了した情報は、自動的にメルカリShopsに反映されます。

ネクストエンジンについてご興味のある方は以下から無料で資料ダウンロードできますので、ぜひ一度ご検討ください。

なお、本記事の基になった開催セミナー全体の内容は、以下からアーカイブ視聴いただくこともできます。こちらも併せてご活用ください。

【講演者】

大島領太氏
株式会社ソウゾウ GrowthSales Leader 

機械系専門商社から生命保険代理店営業、Amazonを経て、メルカリへ入社。15年以上営業畑を渡り歩いた後、直近2社でECサイトに関わるアカウントマネジメント業務に従事。

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