株式会社サウナキャンプ
アウトドア
BEFORE
  • 急激な売上アップで業務過多
  • 深夜〜朝方のピッキング梱包作業で疲弊
  • イベント期間はEC運営のリソース不足
AFTER
  • 業務がほぼ100%自動化
  • 倉庫も委託し単純作業が全て手離れ
  • 自動化したことで、イベントに頭も心もフルパワー

注文処理を99%自動化!副業で始めたテントサウナ専門店「SaunaCamp.」の成長ストーリー

本業を続けながら副業でネットショップを運営し、成功している方々がいます。屋外でサウナを楽しめるテントサウナの専門店「SaunaCamp.(サウナキャンプ)」を運営している、株式会社サウナキャンプの大西洋さんと兼康希望さんです。
2人はアウトドア仲間であり、プライベートでもテントサウナを楽しんでいる根っからのサウナ好き。趣味が高じて2019年にEC事業を開始し、現在もそれぞれが本業を持ちながら、ECサイトの運営やサウナイベントの開催などを行っています。

     事業成長ストーリーは↑こちら
    ネクストエンジンの活用は↑こちら

SaunaCamp.が多くのサウナファンから支持されている理由とは?

商品開発やファンづくり、ECの注文処理を99%自動化した方法など、SaunaCamp.の取り組みについて大西さんと兼康さんにうかがいました。

キャンプ場など屋外でサウナを楽しめるテントサウナをECサイトで販売している。
画像出典:SaunaCamp Webサイトより

テントサウナの火付け役「SaunaCamp.」とは?

本日は、SaunaCamp.の売り上げを伸ばすために取り組んできたことや、ECサイトの運営を効率化した方法などについて、お話をお聞かせください。まずは、SaunaCamp.がどのようなネットショップなのか教えていただけますか?

兼康さん:SaunaCamp.は、キャンプ場やビーチなど屋外でサウナを楽しめるテントサウナの専門店です。2019年にEC事業を開始しました。テントサウナブランド「MORZH(モルジュ)」の正規代理店であり、現在は自社ECサイトと楽天市場、Amazonで商品を販売しています。

テントサウナの価格帯は、テントとストーブのセットで約20万〜30万円。現在はアロマやサウナウェアなど周辺商材も販売しており、取扱商品数はおよそ30品目です。

テントサウナの専門店「SaunaCamp」
テントサウナ本体のほか、アロマやサウナウェアなども販売している。
※画像出典:SaunaCamp公式オンラインショップ SaunaCamp WEAR

今ではネットショップとして成功しているSaunaCamp.は、もともと趣味で始めた活動だったそうですね。

大西さん:はい。2016年ごろに、アウトドア仲間が集まってサウナキャンプを楽しむユニットとしてスタートしました。当初はビジネスにするつもりはなく、収益化を考えていたわけでもありません。純粋に自分たちがテントサウナを楽しんでいて、それをSNSやブログで発信していました。

SNSなどでテントサウナについて発信するなど、昨今のテントサウナブームをけん引しているように見えます。

大西さん:私たちの活動が、日本でテントサウナが流行する一つのきっかけにはなったと自負しています。SaunaCamp.を始めた当時、日本ではテントサウナの認知度が低く、テントサウナを持っている人はとても少なかったですからね。

WebサイトやSNSなどで発信しているコンテンツから、テントサウナの魅力が伝わってきます。コンテンツはどのように制作しているのでしょうか?

兼康さん:コンテンツの制作は、サウナがきっかけで知り合ったクリエイターに依頼しています。本人たちもサウナが好きだからこそ、テントサウナの魅力をデザインや写真で表現できているのだと思います。

SaunaCampはアウトドア仲間が集まってサウナキャンプを楽しむユニットとしてスタートし、
InstagramなどSNSでテントサウナの情報を積極的に発信している。
画像出典:SaunaCamp公式サイト Instagram公式アカウント

海外メーカーにオリジナル商品の開発を直談判

SaunaCamp.を事業化し、ECを開始した背景には、どのような経緯があったのでしょうか。

大西さん:私たち自身も予想していなかった展開で、物販に取り組むことになりました。経緯が少し複雑なので、時系列で説明しますね。

お願いします。

大西さん:私たちは2019年の夏に、アーティストのサカナクションとコラボし、野外フェス「NF#12SaunaCamp.in森、道、市場20219」でテントサウナのイベントを行いました。

サカナクションのメンバーがSaunaCamp.の活動をSNSで知っていてくれて、いつのまにか一緒にサウナへ行くようになりました。あるとき「一緒にNFやりませんか」とお誘いして頂いたんです。

そのイベントで私たちは、プールサイドにテントサウナを10台立てて、「音楽×サウナ」の企画を行いました。サカナクションのメンバーがセレクトしたプレイリストをかけたり、すべてのテントでアロマを変えたり、今までのサウナのイメージを変えるような体験を用意しました。

準備を進めるなかで、私たちは最高のイベントにしたくて、世界中のサウナテントを片っ端から調べ上げました。さまざまな商品を実際に試して、最終的に「MORZH」に出会ったんです。

「MORZH」は1人でも簡単に設営できて、短時間でテント内の温度が120℃に達するなど性能も高い。初めて使ったときに「世界最高のブランドだ!」と感じました。

野外フェス「NF #12 Sauna Camp. in 森、道、市場2019」でテントサウナのイベントを開催した。
画像出典:SaunaCamp Webサイト

大西さん:早速、イベントのために「MORZH」を仕入れることにしたのですが、問題が1つありました。サカナクションのイメージカラーである黒のテントがどうしても欲しかったのですが、当時の「MORZH」の商品ラインナップには黒がなかったんです。

そこで、ダメもとでメーカーにメールを送り、オリジナル商品を作って欲しいと直談判しました。

イベントの内容やサカナクションというアーティストのこと、私たちの活動、日本でサウナがムーブメントになっていること。そして、「MORZH」という最高のテントサウナを日本のサウナファンに知って欲しいという思い。それらを英文で一生懸命伝えました。

メーカーからは、どのような反応があったのでしょうか。

大西さん:メールを送って程なくして、MORZH社のCEOであるマイクから「OK, We will try」という返信が来ました。それどころか、日本でサウナがそんなに盛り上がっていることを知らなかったから、現場を見たいと書かれていて、来日してイベントを視察することになったんです。

「MORZH」のCEOが日本のマーケットに興味を持ったと。

大西さん:そうなんです。

そして、「NF × Sauna Camp. in 森、道、市場2019」を視察し、日本のマーケットに可能性を感じたマイクは、イベント2日目の昼、私たちに「君たちが日本で代理店になるんだ」と言いました。

テントサウナのイベントの現場で、MORZH社から正規代理店のオファーを受けたのですね。

大西さん:はい。当時の私たちは、テントサウナの情報を発信するなかで、良い商品があれば販売もしてみたいという気持ちを持ち始めていました。「MORZH」という最高のビジネスパートナーとタッグを組んで、物販に挑戦してみたい。そう思った私たちは、代理店になることを快諾し、後日正式に契約を結びました。

野外フェス「NF #12 Sauna Camp. in 森、道、市場2019」の現場で、
MORZH社から正規代理店のオファーを受けた。
写真中央がMORZH社のマイクCEO

顧客の口コミで「SaunaCamp.」の認知が拡大

在庫を持って物販を始めることに、恐怖心はありませんでしたか?

兼康さん:恐怖心はありませんでした。私と大西がお金を出し合って在庫を仕入れたので、「失敗したら貯金がなくなるな」くらいの気持ちだったと記憶しています。

ネットショップの売上は順調に伸びていったのでしょうか。

兼康さん:売上という点では、最初は月に1〜2台が売れるところから始まって、気が付いたら自然に拡大していたという印象です。

無理に集客しなくても、自然とビジネスが成長していったと。

兼康さん:そうですね。SaunaCamp.の活動を通じて、テントサウナの市場そのものが大きくなって、それに伴って私たちのビジネスも成長しているという感覚があります。

もちろん、ECを事業化する上でクリアすべき課題はたくさんありました。MORZH社の製品の説明書を日本語で作成したり、輸入の手続きを取ったりするなど、事務的な仕事は山積みでした。物流の体制を整え、ECの受注処理やカスタマーサポートといった運用体制の構築にも苦労しました。

ただ、本来であれば一番大変な「商品を広める」とか「潜在顧客に情報を届ける」ということに関しては、お客さまに助けられています。お客さまがSNSなどに口コミを投稿し、その口コミを見た方が買ってくださるという連鎖の結果として今のビジネスがあります。

リソース不足をカバーするため受注処理を完全自動化

おふたりは本業をお持ちですが、EC事業やサウナイベントを副業で行う上で、苦労はありませんか?

兼康さん:イベントの準備が忙しいとECサイトの運営に手が回らなくなるなど、リソース不足による苦労はありました。

ですから、これまでの4年間で、ECサイトの運営や受注処理、出荷指示など、システムに置き換えられる部分はできる限り自動化してきました。それこそネクストエンジンも、受注処理を自動化するために導入しました。

EC事業を効率化することに、ネクストエンジンは貢献できているでしょうか?

兼康さん:正直に言いますが、とても助かっています。在庫を一元管理し、受注処理から出荷指示までのフローの約99%を自動化できました。

ネクストエンジンを使って受注処理を自動化し、倉庫管理システムの「オープンロジ」と連携して出荷指示が自動で飛ぶようにしています。

今では注文が入ってから商品を発送するまで、ほぼノータッチで進んでいます。自動的に処理できないのは、イレギュラーな注文が入った際に、ネクストエンジンで「確認待ち」のステータスが発生したときだけです。

大西さん:ネクストエンジンを導入する以前は、注文が入ったら目視で確認し、注文処理や出荷、出荷メールの送信などを全て手作業で行っていました。当初は手作業でもなんとかなりましたが、売り上げが伸びてくると注文処理が追いつかなくなって、あるとき「あ、もう無理だな」と明確に感じた瞬間がありました。それが今では自動化できているので、すごいことですよね。

兼康さん:2022年の春にネクストエンジンを導入したのですが、もっと早く知りたかったですよ。

新機能で自動出荷率が20%以上も上昇。ほぼ100%!
※自動出荷率以外の数字や文言はサンプルの表記

ネクストエンジンの使い勝手は、いかがでしょうか。

兼康さん:特に難しさは感じません。注文処理が自動で進むようにする方法を調べて、分からなければサポートに問い合わせて解決していきました。サポート担当者さんは、電話で質問するとその場で解決策を教えてくださるので助かっています。説明書も充実していますが、どう検索したらいいかわからないことを電話で直接聞けるのは便利です。

テントサウナ業界の健全な発展に貢献したい

最後に、SaunaCamp.の今後について、展望や抱負をお聞かせください。

大西さん:テントサウナの文化を広めるとともに、マナー向上や安全対策の啓蒙などにも取り組んでいきたいと考えています。

テントサウナは、使い方を間違えるとストーブで火傷するなど、危険もあります。私たちは一般社団法人アウトドアサウナ協会という業界団体を立ち上げ、テントサウナを安全にお使いいただくための啓蒙に努めています。

また、公衆浴場法などとの絡みで、実態に即していない規制もあるため、それらを見直すために厚生労働省に掛け合うなど、テントサウナの文化を地固めする活動も進めています。

業界全体の発展を考えていらっしゃるのですね。

大西さん:みんながテントサウナを安心して楽しめる環境が整えば、結果的に弊社の商品を買ってくださる人も増えると思いますので、目先の売り上げだけを追うのではなく、長期的な視点を持つことが必要なフェーズだと考えています。

兼康さん:大西が言った通り、テントサウナは文化としてまだ発展途上なので、マナーや安全性についての啓蒙が大切です。その上で、SaunaCamp.は新しいことに挑戦する文化を大事にしているので、テントサウナの付属品など、まだ世の中にない商品も作っていきたいです。

大西さん:テントサウナはコミュニティづくりにも役立つので、そういった観点からもテントサウナの魅力を発信していきたいと思っています。テントサウナの施設が地域に1つあれば、世代や性別に関係なく、みんながフラットに集まって、自然と仲良くなれると思うんです。

私自身もサウナがきっかけで、たくさんの知り合いができました。人とのつながりが広がるのもサウナの魅力だと伝えたいです。

兼康さん:余談ですが、それこそネクストエンジンを知ったのも、サウナがきっかけですからね。

キャンプ場でテントサウナを使っているときに、NE株式会社の社員さんとたまたま知り合って、ネクストエンジンの存在を知りました。後日、ネクストエンジンについて調べてみたら良いシステムだったので、NEさんに問い合わせたところ、その社員さんとオンラインで再会しました(笑)。

SaunaCamp.さんと弊社のご縁も、サウナがきっかけだったとは驚きました!サウナの力は本当にすごいですね。名残惜しいですが、このあたりでインタビューを終えたいと思います。本日は貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました!

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