ラクマとメルカリの違いは?どっちがいい?使い分けのポイントも解説

不用品から手作り作品まで様々な商品を手軽にスマホから出品できるフリマアプリ。中でも最大のユーザー数を誇るメルカリと、楽天グループが運営するラクマは認知度も高く、興味がある人も多いのではないでしょうか?

「どちらかを始めようと思うけれど、どっちにしたらいいか分からない!」

と迷っている方もいらっしゃると思います。

そこで今回はメルカリとラクマ、それぞれの違いや特長を解説します。自分にはどちらが向いているのか、さらには、両方に出品・出店したい場合におすすめのツールなどもご紹介します。

また、個人の方だけでなく、個人事業主や法人の場合におすすめの出店形式もお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。

ラクマとは

ラクマは楽天グループ株式会社が運営するフリマアプリです。

2012年7月からサービスを開始したフリマアプリ「フリル」が前身で、2018年に「フリル」と「旧ラクマ」のサービスが統合され、現在のラクマになりました。

楽天IDをラクマのユーザーIDとして利用することができ、楽天ポイントや楽天キャッシュへのチャージなど、楽天グループのサービスを使うことが多いユーザーにとって使いやすいサービスとなっています。

ラクマの特長

ラクマでの出品は無料で、出品者が支払う販売手数料が6.0%+税と他のフリマアプリと比較して安いことが特長です。ユーザーのメインは10~30代の若年層です。

前身の「フリル」は日本初のフリマアプリで、女性向けのファッションに特化したサイトという特徴がありました。そのため、現在のラクマでも女性のファッションブランドが強い傾向にありますが、ユーザー数の拡大とともにエンタメグッズや家電、食品など人気のカテゴリも広がってきています。

メルカリとは

メルカリ

2013年7月からサービスを開始したメルカリは、2023年7月時点での月間利用者数は2,200万人以上、累計出品点数は30億品以上と、国内最大級のフリマアプリです。

利用者の拡大とともに現在では50代以上の利用も拡大するなど、幅広い年齢層で様々な商品が活発に取り引きされています。

メルカリの特長

メルカリでは配送方法が充実しており、ヤマト運輸との提携による「らくらくメルカリ便」や日本郵便との提携で行っている「ゆうゆうメルカリ便」、テレビや冷蔵庫などの大型家電や大型家具などの出品時に梱包も行ってもらえる「梱包・発送たのメル便」等があります。

匿名での配送やコンビニでの発送・受け取りにも対応しています。

ラクマとメルカリ比較!

それでは気になるラクマとメルカリとの違いを見ていきましょう。

以下に表で違いをまとめてみました。

ラクマとメルカリの違い比較表

両者を比較してみると、ラクマのメリットは販売手数料が6%と安いこと、楽天銀行の口座利用であれば10,000円以上の振り込みは手数料が無料になる点などが挙げられます。

メルカリのメリットは利用者数の多さから、様々な商品で売買が早く成立しやすいという点や、配送方法のオプションが多く、「らくらくメルカリ便」では集荷依頼が可能(有料。取引ごとに100円)で、重量のあるものや大型商品の場合でも簡単に出品できるという点が挙げられます。

配送については、匿名配送や補償・追跡といったオプションはどちらも対応していますので、出品する商品の特徴や自身の環境によってどちらがより向いているか判断しましょう。

ラクマ公式ショップとメルカリShopsとは?

ラクマとメルカリにはそれぞれ「ラクマ公式ショップ」、「メルカリShops」というおもに法人・個人事業主向けのサービスがあります。それぞれについて見ていきましょう。

ラクマ公式ショップとは

ラクマは個人間取引を原則としていますが、法人もしくは個人事業主がラクマに公式に出店できるBtoCのサービスがラクマ公式ショップです。初期費用は無料で、販売手数料は10%です。

出品可能な商材は中古品と並行輸入品(ブランドアパレル、ブランドコスメに限る)で、出店には厳正な審査があり、1年以上の業歴が必要など、実店舗運営などで実績のある事業者が参加できる仕組みです。

ラクマ公式ショップは、「専門スタッフによって検品等を行い一定基準を満たした商品のみを販売しているショップ」という位置付けで、出店審査が厳しい分、ユーザーとしては、ブランド品などの高額商品も安心して購入できるようになっており、販売店の信用度が大切なポイントとなるブランド品等、高価格帯の商品の販売にも向いています

メルカリShopsとは

メルカリは個人での出品が基本でしたが、メルカリShopsは法人や個人事業主(個人も可能)向けに2021年10月からはじまったサービスです。スマホ1つでかんたんにネットショップ開設ができ、メルカリ2,300万人以上のユーザーに向けて販売することができます。

初期費用や月額利用料が無料で、手数料は販売価格の10%が発生します。

メルカリの集客力を利用できるため、ECを始めたばかりの店舗でもEC運営の一番の課題である集客のハードルが低くなります。

また、メルカリShopsではメルカリにはないBtoCならではの機能(在庫登録が複数可能、クール便が利用可能、在庫連携・受発注管理がCSVやAPIで可能、タイムセール等の提供など)が充実しています。

メルカリとメルカリShopsの比較については、以下の記事で解説しています。こちらもご参考ください。

ラクマ公式ショップとメルカリShopsの違いは?

ラクマ公式ショップとメルカリShopsを比べたときの違いを以下の表にまとめてみました。

ラクマ公式ショップとメルカリShopsを比べたときの違い比較表

ラクマは個人の利用では販売手数料は6%+税でしたが、ラクマ公式ショップの出店は法人のみで、販売手数料も10%となっています。

メルカリはメルカリShopsでも販売手数料は変わらず10%で、個人でも出店が可能です。

ラクマ公式ショップの出店には審査に時間がかかりますが、メルカリShopsでは即日~3営業日程度で出店することができます。

ラクマとメルカリの疑問点

ラクマとメルカリを比較していくうちに疑問が湧いてきた方もいるのではないでしょうか?

気になる点を整理してみましょう。

【ケース別】ラクマとメルカリどっちがおすすめ?

結局自分はどっちを利用したらいいか分からない、という方のために、よくあるケース別に比較しました。ぜひ参考にしてみてください。

手数料を抑えたい

とにかく手数料を押さえたい場合は、販売手数料が販売手数料が6%+税のラクマがおすすめです。

楽天銀行を振込口座にすれば、10,000円以上の振り込みは無料になるため、少しでも手数料を押さえたいならラクマがお得です。

ただし、法人や個人事業主の方の場合はラクマ公式ショップに出店となり、販売手数料が10%になりますので注意しましょう。

早く売りたい

月間利用ユーザー数が3500万人と多いメルカリの方が、多くの人の目に留まるため、需要のある商品ならすぐ売れる可能性が高いです。

ただ、利用者が多い分、競合も多くなってしまいます。ライバルにお客様を取られてしまう懸念もあるため、競合が少ないラクマのほうが早く売れる場合もあるかもしれません。

初心者はどっち?

ラクマもメルカリも初心者が手軽に出品・販売できるようになっており、出品自体は無料である点も同じです。初心者だからどちらがやりやすいということはありません。

販売したい商品の種類や「とにかく早く売りたい」のか「高く売りたい」のかなど、自分が重視したいポイントで選ぶとよいでしょう。

ブランド品など高額商品を売りたい

商品価格が高い場合、販売手数料の差が大きくなっていきますので、販売手数料が6%+税でより安いラクマのほうが利益が残りやすいといえます。

法人・個人事業主の方の場合は販売手数料が10%に変わりますが、ラクマではブランド品などの販売が活発で、高価格帯の商品が売れやすい傾向にあるため、やはりラクマ公式ショップからの出店がおすすめです。

ラクマ公式ショップとメルカリShopsの両方に出店できる?

ラクマ公式ショップとメルカリShops両方の出店に制限はないので問題ありません。ただし、店舗数が増え、受注件数が増えると、現状の人数では対応しきれなくなることもあります。業務負担が大きくなりすぎないか事前に確認しておくと安心です。

効率化するなら一元管理システムがおすすめ

売り上げを伸ばしていくために、お客様とのタッチポイントをできるだけ多くし、多店舗運営を目指したい方は多いと思います。

そんな方におすすめなのがEC一元管理システムの導入です。

EC一元管理システムなら、複数のモールや自社ECサイトをまとめて1つの管理画面で管理でき、ネットショップ運営の効率化・自動化を実現できます。

一元管理システムについては以下の記事で各社のシステムを比較しています。こちらもご参考ください。

ラクマもメルカリも!EC運営効率化ならネクストエンジン

メルカリShopsやラクマ公式ショップに出店中の方や、これから出店予定の方の中には、EC運営をもっとラクにしたいとお悩みの方もいらっしゃると思います。

そんな時にはメルカリShopsにもラクマ公式ショップにも連携できる、EC一元管理システム「ネクストエンジン」をご検討ください!

ネクストエンジンとは

ネクストエンジンは複数のネットショップを一元管理し、受注管理・在庫管理・商品登録など、EC業務のバックヤードを自動化・効率化することができるシステムです。

おもな機能は以下のとおりです。

など。

ECサイトの管理で必要な業務を自動化することで、業務負担を減らすことができ、効率化を行えます。

ネクストエンジンは、自社のEC運営を行っていく上で発生した課題を解決し「もっと楽しくEC運営をできるようにしたい」という想いから生まれました。そのため、「EC現場で本当に必要な痒い所に手が届く」機能を搭載しているのも特徴です。アプリなどを利用した機能拡張もしやすく、EC運営の環境が変化してもシステムを変更することなく使い続けることができます。

ネクストエンジンは、導入実績業界No.1のサービスで、これまでに6,256社、50,471店舗で利用され、多くのEC事業者様をサポートしてきた実績があります。(※2024年4月末時点)

ネクストエンジン導入企業の1つである株式会社サウナキャンプ様は、趣味で始めた活動からネットショップを始め、別の本業を持ちながらEC運営を成功させていらっしゃいます。

サウナキャンプ様からは「(ネクストエンジンは)とても助かっています。在庫を一元管理し、受注処理から出荷指示までのフローの約99%を自動化できました」「もっと早くネクストエンジンを知りたかった!」とのお声をいただいています。

業界最大級の対応モール・カート数

ネクストエンジンは楽天市場やAmazonといった主要モールだけでなく、メルカリShopsやラクマ公式ショップなど様々なモール・カートとの連携が可能です。

対応モール・カート数は業界最大級ですので、ネットショップ運営を拡大したいというときにも、システムのリプレイスの必要なく、柔軟に対応することができるため、安心して長くお使いいただけます。

今回解説したメルカリShopsとラクマ公式ショップとの連携は以下の図のようなイメージです。

ネクストエンジンとメルカリShops、ラクマ公式ショップとの連携図

メルカリShopsとの連携でできること

ネクストエンジンとメルカリShopsを連携すると、以下の業務を自動化することができます。※連携アプリ利用は無料。(詳しくはアプリ詳細ページへ)

1. 商品更新が自動!出品も簡単!

ネクストエンジンに登録した商品情報(他モールの商品情報をもとに登録も可能)をもとに、ボタン1つでメルカリShopsに出品できます。さらに一度出品した商品は、ネクストエンジン上で情報更新するとメルカリShopsに自動反映されます。

2.注文の取り込みが自動!

メルカリShopsで注文が入ったら、自動的にネクストエンジンに伝票が作成されます。

3.在庫連携が自動!

最新の在庫数が全ての店舗に送信され、モール、カート側でも在庫数が更新されます。他のモール・カートで販売された場合も自動で在庫連携します。

4.受注データの同期が自動!

入金番号をネクストエンジンに、配送番号をメルカリShopsに自動で反映します。

5.出荷ステータス反映が自動!

ネクストエンジンで出荷が完了した情報は、自動的にメルカリShopsに反映されます。

ラクマ公式ショップとの連携でできること

ネクストエンジンとラクマ公式ショップを連携すると、前述のメルカリShopsとの連携のように受注・在庫管理業務の自動化が可能です!加えて、商品登録も効率化・自動化できます。※連携アプリのご利用には月額5,000円(税抜)が発生します。くわしくはコチラ

1. 自動でらくらく出品!

あらかじめネクストエンジンに登録された商品を選択するだけで、簡単に出品できます!

商品・画像・カテゴリの情報をラクマへ連携すれば、ネクストエンジン側で変更した商品・画像の情報も自動で反映されます。

2. 縦積み商品の出品・在庫管理もらくらく!

複数在庫の商品を縦積み商品とつして出品することで、売れるたびに再出品する必要なし。

ネクストエンジンの在庫を自動で反映するため、販売機会の損失や欠品販売も防げます!

3. 注文管理もらくらく一括管理!

ラクマで商品が購入されると、自動で注文情報がネクストエンジンに取り込まれ管理されます。入金・キャンセル情報も自動で反映され、また、発送通知・評価も自動で実施されるため、業務がずっとラクになります。

まとめ フリマアプリを上手に利用しよう!

今回はラクマとメルカリについて比較しました。
メルカリは

  • 利用者数の多さ
  • 配送方法のオプションの豊富さ

がメリットですが、
ラクマは

  • 販売手数料の低さ
  • 高価格帯の商品が売れやすい

などのメリットがあります。

どちらとも初心者が簡単に出品できますので、初めての方は、ご紹介した特徴を参考にご自身に合ったフリマアプリで販売してみてください。

また、それぞれの特徴を最大限に活かし、販路を拡大するなら、両方に出店するのもおすすめです。受注の増加で業務の効率化・自動化が必要になってくることもあります。ぜひEC一元管理システムの導入も検討してみましょう。

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