在庫管理システム比較12選|在庫連携の速さと選び方

複数のモール・カートで販売していると、どこかで商品が売れるたびにほかの店舗の在庫数も直すことになり、店舗が増えるほど、直し忘れによる売り越し(在庫以上に注文を受けてしまうこと)が起きやすくなります。こうした手間を減らすのが、在庫数を1か所で持ち、売れた分を各店舗へ自動で反映する在庫管理システムです。
在庫連携の間隔やセット商品・複数倉庫への対応、料金の決まり方はサービスによって異なり、どれを選ぶかで在庫まわりの作業量は大きく変わります。
本記事では、ネットショップ向けの在庫管理システム12サービスを、在庫まわりの機能と料金で比較しました。選ぶ基準や導入の手順、事例もあわせて紹介するので、自社に合うシステム選びにお役立てください。
※倉庫や工場など、ネットショップ以外の在庫を管理する汎用の在庫管理ツールは対象には含みません。
在庫管理システムを選ぶ基準は?確認したい5つのポイント
在庫管理システムは、機能の数や月額の安さだけで選ぶと、自社の在庫の持ち方に合わずに手作業が残ってしまうこともあるでしょう。機能の多さより、自社の在庫まわりのどの作業を減らしたいかから比べると、候補を絞り込みやすくなります。
押さえておきたい5つのポイントは、次のとおりです。
| 確認したいポイント | 確かめること |
|---|---|
| 販売しているモール・カートと在庫連携できるか | 今の販路と在庫連携できるか、在庫数が反映されるまでの間隔 |
| 自社の在庫の持ち方に合うか | セット商品・複数の倉庫・実店舗の在庫をまとめて扱えるか |
| 商品コードがそろっていなくても連携できるか | 店舗ごとに違う商品コードでも連携できるか |
| 受注や出荷まで扱うか | 在庫だけで足りるか、受注から出荷までまとめるか |
| 料金と無料体験が自社に合うか | 料金が何に応じて増えるか、無料で試せるか |
1. 販売しているモール・カートと在庫連携できるか
最初に確かめたいのは、今出店しているモール・カートと在庫連携できるかです。対応一覧にモールの名前があっても、受注の取り込みにしか対応していなかったり、出店のプランによって在庫連携の対象外になったりするケースもあります。
公式サイトの対応一覧で、モールごとに受注の取り込みと在庫連携のどちらに対応しているかまで見ておきましょう。
あわせて見ておきたいのが、在庫数が各店舗に反映されるまでの間隔です。在庫連携には、注文が入ってから各店舗の在庫数が書き換わるまでに時間差があり、その間に別の店舗で同じ商品が売れると売り越しが起きます。

セールなどで注文が集中する商品が多いなら、在庫連携の間隔が何分かと、売り越しを防ぐ設定があるかを比べておきましょう。売り越しを防ぐ設定とは、残りわずかの商品の在庫を少なめに出す、特定の店舗だけに在庫を出すといったものです。
在庫連携の仕組みをさらに詳しく知りたい場合は、次の記事をご覧ください。
関連記事:在庫連携とは
2. 自社の在庫の持ち方に合うか
2つ目は、自社の在庫の持ち方に合うかどうかです。たとえば、単品を組み合わせたセット商品を売っているなら、単品の在庫からセットの在庫数を計算できる機能があると、単品とセットの在庫を別々に直さずに済みます。
また、倉庫を複数使っている場合や、実店舗と在庫を分け合っている場合は、倉庫や店舗ごとの在庫数を管理しながら、合わせた数を各店舗の在庫として連携できるかが比べるポイントです。そうできれば、片方の倉庫が品切れでも、もう一方の倉庫の在庫で販売を続けられます。
セット商品・複数の倉庫・実店舗のうち、自社に当てはまるものに対応しているかを確かめておくと、導入後に手作業が残りにくくなります。
3. 商品コードがそろっていなくても連携できるか
3つ目は、商品コードの扱いです。在庫連携は、店舗ごとの商品を「同じ商品」として認識できて初めて動きます。
同じTシャツでも、あるモールでは「TS-001-RED-M」、別のカートでは「ts001rm」と登録されていると、システムは別の商品として扱ってしまいます。
さらに、モールによっては商品コードを後から変えられないため、コードが違っても紐づけられる機能があるかが選ぶときの分かれ目です。なお、紐づけの機能は対応するモール・カートが限られることもあるので、自社の販売先すべてで使えるかまで見ておきます。
4. 受注や出荷まで扱うか
4つ目は、在庫だけを管理するか、受注や出荷までまとめるかです。在庫管理のシステムと受注管理のシステムを別々に使うと、受注のデータが在庫側に届くまでに時間差が生まれ、在庫数がずれる原因になります。
店舗数が多く、受注の確認や送り状の作成にも手間がかかっているなら、こうした時間差が生まれないように、受注の取り込みから在庫の引き当て、出荷までを同じシステムで扱えるものから比べるのが現実的です。受注から出荷まで含めて一元管理システムを比べたい場合は、次の記事をご覧ください。
関連記事:EC一元管理システム比較
5. 料金と無料体験が自社に合うか
最後に、費用の面を見ていきます。在庫管理システムの料金は、次の3つを合わせた額になります。
- 初期費用:導入時に1回かかる費用
- 月額固定:毎月決まってかかる基本料金。一定の件数や点数までが含まれることが多い
- 従量課金:基本料金の枠を超えた分に応じて増える費用
このうち、サービスによって差が出やすいのが従量課金です。何をきっかけに増えるかは、主に次の6つです。
| 従量課金のきっかけ | 増え方 |
|---|---|
| 受注件数 | 基本料金に含まれる件数を超えると、1件ごとに料金が加わるか、月額の高いプランに上がる。件数が増えるほど1件の単価が下がるものもある |
| 出荷件数 | 基本料金に含まれる出荷件数を超えると、1件ごとに料金が加わる |
| 出店先(サイト)の数 | つなぐモール・カートの数だけ月額が増える。同じモール・カートの2店舗目から加わるものもある |
| 商品点数 | 登録する商品の点数(SKU数)が増えると、月額の高いプランに上がるか、一定の点数ごとに料金が加わる |
| 利用者(ユーザー)の数 | 基本料金に含まれる人数を超えて使う人を増やすと、1人ごとに料金が加わるか、上のプランに上がる |
| 機能の追加 | 在庫管理などの機能を足すと、その分の月額が加わる |
在庫管理システムでは、つなぐ店舗の数や登録する商品点数で料金が上がるサービスが多くあります。そのため、今の商品点数に加えて、1年後に増やしたい店舗数と商品点数でも月額を出しておくと、販路や商品を広げたときに費用がどこまで増えるかを見通せます。年間の保守費用など、月額とは別にかかる費用があるかもあわせて確認しておきましょう。
あわせて、無料体験があるかも比べておくと、契約の前に自社の商品と注文で操作感を確かめられるでしょう。
在庫管理システム12選を比較
ここからは、5つのポイントを踏まえて、ネットショップの在庫をまとめて管理できる在庫管理システム12サービスを紹介します。在庫まわりの機能と料金を、まずは一覧で比べてみましょう。
| サービス名 | 提供会社 | 在庫連携の間隔 | セット商品・複数倉庫・実店舗 | 月額固定 | 従量課金のきっかけ | 無料体験 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ネクストエンジン | NE株式会社 | 5分 | セット商品・複数倉庫(拠点ごとの在庫連携) | 3,000円(受注200件まで) | 受注件数 | 30日間 |
| Robotシリーズ(zaiko Robot) | ハングリード株式会社 | 標準30分・プレミアム1分 | セット商品・実店舗 | 1,500円×ショップ数(500点まで) | ショップ数・商品点数(上限を超えると上のプラン) | あり(期間は要問合せ) |
| まとまるEC店長 | 株式会社ブランジスタソリューション | 要問合せ(24時間365日自動で更新) | 要問合せ | 9,800円(3,000商品まで) | 商品点数(受注件数・店舗数では増えない) | 申し込み月の月額無料 |
| CROSS MALL | 株式会社アイル | 要問合せ | セット品・実店舗や卸との在庫連動 | 10,000円×サイト数(商品1,000点まで) | 出店先(サイト)の数・商品点数 | 要問合せ |
| TEMPOSTAR | SAVAWAY株式会社 | 5分 | 複数倉庫 | 1,500円(受注200件・商品2,000点・2店舗まで) | 受注件数・商品点数・出店先(サイト)の数(上限を超えると上のプラン) | 30日間(スタンダードプラン以上) |
| GoQSystem | 株式会社GoQSystem | 3分(オプションで1分) | 要問合せ | 29,800円(受注・在庫連携管理プラン・定額) | 機能の追加(受注件数では増えない) | 20日間 |
| タテンポガイド | 株式会社オークファン | 要問合せ | 要問合せ | 10,000円(受注300件・商品10,000点・5サイトまで) | 受注件数・商品点数・出店先(サイト)の数(上限を超えると上のプラン) | 最大3ヶ月 |
| Crossma | 株式会社IZUMI | 要問合せ | 外部倉庫との連携 | 14,800円(商品20,000SKUまで) | 商品点数・出店先(店舗)の数(受注件数では増えない) | あり(期間は要問合せ) |
| 助ネコEC管理システム | 株式会社アクアリーフ | 要問合せ | 外部倉庫との連携 | 2,100円(受注管理のいちばん安いプラン) | 受注件数・機能の追加(在庫管理など) | 30日間 |
| スマレジEC・一元管理 | 株式会社スマレジ | 要問合せ | 要問合せ | 要問合せ | 受注件数・機能の追加(在庫管理) | 1ヶ月 |
| LOGILESS | 株式会社ロジレス | 要問合せ | 複数倉庫・POS連携 | 20,000円(出荷300件まで) | 出荷件数 | 1ヶ月 |
| mylogi | アートトレーディング株式会社 | 要問合せ | 複数倉庫 | 要問合せ | 出荷件数・出店先(サイト)の数 | あり(期間は要問合せ) |
※料金はすべて税抜で、2026年9〜10月時点の公式サイト掲載値です。公式サイトに税込・税抜の記載がないサービスは「要問合せ」としています。
ネクストエンジン

ネクストエンジンは、NE株式会社が提供するEC一元管理システムで、在庫に加えて受注・商品登録・発注・出荷までを1つの画面で管理できます。50以上のモール・カートに対応しており、契約社数は6,700社超、利用店舗数は5万6,000店超(2026年4月時点)です。
在庫は、在庫数が変わった商品を5分間隔で各店舗へ自動で連携します。キャンセルや返品による在庫の増減も各店舗へ反映され、セット商品の在庫は単品の在庫数から自動で計算される仕組みです。
倉庫を複数使う場合は、倉庫ごとに在庫数を分けて管理できます。対応するモールでは、倉庫ごとの在庫数を各店舗へ連携することも可能です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供会社 | NE株式会社 |
| 在庫まわりの機能 | 在庫連携/セット商品の在庫計算/キャンセル・返品の在庫の反映/拠点(倉庫)ごとの在庫管理/商品コードの紐づけ(対応するモール・カートのみ)/発注・仕入 |
| 在庫連携の間隔 | 5分 |
| 対応モール・カート | 楽天市場/Amazon/Yahoo!ショッピング/au PAY マーケット/Qoo10/TikTok Shop/Shopify/BASE など50以上 |
| 初期費用 | 0円 |
| 月額固定 | 3,000円(受注200件まで) |
| 従量課金 | 受注201件目から1件35円~5円(件数が増えるほど単価が下がる)。別に年間保守費用15,000円(契約1年経過後から) |
| 無料体験 | 30日間 |
Robotシリーズ(zaiko Robot)

出典:Robotシリーズ公式webサイト
Robotシリーズは、ハングリード株式会社が提供するネットショップ向けの一元管理システムです。在庫管理の「zaiko Robot」、受注管理の「Robot-in」、商品管理の「item Robot」の3つに分かれ、必要なものだけを1から契約できます。
在庫を担うzaiko Robotは、複数店舗の在庫数を自動で同じ数に保つ仕組みで、更新の間隔は標準で30分、プレミアムプランでは1分です。セット商品や実店舗との在庫連携にも対応しており、料金は連携するショップの数と商品点数で決まります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供会社 | ハングリード株式会社 |
| 在庫まわりの機能 | 複数店舗の在庫の自動更新/セット商品/実店舗との連携/WMS連携 |
| 在庫連携の間隔 | 標準30分・プレミアムプラン1分 |
| 対応モール・カート | 楽天市場/Yahoo!ショッピング/Amazon/au PAY マーケット/Qoo10/メルカリShops/Shopify など(製品ごとに対応範囲が異なる) |
| 初期費用 | 要問合せ |
| 月額固定 | zaiko Robot 1,500円×ショップ数(スタンダード・500点まで) |
| 従量課金 | ショップ数と商品点数で上のプランに上がる(スタンダードは30,000点まで12,000円×ショップ数、プレミアムは月額50,000円で商品点数無制限・最大15ショップ)。更新間隔の設定は有料オプション。受注管理(Robot-in)と商品管理(item Robot)は別契約 |
| 無料体験 | あり(期間は要問合せ) |
まとまるEC店長

出典:まとまるEC店長公式webサイト
まとまるEC店長は、株式会社ブランジスタソリューションが提供する、在庫管理・商品登録・受注管理を多店舗でまとめて扱うクラウドのシステムです。在庫数は24時間365日自動で各店舗へ反映され、商品の一括登録や他モールへの複製にも対応しています。
受注件数や店舗数では料金が増えず、登録する商品数で上のプランに上がるので、商品数を絞って複数の店舗で売る事業者ほど費用を抑えられます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供会社 | 株式会社ブランジスタソリューション |
| 在庫まわりの機能 | 在庫の自動更新/在庫の一括反映/商品の一括登録・他モールへの複製 |
| 在庫連携の間隔 | 要問合せ(24時間365日自動で更新) |
| 対応モール・カート | 楽天市場/Yahoo!ショッピング/Amazon/au PAY マーケット/Qoo10/メルカリShops/TikTok Shop/Shopify など |
| 初期費用 | 0円 |
| 月額固定 | 9,800円(3,000商品まで。受注件数・店舗数の上限なし) |
| 従量課金 | 受注件数・店舗数での課金なし。商品数で上のプランに上がる(5,000商品15,000円~50,000商品78,000円)。モールの仕様変更に伴うメンテナンス料金は不要 |
| 無料体験 | 申し込み月の月額無料(トライアル中の設定・データは本番でも使える) |
CROSS MALL

出典:CROSS MALL公式webサイト
CROSS MALLは、株式会社アイルが提供する、商品登録・在庫管理・受注管理・発注仕入管理をクラウドでまとめて扱えるシステムです。対応する販路には、ZOZOTOWNやSHOPLISTなどファッション系のモールも含まれます。
在庫の面では、セット品の管理に加えて、実店舗や卸との在庫連動にも対応しています。ネットショップと実店舗・卸売りで同じ在庫を分け合っている事業者に強いシステムです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供会社 | 株式会社アイル |
| 在庫まわりの機能 | 在庫管理/セット品管理/実店舗・卸との在庫連動/発注・仕入管理 |
| 在庫連携の間隔 | 要問合せ |
| 対応モール・カート | 楽天市場/Yahoo!ショッピング/Amazon/au PAY マーケット/Qoo10/メルカリShops/ZOZOTOWN/Shopify/BASE など |
| 初期費用 | 0円(標準対応外の自社サイトは初期設定費を別途見積もり) |
| 月額固定 | 10,000円×つなぐサイトの数(プラン1000:商品1,000点まで) |
| 従量課金 | 受注件数での課金なし。月額は「プランの料金×つなぐサイトの数」で、商品点数でプランが上がる(3,000点まで15,000円、5,000点まで20,000円、15,000点まで25,000円。15,000点超は要相談) |
| 無料体験 | 要問合せ |
TEMPOSTAR

出典:TEMPOSTAR公式webサイト
SAVAWAY株式会社のTEMPOSTARは、在庫を各店舗へ5分間隔で反映するEC一元管理システムです。複数の倉庫とも連携でき、受注・商品の管理まで同じシステムで扱えるほか、クラウドで使うサービスでありながら個別のカスタマイズにも対応しています。
いちばん安いプランは月額1,500円で、受注件数・商品点数・店舗数に上限があります。小さく始めて、規模に合わせてプランを上げる使い方ができるでしょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供会社 | SAVAWAY株式会社 |
| 在庫まわりの機能 | 在庫管理/複数倉庫連携/商品管理 |
| 在庫連携の間隔 | 5分 |
| 対応モール・カート | 公式サイトの対応一覧ページに掲載 |
| 初期費用 | 要問合せ |
| 月額固定 | 1,500円(スタータープラン・受注200件・商品2,000点・連携2店舗まで) |
| 従量課金 | 受注・商品・店舗の上限を超えるとスタンダードプランへ(最低月額10,000円。受注1件25円~5円の従量と、商品点数で増える) |
| 無料体験 | 30日間(スタンダードプラン以上。スタータープランは対象外) |
GoQSystem

出典:GoQSystem公式webサイト
株式会社GoQSystemのGoQSystemは、受注の一元管理を中心にしたクラウドシステムで、在庫連携はプランを上げて加える形です。商品管理や物流、売上管理まで扱えます。
在庫連携は「受注・在庫連携管理プラン」から使え、どのプランも受注件数による従量課金がなく定額です。注文が増えても月額が変わらないので、受注件数の多い事業者や毎月の費用を固定したい事業者は見通しを立てやすくなります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供会社 | 株式会社GoQSystem |
| 在庫まわりの機能 | 在庫連携/商品管理/物流管理 |
| 在庫連携の間隔 | 3分(オプションで1分) |
| 対応モール・カート | 楽天市場/Yahoo!ショッピング/Amazon/au PAY マーケット/Qoo10/Shopify/BASE など40以上 |
| 初期費用 | 40,000円(受注・在庫連携管理プラン) |
| 月額固定 | 29,800円(受注・在庫連携管理プラン・定額) |
| 従量課金 | 受注件数ではなし。商品管理も加えると月額44,800円のプランになる |
| 最低利用期間 | 3ヶ月 |
| 無料体験 | 20日間 |
タテンポガイド

出典:タテンポガイド公式webサイト
株式会社オークファンのタテンポガイドは、在庫数の変動を各ECサイトへ自動で反映し、仕入・発注管理まで扱えるクラウドサービスです。受注や顧客の管理もまとめて行えます。
専任の担当者がつく導入支援があり、無料体験は最大3ヶ月です。料金に1件ごとの従量課金はなく、受注件数に応じて上のプランに上がる形のため、相談しながら初めてのシステム導入を進めたい事業者に向いています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供会社 | 株式会社オークファン |
| 在庫まわりの機能 | 在庫連携/商品登録(CSVで一括作成)/仕入・発注管理 |
| 在庫連携の間隔 | 要問合せ |
| 対応モール・カート | 楽天市場/Amazon/Yahoo!ショッピング/au PAY マーケット/Qoo10/メルカリShops など |
| 初期費用 | 0円 |
| 月額固定 | 10,000円(受注300件・商品10,000点・5サイトまで) |
| 従量課金 | 件数ごとの単価はなく、受注件数で上のプランに上がる(500件12,000円・1,000件24,000円・2,000件44,000円・それ以上は要問合せ)。商品10,001点以上・6サイト以上も要問合せ。年間保守費用なし |
| 無料体験 | 最大3ヶ月(契約月+2ヶ月。受注1,000件・商品10,000点・5サイトまで) |
Crossma

出典:Crossma公式webサイト
株式会社IZUMIのCrossmaは、全モールの在庫数を自動で連携し、FBAマルチチャネルサービスやopenlogiなど外部の倉庫ともAPIでつながるEC一元管理システムです。
Amazonの商品を他のモールへ出品する機能や、価格の自動改定も備えています。料金は受注件数では増えず、商品数(SKU数)と同じモール・カートに出す店舗の数で上がる仕組みです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供会社 | 株式会社IZUMI |
| 在庫まわりの機能 | 全モールの在庫連携/外部倉庫との連携による出荷指示/Amazonから他モールへの出品 |
| 在庫連携の間隔 | 要問合せ |
| 対応モール・カート | Amazon/楽天市場/Yahoo!ショッピング/au PAY マーケット/メルカリShops/Qoo10/Shopify/Shopee |
| 初期費用 | 30,000円 |
| 月額固定 | 14,800円(商品20,000SKUまで・受注件数の上限なし) |
| 従量課金 | 受注件数での課金なし。商品数(20,000SKUごとに月10,000円)と、同じモール・カートの店舗数(2店舗目から1店舗月5,000円)で増える |
| 無料体験 | あり(期間は要問合せ) |
助ネコEC管理システム

出典:助ネコEC管理システム公式webサイト
助ネコEC管理システムは、株式会社アクアリーフが提供する、注文から発送までを一元管理するネットショップ向けのシステムです。受注の自動化機能「オートロボ」を中心に、在庫管理・商品登録・発注管理・外部倉庫連携を追加のシステムとして組み合わせて使います。
使うシステムを選んで契約できるので、受注管理から始めて、在庫管理や発注管理を必要になった段階で足していく使い方ができます。初期費用は、メインのシステムに加えて、追加するシステムの数だけかかる仕組みです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供会社 | 株式会社アクアリーフ |
| 在庫まわりの機能 | 在庫管理/発注管理/外部倉庫連携 |
| 在庫連携の間隔 | 要問合せ |
| 対応モール・カート | 楽天市場/Yahoo!ショッピング/Amazon/au PAY マーケット/Qoo10/メルカリShops/BASE/Shopify など |
| 初期費用 | 30,000円(追加システム1つごとに10,000円) |
| 月額固定 | 2,100円(受注管理のいちばん安いプラン・受注100件まで) |
| 従量課金 | 受注101件目から1件20円(月18,000円まで) |
| 無料体験 | 30日間 |
スマレジEC・一元管理

出典:スマレジEC・一元管理公式webサイト
株式会社スマレジのスマレジEC・一元管理は、受注管理に在庫管理を追加して使うシステムで、旧サービス名は「アシスト店長」といいます。
在庫管理は受注管理に追加して使う形で、出店モールや店舗数、商品登録数を増やしても追加料金はかかりません。月単位で契約できるので、試しながら使い始めたい事業者にも選びやすいサービスです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供会社 | 株式会社スマレジ |
| 在庫まわりの機能 | 在庫管理(追加の月額で利用) |
| 在庫連携の間隔 | 要問合せ |
| 対応モール・カート | 楽天市場/Yahoo!ショッピング/TikTok Shop など |
| 初期費用 | 0円 |
| 月額固定 | 要問合せ |
| 従量課金 | 要問合せ |
| 無料体験 | 1ヶ月 |
LOGILESS

出典:LOGILESS公式webサイト
LOGILESSは、株式会社ロジレスが提供する、受注管理システム(OMS)と倉庫管理システム(WMS)を一体にしたシステムです。EC事業者と倉庫事業者が同じシステムを使うので、受注から出荷までのデータを手作業でやり取りする手間がかかりません。
在庫はEC側と倉庫側の両方で管理でき、複数の倉庫の一元管理やPOS連携、賞味期限・ロットの管理にも対応しています。料金は出荷件数で決まるため、外部の倉庫に出荷を任せる事業者に向いています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供会社 | 株式会社ロジレス |
| 在庫まわりの機能 | 在庫管理(EC側・倉庫側)/在庫連携/複数倉庫の一元管理/POS連携/賞味期限・ロット管理 |
| 在庫連携の間隔 | 要問合せ |
| 対応モール・カート | Amazon/楽天市場/Yahoo!ショッピング/Qoo10/au PAY マーケット/TikTok Shop/Shopify/BASE など |
| 初期費用 | 0円 |
| 月額固定 | 20,000円(ライトプラン・出荷300件まで) |
| 従量課金 | 出荷301件目から1件25円~2円(5,001件以上で段階的に下がる) |
| 無料体験 | 1ヶ月(テストアカウント) |
mylogi

出典:mylogi公式webサイト
アートトレーディング株式会社のmylogiは、倉庫の在庫を複数の倉庫に分けて管理できる物流システムです。受注管理(OMS)と倉庫管理(WMS)を1つで使え、注文の自動取得と在庫の引き当てから、バーコードでの入荷・出荷検品までを扱えます。
多色・多サイズのアパレルなど、小ロットの商品を扱う事業者向けです。ただし、モールへ出品する機能はなく、賞味期限などのロット管理には対応していません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供会社 | アートトレーディング株式会社 |
| 在庫まわりの機能 | 在庫照会・在庫追跡/複数倉庫管理/入荷・出荷検品/返品登録。モールへの商品登録(出品)の機能はなし |
| 在庫連携の間隔 | 要問合せ |
| 対応モール・カート | 楽天市場/Amazon/Yahoo!ショッピング/Shopify/MakeShop/futureshop(注文の取得と在庫の連携が基本) |
| 初期費用 | 0円 |
| 月額固定 | 要問合せ |
| 従量課金 | 要問合せ(年間保守費用は無料) |
| 無料体験 | あり(期間は要問合せ) |
在庫管理システムはどんな手順で導入する?
ここからは、在庫管理システムを導入する手順を紹介します。気をつけたいのは、システムに登録した在庫数がそのまま各店舗の在庫数になる点です。
次の4つの手順で進めれば、実際と違う在庫数を店舗に出してしまう事故を避けやすくなります。
1. 商品コードをそろえる
在庫連携では、同じ商品かどうかを商品コードで見分けます。店舗ごとにコードが違うままだと、ある店舗で売れても、ほかの店舗の在庫数が減りません。
そこで、基準にするコードを1つ決めます。基幹システムやPOSがあればそのコード、外部倉庫を使っていれば倉庫側のコードが候補で、どちらもなければ商品登録数が最も多い店舗のコードを基準にすると、直す商品を少なくできます。ほかの店舗のコードは、変更できるものから基準にそろえておきましょう。
なお、商品コードをそろえずに在庫連携するところまで求める場合は、商品コードの紐づけ機能を備えたシステムを選ぶ必要があります。
商品コードの紐づけ機能を搭載した「ネクストエンジン」を見てみる↓
2. 商品と在庫数を登録する
商品コードをそろえたら、基準にした店舗やシステムから商品データをCSVなどで取り込み、実際の在庫数を登録します。
在庫連携に使う各モール・カートの許可(ライセンスキーやAPIキー)も、この段階で設定しておきましょう。モールによっては事前の申請が要ります。
在庫連携を始めると、ここで登録した在庫数がそのまま各店舗の在庫数として反映されるので、棚卸しで実際の数を数えてから登録することが欠かせません。セット商品を扱う場合は、中身の単品を先に登録しておきましょう。
3. テストで動きを確かめる
登録が済んだら、在庫の増減が思いどおりに動くかを試します。過去の注文データを数件取り込み、注文の分だけ在庫が引き当てられるか、セット商品なら中身の単品の在庫も減るかを見ておくと安心です。
テスト中は購入者へのメールの自動送信とモールへの出荷報告を止めておき、無事にテストが終わったら、取り込んだ注文も取り消します。注文が残っていると、その分の在庫が出荷待ちとして押さえられたままになり、各店舗に出る数が実際より少なくなってしまいます。無料体験の期間があるシステムなら、こうしたテストを契約の前に自社の商品と注文で試せるので安心です。
4. 在庫連携を始めて動作を確かめる
テストで問題がなければ、各モール・カートとの在庫連携を始めます。連携を始めたら、商品を1つ選んで在庫数を更新し、各店舗の管理画面で数が変わったかを確かめるのが確実です。システムの連携の履歴に「成功」と出ていても、モール側で反映されたとは限りません。
すでにほかのシステムで在庫を連携している場合は、2つのシステムから同時にモールの在庫を更新しないように気をつけます。同時に更新すると、どちらの数が正しいのかわからなくなります。また、今のシステムを止めてから新しいシステムを始めるまでの間が空くと、その間の注文が反映されません。
切り替えの当日に今のシステムからの在庫更新を止め、間を空けずに新しいシステムで在庫連携を始めるのが基本です。
関連記事:一元管理システムの乗り換えの手順
在庫管理システムの導入事例
ここからは、在庫管理システムを入れて在庫まわりの課題を解決した3社の事例を紹介します。
勘に頼った在庫の割り振りをやめ、品切れによる機会損失を減らした事例
ザボディショップジャパン株式会社様は、楽天市場やAmazonなど複数のモールと自社サイトで化粧品を販売していました。システムの導入前は担当者の勘で各モールに在庫を割り振っていたため、在庫の持ちすぎや品切れによる機会損失が起き、翌年の売上予算も立てにくくなっていたといいます。
そこで、在庫管理システムで在庫を一元管理し、モールごとの在庫の振り分けを設定しました。品切れによる機会損失は、大きく減らせたそうです。
3店舗の在庫の手作業での調整をやめ、受注が倍増しても少人数で対応できた事例
とよす株式会社様は、柿の種専門店「かきたねキッチン」を自社サイト・Amazon・Yahoo!ショッピングの3店舗で販売していました。100個を販売するなら本店に80個、2つのモールに10個ずつといった形で在庫を振り分け、売れるたびに手作業で在庫を調整していたため、入力ミスや欠品の放置が起きていたといいます。
在庫管理システムの導入後は、3店舗の在庫を連携させて手作業での割り振りをなくしました。その後、ECの受注数が約2倍に増えても、ECの業務に関わる人員は実質2人から1.5人に減っています。
一部モールの在庫連携の漏れを解消し、17店舗を3人で運営できるようになった事例
パーフェクト・ワールド株式会社様は、約1万2,000SKUのキャラクターグッズを複数のネットショップで販売するなかで、一部のモールと在庫連携ができていない状態でした。しかも以前のシステムは、店舗数を増やすと月額料金も増える仕組みだったといいます。
2021年6月に新しいシステムへ乗り換え、すべての店舗の在庫をまとめて連携できるようにしました。商品データと在庫数は、以前のシステムからCSVで出力して取り込んでいます。その後、EC部門の人員を増やさずに店舗数を約2倍に増やし、3人の体制で17店舗を運営できるようになっています。
まとめ
在庫管理システムは、在庫連携の間隔や在庫の持ち方への対応、料金の決まり方によって、合うものが変わります。比較表で自社の販路と在庫の持ち方に合うサービスを2〜3社に絞り込みましょう。
候補が決まったら、無料体験で自社の商品と注文を使い、在庫連携が思いどおりに動くかを確かめてみてください。
よくある質問
Q. 在庫連携していても売り越しは起きますか?
在庫連携には更新までの時間差があるので、売り越しをゼロにはできません。残りわずかの商品やセール品は在庫を少なめに出す、特定の店舗だけに在庫を出すといった設定を組み合わせて減らします。
Q. 商品コードが店舗ごとにバラバラでも在庫連携できますか?
システムによっては、店舗ごとの商品コードを1つの商品として紐づける機能があります。紐づけに対応していないモール・カートがある場合や、システムから各店舗へ出品する場合は、基準のコードにそろえてから在庫連携を始めるのが確実です。
Q. 在庫管理システムの費用はどのくらいかかりますか?
一般的には、初期費用と月額固定に、受注件数や商品点数などに応じた従量課金が加わります。たとえば、ネクストエンジンは初期費用0円で、受注200件までを含む月額3,000円の基本料金に、201件目からの従量課金と年間保守費用が加わる料金体系です。
Q. 在庫管理システムの導入にはどのくらい準備が必要ですか?
準備の量は商品数と店舗数で変わります。手間が大きいのは、店舗ごとに違う商品コードの統一と、商品・在庫数の登録の2つです。そのあと過去の注文でテストを済ませてから、在庫連携を始めます。
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