EC運営はとにかく業務が多く、受注処理が終わったら次は出荷処理が待っています。出荷処理の際に、多店舗運営であれば各モールの管理画面を行き来して作業するのは面倒ですし、送り状作成や追跡番号を反映する作業も、手入力などで1件1件対応するのは大変です。
注文が少ない頃は対応できても、事業が拡大して店舗数が増えたり、各モールのセール時などの繁忙期になったりすると、今いるスタッフではさばききれずに困っている方はいませんか?
そんなお悩みをお持ちの方は、これからEC初心者の新人エヌイーくんと一緒に、ECシステム導入で出荷処理がどう効率化できるのか学んでいきましょう!
出荷処理の効率化について学ぼう!
受注処理の効率化については以前学びましたが(過去記事をチェック)。今回からは出荷処理について学んでいきます
ついに新たなステージに突入ですね(コーフン!!)!こうやって大人の階段をのぼって……
(食い気味に)さあ!始めます!
出荷処理もお任せあれ!
今回は出荷のなかでも自社で出荷を行う場合についてご説明します。
出荷処理というと、ピッキングや梱包のことを思い浮かべる方も多いと思いますが、各モールの管理画面を行き来しながら出荷状況を更新していったり、配送会社ごとの送り状データを作成したりといった事務作業も意外と手間だと感じていませんか?
出荷件数が少なければ手入力で対応することも可能ですが、配送情報や番号を1件1件すべて登録していくのは面倒ですし、ヒューマンエラーを起こすリスクもあります。また、繁忙期など注文が増えたときには人手が足りなくなることも考えられます。
注文が増えるのは嬉しいけど、手入力で作業していたらヒューマンエラーは避けられませんよね……。でも、送り先情報の不備で商品の到着が遅れれば、お客様からのクレームにつながってしまいます!一体どうしたら……?
そこでシステム導入が出荷管理業務に生きてくるのです! ネクストエンジンを使えば、今まで1件ずつ対応してきた作業を自動化し、出荷の事務作業を効率よく処理できます。
ネクストエンジンの出荷処理の流れ(自社で出荷を行う場合)
ネクストエンジンを利用するに当たってまず押えておきたいポイントは以下のとおりです。
【出荷がラクになる!ネクストエンジンのポイント】
・送り状が一括発行できる
・モール側への出荷実績が自動で反映できる
・出荷完了メール(追跡番号つき)の自動送付ができる
ネクストエンジンの管理画面に沿って出荷の流れを確認していきましょう。
※受注処理が終わった段階から見ていきますので、受注処理の始めの流れから確認されたい方は前回までの受注処理の記事から順にご覧ください。
まず、当日出荷する受注を選択し、納品書や出荷指示書の準備・印刷を行います。書類データのダウンロードを行うと自動で【印刷済み】ステータスに進みます。
このときダウンロードされる出荷指示書は受注伝票単位(シングル)のピッキングリストですので、商品コード単位(トータル)でピッキングされたい場合は、別途ダウンロードしていただくこともできます。配送データのダウンロードも可能です。
その後、ピッキングや送り状の印刷、梱包、送り状番号の反映等の作業を行い、配送会社への受け渡しが完了したら、「発送完了注文」を選択、出荷確定処理をすると自動で【出荷済み】ステータスに移動します(②)。
【出荷済み】ステータスとなった時に、楽天市場、Yahoo!ショッピング(Yahoo!フリマ)、Amazon、au Payマーケット、Shopify*、ebay*、BASE*であれば、ネクストエンジンから出荷情報を自動反映できます(*付きの店舗の場合、 自動連携にはアプリの利用が必要です)。
それ以外の店舗でも、CSVでの一括登録に対応していれば、ネクストエンジンからダウンロードしたCSVを利用し一括登録が可能です。
店舗ごとに管理画面を確認する必要がなく、すべての注文をネクストエンジンの管理画面で一元管理できて作業が楽になりますね!
どちらのタイプ?出荷運用事例
(メモしながら)なるほど……色々な運用ができそうなのは分かったのですが、EC事業者の皆さんはきっと、いざ自社で運用する場合どうなるのかの手がかりを知りたいと思うので、具体的な例を紹介してほしいです!
(すごい!ちゃんとEC事業者さんの気持ちに寄り添えるようになってる……!本当に大人の階段を……!?)各事業者さんごとの状況によって運用方法はそれぞれですが、①事業規模が大きく出荷作業人数が複数いる場合と、②小規模で出荷作業を1人で担う場合の運用事例を紹介しましょう
自社の状況に合わせて柔軟に運用していくのがベストですが、システム導入前のイメージの参考にしてみてください。
ネクストエンジン管理画面でのより詳しい手順での解説は以下の資料もご利用ください。
もうコピペ不要!送り状作業ももっと楽に
送り状を発行して出荷する場合、各配送会社の送り状システムに合った配送情報を作成していく必要があります。
ネクストエンジンであれば、【印刷済み】ステータス以降に進んだ受注の配送情報を一括ダウンロードでき、各社の送り状システムへアップロードすれば送り状印刷ができます。
1件1件送り先情報をコピペする必要もないんですね!
また、発送伝票番号(追跡番号)の反映についても、各配送会社の送り状システムから、発送伝票番号が付与されたCSVファイルをダウンロードし、ネクストエンジンにアップロードするだけで、各受注伝票に応じた発送伝票番号がネクストエンジンに反映されます。
ネクストエンジンに追跡番号が反映されているため、お客様への配送完了メールも追跡番号付きで自動送信することもできます。
わー!発送完了メールに追跡番号を反映するとなると、手入力だったら1件1件登録することになって大変なんですよね。自動化できると本当にコピペ要らず!助かります!
教えて先輩!エヌイーくんの質問コーナー
出荷の準備状況に応じてお客様に自動でメールを送ることは可能ですか?
可能です。先ほど触れた発送完了メール以外にも、サンクスメールなどのメール自動送信に対応できます。詳しくはこちらをチェックしてみてください
ピッキングリストはどのように出力できますか?
必要なピッキングリストが受注伝票単位(シングル)か商品コード単位(トータル)かなど、出力したい項目・タイミングに応じて、「受注明細一覧」や「分析」、「カスタムデータアプリ」の機能からCSV出力が可能です
なお、出荷管理の流れや概要を振り返りたい方は以下の記事もご参考ください。
まとめ
今回は出荷処理の効率化について勉強しました。ネクストエンジンで出荷がラクになるポイントのおさらいは以下のとおり。
【出荷がラクになる!ネクストエンジンのポイント】
・送り状が一括発行できる
・モール側への出荷実績が自動で反映できる
・出荷完了メール(追跡番号つき)の自動送付ができる
出荷業務はシステムでもっとラクにできると知っていただき、本記事がECシステム導入の疑問や不安も解消する一助となればうれしいです。
「新人エヌイーくんと学ぶ!ネクストエンジン運用教室」ではネクストエンジンの運用方法についてシリーズでお伝えしています(受注処理についてなどの過去記事はこちらから)。外部倉庫を使った出荷処理についてはこちらの記事「出荷処理(外部倉庫の場合)」で解説していますのでこちらもチェックしてみてください。
今日は出荷処理の効率化について学びました。受注処理でも出荷処理でも作業が楽になれば、新商品や販促などに力を入れる余裕が出てきますよね。ぼくもEC事業者さんがよりクリエイティブなことに注力できるお手伝いができるよう頑張ります! 実はもう少し相談したいことがある、という方は、以下からオンライン相談でお気軽にご連絡ください!
【エヌイーくんプロフィール】
小田原在住の新入社員。効率化が好き。EC事業者さんの役に立てるよう日々奮闘中。
Instagram(next_engine)でも活動しています。仕事を減らす術を発信しているので、こちらもぜひ見に来てね!