実例から見えた! SNSでユーザーに商品を届ける勝ちパターン

近年ますますSNSの存在感が増し、事業者と消費者が直接つながるようになるなか、どのようにSNSを活用するかが、EC事業者にとって非常に大切な課題となってきています。

NE株式会社では、SNS活用に興味がある、もしくは検討中のEC事業者に向けて、「実例から見えた、SNSでユーザーに商品を届ける勝ちパターン」と題し、Instagramに特化したマーケティング支援を行っている株式会社SAKIYOMIから田中龍之介氏、月間利用者600万人のSNSを運営するルームクリップ株式会社から竹内優氏、簗瀬未来氏をお迎えし、2022年9月15日(木)にオンラインセミナーを開催しました。

本記事ではそのセミナーの概要をご紹介します。

なお、このセミナーの内容は現在アーカイブ視聴が可能です。フルバージョンでご覧になりたい方はこちらからご覧ください。

インスタ運用のプロ!SAKIYOMIが某企業アカウントを勝手に分析!

セミナー前半では、Instagram運用のプロである株式会社SAKIYOMIの田中氏が、iFaceなどのスマホアクセサリを扱うHamee株式会社の実際の公式アカウントを例に、Instagram運用のコツと考え方を伝授しました。

インスタにはセオリー・運用ロジックが存在する

Intragramの運用を感覚で行って、原因はわからなくても結果的にはうまくいったり、思うようにいかなかったりしている企業は多くあります。しかし、Instagramにはセオリーや計算ロジックがきちんと存在すると田中氏は話します。

また、既存のフォロワー外にリーチを拡大するためには、「“インスタ映え”という言葉が流行ったように、Intstagramはきれいな写真やおしゃれな写真を投稿しなくてはいけないと思いがちですが、企業のInstagram運用においては“いいね数”よりも“保存”されることを重視するべきです」と指摘。

この保存というアクションにつながる投稿とは、ユーザーがコレクションしたくなるような投稿、つまり、

  • タメになる、初めて知った
  • 参考にしたい
  • 行ってみたい、やってみたい
  • 誰かに教えたい

と感じる内容とのこと。

さらに、投稿を見た訪問者にフォローを促すには、プロフィール画面を一目見て、どんなメリットがあるのかを“1秒で”感じ取れるかどうかがポイントだそう。

Instagramでは、ユーザーがプロフィール紹介を見て判断する時間はたった1秒。1秒以内に“いいね!”と判断されるため、”どんなアカウント”で”何を発信する”のかが一目で分かるようにしなければいけないのです」

Hameeのアカウントを例に分析

Hamee株式会社の協力のもと、同社の公式アカウントを田中氏が分析した結果、フォロワー転換率が一番の問題と判明し、フォロワー転換率を改善するSAKIYOMIメソッドが紹介されました。

明日からでもさまざまな企業アカウント運用に使えそうなポイントが盛りだくさん。

  • 運用ロジック「PECTサイクル」の解説
  • プロフィール改善方法
  • 投稿からプロフィール閲覧への導線の改善方法

など、続きはアーカイブ視聴にてお楽しみください。

ソーシャルメディアからソーシャルコマースへ! 「RoomClip」が解説

セミナーの後半では、 「住まい」と「暮らし」をテーマににした国内最大級SNS、RoomClipを運営するルームクリップ株式会社の竹内氏と簗瀬氏に、SNSで商品認知から購買までを完結させるフローづくりの考え方についてお話いただきました。

SNSで商品が発見され、購買まで完結する導線づくり

Instagramに商品タグやショップ機能が追加され、ここ数年で注目されるようになった“ソーシャルコマース”というキーワード。ソーシャルメディア(SNS)とEコマースをかけ合わせて商品等を販売する仕組みのことを指します

「SNSで話題を得て購入につなげていくなら、これからはSNS内でのワンストップな流れ、ソーシャルコマースを意識しなければならない」と竹内氏は強調します。

SNSの運用をすでにはじめているEC事業者のなかで多いお悩みは以下のように、

  • 商品が話題にならない
  • 商品の話題が持続しない
  • 話題になっても売れるまでが遠い

といった課題を抱えている方が多いと指摘、それぞれのステップがうまく循環していくアイデアを具体的に紹介いただきました。

「一度SNSから離れると別の商品に流れてしまう可能性もあるため、SNSを売上げにつなげるには、SNS上で”認知から購買まで”が完結しやすいカスタマージャーニーを設計する必要がある」と竹内氏。

確かにSNSで話題になっていた商品が気になっていたはずなのに、改めて検索して比較する過程を経てしまうと、結局気が変わって購入しないことにしたり、類似商品を購入した経験は多くの人が身に覚えがあるのではないでしょうか。

そのほかにもRoomClipショッピングで実際に実施された成功事例や、ソーシャルコマースの効果についての詳しい解説がされました。

詳細は以下よりアーカイブ視聴でご覧いただけます。ぜひご覧ください。

 【講演者】

田中 龍之介(タナカ リュウノスケ)

株式会社SAKIYOMI マーケティング責任者

2019年11月に株式会社SAKIYOMIに入社。計4アカウントのInstagram運用を行い、アカウント開設3カ月で1万フォロワーを達成。その後マーケティング領域の立ち上げ、現在はマーケティングの責任者として、幅広く活動。TwitterでもInstagramノウハウを積極的に発信中。フォロワーは現在約8,000人。

竹内 優(タケウチ マサル)

ルームクリップ株式会社 MS事業部 営業企画 マーケター

デジタル周辺機器メーカーのプロモーション企画職等を経て2019年ルームクリップ株式会社にマーケターとして入社。過去のブランドコミュニケーションやWeb/SNSマーケティング等の経験をベースに、ルームクリップのプラットフォームのユニークネスを生かした活用提案や実行を担当。2021年よりRoomClip住文化研究所研究員を兼任。

簗瀬 未来(ヤナセ ミク)

ルームクリップ株式会社 EC事業部 MDチーム マーケター

デジタルマーケティング企業での事業開発・営業支援を経て、ルームクリップ株式会社にマーケターとして入社。日本初の暮らし領域に特化したソーシャルコマース、『RoomClipショッピング』におけるBtoBマーケティング領域の立ち上げを実施。戦略から施策実行まで一貫して担当し、企業とユーザーの価値循環の最大化を支援。

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