Yahoo!ショッピングから中国販売!「天猫国際コマース」の全貌と国内対応と同じ運用の実現方法

Yahoo!ショッピングから中国販売・天猫国際(Tmall Global)への展開を解説。Next Engine(ネクストエンジン)による注文自動判別とEC自動化の仕組みを紹介する、中国越境EC応用編のブログバナー

「中国の越境EC市場、規模は魅力的だが手が出せない」 「海外発送や通関手続きのリスクを考えると、二の足を踏んでしまう」

これまで、多くのYahoo!ショッピング出店者様が抱えていたこのような悩みを、一挙に解決するサービスが登場しました。それが、LINEヤフー株式会社とアリババグループが連携して提供する「天猫国際コマース」です。

このサービスは、Yahoo!ショッピングの管理画面(ストアクリエイターPro)から、中国最大級の越境ECプラットフォーム「天猫国際(Tmall Global)」へ商品を出品できる画期的な仕組みです 。

しかし、手軽さの裏には「運用フローにおける落とし穴」も存在します。特に、注文が増えてきた際の「受注処理」においては、事前の対策が必須です。

この記事では、サービスの仕組みやメリットを徹底解剖するとともに、実務担当者が直面する「データ判別の課題」と、それをネクストエンジンで自動化して「国内対応と全く同じ運用」を実現する具体的なテクニックまでを網羅的に解説します。

なぜ今、「天猫国際」なのか?市場のポテンシャル

天猫国際(Tmall Global)を活用した中国越境EC進出のメリット。アリババグループの高い市場シェアと日本製品の圧倒的人気

まず、なぜこのサービスが注目されているのか、その背景にある市場規模と「日本商品」の立ち位置を確認しておきましょう。

中国EC市場の圧倒的なシェア

「天猫(Tmall)」および「天猫国際(Tmall Global)」を運営するアリババグループは、中国のEC市場において圧倒的なトップシェアを誇ります。
2022年の中国ECモールにおけるAlibabaのシェアは41.6%に達しており 、まさに中国消費者の生活インフラと言える存在です 。

「日本商品」は一番人気

特筆すべきは、天猫国際内の直営店「全球探物」におけるエリア別売上で、「日本」の商品がNo.1であるという事実です 。
美容関連商品や日用品、食品など、日本の品質に対する信頼は依然として高く、SKU数や売上も右肩上がりで成長しています 。

つまり、「市場はある」「需要もある」。
あとは「どうやって届けるか」という物流と運用の壁だけが課題だったのです。

「天猫国際コマース」3つの革命的メリット

従来の越境EC(自社で現地モールに出店する形式)と比較して、「天猫国際コマース」は何が違うのでしょうか?
最大の特徴は、「Yahoo!ショッピング出店者の手間を極限までゼロにした」点にあります。

天猫国際コマースの3つのメリット

メリット①:商品は「日本の倉庫」に送るだけ

通常、越境ECではEMSや国際宅配便を使って、個別に海外の購入者へ発送する必要があります。
しかし、本サービスでは「指定された日本国内のTmall社倉庫」に商品を送るだけで完了します 。

  • ストアの作業: 注文が入ったら、国内倉庫へ発送(通常の国内取引と同じ)
  • Tmallの作業: 日本税関の手続き、国際輸送、中国税関の手続き、中国国内配送

この分業体制により、出店者は「輸出」を意識することなく販路を拡大できます 。

メリット②:面倒な翻訳・CS対応が不要

中国でモノを売る際、最大のハードルとなるのが「言語」です。
しかし、本サービスでは商品情報の中国語翻訳はすべて天猫国際側が対応します。
また、購入者からの問い合わせ(チャット対応など)やクレーム対応もTmall社(アリババグループ)が請け負うため、自社で中国語スタッフを雇う必要はありません 。

メリット③:固定費0円、手数料は「売れた分だけ」

多くの越境EC支援サービスは、月額数万円の固定費がかかることが一般的です。
対して「天猫国際コマース」は、以下の料金体系となっています。

  • 初期費用・月額費用: 無料
  • 出品料: 無料
  • サービス手数料: 商品販売価格の6.0%

売上が発生しない限りコストはかからないため、テストマーケティングとしても最適です 。精算もYahoo!ショッピングの売上とまとめて日本円で行われるため、為替リスクの心配もありません。

実務担当者が直面する「受注処理」の壁

受注処理のリスクと警告

ここまで見ると「完璧なサービス」に見えますが、実際に運用を行う現場担当者にとっては、無視できない「実務上の課題」があります。 それが「注文データの判別」です。

Yahoo!ショッピングの担当者とのQ&Aから、システム連携における重要な仕様が明らかになりました。

課題:注文データに「目印」がない

通常、特定のキャンペーンや流入経路からの注文には、データ上でそれと分かるフラグ(識別コード)が付くことが一般的です。
しかし、天猫国際コマース経由の注文については、「注文データ(CSV等)上に、天猫国際であることを示す専用の項目は存在しない」という仕様になっています。

ストアクリエイターProの管理画面上では専用ラベルが表示されますが、CSVをダウンロードして受注ソフトに取り込んだ場合、データの中身は通常の注文と全く同じ形式になってしまうのです。

リスク:お届け先情報での「目視判断」は危険

では、どうやって区別するのか? 唯一の手がかりは「お届け先情報」です。
天猫国際の注文は、配送先が必ず「Tmall社の指定国内倉庫」になります。

しかし、これを「目視」で運用しようとすると、以下のようなリスクが発生します。

1. 見落としによる誤対応

  • 通常の購入者と同じ「サンクスメール(レビュー依頼など)」を送ってしまい、倉庫側で混乱が生じる。
  • 天猫国際専用の梱包ルール(納品書の扱いなど)がある場合、それに対応できない。

2. 属人化と業務負荷

  • 「住所が〇〇県の倉庫だったら…」という判断を、特定の担当者しかできない状態になる。
  • 注文数が増えてきた際、チェック作業だけで膨大な時間がかかる。

ネクストエンジンで実現する「完全自動化」レシピ

ネクストエンジンで受注処理を自動化

この「データ判別の課題」を解決し、運用を安全かつ効率的に回すために不可欠なのが、一元管理システム「ネクストエンジン」の活用です。

ネクストエンジンの機能を組み合わせることで、「目視チェック0秒」の運用フローを構築できます。
具体的な設定ロジックを解説します。

STEP 1:自動判別の条件を設定する

ネクストエンジンの「受注分類タグ」付与機能を使い、以下のロジックを組みます。

  • トリガー(条件):
    • お届け先名に「Tmall」「天猫」などの指定キーワードが含まれる
    • または、お届け先住所1に「指定倉庫の住所」が含まれる
  • アクション(実行):
    • 受注伝票に『天猫国際』というタグを自動で付与する

※タグの自動付与は有料オプションが必要になります。

これにより、データが取り込まれた瞬間に、システムが勝手に「これは天猫国際の注文だ」と判断してくれます。

STEP 2:処理ルートの自動振り分け

タグが付いた注文に対して、次のアクションを自動化します。

  • 確認待ちステータスへ移動:
    • もし、倉庫への発送前に特別な確認(納品書の抜き取り等)が必要な場合は、自動で「確認待ち」ステータスに止め、担当者に通知を出します。
  • 出荷指示の書き換え:
    • 物流倉庫(WMS)と連携している場合、出荷指示データの備考欄に「海外発送用梱包」といった指示を自動追記させたり、配送便種を自動で切り替えたりします。

STEP 3:在庫連携も「お任せ」

もちろん、在庫連携も自動です。
天猫国際での販売はYahoo!ショッピングの仕組みを利用しているため、Yahoo!店の商品在庫が減れば、天猫国際上の在庫数にも反映されます。
「国内で売れすぎて、天猫側の注文分がない!」といった売り越しのトラブルも未然に防ぐことができます。

まとめ:事務作業を増やさずに、販路だけを広げよう

「天猫国際コマース」は、日本のEC事業者にとって「黒船」ではなく「強力なパートナー」となり得るサービスです。

  • 市場: 中国最大級の「天猫」にアクセス可能
  • 物流: 国内倉庫に送るだけ
  • コスト: 固定費無料、手数料6%

この条件で海外販売ができるチャンスはそう多くありません。 唯一の懸念点である「注文判別の手間」さえクリアできれば、これほどローリスク・ハイリターンな施策はないでしょう。

ネクストエンジンの自動化設定さえしてしまえば、あとは本当に『国内対応と同じ運用』が実現します。宛先確認すら不要な、完全なルーティンワークとして中国販売を始めましょう。

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