ザボディショップジャパン株式会社
美容・化粧品
BEFORE
  • 人の勘を頼りに各モールに在庫を分配し、チャンスロスが発生し、翌年の売り上げ予算を立てにくい状態
  • 基幹システムへの注文取り込みや、サイトへの在庫登録作業など、手動の業務が発生
AFTER
  • 在庫を一元管理できており、チャンスロスが発生していない
  • 基幹システムとネクストエンジンの連携ができて、従来手動で行っていた業務が自動化されている

勘に頼った在庫分配でチャンスロスも…一元管理システム導入で手動業務も効率化!

イギリス生まれの自然派化粧品ブランド「ザボディショップ」を日本で経営展開しているザボディショップジャパン株式会社(本社:東京都中央区)で、モール運用に関わるお仕事をしている斉藤正賢さんにお話を伺いました。

まずは斉藤さんが担当されているお仕事内容を教えてください。

当社はECとして、楽天市場店、Yahoo!ショッピング店、Wowma!店、Amazon店、自社サイトを運営していまして、私は主に、売上向上の施策や商品登録、受注業務などを行なっています。
 
実は、前職でネクストエンジンの導入から運用まで携わっていたことがありまして。前職は割り箸や紙袋といった商材を扱うB to B中心の企業でしたが、導入から運用まで行った経験を当社でも生かせています。ネクストエンジンは、さまざまな企業に対応できる柔軟性を持っているとも言えますね(笑)。

御社がネクストエンジンを導入する前の状況を、分かる範囲で教えてください。

当社のネットショップは2005年にオープンしたので、業界内や日本国内全体で見ても、早めにECに取り掛かった企業だと言えるかと思います。オープン当初は1〜2人で運用するスモールスタートでしたが、順調に売り上げが伸びるにつれ関わる人間も増えて、今は役員も含めて7人がECに関わっています。

導入前に一番苦労された点はどのような点だと聞いていますか?

在庫管理システムを入れる前の在庫管理が一番大変だったと聞いています。現在は、在庫の振り分けを行うシステムが色々とあると思うのですが、それさえもない時は、人の勘を頼りに各モールに在庫を分配するということをやっていました。

当然在庫の持ちすぎもありますし、在庫切れを起こして、売れたはずなのに売れていないというチャンスロスが発生していました。チャンスロスが大きく発生していると、翌年の売り上げ予算を段々立てにくくなっていきます。そういう苦労話は聞いています。

御社がネクストエンジンの無料体験をされたのが2018年3月で、実契約されたのは11月です。ネクストエンジンの導入に至った経緯を教えてください。

基幹システムの入れ替えがもともと2018年末に予定されていました。当時使っていたEC用の受注管理システムですと、改修費用が高額になることが分かったので、新しい基幹システムに対応する受注管理ソフトを4社で比較検討させていただきました。
 
まずは基幹システムとの連携ができるか、そして当社がやりたい受注管理や在庫管理ができるか、サポート面や費用面などもトータルで検討させていただいて、ネクストエンジンの導入に至りました。

なるほど。基幹システムの入れ替えがそもそもの経緯なのですね。

はい。ネクストエンジンだけですと、モールの売り上げ管理はできるのですが、自社サイトや実店舗の売り上げ計上ができないので、当社では全ての売上は基幹システムで管理しています。

ネクストエンジンはウェブ上にAPIを公開しており、外部システムとの連携が可能なのが特徴です。御社の基幹システムとネクストエンジンの連携はスムーズにできていますか?

当社の基幹システムは、OBIC7を使っています。外部ベンダー様にネクストエンジン提供のAPIを利用した開発を依頼し、OBIC7側に受注データを連携させました。テスト工程では、仕様齟齬により連携に苦労する部分はありましたが、今はトラブルもなく運用できています。

実際にネクストエンジンを導入されて、1番良かったなと感じる点は何ですか?

それまでのシステムは複数人が同時にシステムを使用することができなかったのですが、ネクストエンジンはクラウド型になりますので、複数人でも同時にアクセスできます。お陰で、作業待ちが発生しなくなりました。

また、管理画面についても非常に分かりやすくできていますよね。近々の話ですが、CSセンターの者が受注対応を覚えようとしたところ、1週間かからず、1人で対応できるようになったのです。それほど簡単で分かりやすいという証拠だと思います。

導入前までは、社内の問題でもあるのですが、どうしても仕事が属人化してしまう傾向にありました。受注管理や在庫管理といったECの基本は、人に依存させずに、誰もができて然るべきだという考えで、ネクストエンジンを今使わせてもらっています。

モール運用をされているのは、斉藤さんお1人なのでしょうか?

そうですね。それぞれに担当している業務があり、相談する環境にはありますが、基本的に1人で担当しています。とはいえ、毎日大変です!自社サイトを除き、モールの販売は合わせてだいたい月に数千件あり、それをほぼ1人で担当しています。チーム全員がそれぞれフル稼働です(笑)。

ネクストエンジンの良いところなのですが、カスタマイズが非常に柔軟にできるので、運用していく中で「これは人の目の確認の必要はないな」と思ったら、素通りをさせる設定に変えることができます。

導入当初よりも運用していく中での気づきがありましたし、サポートセンターの方も非常に丁寧に運用方法を教えていただけますので、さらに最適化が進んでいる状態ですね。

その他、ネクストエンジンの導入で感じられるメリットはございますか?

そのほかのメリットといえば、これから新人が入ってきたときの教育面でしょうか。例えば、モールに多店舗出店をしていると、モールごとに管理画面の作業を覚えなくてはいけないと思うのですが、ネクストエンジンを使えば、一括で受注管理できます。ネクストエンジンの伝票の探し方さえ覚えれば、モールの受注伝票にすぐジャンプできて、お客様の受注状況が確認できるのです(※楽天、Yahoo!ショッピング、Amazon、ヤフオクのみ対応機能)。作業効率良く、スピーディーな対応ができます。

ネクストエンジンを導入されてから売り上げは伸びましたか?

はい、二桁の成長率で伸びています。日単位で発生する受注管理の効率化により、考える時間・手を動かせる時間を作ることができたので施策の実行スピードがあがったと感じています。

在庫に関してもネクストエンジンの在庫振り分け設定を活用することによって、品切れによるチャンスロスを大きく減らすことができているのも大きな要因の一つです。

また各モールの配送番号の反映作業もアプリを開発していただき自動化することで、csv取り込みなど人の手を介さず正確に行うことができるようになったので業務の効率化にもつながっています。

コスト面ではいかがでしょう?

在庫管理と受注管理を複合的に考えれば、コストは下がっています。導入前は人の手がかかっていたので。正確な金額としては見えないですが、人件費というだけでも、導入メリットはあったと思っています。あとは我々がその下がったコストをどれだけパフォーマンスに変換していけるかだと思います。

ネクストエンジンに関して、課題だと思う部分はございますか?

ネクストエンジンをご利用の方とコミュニティを作って、繋がることができれば良いなと思っています。ネクストエンジンという共通の話題をみんな持っていますから、同じような課題を持っている人も多いでしょうし、逆に、我々が課題だと思っているところが全然課題ではないと思っている企業もあるかもしれません。繋がることで、いろんな気づきを得られるのではないかと思います。

改めて御社の課題とは?

人手も決して潤沢ではないので、正直、EC全般の日常業務を回すことでいっぱいいっぱいな部分があります。たくさんのお客様に来ていただけて、ありがたい環境ではあるのですが、ネクストエンジンなどのソリューションを活用しながら、目の前の仕事に追われるだけではなく、いかにお客様の方を向いて提案ができるかが大切だと思っています。状況を打破するのが一番の課題です。

御社の強みだとも思うのですが、実店舗が全国で110店舗(※2019年2月時点)あり、売り上げの9割ほどが実店舗からの売り上げです。その中でもECを展開されているわけですが、御社にとってこれからのECの位置付けを教えてください。

顧客IDの統合を2013年にしていて、オムニチャネルへの対応は周りの会社に比べるとかなり早くから動いています。お客様がIDを店舗で作っていただいても、ECで作っていただいても、IDを統合すれば、店舗の履歴もECの履歴も一括で見ることができます。「ECとリアル店舗どちらを重視するか」ではなく、お客様にとってオンラインとオフラインをいかに意識しないで商品を買っていただけるか。そこに、重きを置いています。

今後の展開を教えてください。

お客様が欲しいと思った時に、我々が提供できる場にいないと、商品のご提供ができない時代です。そのためにも、自社サイト、店舗、モールと我々が出店できる場所には必ずいて、お客様が買いたいと思った時に買える環境はどんどん整えていきたいと思っています。

※本記事の内容は、2019年7月時点のものとなります。

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