いつもモアネをご覧いただきありがとうございます。売上UPと自動化をテーマに記事を書かせていただきます、誠と申します。
今回はネクストエンジンの設定だけでなく、運用フローへのテコ入れも行い、自動化を進めた企業様のご紹介です。
■株式会社デザインイコール様
2016年よりネクストエンジンをご利用いただいている大阪の企業様。ネクタイやベルト、ワイシャツなどのメンズビジネスアイテムを取り扱っているスタイルイコール(2018年2月、月間優良ショップ受賞※)、エプロンや雑貨を取り扱っているプリズムユニフォームを運営。
※楽天全店舗の5%のみが受賞
2017年の夏より本格的に自動化を推進するようになり、ご相談いただきました。自動化率が30%前後だったところ、80%前後の自動化率を維持できるようになりました。
対面でのインタビューでしたが、「自動化が進んで仕事が楽しくなった」という言葉と笑顔がとても印象的でした!
↑スタイルイコール楽天市場店(デザインイコール様)トップページ
ネクストエンジンについて聞いてみました
―ネクストエンジンを導入したきっかけや、当時の課題を教えてください。
『実はネクストエンジンは3つ目のシステムなんです。1つ目のシステムは操作が独特で難しく、属人化せずに使うということができませんでした。』
『2つ目は楽天市場のRMSと近しい感じで操作できると聞いて乗り換えたのですが、サーバーが弱かったんです。楽天スーパーセールなどの際にサーバーが落ちてしまう。出荷が多い時に落ちるから、出荷どうすんねん!ってなりました。』
『更に乗り換えを検討した際に、ネクストエンジンには「受注管理、在庫管理、ページ管理」と、使いたい機能が全部あったのでネクストエンジンに決めました。』
―ネクストエンジンは3つ目のシステムだったんですね。乗り換えの際、設定は大変でしたか?
『1度乗り換えを経験しており、だいぶ整理されていたので問題なく移行できました。』
―ネクストエンジン導入で、当時抱えていた課題は解決できましたか?
『解決しました。受注のステータス移行も楽天市場のイメージに近く、パートさんも使えています。サーバーも安定しているので問題ありません。』
『分析機能についても楽天市場だと過去2年分しか確認できないところ、ネクストエンジンだともっと過去のデータから確認できるのがとても良いです。購入回数別にメールの文面を変えられるところも良いですね。』
『あとは、ネクストエンジンは商売上手だなぁって感じてます。サードパーティ(※1)の開発会社が機能開発もやっているところが良いです。こういう機能があったら良いのになぁ、というアイデアを取り入れ、ユーザーファーストのシステムになっていくところが良いですね。』
(※1)他社製品の関連製品を販売している企業
ネクタイ | ポケットチーフ | タイピン |
↑スタイルイコール楽天市場店(デザインイコール様)の商品
なぜ自動化を推進したのか聞いてみました
―当時抱えていた課題は解決したとのことですが、ネクストエンジン導入後に自動化・効率化を進めることになりましたよね。きっかけは何だったんですか?
『ヒューマンエラーがすごく多かったことがきっかけです。地域などによって発送方法を変える運用をしているのですが、お客様が注文時に選択される際に本来ご選択すべき配送方法をご選択いただけてないことが多いんですよね。』
『それらを人の手で変えるのは時間もかかりますし、ストレスもかかりますし、ミスも出てしまう。ここを何とかしたかったんですよね。』
―自動化の目的はヒューマンエラーを減らすためということでしょうか?
『それもありますが、最大の目的は効率化ですね。単純作業に人の手を使わず、時間を作ること。この場合はこう、など条件別のフローは決まっているので、それをシステムで判断し処理できるのであればそっちの方が良い。ヒューマンエラーも出ないですしね。』
『それで受注処理にかける時間が減り、空いた時間で生産性の高いことをやることが目的です。』
―名入れ商材もある中で高い自動化率を保っていらっしゃいますが、名入れ商品の受注から出荷までのフローを教えてください。
『名入れ商品はご注文の内5~10%ぐらいで、ギフトシーズンは増えます。名入れ商品も2種類ありまして、自社で刻印する商品と他社に刻印を依頼する商品があるんです。自動化を進める前は、2種類とも全部「確認待ち」ステータスで止めて目視で確認していました。』
『改善後につきましては、自社で刻印する名入れ商品は確認待ちで止める必要がなくなりました。ピッキング指示欄に刻印する文字を移行させるよう備考欄変換の設定を行い、備考欄には残さないようにしました。刻印の対応はピッキング指示を見てピッキング時に対応する流れです。』
『他社に刻印を依頼する商品は、今でも1度「確認待ち」に止めて別処理を行っています。RMSの設定によって自社対応分と他社対応分とで、受注伝票の備考欄に取り込まれる文言を変えているので、その文言の違いで振り分けを行っています。』
『ここもヒューマンエラーが起こり得る箇所ではあるのですが、倉庫システムのロジザード側でも、刻印が必要な商品が分かるようにフラグを立てる設定にしているので、そちらでも漏れがないようにチェックすることができています。』
―自動化が進んで新たに実現できたことはございますか?
『利益活動の方に注力できるようになりました。
- 商品ページのブラッシュアップ
- 商品カテゴリの戦略立案
- 新商品の企画
このような利益活動に時間が割けるようになって仕事が楽しくなりましたね。それをやるためにも自動化せなアカンって思いました(笑)』
『受注処理の面でも処理できる件数も増えました。今までは本当に必死にやって150件が良いところでした。今は500件あっても15時ぐらいから利益活動にも入れるぐらいに楽勝ですね。“作業”が減ってストレスも減りました(笑)』
名刺入れ | ベルト | バッグ |
↑スタイルイコール楽天市場店(デザインイコール様)の商品
補足:自動化のために変えたこと2つ
名入れ商品の運用フローについてはインタビュー内でお話いただきましたが、それ以外の事例を2つご紹介します。
■変更点1
ご相談いただく前は、ネクストエンジンの受注ステータス以外にも、受注分類タグを多用することで受注の管理をされていました。その運用を変え、受注分類タグを多用することなく、本来あるネクストエンジンの受注ステータスをうまく活用することで、複雑化していた受注管理をシンプルに変えることができました。
■変更点2
地域などによって発送方法を変えているとの発言がインタビュー内でもありました。発送方法以外にも出荷予定日や配達希望日を手動で入力されていたようです。こちらは有料アプリで改善されました。
ご相談いただいた時点で既に受注自動処理イージーオーダーを導入されていたので、「このアプリを使えば発送関連は解決できますよ!」というご提案を差し上げました。
※イージーオーダーアプリのライト(軽量)版で受注自動処理ライト(提供元:となりィ経営システム)というアプリもございます。発送関連であれば、Spatto!(提供元:株式会社インキュービック)というアプリもおすすめです。
前編のポイント
ネクストエンジンを導入後、更に自動化を進めるためには大きく分けて2つのアプローチがございます。
- 運用を変える
- 更なるシステム化をする
運用を変えるは自分たち次第なので意思次第でなんとかなる場合が多いです。ただし、大変です。
さらなるシステム化は、自分たちを変える必要がないのでラクです。ただ、「できる・できない」の問題と「お金」の問題があります。自分たちの運用にシステムを合わせることは、オーダーメイドの考え方なので、相応に費用が発生します。
システム化するためにはどのくらいの費用が発生するのかを考えた上で、システム面で対応するのか、運用を変えるのかを検討されると良いです。デザインイコール様のようにどちらも取り入れた上での全体像をイメージしてみることをオススメします!
次回、インタビュー後編で自動化推進の進め方や想いを聞いていきますので、ご期待ください!
→→→後編はこちらから!
関連記事
1.売上を上げるなら受注処理を“ラク”にしよう!
2.売上アップに直結する「自動化率」と「受注処理の自動化」とは?
3.自動化を進めて売上アップした事例紹介 ~株式会社アクティル様 インタビュー前編~&インタビュー後編
4.運用は変えずに、ムダを減らして自動化に繋がる設定とは~前編~&後編
♪誠からの一言『3/27(火)のセミナー間近です!多くのユーザー様とお会いできるので楽しみです!』
*************************************
■プロフィール
名前:誠
経歴:6年間ネクストエンジンを利用したECサイトを運営。
現在:ネクストエンジン事業に異動し、学生時代に専攻していたプログラム知識も活かしネクストエンジンの機能開発やユーザー様の自動化を推進する取組を行っています。
*************************************
こちらのブログでこんな機能があれば教えてほしいなど、ご意見ご要望がございましたら、下記フォームよりご連絡ください!
■■■ご意見フォームはこちらをクリック■■■
※お寄せいただきましたご意見につきましては、本コンテンツに役立てるよう全て拝見いたしますが、回答や返信をお約束するものではありません。ご了承ください。