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EC・ネットショップの多店舗展開をする前に知っておくべき
「必ず起こる問題」
- 運営しているネットショップが軌道に乗ってきたので、2店舗目を出店する
- 売上アップのために新たなモールに出展する
こういった、EC・ネットショップの多店舗展開は、既に出店している店舗の商品データを流用できることから、費用対効果の高い施策の一つです。
2店舗目の選択肢としては、モールへの出店もしくは自社サイトの開店があります。
モールへの出店の場合、楽天市場・Yahoo!ショッピング・Yahoo!フリマ・Amazon・Qoo10・auPAY マーケット・SHOPLISTなどが出店先の候補となります。
自社サイトを開店するには、主に以下の3つの方法があります。
- カートシステムをレンタルする:Shopify・makeshop・カラーミー・BASEなど
- オープンソースを利用する:Wordpress・EC-cubeなど
- カートシステムを自社開発する(フルスクラッチ)
複数のEC・ネットショップを運営する場合、当然ですが「確認するべき管理画面」も複数になります。
例えば、これまで楽天市場のみに出店していたEC事業者が、多店舗展開としてYahoo!ショッピングにも出店した場合、確認するべき管理画面は「楽天の管理画面(RMS)」「Yahoo!ショッピングの管理画面(ストアクリエイターPRO)」の2つになります。
確認するべき管理画面が増えると、どのような問題が起こるのか。
その他にも、複数のEC・ネットショップを運営した場合に発生する問題点と解決策について、具体例を交えてご紹介します。
EC・ネットショップを多店舗展開した後に
必ず起こる問題4選
問題1:必ずやらないといけない作業が増える
多店舗展開をする目的の一つは「売上アップ」かと思います。
新たな店舗で売上を上げるには、新たに商品ページを作成する作業が必須です。そして、結果的に注文が増えた場合、その注文処理をする作業は当然増えます。つまり、売上アップに作業量の増加はつきものなのです。
【商品登録・ページ更新】
商品の登録やページ更新はそれぞれの店舗で行います。
同じ商品でも、商品カテゴリや情報は管理画面ごとに違っており、想像以上に複数店舗の商品登録は面倒です。
多店舗展開はしたものの、商品登録が進まずに開店休業状態・・・というのも実際によくある話です。
【受注の管理】
EC・ネットショップの注文処理は大きく分けて、「注文の確認」「注文メールの送信」「発送」「発送連絡」があります。
運営店舗が増え、注文数が増えると当然ですがこの受注処理の作業量も比例して増えていきます。
注文数が増えることで、発送が間に合わないといった問題も起こってしまいます。
また、想像以上に手間がかかってしまう「お客様対応」。
お客様からお問合せを受けた時に、まずはどの店舗で購入されたのかを確認する必要があります。お客様によっては確認に必要な情報を伺うことが難しかったり、確認に時間がかかってしまうことでお客様へ不信感を与えてしまうこともあります。
発送が遅かったりお客様対応で満足のいく対応が得られなかった場合、お客様はリピーターにならないどころか、低評価のレビューを書いてしまう可能性もあります。
EC・ネットショップは販売する側も購入する側も顔が見えないからこそ、丁寧で速い対応が求められています。
問題2:在庫の管理が必須になる
1店舗のみの運営では、在庫の管理は必須ではありません。
しかし、多店舗展開をするとEC・ネットショップ間での在庫管理は必須になります。
- 実際の在庫が10個あり
- 楽天市場:10個で登録
- Yahoo!ショッピング:10個で登録
しており楽天市場で3個売れた場合、楽天市場の在庫は7個になりますが、Yahoo!ショッピングの在庫は10個のままです。
Yahoo!ショッピングの在庫を7個に更新する必要があり、非常に手間がかかります。
更新の手間を軽減するために
- 実際の在庫が10個あり
- 楽天市場:5個で登録
- Yahoo!ショッピング:5個で登録
した場合はどうでしょう。
この場合、楽天市場で3個売れてもYahoo!ショッピングの在庫を更新する必要はありませんが、楽天市場の在庫は2個になるので「3個欲しい」と訪れたお客様へ商品を売ることができません。
これでは販売機会を損失しています。
問題3:業務が煩雑化し、人的ミスが発生しやすくなる
管理画面の仕様は、モール・カートによって異なります。
「楽天市場ではできたけど、Yahoo!ではできない(その逆も)」ということや、管理するステータスの条件が違うことは多々あります。
その際「店舗ごとに運用を変えてカバー」してしまうと、このような問題が発生します。
- 覚えることが多くなり、運営スタッフの負担になる
- スタッフに負担がかかり、ミスが発生しやすくなる
- ミスが発生する度に、運用ルールが増えさらに煩雑化する
- 煩雑化することで、さらにミスが発生しやすくなる
といった、負のループに繋がってしまいます。
問題4:業務が属人化する
問題1を解決する手段として、1人あたりの覚える事を減らすため、「店舗ごとに専属で担当者を決める」という方法を取る場合があります。「Aさんは楽天市場専属」「BさんはYahoo!ショッピング専属」という具合です。この方法で覚えることを減らせば、問題は解決できたかのように感じま
す。
しかし、この方法を取った場合は、「業務の属人化」という別の問題が発生します。
- 担当外の店舗運営のことは分からないので、急な休みに対応できない(休みが取りづらい)
- 引き継ぎが完了する前にスタッフが辞めてしまった場合、同水準での運営が担保できない
- 担当者が独自で運営ルールを構築してしまい、その運営の最適かどうか分からない
EC・ネットショップの運営はシンプルに
EC・ネットショップを多店舗展開した後に必ず起こる問題4選をご紹介しました。
これらは空想の話ではなく、過去、EC運営を行っている中で実際に起こってしまったことや、お問い合わせにご相談いただく内容です。
EC・ネットショップは
- 少ない人数で始められる
- 少ない在庫で始められる
- 世界中の人をターゲットにできる
といったメリットがあります。
年々、EC・ネットショップを開店させるまでのハードルは低くなっており、誰でもEC・ネットショップを運営させることが可能で、開店のためのノウハウは多くあります。
その一方で、運営方法についてはノウハウはあまりなく「運営店舗、受注件数に応じて運営スタッフも増やす」というのが一般的になってしまっています。
運営店舗や受注件数が増えても、EC・ネットショップのメリットである「少ない人数と在庫」で運営ができる体制を、運営店舗と受注件数が増える前から考えておく必要があります。
ネクストエンジンがお手伝いします
ネクストエンジンは、EC・ネットショップの運営を自動化・効率化することができます。
「まだ運営店舗数が少ないから」「まだ受注件数が少ないから」と、体制づくりを先送りにしておくと、運営コストが利益を圧迫してしまい「忙しいのに利益が出ない」という状況になってしまいます。
運営店舗数や受注件数が少なくても、ネクストエンジンを導入することで「今より少ない運営コストで、今と同じ売上」が得られれば、削減できた運営コスト(時間)で、新商品の開発、SEO対策、広告運用、SNS運用、ファンづくりといった「本来、時間をかけるべき業務」に時間を使えるようになり、それらが将来的には大きな利益につながっていきます。
EC・ネットショップの業務は膨大で多岐に渡ります。しかも注文処理や在庫管理など「必ずやらなければならないが売上に直結しない業務」も多くあり、これらは運営店舗数や受注件数に関わらず発生します。
運営コストを最適化することで、売上は向上します。
運営コストを最小限にすることで、利益は最大化します。
EC・ネットショップの多店舗展開をお考えの方は、ぜひネクストエンジンの導入も合わせてご検討ください。