リカバリーウェアのパイオニアである株式会社ベネクス様。卸が中心だったビジネスに、お客様へ直接届けられるEC販売も事業拡大。ECコンサルティングの支援からスタートし、急増する受注作業を効率化すべく、2016年にネクストエンジンを導入。「社内の仲間と同じ存在」と大きな信頼をお寄せいただくまでに至った経緯や導入後の変化を伺いました。

インタビューのダイジェストを動画でご覧いただけます(※音が出ます)

なぜリカバリーウェアを開発したのでしょうか?

星様:2005年に社長の中村と私ともう1名で創業したのですが、実は貴社の創業地と同じ小田原で弊社も始まりました。当初は、介護業界で「床ずれ防止マット」なる商品を開発販売したのですが、すごく苦戦しました。在庫を抱える状況になった際に、トレーニングジムで有名な企業さんと出会い、トレーニングに励む方々の疲れを癒す” リカバリー “に着目したのが、今の商品等の起源なのです。

そこからEC事業を始めたのですね

星様:いえ、当初は、スポーツ量販店や百貨店等の店舗様に卸として商品を展開していきました。お陰様でリカバリーウェアのブームを作ることができ、関東エリアを中心に大好評で、全国各地に出荷しておりました。そんな流れを掴んでいた際に、2011年の震災に遭います。

売上がピタッと止まったんです。「なんとかしなきゃいけない」その一心。大変な時間でしたが、今では考えられないほど、「気合いと根性」で皆でお店を作り、これまでのノウハウを活かしてなんとか売上を作ることができました。

その当時は、「リアル販売」志向が強く、ECに興味はあるけど、やり方も分からず、手をつけていないような状況でした。

取り扱い店舗を増やすために、問屋さんとの連携を強化し、毎日のように取扱店が増え、受注が増え、順調に売上が伸びていき、本当に気持ちが良かったですね。

順調な流れでECにも販路を拡大し、一気に展開されたんですね

星様:いえ、これが面白いことに、ここでも危機を迎えたのです(笑)本当に順調だったのですが、卸先店舗からの売上が突然ピタッと止まったんです。今となっては笑い話ですが、一般の方に商品を知ってもらう工夫をしていなかったんです。それでは売れる訳ないですよね。店舗では在庫が塩漬け状態になり、店舗からはリピートの受注がなく、気がついた時には売上が止まる、という状況でした。

お客様がちゃんと買ってくれる、「お客様に受け入れられているのか」「商品が渡っているのか」きちんとニーズを捉える必要がありました。

商品の特性上、潜在的なニーズに訴えかける必要があり、使っていただければ体感いただけるモノだったので、マーケティングやコミュニケーションを見直したことで、お客様に受け入れられるようになりました。

このあたりから、ECの必要性を強く感じていたと思います。直接届けられるなんて素晴らしいですよね。

遂にECを始めたのでしょうか?

星様:右も左も分からなかったので、ECに詳しい知人に任せる形で、細々とはやっていたんです。そして、2020年頃に事業変革を決意し、ECを自社に内製化するようになります。エンドユーザーに直接届けられるようになり、本格的にEC事業が始まったんです。しかし、今度はコロナ禍で売上がガタ落ちになり、「会社どうなるんだ」と思うほど危機的状況でした。モール運営を見直す際に、貴社のコンサルタントとのお話の場で「任せて欲しい」と言葉をいただいた時に、貴社にECコンサルティングを依頼することを決めました。大変な困難もあったと思いますが、予算以上の様々な提案をいただき、共に売上を伸ばすことが出来、本当に助かりました。「強いメンバー集めます!」とアサインいただいた皆さんが、本当に社内スタッフかのように寄り添ってくれて、本当に恩人なんです。

感動です、ウルっとしてしまいました。

星様:本当に、ターニングポイントに出会えたんですね。「本当に助かったなぁ〜」と心から思いますし、頑張っていれば素敵な出会いがあるんだと強く感じました。すごく感謝しています。

どんなところに価値を感じていただいていますか?

星様:事業が苦しいところから、ここまで一緒に来ていますから、社内のスタッフたちもコミュニケーションが取りやすいと聞いています。

現場の方にも伺わさせてください!

小林様:些細なことでも相談すれば、ちゃんと回答してくれたり、方針と合わせて一緒に考えてくれる、これが本当に助かっています。コンサルタントの方が聞きやすい状況を作ってくれていると思うので、モールだけの相談に留まらず、大きな宣伝施策がある際にもモールでの戦略を調整してもらい、最終的には売上が返ってくるので、「話しやすくて結果も出る」なんて本当に信頼できる存在です。

ネクストエンジンの導入経緯

星様:ECコンサルティングでお世話になる前から、ネクストエンジンは導入していて、同じ会社のサービスだとは思っていなかったんです。色々と話を進めていく中で繋がったという感じでした。

実際にネクストエンジンを使用いただいていかがですか?

須永様:もともとは、卸の出荷管理をしていたシステムで無理矢理ECの運用も行っていましたが、卸とECが共通の在庫だったので、管理をどうするべきか悩んでいました。そんな時に、物流倉庫さん主催の勉強会に参加し、ネクストエンジンに出会いました。運営状況として何かしらシステムを入れる必要があったので、その会はネクストエンジンの具体的な設定や操作方法を確認する時間にしてもらいました。

2020年頃のECの内製化後に、売上が急激に伸びた時期がありました。嬉しい話なのですが、もしネクストエンジンを入れてなかったら、この時の増加には到底対応できなかったと思います。ネクストエンジンを導入したことで運営に大きな問題もなく対応ができたので、凄く印象深い体験でした。

自動化も進んでいて、余裕がある状況なのですね。

須永様:そうですね。受注を自動で出荷待ちや確認待ちに進められるので、倉庫との出荷件数の調整やお客様対応に専念することができています。

導入後の変化やポイント

須永様:卸の対応では、お得意様ごとのルールや運営方法が決まっているので、人手が必要になります。ネクストエンジンで自動化を進めたことで、そちらの対応に人員を配置しています。ネクストエンジンと連携しているモールさんとの取引も増加しましたが、人員を増やさずに売上を増やす運営を実現しています。

倉庫も委託しているとほとんどの業務が自動化できていますか?

須永様:倉庫さんにはCSVで連携しており、ギフト対応や送り状の印字方法、納品書の雛形データもネクストエンジン上で事前に設定したもので出荷指示が出来ているため、細やかなことまで、滞りなく対応いただけています。

カスタマーサポート面で役立つ機能はありますか?

須永様:受注時にお客様からのお問合せ内容が伝票に入ることがありますが、ご注文時によくある質問に対する対応をあらかじめ自動送信メールに記載することで、個別対応が極端に少なくなりました。商品ページだけでなく、お客様へ届くメールの中でフォローすることで、ご安心いただけていると感じますね。受注から出荷までのステータス毎に設定ができるので、商品到着後のレビューを依頼するメールも自然に受け入れていただけ、着実にレビュー数が積み上がっています。受注管理だけでなく、コミュニケーションを円滑にできるのは、私たちもお客様も嬉しいポイントですね。

ネクストエンジンでもっと良くしたいポイントはありますか?

須永様:各モールの管理画面に入ることなく、全ての業務をネクストエンジン上で完了できるので、本当に助かっています。強いていえば、ギフト対応の面でしょうか。ギフト購入が多く、ラッピング等のご要望も自動で処理することができたら嬉しいですね。現状も効率化のために、ネクストエンジン内で連携できるアプリを使っているのですが、さらに進化した機能になれば、自動化率95%位までいくのではないかと思っています。お客様との時間が増えるので、より商品やサービス改善に注力できると感じています。

たしかに、時間も心もあそびがあることで、新しい発見などもありますよね。開発頑張ります!

須永様:ネクストエンジンを導入せず、現状の注文に人力で対応することは想像できません。スタッフが10名程いますが、多分2〜3倍に増員しても現状の受注数には対応できるとは思えません。小さな機能1つ1つに助けられて今の運営があるので、今も十分に助かっているんです。

ありがとございます!嬉しいお言葉です!
これからのお取り組みについて教えてください

星様:本当に感謝ですよ。ただ、このままリカバリーウェアだけに留まるつもりはないんです。

新しいビジネス構想があるのでしょうか?

星様:それはまだヒミツですが、「リカバリーの会社」として、さらに挑戦していきます。蓄積されるデータからもお客様に向き合って、求められるものや提供するべきことを追及し、お客様には日々をアクティブに、楽しく過ごしていただきたいと想っています。

私たちは、トータルリカバリー総合商社のような企業となり、リカバリーや休養から、「世の中を元気にする。」そのためにも、今後も一緒によろしくお願いしますね。

はい!一丸となってお供します!〜編集後記

胸が、心が、熱くなる場面がたくさんありました。ベネクス様との信頼関係は、”長いお付き合いだから仲が良い”のではなく、共に乗り越えた壁の高さや濃密な時間から築かれたことだと知って、お客様インタビューを越えた有難い機会となりました。お話を聞く中で、取材現場の皆が元気を注入いただいたと感じています。

また、ネクストエンジン公式サイトに流れている動画にもご協力いただきました。この場をかり、改めて感謝申し上げます。

本業を続けながら副業でネットショップを運営し、成功している方々がいます。屋外でサウナを楽しめるテントサウナの専門店「SaunaCamp.(サウナキャンプ)」を運営している、株式会社サウナキャンプの大西洋様と兼康希望様です。
2人はアウトドア仲間であり、プライベートでもテントサウナを楽しんでいる根っからのサウナ好き。趣味が高じて2019年にEC事業を開始し、現在もそれぞれが本業を持ちながら、ECサイトの運営やサウナイベントの開催などを行っています。

     事業成長ストーリーは↑こちら
    ネクストエンジンの活用は↑こちら

SaunaCamp.が多くのサウナファンから支持されている理由とは?

商品開発やファンづくり、ECの注文処理を99%自動化した方法など、SaunaCamp.の取り組みについて大西様と兼康様にうかがいました。

キャンプ場など屋外でサウナを楽しめるテントサウナをECサイトで販売している。
画像出典:SaunaCamp Webサイトより

テントサウナの火付け役「SaunaCamp.」とは?

本日は、SaunaCamp.の売り上げを伸ばすために取り組んできたことや、ECサイトの運営を効率化した方法などについて、お話をお聞かせください。まずは、SaunaCamp.がどのようなネットショップなのか教えていただけますか?

兼康様:SaunaCamp.は、キャンプ場やビーチなど屋外でサウナを楽しめるテントサウナの専門店です。2019年にEC事業を開始しました。テントサウナブランド「MORZH(モルジュ)」の正規代理店であり、現在は自社ECサイトと楽天市場、Amazonで商品を販売しています。

テントサウナの価格帯は、テントとストーブのセットで約20万〜30万円。現在はアロマやサウナウェアなど周辺商材も販売しており、取扱商品数はおよそ30品目です。

テントサウナの専門店「SaunaCamp」
テントサウナ本体のほか、アロマやサウナウェアなども販売している。
※画像出典:SaunaCamp公式オンラインショップ SaunaCamp WEAR

今ではネットショップとして成功しているSaunaCamp.は、もともと趣味で始めた活動だったそうですね。

大西様:はい。2016年ごろに、アウトドア仲間が集まってサウナキャンプを楽しむユニットとしてスタートしました。当初はビジネスにするつもりはなく、収益化を考えていたわけでもありません。純粋に自分たちがテントサウナを楽しんでいて、それをSNSやブログで発信していました。

SNSなどでテントサウナについて発信するなど、昨今のテントサウナブームをけん引しているように見えます。

大西:私たちの活動が、日本でテントサウナが流行する一つのきっかけにはなったと自負しています。SaunaCamp.を始めた当時、日本ではテントサウナの認知度が低く、テントサウナを持っている人はとても少なかったですからね。

WebサイトやSNSなどで発信しているコンテンツから、テントサウナの魅力が伝わってきます。コンテンツはどのように制作しているのでしょうか?

兼康:コンテンツの制作は、サウナがきっかけで知り合ったクリエイターに依頼しています。本人たちもサウナが好きだからこそ、テントサウナの魅力をデザインや写真で表現できているのだと思います。

SaunaCampはアウトドア仲間が集まってサウナキャンプを楽しむユニットとしてスタートし、
InstagramなどSNSでテントサウナの情報を積極的に発信している。
画像出典:SaunaCamp公式サイト Instagram公式アカウント

海外メーカーにオリジナル商品の開発を直談判

SaunaCamp.を事業化し、ECを開始した背景には、どのような経緯があったのでしょうか。

大西:私たち自身も予想していなかった展開で、物販に取り組むことになりました。経緯が少し複雑なので、時系列で説明しますね。

お願いします。

大西:私たちは2019年の夏に、アーティストのサカナクションとコラボし、野外フェス「NF#12SaunaCamp.in森、道、市場20219」でテントサウナのイベントを行いました。

サカナクションのメンバーがSaunaCamp.の活動をSNSで知っていてくれて、いつのまにか一緒にサウナへ行くようになりました。あるとき「一緒にNFやりませんか」とお誘いして頂いたんです。

そのイベントで私たちは、プールサイドにテントサウナを10台立てて、「音楽×サウナ」の企画を行いました。サカナクションのメンバーがセレクトしたプレイリストをかけたり、すべてのテントでアロマを変えたり、今までのサウナのイメージを変えるような体験を用意しました。

準備を進めるなかで、私たちは最高のイベントにしたくて、世界中のサウナテントを片っ端から調べ上げました。さまざまな商品を実際に試して、最終的に「MORZH」に出会ったんです。

「MORZH」は1人でも簡単に設営できて、短時間でテント内の温度が120℃に達するなど性能も高い。初めて使ったときに「世界最高のブランドだ!」と感じました。

野外フェス「NF #12 Sauna Camp. in 森、道、市場2019」でテントサウナのイベントを開催した。
画像出典:SaunaCamp Webサイト

大西:早速、イベントのために「MORZH」を仕入れることにしたのですが、問題が1つありました。サカナクションのイメージカラーである黒のテントがどうしても欲しかったのですが、当時の「MORZH」の商品ラインナップには黒がなかったんです。

そこで、ダメもとでメーカーにメールを送り、オリジナル商品を作って欲しいと直談判しました。

イベントの内容やサカナクションというアーティストのこと、私たちの活動、日本でサウナがムーブメントになっていること。そして、「MORZH」という最高のテントサウナを日本のサウナファンに知って欲しいという思い。それらを英文で一生懸命伝えました。

メーカーからは、どのような反応があったのでしょうか。

大西:メールを送って程なくして、MORZH社のCEOであるマイクから「OK, We will try」という返信が来ました。それどころか、日本でサウナがそんなに盛り上がっていることを知らなかったから、現場を見たいと書かれていて、来日してイベントを視察することになったんです。

「MORZH」のCEOが日本のマーケットに興味を持ったと。

大西:そうなんです。

そして、「NF × Sauna Camp. in 森、道、市場2019」を視察し、日本のマーケットに可能性を感じたマイクは、イベント2日目の昼、私たちに「君たちが日本で代理店になるんだ」と言いました。

テントサウナのイベントの現場で、MORZH社から正規代理店のオファーを受けたのですね。

大西:はい。当時の私たちは、テントサウナの情報を発信するなかで、良い商品があれば販売もしてみたいという気持ちを持ち始めていました。「MORZH」という最高のビジネスパートナーとタッグを組んで、物販に挑戦してみたい。そう思った私たちは、代理店になることを快諾し、後日正式に契約を結びました。

野外フェス「NF #12 Sauna Camp. in 森、道、市場2019」の現場で、
MORZH社から正規代理店のオファーを受けた。
写真中央がMORZH社のマイクCEO

顧客の口コミで「SaunaCamp.」の認知が拡大

在庫を持って物販を始めることに、恐怖心はありませんでしたか?

兼康:恐怖心はありませんでした。私と大西がお金を出し合って在庫を仕入れたので、「失敗したら貯金がなくなるな」くらいの気持ちだったと記憶しています。

ネットショップの売上は順調に伸びていったのでしょうか。

兼康:売上という点では、最初は月に1〜2台が売れるところから始まって、気が付いたら自然に拡大していたという印象です。

無理に集客しなくても、自然とビジネスが成長していったと。

兼康:そうですね。SaunaCamp.の活動を通じて、テントサウナの市場そのものが大きくなって、それに伴って私たちのビジネスも成長しているという感覚があります。

もちろん、ECを事業化する上でクリアすべき課題はたくさんありました。MORZH社の製品の説明書を日本語で作成したり、輸入の手続きを取ったりするなど、事務的な仕事は山積みでした。物流の体制を整え、ECの受注処理やカスタマーサポートといった運用体制の構築にも苦労しました。

ただ、本来であれば一番大変な「商品を広める」とか「潜在顧客に情報を届ける」ということに関しては、お客さまに助けられています。お客さまがSNSなどに口コミを投稿し、その口コミを見た方が買ってくださるという連鎖の結果として今のビジネスがあります。

リソース不足をカバーするため受注処理を完全自動化

おふたりは本業をお持ちですが、EC事業やサウナイベントを副業で行う上で、苦労はありませんか?

兼康:イベントの準備が忙しいとECサイトの運営に手が回らなくなるなど、リソース不足による苦労はありました。

ですから、これまでの4年間で、ECサイトの運営や受注処理、出荷指示など、システムに置き換えられる部分はできる限り自動化してきました。それこそネクストエンジンも、受注処理を自動化するために導入しました。

EC事業を効率化することに、ネクストエンジンは貢献できているでしょうか?

兼康:正直に言いますが、とても助かっています。在庫を一元管理し、受注処理から出荷指示までのフローの約99%を自動化できました。

ネクストエンジンを使って受注処理を自動化し、倉庫管理システムの「オープンロジ」と連携して出荷指示が自動で飛ぶようにしています。

今では注文が入ってから商品を発送するまで、ほぼノータッチで進んでいます。自動的に処理できないのは、イレギュラーな注文が入った際に、ネクストエンジンで「確認待ち」のステータスが発生したときだけです。

大西:ネクストエンジンを導入する以前は、注文が入ったら目視で確認し、注文処理や出荷、出荷メールの送信などを全て手作業で行っていました。当初は手作業でもなんとかなりましたが、売り上げが伸びてくると注文処理が追いつかなくなって、あるとき「あ、もう無理だな」と明確に感じた瞬間がありました。それが今では自動化できているので、すごいことですよね。

兼康:2022年の春にネクストエンジンを導入したのですが、もっと早く知りたかったですよ。

新機能で自動出荷率が20%以上も上昇。ほぼ100%!
※自動出荷率以外の数字や文言はサンプルの表記

ネクストエンジンの使い勝手は、いかがでしょうか。

兼康:特に難しさは感じません。注文処理が自動で進むようにする方法を調べて、分からなければサポートに問い合わせて解決していきました。サポート担当者さんは、電話で質問するとその場で解決策を教えてくださるので助かっています。説明書も充実していますが、どう検索したらいいかわからないことを電話で直接聞けるのは便利です。

テントサウナ業界の健全な発展に貢献したい

最後に、SaunaCamp.の今後について、展望や抱負をお聞かせください。

大西:テントサウナの文化を広めるとともに、マナー向上や安全対策の啓蒙などにも取り組んでいきたいと考えています。

テントサウナは、使い方を間違えるとストーブで火傷するなど、危険もあります。私たちは一般社団法人アウトドアサウナ協会という業界団体を立ち上げ、テントサウナを安全にお使いいただくための啓蒙に努めています。

また、公衆浴場法などとの絡みで、実態に即していない規制もあるため、それらを見直すために厚生労働省に掛け合うなど、テントサウナの文化を地固めする活動も進めています。

業界全体の発展を考えていらっしゃるのですね。

大西:みんながテントサウナを安心して楽しめる環境が整えば、結果的に弊社の商品を買ってくださる人も増えると思いますので、目先の売り上げだけを追うのではなく、長期的な視点を持つことが必要なフェーズだと考えています。

兼康:大西が言った通り、テントサウナは文化としてまだ発展途上なので、マナーや安全性についての啓蒙が大切です。その上で、SaunaCamp.は新しいことに挑戦する文化を大事にしているので、テントサウナの付属品など、まだ世の中にない商品も作っていきたいです。

大西:テントサウナはコミュニティづくりにも役立つので、そういった観点からもテントサウナの魅力を発信していきたいと思っています。テントサウナの施設が地域に1つあれば、世代や性別に関係なく、みんながフラットに集まって、自然と仲良くなれると思うんです。

私自身もサウナがきっかけで、たくさんの知り合いができました。人とのつながりが広がるのもサウナの魅力だと伝えたいです。

兼康:余談ですが、それこそネクストエンジンを知ったのも、サウナがきっかけですからね。

キャンプ場でテントサウナを使っているときに、NE株式会社の社員さんとたまたま知り合って、ネクストエンジンの存在を知りました。後日、ネクストエンジンについて調べてみたら良いシステムだったので、NEさんに問い合わせたところ、その社員さんとオンラインで再会しました(笑)。

SaunaCamp.と弊社のご縁も、サウナがきっかけだったとは驚きました!サウナの力は本当にすごいですね。名残惜しいですが、このあたりでインタビューを終えたいと思います。本日は貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました!

キャラクターグッズのネットショップ17店舗*を3人で運営しているパーフェクト・ワールド株式会社様(本社東京都)。ネットショップ一元管理システム「ネクストエンジン」を導入したことで、EC部門の人員を増やすことなく、店舗数を約2倍に増やすことができたそうです。EC部門を担当している細谷様、佐々木様、鵜島様の3人に、ネクストエンジンを導入した経緯や導入後の成果をうかがいました。(*2023年3月末時点の直営店)

取扱商品1万SKU超!効率的な多店舗運営の秘訣とは

本日は、パーフェクト・ワールド様がなぜ少人数で多店舗展開を行えるのか、その秘訣をうかがいたいと思います。

取締役副社長 細谷明人様(以下、細谷様):わかりました。結論から言うと、ネクストエンジンが多店舗展開の要です。お世辞でもなんでもなく、ネクストエンジンがなかったら今のパーフェクト・ワールドはありません。ネクストエンジンには本当に感謝しているんです。今日は、私たちの「ネクストエンジン愛」も存分に語らせてください(笑)

取締役副社長・細谷明人(ほそや・あきと)様。ネットショップの出店や商品登録などネクストエンジン全般を担当。2015年創業メンバー。キャラクターグッズ情報専門のYouTubeチャンネル【わんちゃんねる】ではVチューバー古天明平蜘蛛として動画編集などを担当。歴史マニア。

そうおっしゃっていただけて、とても光栄です!ネクストエンジンの活用法をうかがう前に、まずは御社が手がけているEC事業についてお聞かせいただけますか?

営業部課長 佐々木辰徳様(以下、佐々木様):弊社はキャラクターグッズのネット通販を中心に、商業施設でのポップアップイベントの企画・運営など、キャラクターに関わるさまざまなビジネスを手がけています。キャラクターを通じて、お客様にちょっと幸せな気持ちを感じていただき、ふっと笑顔になっていただく。そんなことを目指している会社です。

直営のECサイトは「PERFECT WORLD TOKYO(パーフェクト・ワールド・トーキョー)」「アニットフレンズ&アニメトーキョー」「亜土ちゃんストア」を展開しており、店舗数は2023年3月末時点で合計17店舗。月間受注件数は平均1万件を超えており、繁忙期の12月はその1.5〜2倍に増えます。

キャラクターグッズのネットショップ「PERFECT WORLD TOKYO」本店

御社のネットショップには、誰でも知っている人気キャラクターのグッズがそろっていますね。取扱商品数は、どのくらいあるのでしょうか。

佐々木様:取扱商品数は約1万2000SKUで、メーカー様から仕入れて販売している商品もあれば、弊社が企画したオリジナル商品もあります。キャラクターグッズの商品サイクルは非常に早く、毎週100〜400SKUほどの新商品を発売しています。

なお、弊社は物流も内製化しており、梱包や出荷などを行う倉庫スタッフとして5人のパートさんがいます。すべての商品の在庫を自社倉庫に保有しており、ドロップシッピング方式での販売はありません。倉庫には常時、平均約5万点の在庫が保管されています。

営業部 課長 佐々木辰徳(ささき・たつのり)様。EC事業の倉庫責任者として、ネットショップの在庫管理と出荷管理を担当。キャラクターグッズ情報専門のYouTubeチャンネル【わんちゃんねる】にてMCのDJ GYOとして活躍中。ラップが得意。

1万2000SKUの商品を17店舗で販売するには、在庫や受注の一元管理が欠かせませんね。

細谷様:おっしゃる通りです。ですから、ネクストエンジンが多店舗展開の要なんです。

在庫や受注処理をどのように一元管理しているのか、具体的に教えていただけますか?

佐々木様:まず、在庫を仕入れたら「商品名」「商品コード」「説明文」「在庫数」といった商品情報を倉庫スタッフがExcelの専用フォーマットに記入し、それをネクストエンジンにアップロードします。

次に、ネクストエンジンに登録した商品情報をECサイトにアップロードしていきます。楽天市場やYahoo!ショッピングなど、ネクストエンジンから直接アップロードできるECモールにはそのまま流し込む。それ以外のECモールには、弊社が独自に作成したExcelのマクロを使って商品情報を登録します。

そして、ECサイトから注文が入ったら、その注文情報を自動的にネクストエンジンに取り込み、在庫の引き当てや入金確認、出荷指示といったステータスを進めていきます。

店舗数が増えて売上UP!生産性も上がり営業利益率が向上

ネクストエンジンを導入したことで、どのような成果を実感していますか?

佐々木様:一番の成果は、店舗数が増えて、売上高が伸びたことです。ネクストエンジンを導入したことで、一元管理が可能なECモールの数が増えたため、ネットショップの数をおよそ2倍に増やすことができました。

売上アップにつながった要因の1つは、すべての店舗の在庫を一元化し、在庫の偏在による売り逃しを防いでいること。もしネクストエンジンを使わず、店舗ごとに在庫を割り振っていたら、ある店舗では在庫が売れ残っているのに別の店舗では欠品しているといった在庫の偏りが頻発し、莫大な機会損失が発生していたでしょう。

細谷様:販売力が高まったことで仕入れの数が増え、ボリュームディスカウントによって原価率も下がりました。人員を増やさずに売上高を伸ばすことができている上、原価率の低減もあいまって、営業利益率も向上しています。

また、売上高の増加に伴って弊社のプレゼンスも上がり、メーカーさんから新商品のご提案をいただく機会も増えました。キャラクターの権利を持つ会社さんとの交渉も行いやすくなっています。

そして、ネクストエンジンを使って業務効率が上がった分、空いた時間を「売るための施策」に使えるようになったこともメリットだと感じています。例えば、最近はYouTubeチャンネルの運営に取り組んでいるのですが、それができるのも、ネクストエンジンを導入して仕事の効率が上がったからです。

導入の決め手は「連携モールの多さ」と「従量課金の料金体系」

2021年6月にネクストエンジンを導入した経緯を教えていただけますか? 

細谷様:それ以前に使用していた一元管理システムは、連携先のECモールの数が物足りなかったので、連携モールが多いネクストエンジンにリプレイスしました。

弊社は、一人でも多くのお客様と接点を持つために、できるだけ多くのECモールに出店していく戦略をとっています。店舗数を増やすには一元管理システムが必須であり、そのシステムの連携先が多ければ多いほど、私たちは店舗数を増やしやすくなります。そういった観点からネクストエンジンを選びました。

特にリプレイス前はマルイウェブチャネルやアンドモールなどの一部モールとは在庫連携ができておらず最低限の在庫数だけを各モールの倉庫に預けていました。ネクストエンジン導入後は主要モールと同様に在庫連携を行えるようになり、今では出店しているモールの中でも売上が高いモールになっています。

お客様との接点を増やすために始めた多店舗展開が、販売チャネルの拡大にも繋がり結果として売上げアップにも繋がりました。

ネクストエンジンが連携しているECモールには、可能な限りすべて出店する方針です。ネクストエンジンの連携済みモールの一覧を常にチェックし、そこに追加されたECモールは出店を検討します。弊社が店舗数を増やせるか否かは、ネクストエンジン次第なんですよ。

ネクストエンジンの対応モール・カート一覧はこちら】

月額費用など、コスト面ではネクストエンジンをどのようにご評価いただいていますか? 

細谷様:ネクストエンジンは店舗数にかかわらず、受注件数に応じた従量課金制なので、店舗数をまだまだ増やしていきたい弊社に合っています。

ちなみに、以前使用していた一元管理システムは、店舗数を増やすと売上が変わらなくても月額料金が増えてしまうことが課題でした。ネクストエンジンにリプレイスしたことで、売上高に対する月額費用の比率は、かなり下がりました。

ネクストエンジンの料金体系

サポートが充実しているので初めての操作でも問題なし

ネクストエンジンを実際に使用していただいて、管理画面の使い勝手などはいかがでしたか?

営業部係長 鵜島彩様(以下、鵜島様):管理画面は見やすいですし、ステータス管理も行いやすく、とても使いやすいです。

初めて管理画面を見たときは、「え、ステータスはこれだけ?」と驚いたのですが、実際に使ってみるとシンプル イズ ザ ベスト。在庫の入庫から受注、入金待ち、出荷待ちといったステータスが分かりやすくまとまっているので、作業の見落しも発生せず、ECの経験が浅い人でも使いやすいと思います。

営業部係長 鵜島彩(うじま・さや)様。受注とカスタマーサポートの責任者。17店舗の受注管理、カスタマーサポート、商品登録などを担当。キャラクターグッズ情報専門のYouTubeチャンネル【わんちゃんねる】にてMCのSAYAとして出演しています。明るい石川県出身。

一元管理システムをネクストエンジンに変えた際に、運用フローなどで戸惑うことはありませんでしたか?

鵜島様:一元管理システムを変えると在庫管理や受注処理などのやり方がすべて変わってしまうので、リプレイスする前はネクストエンジンを使いこなせるか心配でした。でも、ネクストエンジンのサポート担当者さんが、とても親身にサポートしてくださったので、初めての操作でも問題ありませんでした。

ネクストエンジンの使い方が分からないとき、サポート窓口に電話をかけると、サポートの担当者さんはいつも、とても丁寧に、かつ迅速に対応してくださいます。例えば、電話で話しながら操作マニュアルを一緒に見て、その場で操作方法を教えてくださることもあります。担当者さんはネクストエンジンの仕様や技術的なことにも詳しく、何を聞いてもその場で回答してくださるのでとても助かります。

実は、以前使っていた一元管理システムの会社さんは、サポートの電話がつながりにくいことも多くて……。ネクストエンジンさんは時間内であればすぐに電話がつながるので、そういったところも最高です。

細谷様:受注処理などが上手くいかなくてサポート窓口に電話をかける場合、出荷の時間が迫っていることも多いので、その場で解決できると本当に助かります。これがもし、数時間後や翌日に折り返しの電話をいただくとなると、その日の出荷に間に合いませんから。

リプレイス時のデータ移行もスムーズに完了

一元管理システムをリプレイスする際に、商品データなどをネクストエンジンに移行する作業に難しさはありませんでしたか?

細谷様:データの移行は、想像していたよりもはるかにスムーズでした。

移行したデータは主に「商品データ」「在庫数」「受注情報」の3つです。

商品データと在庫数に関しては、それまで使用していた一元管理システムに登録済みのデータを一旦CSVに落とし、それをネクストエンジンのCSVに当ててアップロードしました。

以前の一元管理システムとネクストエンジンでは、登録できるデータ項目が異なるため、すべての商品データをそのまま移行できたわけではありません。でも、手作業でデータを打ち直すような面倒な作業が発生したわけでもなく、問題なくデータを移行することができました。

そして、一元管理システムをリプレイスするタイミングで、受注情報の取り込み先をネクストエンジンに切り替えました。正直、この瞬間だけは冷や冷やしましたね。万一、受注情報がネクストエンジンに入ってこなかったら大惨事ですから。でも、実際はまったく問題ありませんでした。

「EC事業が成功するときも、終わるときも、ネクストエンジンと一緒」

今回、せっかくインタビューの機会をいただきましたので、ネクストエンジンに対する率直な感想をぜひお聞かせください。

細谷様:まず、ネクストエンジンは機能が豊富ですよね。さまざまなアプリで機能を追加できるので、僕らが欲しい機能はほとんどそろいます。

佐々木様:ネクストエンジンはバージョンアップも頻繁に行われ、僕たちがやりたいと思ったことを先回りしてやってくださる印象です。例えば、ECモールの仕様変更に即座に対応してくださるなど、僕らがお願いしたいと思ったことが、お願いする前に実現していることも珍しくありません。

「かゆいところに手が届く」どころか、かゆいなと思ったときにはもうかいてくれていた、といった感じでしょうか。ユーザーに寄り添ってくださる姿勢は、本当にありがたいと思っています。

細谷様:ネクストエンジンの母体であるHameeさんは、自分たちでネットショップを運営しているので、EC事業者の気持ちをよく理解していらっしゃるんでしょうね。ネットショップを運営している会社が作った一元管理システムだからこそ、EC事業者が必要としている機能がそろっているのだと思います。

佐々木様:正直、これだけ多くのネットショップの運営を、この人数でこなせているのは、在庫や受注をネクストエンジンで一元管理しているからです。弊社のEC事業にとってネクストエンジンは命綱です。EC事業が成功するときも、終わるときも、ネクストエンジンと一緒だと思っていますから。

細谷様:運命共同体だよね。

そこまでおっしゃっていただけて、感動してしまいました。こんなにもお力添えできているんだなと。

佐々木様:力添えと言うよりも、ネクストエンジンは弊社にとって力そのものですよ。ネクストエンジンがなかったら、今のパーフェクト・ワールドはあり得ないですから。

「これからもネクストエンジンとともに、EC事業を伸ばしていきたい」

最後に、EC事業の展望をお聞かせください。

細谷様:弊社は、キャラクターグッズの販売を通じて、キャラクターを愛する文化を世界に広めていきたいと考えています。その最初のステップとして、まずは日本において、1人でも多くの方にパーフェクト・ワールドのことを知っていただきたい。そのために、できるだけ多くのECモールに出店したいと考えています。

繰り返しになりますが、ネクストエンジンが対応しているECモールには、できる限り出店していく方針です。これからも、ネクストエンジンの連携先をどんどん増やしてください。

そして、私たちがたくさんの商品を売ることで、ネクストエンジンの発展にも貢献できたら嬉しいです。これからも、ネクストエンジンとともに、EC事業を伸ばしていきたいです。

本日は貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。弊社もパーフェクト・ワールド様の事業拡大に貢献できるよう、ネクストエンジンをさらに進化させていきます!

後日談:弊社にご訪問いただき交流会を行いました!

導入事例の取材時にいただいた熱い熱いお気持ちを、「社員にも直に伝えていただきたい!」と
我が儘なお願いをしたところ、、、ご快諾いただき実際に小田原本社へお越しにいただきました!
ネクストエンジンのご活用術はもちろん、「本当に事業の成長になくてはならない」とのお気持ちに、全社員が感激した時間となりました。

淡路島で、現地の玉ねぎの卸売りをメインに、生産やネットショップでの販売もされている朝日物産様。生産や卸売りという通常業務の傍らでネットショップを立ち上げ、その後1年足らずで4店舗まで拡大し、売上を順調に伸ばしています。なぜ運営店舗が1店舗のみの状況でネクストエンジンの導入を決断したのか。そしてその効果は。卸売りや生産も担当するEC責任者の阿部様にお話を伺いました。

朝日物産様の事例をケーススタディとして1枚のPDFにまとめました

導入の経緯や効果などをまとめております。事例の確認や社内稟議などにお役立てください。

▲クリックいただくとPDFが開きます

ECを始められた経緯を教えてください。

もともと弊社は淡路島の玉ねぎの生産や卸売りをメインに行っていました。より多くの方に淡路島の玉ねぎを届けたいと考える中で、卸だけでなく、一般のお客様に向けて、ネットショップで販売していくことに決めたんです。将来的には多店舗展開を見据えながらも、まずは多くの事業者の方が出店している楽天市場から始めてみることにしました。

出店当初は、私一人でも何とか商品登録から受注、出荷までの業務を不慣れながらも捌けていました。ところが娘の力も借りながら、試行錯誤を続けるうちに受注や出荷件数も増え、当然ですがそれに比例して業務も増えていって…。ネットショップ運営だけでなく、生産や経理業務、多忙な際の出荷作業にもかかわっていたので、よく泣きそうになりながら夜遅くまで作業をしていました

その後にネクストエンジンを導入されたのですね。
どのような経緯だったのでしょうか

先ほど言ったような状況から抜け出したく、とにかく情報を集めようと思い、徳島で開催されていたECマスターズクラブに参加しました。会員向けの動画配信で、オススメされたのがネクストエンジンなどの一元管理システムだったんです。いくつかのシステムを紹介されましたが、デモ動画などを見る中で、一番操作がシンプルに感じたので、ネクストエンジンを導入することにしました。

業務が忙しくなると、まずは人を増やそうと考える企業も多いと思います。なぜ人を雇わずに、システムの導入を第一に行われたのでしょうか。

この状況ではまずは仕組化、マニュアル化が重要だと考えたからです。それ無しではきちんと教育することもできず、人が入ることでむしろ余計なコストが生まれてしまう。よほど積極性があって機転が利く方であれば別なのかもしれませんが、そんな理想的な方を採用できる自信もなかったですし。それならまずシステムを入れて、誰でも取り組めるように業務を定型化した上で人を雇った方が間違いないと思ったんです。今ではEC業務の経験が無かった2人の娘にも手伝ってもらえたりもしているので、この判断は正解だったと思いますね。

ネクストエンジン導入時の苦労はありましたか?

私はPCに本当に疎かったもので、導入時の初期設定には正直何度も挫折しかけていました…。ですが困りはてて、娘に手伝ってもらったら、マニュアルを見ながらスイスイ進めてくれたんですよ。ある程度PCに触れている方だと、設定も苦では無いのかもしれません。私も初期設定の際はお手上げでしたが、普段の運用では苦労せずに使えていますよ。

朝日物産様はネットショップが一店舗の時点でネクストエンジンを導入されています。導入後はどのような変化がありましたか?

導入時は楽天市場の一店舗のみの運営でしたが、業務が本当に楽になりました。これまで一件一件行っていた受注処理やメール送信、送り状整理も全部ネクストエンジンがやってくれるんですよ。こんなに楽していいんだ、とびっくりしましたね。

ネットショップ開設時から視野に入れていた多店舗展開もどんどんしています。ネクストエンジン導入からまだ1年も経っていないですが、Yahoo!、Amazon、BASEの3店舗に新たに出店しました。非常にスムーズに展開することができましたね。ネクストエンジンがひとまとめに業務を効率化してくれるので、連携時の設定以外、ほとんど負担は増えていません。運営体制も私と、本業の片手間で手伝ってくれている娘2人で済んでいるので、本当にありがたいです。売上も導入前と比較して、3倍以上に伸びていますよ。

そして何よりも、私たちは玉ねぎの卸業者であり、生産者なんです。淡路島の美味しい玉ねぎを、熱心な生産者の方々から出荷していただいて、必要とされる市場、お客様に、より良い状態でお届けする。そして、私たちもより良い玉ねぎを生産する。その一番大事な所に力を入れることができるようになったことが何より嬉しいですね。

今後はどのようなことに力を入れていきたいですか?

ネットショップ関連では、集客もまだまだこれからです。リピーターの方はたくさんいらっしゃって、良いものを扱っているという自信はあるんです。ですが如何せんマーケティングの知見は無くて…。もっと沢山の人に私たちの商品を知ってもらうため、勉強しなければならないことが山ほどあると思っています。

玉ねぎの生産にも、もちろん取り組んでいきます。人の健康に貢献できる玉ねぎを作りたいんです。平成22年から兵庫県の認証も取得して、有機肥料を使用した特別栽培にも取り組んでいます。まだ生産量は僅かなのですが、お客様に「美味しい」「何だか体の調子が良くなった気がする」なんてすごく喜んで貰えるんですよ。こんな風に笑顔になってくれる方をどんどん増やしていきたいですね。

取材を終えて

徹底したコスト意識のもと、早期にネクストエンジンを導入し、順調にECを拡大されている朝日物産様。「お客様に喜んで欲しい。」その一心で新しいことにも果敢に取り組まれているのが非常に印象的でした。美味しいと評判の淡路島の玉ねぎ、どんどん広まっていってほしいですね。

※本記事の内容は2021年7月19日時点のものです。

野球を中心としたスポーツ用品を、ECのみで5店舗運営する株式会社B.B.T.様。その店長として、店舗運営と販促等を行っている店長の山田尚玄様にお話を伺いました。

出荷作業の外注と受注処理の自動化で販促に注力

楽天SOY ジャンル賞の連続受賞、おめでとうございます!受賞のポイントは何だったと思いますか?

出荷作業を外注し、受注処理の自動化することで、時間に余裕ができたのが大きかったです。それにより、販促に全力投球することができ、結果的に売上を上げられたことが、評価に繋がったのだと思います。出荷は楽天物流に、ネクストエンジンで受注処理を自動化したことで、以前では捌ききれなかった量の受注に対応できるようになりました。

空いた時間でメルマガ、LINE、YouTube「ベーチャン」運営

販促の取り組みについて、詳しく伺えますか?

まずはモールごとのセールに合わせたクーポン配信やキャンペーンの実施です。例えば、楽天市場。セールに敏感なお客様が多いモールのため、大きなセールに併せてクーポンを配信したり、送料無料キャンペーンを実施すると、セールの波に乗り、さらに売上を上げることができるんです。
 
あとは毎日のメルマガや、公式LINEでの情報発信、ここ数年はYouTubeにも力を入れています。3年前「これからは動画が重要になる!」と思い、YouTube専属のスタッフを雇って「野球専門ch ベーチャン!」というチャンネルを開設しました。今では登録者数は3万人近くまで伸びて、これが新規顧客の獲得に役立っていますね。

社員総出で深夜まで及ぶ梱包作業・・・販促に手が回らず

ネクストエンジン導入前の課題について、教えてください。

当時は自社ですべて出荷作業を行っていたので、大きなセールがあると本当に大変でした。1日1,000件越えの受注があり、代表含め社員総出で深夜1時2時までの梱包作業。セール時になると決まってそんな状況に陥るので、スタッフは疲弊し、職場の雰囲気も重くなっていきました。
 
また、セール中にメールをどんどん打って販促すべきなのに、それをやる時間が一切ない。たとえ販促ができたとしても、それで受注が増えれば出荷作業が増え、みんながもっと大変になる…と販促にアクセルを踏み切れないことを、何よりもどかしく感じていました。

そんな時に、代表が社員全員を集め、「出荷を外注しようと思う。どう思う?」と。反対する者はおらず、満場一致で外注に向けて動きだしました。出荷を外注するには、一元管理ツールも入れる必要があり、そこでネクストエンジンの導入を検討しました。

抜本的に業務フローを変えたい 自動化実現へ

ネクストエンジンを選んだ決め手は何でしたか?

新しいシステムを入れても、今までと同じ運用をしていたら、意味がない。ネクストエンジンの他に、自分たちの業務フローに合わせられる、カスタマイズ性の高いシステムもたくさんありました。しかし、私たちは抜本的に業務フローを変える必要があると感じていたんです。ネクストエンジンの「確認しないことをよしとする=自動化」システムは、まさに私たちが求めていたものでした。機能がシンプルなネクストエンジンに、自分たちの業務フローを寄せることで、大きな改善ができる!と導入を決断しました。

期待通りの効果を実感。販促へ全力投球!

ネクストエンジン導入後はどのような変化がありましたか?

2013年の9月に導入したのですが、導入時はシステムに慣れるのに精いっぱいで、正直言って導入前よりも忙しいときもありました。効果を感じはじめたのは、2か月後くらいでしょうか。楽天イーグルスが優勝して、その優勝セールがあったのですが、そのとき円滑に業務を回すことができて、「ああ、楽になったな」と実感しましたね。

導入によってスタッフの時間にゆとりが生まれ、出荷量の多いセール時でも、スタッフ全員8時半にきて定時の18時に退社できています!前は朝5時にきて深夜もざらでした。大きな違いですよね!

また自動化で時間ができたことで、通常の販促活動に加え、土日出荷の対応や、刺繍サービス、交換無料サービスなど、付加価値を加えるようなサービスにも取り組めるようになりました。その甲斐あって、売上は導入前と比較して330%と大きく伸ばすことができました。
 
また、システムでしっかり在庫管理できるようになって、クレームが無くなったことは大きいですね。以前は出荷しようとしたら「在庫が見つからない!」ということがあり、お客さんに怒られるし、レビューも下がるしで、二重三重のダメージがありました。クレームの数が減ったことで、単純な業務時間の短縮だけでなく、スタッフの精神衛生も向上したことは結果的に離職率を下げることにも繋がりました。

今までやりたかったことがようやくできる

今後の展望があれば、お聞かせください。

「今までやりたかったけれど、余力がなくてできていなかったこと」をやっていきたいと思っています。
 
具体的には、オーダー商品や複雑な加工品を提供する体制づくりです。スポーツ用品はオーダーメイドの需要が高いのが特徴です。さらにリーチできる客層を増やしていくためにも、「刺繍サービス」は力を入れていきたい取り組みですね。
 
そして、今はほぼ野球用品ですが、それ以外のスポーツにも進出していきたいと思っています。野球を含め、チームスポーツ人口は減ってきているのは確かです。それをただ見ているのでは面白くありません。スポーツの可能性を信じて、これまで野球で培ってきたノウハウを転用して、テニスなど新しい領域にもチャレンジしていきたいです。

取材を終えて

梱包地獄を乗り越えて、+αの活動にようやく取り組みはじめることができると嬉しそうに語ってくれた山田様。ベースボールタウンの今後の展開がとても楽しみですね。

※本記事の内容は2021年2月22日時点のものです。

“日本の本当にいいもの”をコンセプトに、お茶や海苔をはじめとして、和スイーツやご飯のお供、コスメまで幅広く製造、販売している株式会社いなば園様。マーケティングも含めて、EC運営全体を担う大塚勇治様にお話しを伺いました。

新商品の開拓で売上増→楽天SOYジャンル大賞へ

楽天SOYジャンル大賞の受賞、おめでとうございます!どのような点が評価されて受賞に至ったと思いますか?

新たな取り組みをして、売上を上げたことが評価に繋がったのではと思います。もともと冠婚葬祭用のギフト販売がメイン事業なのですが、コロナの影響で伸び悩んでいて。ECで何とか売上を上げなければいけないと、新商品をたくさん出しました。例えば、ステイホームの中、おうちで贅沢感を味えるようなご飯のお供やスイーツなどを新たに加えたところ、注文が多く入るようになりました。また、新規のお客様向けの広告を積極的に出したことも売上アップに繋がりましたね。
 

現在のECの出店状況を詳しく教えていただけますか?

現在は自社サイト、楽天市場、Yahoo!ショッピング、Amazon、au Pay マーケット、Qoo10に出店しています。EC専任が社員3名とパート4名の計7名、あとヘルプで入ってくれるスタッフが数名います。

受注は1件1件手作業。3店舗目で業務が追いつかず・・・

ネクストエンジン導入前は、どんな課題を抱えていましたか?

ECをはじめたのは2007年。最初は楽天市場のみで、私が入社した2012年は楽天市場と自社サイトの2店舗を運営していました。その後Yahoo!ショッピングに出店したのですが、そこからは本当に忙しくて。

当時は別の受注管理のシステムを入れていたのですが、自動化の機能は無く、受注は1件1件手作業で処理していました。決まった時間に帰るスタッフも多かったので、店舗を増やしたら業務を回しきれなくなり。どうにかしなければと思い、ツールを探し始めました。
 

ネクストエンジンとの出逢い。まさにやりたいことができる!

ネクストエンジンを知ったきっかけと導入の決め手は?

受注管理に加え、自動化もできるツールを探している時に、楽天のカンファレンスでネクストエンジンの存在を知りました。「まさにやりたいことができる!!」って衝撃を受けたんですよ。料金面では他社で安いものがありましたが、ネクストエンジンは、注文の全数確認、モールからの注文取込、発送方法の選択、メールの自動送信といった、課題に感じていたことがすべて解決できると思いました。導入することでお金はかかりますが、スタッフを1人雇うことを考えたらずっと安いなと。

導入後5年で出荷6倍!スタッフ増やさずに対応

ネクストエンジンの導入後は、どんな変化がありましたか?

導入直後から売上を大きく伸ばすことができました。今まで手作業でやっていた受注処理の大半を自動化できたので、空いた時間でさらにAmazon、au PAY マーケット、Qoo10と多モール展開することができました。また販促企画に力を入れられるようになったことが大きかったです。あまりに早く効果が現れたので、「今までなんて無駄な作業をしていたんだろう…」と少し凹んだくらいです。出荷件数はネクストエンジン導入当時に1万件程度だったのが、2020年12月は6万件以上になったので、ざっと6倍ですね!さらに売上高も導入前より1桁増えました!

このように急成長しても、導入前と変わらない人数で運営できているので、本当にネクストエンジンを入れてよかったです。利用料は受注件数による従量課金を含めて月数万円かかっていますが、もし導入していなかったら売上拡大に合わせてスタッフを何人も雇う必要がありました。それよりどう考えても安上りですよね。また、ネクストエンジンは直感的に操作できるので、新しく入るスタッフの教育もとてもやりやすくなりました。

ネクストエンジンでさらなる効率化を!

今後の展望があれば、お聞かせください。

やりたいことは山ほどあります!コロナ禍で冠婚葬祭事業が伸び悩んでいるので、ECをもっともっと伸ばしていかないといけません。そのために、SNS運用などブランディング強化や、配送拠点を増やすことも考えています。

運用効率化にももっと力を入れる必要があります。ネクストエンジンにおいては受注処理に絞って使用している状況なので、在庫管理や商品管理も使って、さらに効率化を図っていきたいです。ネクストエンジンと連携している便利なアプリもどんどん増えてきているので、積極的に使っていきたいですね。

取材を終えて

コロナ禍で主力事業が落ち込む中、積極的なチャレンジでECの拡大を実現し、楽天SOYジャンル大賞に至ったいなば園様。現状の課題をしっかりと捉え、将来のために打つべき手段を明確にしているのが印象的でした。今後のいなば園様のさらなる飛躍に期待大です!

※本記事の内容は2021年2月9日時点のものです。

お祝いや贈り物としてとても喜ばれる『胡蝶蘭』。そんな胡蝶蘭の中でも良質な苗を使った最高級品質のみを取り扱う有限会社大澤洋蘭園様は、自社での販売と卸に加え楽天・Yahoo!ショッピング・Amazonの3つのモールを展開しています。

ラッピングと梱包まで自社内で行い、顧客体験には徹底してこだわっています。一方で、繁忙期には1日150鉢もの量を8人程度で出荷しなければならず、効率化は最重要課題です。そんな大澤洋蘭園でどのようにネクストエンジンを活用されているのかを、取締役の大澤菜穂子様にお話をお聞きしました。

創業から約40年もの歴史がある大澤洋蘭園では、いつ頃からEC販売を始めたのでしょうか?

大澤洋蘭園はもともと私の父が始めた会社です。当時日本にはあまり胡蝶蘭自体が流通しておらず、先駆者的な存在でした。ECについては、1998年にまず自社のECサイトを開設しました。2014年にはYahoo!ショッピング、2016年からは楽天、2018年にはAmazonとショップを増やしていきました。

かなり早い時期からEC販売をされていたのですね!蘭にはいくつか種類がありますが、なぜ胡蝶蘭のみに商材を絞っているのでしょうか?

以前はカトレアなど他の種類も取り扱っていたのですが、ご贈答品として人気が高く、1年中安定して栽培出来て、値段も暴落しないことから、現在では胡蝶蘭のみを取り扱うことになりました。

繁忙期は3月末~4月の年度末と年度初めの時期ですね。オフィスなどに飾る大きなサイズのものがよく売れます。もうひとつの繁忙期は5月の母の日のタイミングです。この時はサイズは小さめのものがたくさん売れる傾向にあります。

大澤洋蘭園としてこだわっているポイントはありますか?

まずは何といっても品質の良さです。花の美しさ、花もちの良さはご好評を頂いています。品揃えにも自信があります。定番から珍しいコチョウランまで豊富な品種を取り扱い、様々なご要望に応えられるようにしています。根底にあるのは「心と心をつなぐお手伝いをしている」という意識です。多様なご要望に応える柔軟さを持つことで、お届け先様はもちろん、贈り主様にも喜んでいただけるよう心がけています。

ECならではの工夫もあります。例えば、花を配送の段ボール箱に入れる際、鉢がすっぽりとハマるようにくりぬかれた台座の中に入れるのですが、ラッピングがしわにならないよう一つ一つ手作業で丁寧に梱包し、厳しく検品をしています。時間も労力もかかりますが、お客様が開封した時にがっかりしないように、心を込めて作業しているんです。

ネクストエンジンを導入しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?

繁忙期の3月末~4月が毎年本当に大変で!「これは徹夜かも」って思うほどの忙しさになるんです。パートさんが現在18人いて、普段は花を仕立てる担当・受注担当・出荷担当・水やり担当などチームに分かれているのですが、繁忙期には出荷に関わっている8人だけでは間に合わず、スタッフ総出で対応します。

弊社のこだわりとして一度仕立てたものでも出荷前に再度キレイに仕上げなおす工程を必ず行っています。そのため、1鉢を出荷するのにどうしても15分以上かかることになります。繁忙期は平均1日150鉢の出荷をするので、それだけでもかなりの時間がかかってしまうんです。その出荷作業の間にも新たな注文がどんどん入りますし、それぞれのお客様のご要望に合わせた立札の作成業務もあるので、本当に大変です。

そこで「今年こそ何とかしよう!」と思い、効率化ツールの検討を始めました。たまたま参加した楽天ネーションズで「ネクストエンジンはいいよ」とおすすめされたのがネクストエンジンを知ったきっかけでした。他社のサービスとも迷ったのですが、アプリを上手に活用することでより細やかに効率化できそうだと感じたのと、価格が安かったことが決め手ですね。それから、周りでも多くの人が使っているので、使い方に迷ったら誰かに聞けるかもと思えたことも安心材料でした。

そうして2020年2月にネクストエンジンの導入を決めました。結果的には、新型コロナウイルスの影響で注文が予想以上に増えたことで、設定をしている余裕がなくなってしまい、本格稼働ができたのは6月になってしまいましたが、最終的には無事に導入することができました。

今年は、通常であればデパートなどで胡蝶蘭を購入している方が、お花屋さんに足を運びにくいということで初めてネット購入された方が多かったみたいですね。母の日も同様で、ゴールデンウイークに帰省ができないからと、いつもよりもちょっといいものを贈りたいと胡蝶蘭の需要が伸びたようです。特にここ数か月は、ネットで買い物をすることに抵抗がなくなってきた方が増えたのか、前年よりも売上が伸びています。ますます効率化が課題となっていますね。

ネクストエンジンを導入してみていかがでしたか?

ネクストエンジンを導入してからは、各モールの管理画面をいちいち開くことなく、全て一つの画面で完結できるようになったことで、圧倒的に業務が楽になりました。また、受注完了メールが自動で送られるのも助かっています。それまでは手動で受注完了メールをだしていたんです。注文を頂いたのが午前中であればその日のうちに受注完了メールを送ることができるのですが、受注担当のパートさんが15時までの勤務なので、午後の注文の受注完了メールは翌朝以降になってしまうことがありました。「注文したのにメールがこない」とクレームを頂くこともあったのですが、ネクストエンジン導入後はそうしたクレームはゼロになりました。

現場のパートさんからの評判も良いです。受注担当のパートさんは受注業務だけでなく立札の作成や、宅配伝票の作成も行うので、今では「受注以外の作業に集中できるから心の余裕が違う!」と言っています。

ネクストエンジン導入後に1度だけイレギュラー対応で個別のモールの管理画面をパートさんが開いたことがあったんです。導入後数か月しかたっていなかったのですが、「久しぶりに個別のモール画面で対応したらこんなに面倒だったなんて」とパートさんも驚いていましたね。そのくらい今では欠かせない存在となっています。

導入にあたっては最初の設定に少し苦労したのですが、サポート担当の方がすごく手厚く助けてくれました。「こうすればできるはずです」で終わるのではなく、ちゃんと私が設定できるまで何度も確認をしながら寄り添ってくれたので心強かったです。

大澤様ご自身はネクストエンジンを導入して変わったことはありましたか?

時間の余裕ができたので、これまでできなかったこと、例えば売上を上げるための企画を考えることができています。今年の敬老の日には「鉢皿プレゼント」「水分計がおまけでついてくる」といった企画を行った結果、9月の売上が前年比160%を達成することができ、楽天の「月間優良ショップ」を受賞することができました。嬉しかったですね。

コストの面では、ネクストエンジン導入後パートさんが定時で帰れるようになったので、ネクストエンジンにかかっている費用を差し引いても結果的にコストカットになっていると思います。これまでは、発送作業が終わらないと発送作業担当のパートさんだけでなく、発送完了メールを担当しているパートさんも帰れない…という状況でしたが、今ではそんなこともなくなりました。

今後はどのように事業を展開していきたいですか?

ありがたいことに、売上がどんどん伸びていて、10月も例年であれば閑散期のはずなのですが、前年比180%を達成しそうな状況です。繁忙期のご注文も毎年どんどん増えていて、来年は1日当たりの出荷数が200件を超えそうです。それにきちんと対処するにはもっともっとネクストエンジンを使いこなして、効率化をすることが必要だと感じています。

メール対応も改善したいポイントです。ギフト利用が多いため個別のお問い合わせが多く、さらに売上に比例してお問い合わせの数も増えています。例えば「どんなお花、色がおすすめですか?」「立て札はどんなのがいいですか?」などのご相談が多いですね。それを一括で見て対応できるように、今はメールディーラーアプリの導入を検討しているところです。

他にも顧客管理や、販路を広げる企画もやりたいですね。やりたいことはたくさんあって、ますますネクストエンジンさんのお力が必要になりそうです。効率化と売上アップをどちらも並行して行いつつ、私自身の働き方の目標として週休2日を実現させたいです(笑)

取材を終えて

ギフトという商材特性ゆえにお客様一人ひとりの個別対応をしっかりと行うことが求められる大澤洋蘭園様。効率化・自動化できるところと、丁寧に人が対応すべきところを明確にすることで顧客体験をアップさせていこうという想いを感じました。「繁忙期の事を考えると毎年少し憂鬱になっていたんです」と語る大澤様。ネクストエンジンを使って、ぜひ繁忙期の大波を乗りこなしていただきたいと思います。

※本記事の内容は2020年10月25日時点のものです。

長野県の南信州の名物である『市田柿』や、インスタ映えするスイーツ『太っちょマカロン』『フラワーロール』『ハーバリウム風ゼリー』などを販売している「わらいみらい」は、楽天・Yahoo!ショッピング・Amazonの3つのモールを展開しています。2019年10月よりネクストエンジンをご利用頂き、売上はどんどんアップ……なんと2倍にまでなったといいます。今回はどのようにネクストエンジンを活用されているのかを、代表取締役社長の富田亮様にお話をお聞きしました。

ネクストエンジンを導入しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?

私はもともと干し柿の卸売販売の会社員を務めていました。国内の市場や海外のバイヤーに柿の卸売をする中で、実は副業的に始めたのが市田柿のネット販売だったんです。市田柿の販売が好調になってきたタイミングで、以前行っていたスイーツ販売も再開し、本格的にネット通販を始めました。ですが、柿の繁忙期である12月には1日数百件売れることもあり、夜中まで伝票整理に追われるようになってしまいました。

この干し柿は12月頃に出来上がって販売開始するのですが、それがお歳暮の時期とちょうど重なります。10月頃からたまっていた受注を、出来上がりに合わせて「12月○日に出荷する」と予約で留めておくと、当日の発送が膨大な量になってしまいます。1件ずつ伝票確認作業をして発送作業もして。業務が重なりとにかく大変でした。

繁忙期以外の時期でも1日20件ほど受注を頂いていたのですが、注文画面を見ながら伝票に手入力で書き写していましたから、どうしても1年に2~3件はヒューマンエラーが起きてしまっている状況でした。

当初はAmazonのみでしたが、その後楽天・Yahoo!ショッピングにも展開していく予定だったので、もっと効率化をはかりたいなと思いシステムの導入を検討しました。最初は他社のサービスを利用していたのですが、Paypayの連動が出来なかったこともあり、再度別のサービスを検討しようとWEB検索をしているときにネクストエンジンを見つけ、切り替えることにしました。

ネクストエンジンを導入してみていかがでしたか?

Paypayの連動が出来るようになったのはもちろん、受注管理、在庫連携ができるようになったので、これまでほとんど手動でやっていたのが「半自動」くらいになったことで自由に使える時間は増えましたね。「半自動」というのはスイーツ販売という特性上、冷凍状態の商品を取り扱いしなければならず、自社から約8割の商品を出荷しているためです。今後冷凍対応の倉庫が見つかれば、「全自動」にできるのではないかと現在準備しています。

さらに、ネクストエンジンさんはサポートがかなり手厚いのが助かっています!

サポートが手厚いというのはどのような部分で実感されていますか?

一番助けて頂いたのは初期設定のときでしたね。自分には難しかったので教えて頂きたくてサポートに問い合わせをしたのですが、最初に「この設定内容だと1か月かかりますよ」って言われて驚きました(笑)。ただ、最初からそう言ってもらえたので心の準備と予定を組むことが出来ました。

その後も、「まずこれをやりましょう」「次にこれをやりましょう」と順を追って丁寧に教えてもらえたので無事終えることができました。なので、今でもわからないことがあるとすぐに聞いてしまうのですが、サポートの方はいつも迅速にメールで答えてくれるのが助かりますね。

最近では、商品コードを作成しなければならない場面で、Amazonと楽天でそれぞれ異なるコードをつくるやり方が難しかったので問い合わせをしました。その時、ネクストエンジンのシステム上の話だけでなく、楽天やAmazonなどそれぞれのモールでの設定の仕方や使い方なども教えてくださったのはありがたかったです。

普通なら「Amazonや楽天にご自分で聞いてください」なんて言われるのかと思っていましたけど、各モールの操作に関する知識もとても豊富で、それぞれ丁寧に教えてくださるのは忙しい中でとても心強い味方です。

ネクストエンジン導入後、「半自動」にすることでできた時間は何をされていますか?

伝票を手書きで書く必要がなくなったので、受注の処理に導入前は丸一日かかっていたのが今では半日くらいで終わります。その分、商品ページを作ったり、バナーを作ってみたりといったモール運営に関わる様々なことに時間を割くことが出来るようになりました。さらに、時間が取れるようになったことで、リアル店舗のスイーツを食べ歩きができ、そこでヒントを得てできたのが 『太っちょマカロン』・『カタラーナ』なんです。これらの新商品は受注処理に追われていたら余裕がなくて生まれなかったかもしれませんね。そうしてより多くの注文を受けることができるようになったので、売上は導入前の2倍にまで伸ばすことができました。

今後はどのように事業を展開していきたいですか? 

現時点では冷凍対応の倉庫が見つけられていないこともあり、運用を「全自動」にはできていません。なので、今後は「全自動」を目指しつつ、実現したらもっと商品開発に力を入れていきたいと思っています。さらに、出店モールを増やすことでお客様と接する機会を増やすことが出来ればいいなと思います。「全自動」にすることができればあとはより良い商品を作るだけですから。もっと効率をあげて、売上は今のさらに3倍を目指したいと考えています!

取材を終えて

現在は「半自動」のわらいみらい様。今後は冷凍対応の倉庫との取引を実現させ、「全自動」を目指して動きをさらに加速させると力強く語って頂きました。売上3倍と効率化が実現し、さらに魅力的な新商品と出会える日が楽しみですね!

※本記事の内容は2020年7月27日時点のものです。

サプリメント先進国アメリカの高品質な商品を、アメリカと同じ価格で日本に届けることを目標に、1999年ネットショップをオープン。ビバリーヒルズでの店舗販売の経験を活かし「手間がかかっても信頼されるお店」を目指してきました。その結果、注文数は年々増加。現在では、月間3万本の注文を記録する商品をプロデュースするなど、海外メーカーからのオファーも多数。今ではメーカーからの要望に応え、日本向けマーケティングコンサルティング業務も行う、大注目のサプリメントショップです。執行取締役の川口様にお話しを伺いました。

ネクストエンジン導入前はどのような状況だったのでしょうか?

当時は楽天・Yahoo!・アマゾンからの注文処理をそれぞれ別々に行っていました。従業員は4名程。注文数は月に2万件ベースでしたが、注文件数と店舗の増加に伴い、人員補充の要望が出ていました。 

そこで、人材不足の問題なのか、業務効率の問題なのかを見極めるため、実際に受注処理をやってみると、確かにレクチャーしてもらったやり方では限界ということがわかりました。一方で、「このやり方はもう古いのでは?」という疑問が沸きました。何が新しくて何が古いのか明確な根拠があるわけではなかったのですが、感覚的にそう思いました。調べてみると、効率化のためのツールやアプリが次々に登場しています。

どこの会社でも同じようなケースがあるかもしれませんが、これまでのやり方を続ける事がいいケースと、悪いケースがあると思います。受注処理においては、これまでのやり方をずっと継承してきたので、教えられたスタッフも疑問を持つことがなく、忠実にそれをこなしてくれていたのだと思います。

例え非効率な作業があっても、非効率という認識がなければ、人を補充という要求になってしまいます。 これまでのやり方が非効率と分かった以上、「変わらなくちゃいけない」。受注処理業務はまさにそのような状況でした。

人が足りないのではなく、やり方の問題であれば、あとは改善策を見つけ出す作業です。売上が増えることは会社にとってポジティブなこと。しかし、現場から「件数が増え、処理する作業が大変だ」というネガティブな思いが出ているのであれば、改善しなくてはいけません。“人”は宝です。スタッフに気持ちよくやりがいをもって働いてほしい。そのためのオペレーションに切り替えようと考えました。

どのような進め方でそれを実行していったのでしょうか?

まず、受注処理作業で「大変だ、時間がかかる、めんどくさい」と思う作業をヒアリングしました。実はこの時点ではまだ新たなシステムに切り替える事は受注スタッフに伝えていませんでした。なぜなら、それを伝えてしまうと気持ちにバイアスがかかると思ったからです。「新たなシステムを覚えるのであれば、このままでいい」と言いたくなってしまう。成長性のない選択になってはいけないと思いました。

「めんどくさい作業」をスタッフから聞き取り、それらを解決できるシステムがないかを調べました。その中から、弊社の抱える問題を解決してもらえそうなシステムを提供している会社をピックアップし、最終的には3社に絞って検討を進めました。

最終的に、なぜネクストエンジンだったのでしょうか?

最終的にネクストエンジンに決めた理由は、実際にお会いして話を聞いた営業担当者の方の熱意が感じられたからです。私は、一生懸命な人が大好きです。自分も頑張ろうと思える。結局最後は、人なんだなと思います。

システムは今最新でも、数カ月後、数年後にはさらに便利で楽なシステムを提供する会社が次々と出てきます。そのつど乗り換えるのでは、私たちの時間もスタッフのストレスもダブルでかかってしまいます。

その点で、ネクストエンジンさんは、打ち合わせをしている段階から課題点を見つけると、すぐ自社のシステムの方にフィードバックして、改善につなげているところには驚きました。現場で求められていることのニーズとウォンツに常に答えていこうとするチームが出来ているんだなと感じました。3年後、5年後もネクストエンジンさんとお仕事が出来ればと思っています。

ネクストエンジンの導入にあたって、大変だったことを教えてください。

「大変じゃないようにしよう」と導入に踏み切ったものの、スタッフから見れば新たなことを覚えるエネルギーとモチベーションが必要になります。今までのやり方とは違う、新たな操作方法を覚えなくてはならず、「難しい」と思い込んでしまい、なかなか前向きに覚えてもらえませんでした。案の定、「今のままでのやり方のままで、人を増やす方向でどうでしょうか」と言われました。しかし、人の成長、会社の成長のために「変わらなくちゃいけない」と、システム移行を継続することを決断しました。

そんな状況でも、予定しているシステム切り替えの時期はどんどん迫ってきます。レクチャーは予定通り進まず、導入まで2カ月を切り、もう私が一人でやるしかないかな?と頭を悩ませていた時、ふと、こんな簡単なやり方なら「過去のやり方を知らない人に担当してもらったらどうだろう」と思い、早速、入ってきたばかりのスタッフにネクストエンジンを使った受注処理をやってもらいました。

特別なITの知識もない人材です。「ワードもエクセルも人よりこなせません」と自信を持って言ってくれる新人です。まさに素人。結果的にそれが良かったようで、スポンジのように使い方を吸収していきました。大切なのはやろうとする気持ちでしたね。全くの未経験者ができている様子を見て、それまでの受注担当者もやってみよういう気持ちになってくれました。

一番大変だったのは「人の意識を変えること」ですね。どこの会社でも同じかもしれませんが、新しいツールを導入するときは抵抗が発生しがちです。

導入後、どうなりましたか?

今まで4名で1日がかりで処理していた作業が、1名で完結できるようになりました。店舗数は7店舗から15店舗に拡大しています。それでも1名で処理できるようになりました。

スタッフのお休みなどを考え、受注処理が行えるスタッフは3名ほどおりますが、日々の受注担当者は1人です。3,000件ほどの注文でしたら、4時間以内で終了します。その分、カスタマーサポートの充実を図ったり、商品ページを充実させるなど、本来の「手間がかかっても信頼されるお店」は変わらず、さらにお客様により満足いただける商品を届けすることが可能になりました。

ネクストエンジンについてどんな印象をお持ちですか?

ネクストエンジンはとても分かりやすいシステムプラットフォームです。高校生でもできます。複雑なことを簡単にわかりやすく説明できる人がいますが、シンプルに表現することがどの分野でも必要だと思います。システムもそう。複雑な操作は使いにくい。わかりにくい。覚えにくい。そういった意味でネクストエンジンさんは、とてもシンプルに工程を表現し、全体を把握するまでに時間もかからず、PC操作経験がない人でも使えるほど操作が簡単です。上手に作ったなと思います。

Hameeさんは「一番使いやすいツールだ!」ともっと胸を張っていいと思いますよ。 究極には小学生にも使いこなせるツールだと思います。小学生を雇うと法的に問題なので実際は無理ですが。

また、繰り返しになりますが、営業の方も非常に印象的でした。システムエンジニアの人が思っている簡単と、素人が思っている簡単は全く違います。それこそ「小学生にもわかるように説明しなさい」とよく言いますが、それができていたのが、ネクストエンジンの営業の方でした。とにかく説明もわかりやすい。もちろん、画面の見易さ、操作方法も簡単なのですが、新しいシステムに乗り換えるハードルを下げてくれるのは人による説明も重要なポイントです。

頑張っている人や、会社を見ると、一緒に仕事をしたい気持ちになります。そういった意味で、Hameeさんと今後も長く付き合っていきたいですし、常に良いものを作る向上心を持ち続けている会社だと思っています。

※本記事の内容は2019年1月時点のものです。

イギリス生まれの自然派化粧品ブランド「ザボディショップ」を日本で経営展開しているザボディショップジャパン株式会社様(本社:東京都中央区)で、モール運用に関わるお仕事をしている斉藤正賢様にお話を伺いました。

まずは斉藤様が担当されているお仕事内容を教えてください。

当社はECとして、楽天市場店、Yahoo!ショッピング店、Wowma!店、Amazon店、自社サイトを運営していまして、私は主に、売上向上の施策や商品登録、受注業務などを行なっています。
 
実は、前職でネクストエンジンの導入から運用まで携わっていたことがありまして。前職は割り箸や紙袋といった商材を扱うB to B中心の企業でしたが、導入から運用まで行った経験を当社でも生かせています。ネクストエンジンは、さまざまな企業に対応できる柔軟性を持っているとも言えますね(笑)。

御社がネクストエンジンを導入する前の状況を、分かる範囲で教えてください。

当社のネットショップは2005年にオープンしたので、業界内や日本国内全体で見ても、早めにECに取り掛かった企業だと言えるかと思います。オープン当初は1〜2人で運用するスモールスタートでしたが、順調に売り上げが伸びるにつれ関わる人間も増えて、今は役員も含めて7人がECに関わっています。

導入前に一番苦労された点はどのような点だと聞いていますか?

在庫管理システムを入れる前の在庫管理が一番大変だったと聞いています。現在は、在庫の振り分けを行うシステムが色々とあると思うのですが、それさえもない時は、人の勘を頼りに各モールに在庫を分配するということをやっていました。

当然在庫の持ちすぎもありますし、在庫切れを起こして、売れたはずなのに売れていないというチャンスロスが発生していました。チャンスロスが大きく発生していると、翌年の売り上げ予算を段々立てにくくなっていきます。そういう苦労話は聞いています。

御社がネクストエンジンの無料体験をされたのが2018年3月で、実契約されたのは11月です。ネクストエンジンの導入に至った経緯を教えてください。

基幹システムの入れ替えがもともと2018年末に予定されていました。当時使っていたEC用の受注管理システムですと、改修費用が高額になることが分かったので、新しい基幹システムに対応する受注管理ソフトを4社で比較検討させていただきました。
 
まずは基幹システムとの連携ができるか、そして当社がやりたい受注管理や在庫管理ができるか、サポート面や費用面などもトータルで検討させていただいて、ネクストエンジンの導入に至りました。

なるほど。基幹システムの入れ替えがそもそもの経緯なのですね。

はい。ネクストエンジンだけですと、モールの売り上げ管理はできるのですが、自社サイトや実店舗の売り上げ計上ができないので、当社では全ての売上は基幹システムで管理しています。

ネクストエンジンはウェブ上にAPIを公開しており、外部システムとの連携が可能なのが特徴です。御社の基幹システムとネクストエンジンの連携はスムーズにできていますか?

当社の基幹システムは、OBIC7を使っています。外部ベンダー様にネクストエンジン提供のAPIを利用した開発を依頼し、OBIC7側に受注データを連携させました。テスト工程では、仕様齟齬により連携に苦労する部分はありましたが、今はトラブルもなく運用できています。

実際にネクストエンジンを導入されて、1番良かったなと感じる点は何ですか?

それまでのシステムは複数人が同時にシステムを使用することができなかったのですが、ネクストエンジンはクラウド型になりますので、複数人でも同時にアクセスできます。お陰で、作業待ちが発生しなくなりました。

また、管理画面についても非常に分かりやすくできていますよね。近々の話ですが、CSセンターの者が受注対応を覚えようとしたところ、1週間かからず、1人で対応できるようになったのです。それほど簡単で分かりやすいという証拠だと思います。

導入前までは、社内の問題でもあるのですが、どうしても仕事が属人化してしまう傾向にありました。受注管理や在庫管理といったECの基本は、人に依存させずに、誰もができて然るべきだという考えで、ネクストエンジンを今使わせてもらっています。

モール運用をされているのは、斉藤様お1人なのでしょうか?

そうですね。それぞれに担当している業務があり、相談する環境にはありますが、基本的に1人で担当しています。とはいえ、毎日大変です!自社サイトを除き、モールの販売は合わせてだいたい月に数千件あり、それをほぼ1人で担当しています。チーム全員がそれぞれフル稼働です(笑)。

ネクストエンジンの良いところなのですが、カスタマイズが非常に柔軟にできるので、運用していく中で「これは人の目の確認の必要はないな」と思ったら、素通りをさせる設定に変えることができます。

導入当初よりも運用していく中での気づきがありましたし、サポートセンターの方も非常に丁寧に運用方法を教えていただけますので、さらに最適化が進んでいる状態ですね。

その他、ネクストエンジンの導入で感じられるメリットはございますか?

そのほかのメリットといえば、これから新人が入ってきたときの教育面でしょうか。例えば、モールに多店舗出店をしていると、モールごとに管理画面の作業を覚えなくてはいけないと思うのですが、ネクストエンジンを使えば、一括で受注管理できます。ネクストエンジンの伝票の探し方さえ覚えれば、モールの受注伝票にすぐジャンプできて、お客様の受注状況が確認できるのです(※楽天、Yahoo!ショッピング、Amazon、ヤフオクのみ対応機能)。作業効率良く、スピーディーな対応ができます。

ネクストエンジンを導入されてから売り上げは伸びましたか?

はい、二桁の成長率で伸びています。日単位で発生する受注管理の効率化により、考える時間・手を動かせる時間を作ることができたので施策の実行スピードがあがったと感じています。

在庫に関してもネクストエンジンの在庫振り分け設定を活用することによって、品切れによるチャンスロスを大きく減らすことができているのも大きな要因の一つです。

また各モールの配送番号の反映作業もアプリを開発していただき自動化することで、csv取り込みなど人の手を介さず正確に行うことができるようになったので業務の効率化にもつながっています。

コスト面ではいかがでしょう?

在庫管理と受注管理を複合的に考えれば、コストは下がっています。導入前は人の手がかかっていたので。正確な金額としては見えないですが、人件費というだけでも、導入メリットはあったと思っています。あとは我々がその下がったコストをどれだけパフォーマンスに変換していけるかだと思います。

ネクストエンジンに関して、課題だと思う部分はございますか?

ネクストエンジンをご利用の方とコミュニティを作って、繋がることができれば良いなと思っています。ネクストエンジンという共通の話題をみんな持っていますから、同じような課題を持っている人も多いでしょうし、逆に、我々が課題だと思っているところが全然課題ではないと思っている企業もあるかもしれません。繋がることで、いろんな気づきを得られるのではないかと思います。

改めて御社の課題とは?

人手も決して潤沢ではないので、正直、EC全般の日常業務を回すことでいっぱいいっぱいな部分があります。たくさんのお客様に来ていただけて、ありがたい環境ではあるのですが、ネクストエンジンなどのソリューションを活用しながら、目の前の仕事に追われるだけではなく、いかにお客様の方を向いて提案ができるかが大切だと思っています。状況を打破するのが一番の課題です。

御社の強みだとも思うのですが、実店舗が全国で110店舗(※2019年2月時点)あり、売り上げの9割ほどが実店舗からの売り上げです。その中でもECを展開されているわけですが、御社にとってこれからのECの位置付けを教えてください。

顧客IDの統合を2013年にしていて、オムニチャネルへの対応は周りの会社に比べるとかなり早くから動いています。お客様がIDを店舗で作っていただいても、ECで作っていただいても、IDを統合すれば、店舗の履歴もECの履歴も一括で見ることができます。「ECとリアル店舗どちらを重視するか」ではなく、お客様にとってオンラインとオフラインをいかに意識しないで商品を買っていただけるか。そこに、重きを置いています。

今後の展開を教えてください。

お客様が欲しいと思った時に、我々が提供できる場にいないと、商品のご提供ができない時代です。そのためにも、自社サイト、店舗、モールと我々が出店できる場所には必ずいて、お客様が買いたいと思った時に買える環境はどんどん整えていきたいと思っています。

※本記事の内容は、2019年7月時点のものとなります。

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