『にっぽん津々浦々』というECサイトで、世界各国・日本全国の食品・調味料・日用品などバイヤーが選んだ「こだわりの商品」を紹介・販売している株式会社スペースアイランド。『にっぽん津々浦々』はなんと2年連続で「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー」を受賞、他モールでも受賞経験が豊富なECサイトです。そこで代表取締役社長の小崎雅俊さんに、日頃からECサイト運営・管理で心がけていることや、予備知識ゼロからECサイトを開始した経緯などについてお聞きしました。

2年連続での「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー」受賞!

まずは、2年連続での「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー」受賞、おめでとうございます!

ありがとうございます。たくさんのお客様にご利用頂いたこと、そしてお取引様のお力添えとスタッフ全員が地道に頑張ってくれた結果、受賞できたと思っています。2年連続で受賞できたことはとても嬉しいですし、誰でも受賞できるわけではないと思うのでテンションが上がりますね!3年連続の受賞も狙っていきたいと思います。

『にっぽん津々浦々』ではバイヤーの方が選定したこだわりの商品を販売されているそうですが、どのように日々商品を目利きされているのでしょうか?

弊社の商品選定には仕入れマニュアルはありません。バイヤーが「お届けしたい!」と思ったものをお取引させてもらっています。目利き、というとなんだか偉そうなのであくまで「ご紹介させてください」というスタンスですね。強いて言うなら、思わず振り向いてしまうような雰囲気のある、長く愛されている商品であるかどうか、でしょうか。

多くのECサイトでは年間の売上の波があることが多いのですが、『にっぽん津々浦々』ではそうした季節変動のようなものはありますか?

食品・日用品がメインということもあり、年間通して売上の波は大きくありません。一部の商品が売上を牽引しているというよりは様々な商品がまんべんなく売れています。たまにテレビで紹介された商品があると一時的に売れ行きが良いこともありますが、基本的には一過性のものですね。

株式会社スペースアイランドは小崎さんが起業された会社ですが、小売り経験もエンジニア経験もゼロで始められたそうですね。

そうなんです。2010年9月、29歳の時に大学の同級生だった友人と2人で起業しました。2人ともBtoBの営業職出身ということもあり、小売り販売に関わる経験が全くありませんでした。それでも、なにか事業をやっていくにあたって「自分たちの営業力だけを頼りにするのはリスクだな」と感じていたことから、商品の魅力で勝負することのできるECサイト運営を始めることにしました。しかし、経験が全くなかったうえに、HTMLも知らなかったですし、ヘッダー・フッターも作ることが出来ませんでした。立ち上げるまでには4~5か月かかりましたね。

未経験からのスタートということもあり、軌道に乗るまでには苦労があったのでしょうか。

会社を立ち上げた当初の2011年頭に『にっぽん津々浦々 本店』をオープン。楽天市場店を2011年5月に、その後Yahoo!ショッピングと出店を進めていきました。しかし、最初の1年くらいは「この世の中にお客さんはいるのか!?」っていうくらい売上が立たなかったですね。ですが、3年目を迎えた頃から徐々に出荷を自分たちだけでやるのが大変になっていきました。

モールごとに1件ずつ伝票番号を出力し、サンクスメールを個別で送信して……とやっていると毎日すべての業務が終わるのが0時を過ぎるような状態で。当時は「ECをやるってこういうことなんだ」と疑いなく思っていたのですが……

ネクストエンジンの導入で「こんなに時間ができるものなんだ!」と感動

1件ずつ個別での対応はなかなか大変ですね。どのタイミングで一元管理ツールの導入を検討されたのでしょうか。

当時は社員が3人しかいなかったにもかかわらず、1人がお客様対応と商品の仕入れ、2人は伝票を1件ずつ出して発送していくような状況でした。注文数が増えていくにつれ、「これはヤバい」と思っていたときに、パートナー会社さんから紹介されたのがネクストエンジンでした。最初はネクストエンジンを使うことで何が変わるのかもあまり理解していなくて、「倉庫とやり取りをするためには使わないといけないものなんだな」というくらい。ですが、実際に使うようになってから一元管理することのメリットを実感するようになりました。

最初に驚いたのは「確認待ち」「印刷待ち」などのステータス管理が見やすいこと。ひと目で「今はこの状態のものが何件ある」というのがわかるのがいいですよね。当時はEC運営はこういう風にやるんだ、という業界水準を見せつけられた感じがして衝撃を受けました。

100件の出荷通知を1枚ずつ出すのと、一括で出力するのでは手間のかかり方が大きく変わってきます。今となっては当たり前ではありますが、自動でサンクスメールも出荷通知も送られることから、売上確定をいちいち追わなくて良いのは画期的でした。

導入後は売り方を考える時間が確保できるようになりました。社員全員で「こんなに時間ができるものなんだね!」と感動しましたね。運用の施策づくりや、取扱商品を紹介するページ作成などに着手することができ、さらに人材を増やし組織を拡大することができました。

SPACEISLAND 作業風景

現在では、かなりネクストエンジンを使いこなして頂いているようですね!

はい、現在はこだわりたいところにアプリを制作してカスタマイズをしています。たとえばネクストエンジンを使っていると、サンクスメールは本来自動で送信されると思いますが、弊社では不測の事態に備え、ご注文内容を確認してからサンクスメールを送ることが出来るように設定を変更しています。

ネクストエンジンを使うことでかなりの効率化が実現できることはメリットではありますが、一方で効率化ばかりを追い求めればどのお店も同じような運用となって、すべてのECサイトがただの自動販売機になってしまうのでは、という懸念があります。そうすると、お客様にとってはお買い物の楽しみが消えてしまうことにもなりかねません。お店の個性を残しつつ、効率と非効率のバランスを取ることが大切なのではないかと思っています。そのためには、人のぬくもりを残せるところは残しておきたいですね

売上の数値目標は敢えて作らない!

今後の売上目標などはあるのでしょうか。

実は弊社では数字の目標は作っていません。数値目標があるとどうしても「お客様に対し商品を売りつける」感覚になってしまうのではと考えているため、私個人的としては「この位の売り上げになったらいいな」というのはありますが、社員の目標にはしません。売上目標を迫るくらいなら無駄を削る努力をしたいと思っているのもあります。成長を追い続けるあまり、大切なものを見失わないよう気をつけたいですね。今後はさらに、日本中のまだご紹介できていない良い商品を広くお伝えしていきたいと思っています!

※本記事の内容は2022年4月時点のものです

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