売上や成長率、注文件数やお客様の投票から選ばれたベストショップに贈られる「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2021」。今回その中でショップ同士が学び合う「NATIONS」の受講店舗の中で成長に貢献したショップに贈られる「NATIONS賞」を受賞した株式会社パピー様。曾祖父様の代から受け継いだ歴史ある会社でECサイトを立ち上げることにした経緯、そしてその過程でネクストエンジンを導入することを決意した理由などについて、代表取締役の犬飼さんにお聞きしました。

狙うことすらしていなかったSOY受賞に歓喜! 

「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー2021」では「NATIONS賞」を受賞されました!おめでとうございます。

ありがとうございます。むちゃくちゃ嬉しかったですね!もともと『楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー』は弊社くらいの規模の店舗には遠い存在だと思っていたので意識すらしていなくて。受賞の連絡をもらった時には飛び上がるほど嬉しくて大声が出ました(笑)

父の「給与すら払えないから来るな」の言葉に逆に燃え、家業を継ぐことを決意

株式会社パピー様は大正11年に創業されたそうですね。

そうなんです。もともとはカタカタ(赤ちゃんが押して歩行練習をする手押し車)を製造販売していました。創業者は私のひいおじいさんなのですが、代々世襲し2021年からは私が4代目の代表取締役になりました。現在は社員とパート合わせて10人ほどで会社を運営しています。

代々会社を受け継ぐ家系だったにもかかわらず、犬飼さんは卒業後、別の仕事に就かれたんですね

はい。新卒ではアパレルの会社に入社して4年ほど主に接客業をしていました。その後、ITの専門学校を出ていて資格も持っていたこともありIT系の会社に入社、フリーランスなども経験しトータルで10年ほどは外で仕事をしていました。父も「会社を継がないで好きなことをやっていいよ」と言っていたのですが、長男ですし、どこかでずっと家業のことが気になっていました。自分が継がなければ会社はなくなってしまうか、人手に渡ることになります。

そこで、「やっぱり跡を継ごうと思う」という話をした時に、父からは「今は会社の状況が良くないから給与すら払えない。来るべきではない」と止められたんです。それが逆に燃えたというか、責任感のようなものが芽生えて、「給与なんかいらない」と入社しました。2015年5月のことでした。

入社したタイミングは結婚してお子さんもできたタイミングだったそうですが、不安はありませんでしたか?

不安はありませんでしたね。それよりも「自分がやってやる」という気持ちでした。以前IT企業に勤めていた時の経営者の話で印象に残っている言葉があるのですが、「会社の業績が良いときに入るのではなく、やるなら最初から入れ」と。家業が落ち着いてから継ぐのではなく、あまり状況が良くない時から一緒に歩むほうがマインド的にも親も認めてくれるのではないか、と思ったんです。実際、資金繰りなどに苦労して険悪な雰囲気になることもありましたけど、今振りかえってもあのタイミングで家業に入ったことは良かったと思っています。

入社半年後にはECへの参入を進めた

入社半年後の2015年末からECへの参入も始められたのですね。

最初は出店料が無料ということもあり、Yahoo!ショッピングに出店しました。どんどん売っていきたいと思っていたので、それから半年以内には楽天とAmazonに出店しました。名の知れているところにはとりあえずどんどん出していこうと。

それまではメーカーとしてずっと卸売販売のみに特化し自社商品を中心に卸売販売をされていたそうですが、犬飼さんの代からは仕入れ商品の取り扱いも始めたそうですね。

はい。私が入社してからは、1:9くらいの割合で仕入れ商品の数を圧倒的に増やしていきました。メーカーとしてのプライドもあったのですが、売上が伸び悩んだときに「NATIONS」に出会って、そのリーダー店舗の方がいろんな商材を扱っている人だったんです。「売上を増やしたいなら商品を増やしたほうがいいのではないか」とのアドバイスをもらえたのがスッと入ってきて。その後3年ほどかけて仕入れ商品を増やしていき、それが奏功して売上も伸びていきました。

それまでECの業務は全て自分一人で行っていたのですが、徐々に注文数が増えてきたことで間に合わなくなり、親にも出荷作業をお願いするようになりました。ただ、親世代にとってはECの手順や仕組みを理解するのがなかなか難しかったようですし、覚えるのも大変そうで。

そこで一元管理ツールの導入を検討されたのでしょうか。

そうなんです。ECを始めてすぐだったこともあり、また会社の経営もキャッシュを回していくのに精一杯な状況でした。それでも、親にも出荷作業を任せるためにはコストをかけてでも必要なツールだと判断し、両親も同意してくれたので導入を決意しました。

数ある一元管理ソフトの中でもネクストエンジンを導入しようと思った決め手は何だったのでしょうか。

さまざまなサービスを比較してみたのですが、よくわからなかったので、まずはやってみるしかないな、だめなら次を試してみよう……そんな気持ちでした。ネクストエンジンに決めたのはパンフレットや会社説明資料がシンプルでスマートだったからです。こんなにシンプルなパンフレットの会社ならシステムもスマートだろう、と。もともと親が使うことを想定していたので、複雑な機能ではなくシンプルな方がわかりやすいと思ったのは大きいですね。

そうして、2017年8月にネクストエンジンを導入したのですが、新しいことに対し、「また覚えないといけないの?」が口癖だった両親も、数か月でシステムに慣れ使いこなすことができたので、比較的スムーズに導入が完了したことを覚えています。

コロナ禍で月商が60倍に……一元管理ツールを導入していてよかった

そしてコロナ禍でおうち時間の需要が増えたことで月商はネットショップ開設初期から比べて60倍にまでなったとか。店舗の運用に何か影響はありましたか?

力を入れていた商品が検索の上位に出てくるようになったタイミングがあって、それがちょうどコロナ禍と重なって売上が大きく飛躍しました。しかし、NATIONSのつながりで入社してくれた仲間の力もあり、あらかじめネクストエンジンを軸にEC業務の一連の運用を構築しておいたことで、慌てずに乗り切ることができています。

ネクストエンジンのようなシステムは最初の設定に手間がかかります。弊社のように、まだ売り上げもそこまで大きくなく、商品数も多くない、しかもイレギュラーな対応も入らないタイミングで導入しておくことが重要なんだなと実感しましたね。1日たとえ1件あたり数十秒でも出荷作業が変わると積みあがるととんでもない負担になります。当時、ネクストエンジンを導入していなかったと想像すると恐ろしいですね。

売上が爆発する前の最初の頃に導入したほうがいいよ、と知り合いのECをやっている人にはどんどん勧めています。

今後目指していくことについてお聞かせください。

今後は子供向けの総合ショップとして、現在は室内玩具が中心ですが、ベビー関連商材なども増やし、「こどもの百貨店」を目指していきたいです。製造だけでなく、仕入れと販売の楽しさを知ることができたので、もっともっとECの可能性を広げていけたらと思います!

※本記事の内容は2022年4月時点のものです

FBAマルチチャネルサービス、ネクストエンジン、自動出荷ツールで業務改革を確信!

全ての発送業務を、FBAマルチチャネルサービス・自動出荷運用に切り替えられた背景についてお聞かせください。

楽天市場をはじめ、DeNAショッピング、MakeShopなど、多モール展開しているなかで、受注業務や発送業務の管理工数が膨れ上がっていたことが背景にあります。

1日に数百件の受注・発送管理業務が発生するなかで、基幹システムへの取り込みから出荷指示作業、ピッキング・梱包作業など膨大な作業ボリュームが発生していました。

受注管理業務・発送業務に対して10人近くの人員が専属の業務として行う必要がありました。

そういったなか、FBAマルチチャネルサービスを利用した、ネクストエンジン x「SHIPPInno(シッピーノ)」の存在を知り、これらを導入すれば現状の業務を大きく改革できると確信し導入を決断しました。

自動出荷システムの導入前と導入後ではどのような違いがありますか?

1日数百件の注文を処理するため、受注管理業務には2名のスタッフが、出荷管理業務には7人のスタッフがまる1日作業していました。

しかしシステム導入後は、受注管理業務はパートタイマーのスタッフ1名が1日5時間程度の作業で、出荷管理業務に関しては、作業人員コストが実質ゼロになりました。

FBAマルチチャネルサービスを利用することで、1出荷単体の送料コストだけで見ると割高になった部分もありますが、7~8人のスタッフが1か月まるまる作業に従事する人員コストが削減できたことを考慮すれば、全体コストは大幅に削減されました。その結果、社内組織も大きく変化することが出来ました。

具体的には今までは3人だった通販事業部が、他の部門も巻き込んだ11人の体制となり、より戦略的な仕事に注力できる組織へとなりました。

今回の導入を経て、日々の業務を遂行する体制から、事業を成長させる為の体制に変化する事ができたと思います。新体制では海外への事業展開など、新しいチャレンジがどんどん進んでいます。

今後間違いなく標準となる仕組み

他のEC事業様や、ネクストエンジン x 「SHIPPInno(シッピーノ)」へのメッセージなどありましたら是非お願いします。

正直、同業他社が同じプラットフォームを手に入れることを考えると怖いですよ。

しかし、FBAマルチチャネルサービスや、ネクストエンジン x 「SHIPPInno(シッピーノ)」のような効率的なシステムは、今後間違いなく標準となる仕組みだと思いますので、業界の先駆けとして今回の導入に成功できたのはうれしく思います。

既存の社内体制を大きく変えることは大変で、課題も色々と出てきますが、誰かが社内で先陣を切ってやるべき非常に重要なことだと思います。

今後は海外展開も含め、海外のFBAマルチチャネルサービスとの連携など、大きな市場でのプラットフォーム化で色々と連携できると面白いと思います。

企業紹介

MARSHAL株式会社

 - MARSHALダイレクト(http://www.rakuten.co.jp/marshal/

Hamee株式会社

 - ネクストエンジン(http://next-engine.net/

株式会社Webの匠

 - SHIPPInno(シッピーノ)(https://base.next-engine.org/apps/491/detail/

野球を中心としたスポーツ用品を、ECのみで5店舗運営する株式会社B.B.T.。その店長として、店舗運営と販促等を行っている店長の山田尚玄さんにお話を伺いました。

出荷作業の外注と受注処理の自動化で販促に注力

楽天SOY ジャンル賞の連続受賞、おめでとうございます!受賞のポイントは何だったと思いますか?

出荷作業を外注し、受注処理の自動化することで、時間に余裕ができたのが大きかったです。それにより、販促に全力投球することができ、結果的に売上を上げられたことが、評価に繋がったのだと思います。出荷は楽天物流に、ネクストエンジンで受注処理を自動化したことで、以前では捌ききれなかった量の受注に対応できるようになりました。

空いた時間でメルマガ、LINE、YouTube「ベーチャン」運営

販促の取り組みについて、詳しく伺えますか?

まずはモールごとのセールに合わせたクーポン配信やキャンペーンの実施です。例えば、楽天市場。セールに敏感なお客様が多いモールのため、大きなセールに併せてクーポンを配信したり、送料無料キャンペーンを実施すると、セールの波に乗り、さらに売上を上げることができるんです。
 
あとは毎日のメルマガや、公式LINEでの情報発信、ここ数年はYouTubeにも力を入れています。3年前「これからは動画が重要になる!」と思い、YouTube専属のスタッフを雇って「野球専門ch ベーチャン!」というチャンネルを開設しました。今では登録者数は3万人近くまで伸びて、これが新規顧客の獲得に役立っていますね。

社員総出で深夜まで及ぶ梱包作業・・・販促に手が回らず

ネクストエンジン導入前の課題について、教えてください。

当時は自社ですべて出荷作業を行っていたので、大きなセールがあると本当に大変でした。1日1,000件越えの受注があり、代表含め社員総出で深夜1時2時までの梱包作業。セール時になると決まってそんな状況に陥るので、スタッフは疲弊し、職場の雰囲気も重くなっていきました。
 
また、セール中にメールをどんどん打って販促すべきなのに、それをやる時間が一切ない。たとえ販促ができたとしても、それで受注が増えれば出荷作業が増え、みんながもっと大変になる…と販促にアクセルを踏み切れないことを、何よりもどかしく感じていました。

そんな時に、代表が社員全員を集め、「出荷を外注しようと思う。どう思う?」と。反対する者はおらず、満場一致で外注に向けて動きだしました。出荷を外注するには、一元管理ツールも入れる必要があり、そこでネクストエンジンの導入を検討しました。

抜本的に業務フローを変えたい 自動化実現へ

ネクストエンジンを選んだ決め手は何でしたか?

新しいシステムを入れても、今までと同じ運用をしていたら、意味がない。ネクストエンジンの他に、自分たちの業務フローに合わせられる、カスタマイズ性の高いシステムもたくさんありました。しかし、私たちは抜本的に業務フローを変える必要があると感じていたんです。ネクストエンジンの「確認しないことをよしとする=自動化」システムは、まさに私たちが求めていたものでした。機能がシンプルなネクストエンジンに、自分たちの業務フローを寄せることで、大きな改善ができる!と導入を決断しました。

期待通りの効果を実感。販促へ全力投球!

ネクストエンジン導入後はどのような変化がありましたか?

2013年の9月に導入したのですが、導入時はシステムに慣れるのに精いっぱいで、正直言って導入前よりも忙しいときもありました。効果を感じはじめたのは、2か月後くらいでしょうか。楽天イーグルスが優勝して、その優勝セールがあったのですが、そのとき円滑に業務を回すことができて、「ああ、楽になったな」と実感しましたね。

導入によってスタッフの時間にゆとりが生まれ、出荷量の多いセール時でも、スタッフ全員8時半にきて定時の18時に退社できています!前は朝5時にきて深夜もざらでした。大きな違いですよね!

また自動化で時間ができたことで、通常の販促活動に加え、土日出荷の対応や、刺繍サービス、交換無料サービスなど、付加価値を加えるようなサービスにも取り組めるようになりました。その甲斐あって、売上は導入前と比較して330%と大きく伸ばすことができました。
 
また、システムでしっかり在庫管理できるようになって、クレームが無くなったことは大きいですね。以前は出荷しようとしたら「在庫が見つからない!」ということがあり、お客さんに怒られるし、レビューも下がるしで、二重三重のダメージがありました。クレームの数が減ったことで、単純な業務時間の短縮だけでなく、スタッフの精神衛生も向上したことは結果的に離職率を下げることにも繋がりました。

今までやりたかったことがようやくできる

今後の展望があれば、お聞かせください。

「今までやりたかったけれど、余力がなくてできていなかったこと」をやっていきたいと思っています。
 
具体的には、オーダー商品や複雑な加工品を提供する体制づくりです。スポーツ用品はオーダーメイドの需要が高いのが特徴です。さらにリーチできる客層を増やしていくためにも、「刺繍サービス」は力を入れていきたい取り組みですね。
 
そして、今はほぼ野球用品ですが、それ以外のスポーツにも進出していきたいと思っています。野球を含め、チームスポーツ人口は減ってきているのは確かです。それをただ見ているのでは面白くありません。スポーツの可能性を信じて、これまで野球で培ってきたノウハウを転用して、テニスなど新しい領域にもチャレンジしていきたいです。

取材を終えて

梱包地獄を乗り越えて、+αの活動にようやく取り組みはじめることができると嬉しそうに語ってくれた山田さん。ベースボールタウンの今後の展開がとても楽しみですね。

※本記事の内容は2021年2月22日時点のものです。

知育玩具「Morphun」を販売している「Global Leavolution Partners合同会社」は、卸売りと自社サイトでの販売に加え、Amazon・Yahoo!ショッピングの2つのモールでの販売を展開しています。2019年11月よりネクストエンジンをご利用頂き、オープンロジとの連携により、たった一人でECサイトの運営が実現できています。今回はどのようにネクストエンジンを活用されているのかを、代表の水谷穣さんにお話をお聞きしました。

ネクストエンジン、オープンロジを導入しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?

ご縁があって海外から知育玩具「Morphun」を輸入販売することになったのですが、実は私には別に本業があります。そのため、「Morphun」の販売にあまり時間をかけることはできないと思っていました。さらに、本業では倉庫の立ち上げやサプライチェーンにも携わったこともあり、トラブルが起こるとどれほど面倒になるかということも経験から理解していたんです。

倉庫業務って、軽く考えている方も多いですけど、自分でやろうとすると結構難しいし、リスクがあるんですよ。過剰在庫、誤出荷、在庫ロスによる販売機会の喪失など、トラブルに繋がる要素について、それらを予防できるかどうかを、非常に重視していました。

ですので、自社サイトでの販売開始にあたり倉庫業務は外部委託をすることが前提でした。最初はERPソフトのEC機能を使用して自社サイトを立ち上げたのですが、その後Amazonでの販売も始めることになって。当時はERPソフトから吐き出したCSVを オープンロジに取り込んで出荷指示をしていました。クリスマス、年末の繁忙期を控えていたこともあり、同じ作業をAmazonでもやる必要があるとなると、結構面倒くさいなと感じました。

そこで、マルチチャネルで在庫管理ができるものはないかなと思っていたときに見つけたのがネクストエンジンでした。価格もちょうどよかったので、自社サイト運営をERPソフトからShopifyに切り替えることを決めたタイミングで導入を決意しました。 (図をクリックで拡大)

2020年2月には自社サイトをShopifyに切り替えました。ちょうど導入のタイミングで連携機能が無料化されたのもあって(2020年1月、ネクストエンジンではShopify連携アプリが完全無料化)運がよかったなと思っています。

ネクストエンジンを導入してみていかがでしたか?

受注から出荷まで全部自動化しています。残っている業務は手入力で行わないといけない経理処理と、入荷した商品が外装箱の状態で保管してあるのをバラすなど、在庫に関するオープンロジを通した倉庫への細かな指示業務は発生します。ですが、全て合わせて月に1時間くらいの稼働ですね。
 ネクストエンジンは設定をきちんとして、問題をつぶしておけば勝手にやってくれるのでとても楽です。日常オペレーションに関してはほとんど何もしなくていいので、私のようにかかりっきりになることが難しい場合にも良いですよね。

改善要望ですか?私の取り扱っている商材は輸入品なので、買ってきた値段=原価ではないため、税関や倉庫に持っていくまでの費用も売上原価に算入しないといけないんです。強いて言えば、その経理処理がちょっと大変なところは今後改善して頂けると嬉しいです。

費用対効果はいかがですか?

月額10,000円ですから、年間120,000円の経費です。これは、リスク回避策として考えると高くはないと思っています。自分たちだけで無理やりやろうとすると誤出荷の恐れもありますし、在庫管理だってエクセルでやっているとどうしても数が合わないことがあります。その結果、売り逃しや、受注したけど在庫切れだったといったトラブルが起きてしまうことがあります。そうしたトラブルへの対応は、たとえ時給1,000円で考えたってかなり時間を取られますし、相当な費用になってしまいます。そうした「隠れた費用」を抑えるためにも非常に有効だと思いますよ。

今後はMorphunをどのようにしていきたいですか?

今後はもっと売上を上げるべく、認知拡大をしていきたいと考えています。これまでMorphunは幼稚園で購入していただくことが主だったのですが、最近は個人で買ってくれるお客様が増えていますので、もっと様々な購買層を開拓してブランドとしての厚みを出していきたいですね。そのためには広告も効果的に活用していく必要があると思っているのですが、出荷オペレーションと違って、広告やマーケティングには「こうすればうまくいく」という正解がありませんから、日々試行錯誤しています。

ネクストエンジン導入後、「半自動」にすることでできた時間は何をされていますか?

実は「Morphun」の事業にほとんど手間がかからないので、さらに違う事業を最近始めました。Instagramで野菜を販売する事業なのですが、こちらはECサイトと違って手探りで手間がかかる事業です。そういうことにもチャレンジできるのは、「Morphun」の事業が月1時間程度の稼働で問題なくまわるほど効率的だからかもしれませんね。

水谷さんの取り扱っている「Morphun」はイギリスの会社が製作している知育玩具。「自分で学ぶ力」を養うことができる「STEM教育」の考え方を養うことができ、幼稚園で遊んでいる様子を見た親御さんが「家でも遊ばせたい」と購入を求めることからECサイトへの需要も高まっています。需要増の中でもたった一人で月に1時間だけでECでの販売ができるのは徹底した効率化のおかげ。さらに新たな事業に進出できる余裕を生み出す仕組みづくりは、参考になるのではないでしょうか。

※本記事の内容は2020年9月15日時点のものです。

2019年、「楽天ショップオブザイヤーCSR賞」を受賞したのはオーガニックコットン製品専門店の「メイド・イン・アース」。販売している製品はオーガニックコットン100%であるのはもちろん、縫製の糸などの素材もすべてオーガニックコットンを使用。さらに製品化の過程で化学処理を行わないという徹底したモノづくりにこだわっています。現在はオフィスのある自由が丘の直営店・自社公式サイトでの通販・電話通販・楽天・Amazon・小売店への卸など幅広い場所での販売を行っており、ネクストエンジンは2019年4月から導入。今回はCSR賞を受賞された喜びと今後の課題について、代表取締役の前田氏にお話をお聞きしました。

楽天ショップオブザイヤーCSR賞受賞!

まずは楽天ショップオブザイヤーCSR賞、おめでとうございます!

ありがとうございます。ずっといつか、いただきたい賞だと思っていたので、担当の方から受賞を聞いたときには本当に嬉しかったです。
 
 私たちメイド・イン・アースは、肌がデリケートであったり、ナチュラルな暮らしをしたい方で、オーガニックコットン製品を求めているお客様の心地よいライフスタイルのためになるものづくりを目指し、そして社会を良くしたいという考えのもと活動してきたので、CSRやSDGsを強く打ち出してお店を運営してはいなかったのですが、今回の受賞はそうしたことが皆さまから認められ想いが届いた結果のかなと思うと大変嬉しいですね。

メイド・イン・アースブランドはこれまでどのように拡大してきたのでしょうか。

元々、弊社は広告企画制作の会社だったのですが、オーガニックコットンに出会ったことをきっかけに1995年、ブランド立ち上げをしました。最初は卸専門で自然食品店などに商品を卸していたのですが、取引先の方やお客様が実際の商品を手に取り触れることができる場所が欲しいと考え、2006年に自由が丘にショールームを兼ねた直営店をオープンしました。
 楽天での販売は1999年に開始しました。まだそこまでネット通販が主流ではない時代でしたので、当初は販売に苦戦しましたね。

ネクストエンジンとの関わりについて

ネクストエンジンはどのような経緯で導入されましたか?

最初は、自分達用にカスタマイズされた独自システムを使用していましたが、小売店への卸、直営店、自社公式サイトでの通販、電話通販、楽天、Amazonと販路が拡大するにつれ、どうしても自社だけでは管理・運営が難しくなり、バックヤード業務の外注化を目指すようになりました。
 まずは物流を外部業者に委託したのですが、その際に担当してくれた物流コンサルタントから「受注業務も外注化することができます。ネクストエンジンの導入は必須です。」と聞き、ネクストエンジンの導入を決めました。

「一元管理システム」の存在を知ったのもその時でしょうか?

実は一元管理システム自体の存在は知っていて、色々比較検討したこともあったのですが、卸、店舗販売、電話注文、ECの4つを全て管理することのハードルが高く、導入の決断はできていませんでした。
 今回ネクストエンジンを導入したことで、在庫を一元管理したり、受注から発送まで一気通貫で自動化できるメリットについて気付き、「もっと早く導入しておけばよかったな」と思いました。一方で、まだまだ課題はあります。

それはどのような課題でしょうか?

ネクストエンジンを導入したものの、現在はまだ販路全ての在庫連携ができておらず、自社システムを併用している状況が続いています。そのため、今この時点では「ネクストエンジンによって全ての工程が効率化されている状態」とは言えない状態ではありますが、バックヤード業務の最大限の効率化を目指して現在対応を進めているところです。
 あくまで予定ではありますが、具体的には卸と電話注文はBcart、直営店はスマレジを利用して、ネクストエンジンと連携しようと思っています。これができれば、現在の複雑なシステムが不要になりますので、今はまずそこを目指しています。

今後、ネクストエンジンのメリットである全自動化が実現したら捻出できた時間で何がしたいですか?

現在社員数は14人。ECは実質2.5人で月1,000件以上もの受注をこなしています。現在は発生した作業で手一杯ですが、近い将来全ての受注管理業務をネクストエンジンにより自動化し、捻出できた時間を、お客様とのコミュニーケーションを高めるファンづくりの時間に充てたいと考えています。これまでも「販売のみのECサイト」ではなく、お客様が購買行動に納得のいくような、「メイド・イン・アースだから買いたい」と思ってもらえるためのページ作りを心がけてきました。とはいえ、ECではどうしてもブランドを認知してもらうこと、そしてファンになってもらうことが直営店に比べて難しい側面もあります。商品がお手元に届いたときに感動してもらいたいという理想があるので、その実現に向けたサービスを考えてゆきたいと思っています。

さらに、今後は会社として国内で和綿を育てる活動にも力を入れたいと思っています。現在、日本で使用されている綿製品の原材料は外国産のみです。しかし、実は日本の気候は綿づくりに適していることもありますので、今後日本製の和綿の生産も増やしていけるのではないかと思っています。2019年は世田谷区の農家さんと提携し34キロを収穫、すでに紡績を終え、糸にまでは仕上がっています。いずれはこうした和綿を使用した商品を「メイド・イン・アース」のラインアップにも入れてゆきたいと思っています。オーガニックコットンが生活の中に自然にある、そんな心地よいライフスタイルを今後も多くの方々に広めてゆけるよう目指してまいります。

取材を終えて

現在はネクストエンジンと独自システムの在庫調整が必要なため、完全自動化にはまだ至っていないとのことでしたが、近々システムの整備を通じて自動化を実現させ、ブランドファンを増やすための時間を捻出したいとのこと。オーガニックコットンについてのお話をされる姿からは、前田さんのこの事業にかける熱意がひしひしと伝わってきました。SDGsへの注目も高まる中、日本の和綿を使用した商品の展開に期待大です。

※本記事の内容は2020年11月末時点のものです。

2017年に社会現象ともいえる大ヒット商品となった「ハンドスピナー」。その販売を手がけていた会社が「ケースオクロック」です。しかし、好調過ぎる販売の裏で、バックヤードの現場は疲弊していったと言います。その経験と反省を踏まえ、ネクストエンジンを導入。今では様々な運用をシステム化し、効率化とコスト削減に成功しています。取締役の三浦氏にお話しを伺いました。

突然の大ヒットで「効率化」の必要性を痛感

ネクストエンジン導入前の状況をお聞かせください。

ネクストエンジン導入前は、多くの部分をアナログな手法で対応していました。

商品の在庫は種類ごとに段ボールを分けてた状態でオフィスの一角に置いておき、注文が入ったら段ボールから商品を取り出して出荷する、ということをしていました。在庫数の把握も、段ボールの高さを目で見て、「そろそろ足りなくなるかな」と思ったら在庫を追加する、という感じでした。担当者の感覚を頼りにしていましたね。

モールの管理画面についてはどのような使い方をしていましたか?

楽天、yahooショッピングなど複数のモールに出店していたので、各モールにそれぞれログインして作業をおこなっていました。モールごとに管理画面の仕様が違うので、それを覚えるのも一苦労でした。ごく稀にしか注文が入らないモールもあって、そういうモールは管理画面の使い方を忘れてしまったり。毎回ヘルプを見ながら作業して…とにかく大変でした。

それでも当時は若さもあって(笑)。「いけるでしょ!」と勢いで乗り切っていました。それが完全に立ち行かなくなったのは「ハンドスピナーブーム」があったからです。

ハンドスピナーの大ヒットですね。その裏側はどのような状況だったのでしょうか。

「ハンドスピナー」がブームになり、たくさんの注文が一度に押し寄せました。商売としては非常に嬉しいことなのですが、運用面で言えば「大変」の一言でしたね。

caseoclockハンドスピナーはネットショップ以外にもリアル店舗にも卸していたり、ポップアップストアを出店して販売するなどしていました。それらの様々な販路の在庫全てが会社に置いてあったのですが、どの在庫をどこの販路に出していくかはシステム化できておらず。その場その場で判断する必要があり、大変でした。

ネクストエンジンはどのようなきっかけで知ったのでしょうか。

ネクストエンジンを知ったきっかけは、ECショップを運営している知人が使っていて、「一元管理ができておすすめだよ」と教えてくれたことです。運営会社を調べてみたら、スマホケースのiFaceを出しているHameeさんだったので驚きました。ネクストエンジンが「ECの現場から生まれたシステム」ということで、Hameeさんが実際に苦労してきた体験をベースに作られたツールということも聞いて、このツールなら、僕らの悩みを解決してくれるはず、と思いました。商材も近いですし。

実際にネクストエンジンを導入してみて、いかがでしたか。

ネクストエンジンを導入して、「今までの業務ってなんだったの?」というほど楽になりましたね。ネクストエンジンを見れば全ての情報が入っているので、複数モールにそれぞれログインする必要も無くなりました。

お客様からのクレーム等への対応もスムーズになりました。ネクストエンジン導入前はお客様からクレームがあると、調査せずに新品を送ることがありました。情報が整理できておらず調査コストが非常に高いことに加え、他の業務で手一杯となっていたことで、その方が合理的だったのです。ネクストエンジンを導入してからは、全ての情報がネクストエンジン内に蓄積されているので、それを確認しながら自信をもって対応できるようになりました。

在庫をどこに出すか等の管理も全てシステム化できたので、労働時間は明らかに短くなりましたね。ネクストエンジン導入前の繁忙期は休日出勤をしたり、睡眠時間も削りながら仕事をしていましたが、導入後はほぼそんな状況にはなりません。プライベートはしっかり取れますし、プロモーション施策や商品の今後の展開を考える時間も作れるようになりました。自信をもって「あす楽」の設定ができるようになったことは大きかったですね。売上面でも好影響がありました。

ネクストエンジンの導入を考えている方へ、メッセージをお願いします

現状を見て「ツールを使わなくても今はまだ大丈夫」と思っていると、ヒット商品が生まれた時に大変な思いをすると思いますし、機会損失にもつながります。自分たちの経験を踏まえても、早めの導入をおすすめします。

ケースオクロックとして今後またどんどん新しいことを仕掛けていく予定ですが、ネクストエンジンはその土台として欠かせない存在になっています。一緒に成長していけたら良いですね。

編集後記

取締役の三浦氏を含め、若い人材がのびのび活躍するケースオクロック株式会社。ネクストエンジン導入によって、お客様対応の向上や、業務時間の改善がおこなわれたようです。ハンドスピナー、WAYLLYに続く新しい商品にも期待大です。

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