
NE(エヌイー)株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:比護則良、以下「NE」)は、EC事業者のバックヤード業務を完全自動化するAIエージェントとなることを目指し、その第一弾として、SaaS型ECバックエンドシステム「ネクストエンジン」の新アプリ「NEXT ENGINE AI」のオープンβテストを本日より開始いたします。
本アプリは、AIとの自然な対話を通じて「やりたいこと」を実行できる対話機能であり、既存のネクストエンジンに“操作を言葉で行える”新しい体験を加えることで、EC業務の100%自動化へと進化する第一歩となります。
■EC運営の現状と課題
EC市場は拡大を続ける一方で、運営の多様化・複雑化が進んでいます。受注処理、在庫管理、出荷手配など、多くのバックヤード業務はシステム化が進んでいるものの、依然として人の判断や調整を要する“最後の壁”が存在しています。
EC事業者が本来注力すべき「創造的な活動」や「戦略的な挑戦」に集中するためには、この非自動化領域をゼロに近づけることが不可欠です。
■開発の背景
NEはこれまで、業務の一元管理を通じてEC事業者の運用効率を高めてきました。しかし、現場には“人の手が必要な操作”や“細かな設定対応”が残り、完全な自動化には至っていません。
「NEXT ENGINE AI」は、この課題を解決するため、AIとの対話を通じてシステム操作を代行できる新しいインターフェースとして開発されました。受注の検索や伝票の更新などを自然言語で行えるようにすることで、UI操作の習熟を不要にし、日常業務の時間短縮と平準化を実現します。
私たちはこの取り組みを「作業を代行するAI」ではなく、「戦略を共に描くAI」へと進化させる第一歩と位置づけています。
■NEXT ENGINE AIが描く未来
「NEXT ENGINE AI」は、EC事業者のバックヤード業務を完全に自動化し、“戦略的成長パートナー”となるAIエージェントを目指します。
<オープンβでの提供機能>
・対話型操作(2025年10月17日(金)より開始)
「NEXT ENGINE AI」は、EC業務における操作負荷の軽減と習熟の平準化を目的としています。
ユーザーは「受注を検索して」「この伝票を更新して」など、自然言語で指示するだけで、AIがネクストエンジン上の操作を自動で代行します。
操作画面を直接操作する必要がなく、導入直後から「いつもの業務がより速く、より楽に」なる効果を実感いただけます。
現時点では、AIが設定を自動で変更したり、意思決定を行うことはありません。
本β版は、対話による操作補助とデータ参照・更新を中心に、ユーザー体験の平準化と学習基盤の構築を目的としています。
<今後追加予定の機能:全自動のその先へ>
この“対話型操作”を通じてAIは、ユーザーの業務パターンや意図を学習していきます。
学習を重ねることで、「最適な設定提案」や「自律的な処理判断」が可能となり、代理実行から自律実行へ、そして戦略的なパートナーへと進化していきます。
最終的に、以下を実現します。
・バックエンドの完全自動化:AIが受注、在庫、出荷、データ更新などを自律的に処理し、最適な設定を提案・適用します。
・顧客体験の自律的最適化:AIが受注データや購買履歴を解析し、事業主の意図を理解した上で、販売促進や在庫配置を最適化します。
NEは、AIが担う自動化によって生まれる“時間と余白”を、EC事業者がより創造的で自由な活動に活かせる未来を目指します。

■今後の展望
NEは、AIの進化によってユーザーインターフェースが根本から変革される未来を見据えています。
「NEXT ENGINE AI」はその第一歩であり、AIとの自然な対話を通じて受注・在庫・出荷などのオペレーションをシームレスに処理し、必要な情報を瞬時に可視化します。
これにより、EC事業者は時間と労力を「新しい価値を創ること」「顧客に喜びを届けること」に集中できるようになります。
NEは、これを単なる“業務効率化”ではなく、“コマースそのものの進化”と捉えています。
AIが日常業務を担い、人が創造的挑戦に集中する。
それは、コマースが“作業の場”から“熱狂が生まれる場”へと変わる未来。
NEは、AIとの共創を通じてその未来を実現し、パーパスである「コマースに熱狂を。」をEC事業者とともに創り上げてまいります。
■本記事に関する問い合わせ
電話:03-4540-6512
e-mail:pr@ne-inc.jp