モアネの夏期講習(１)軽減税率ってなあに？

もう8月ですね！毎日アイスを食べたい編集長こしみです。いよいよ2019年10月から消費税率の改定が行われますね。こしみは既に8%のうちに何を買おうかな、なんて考えています。

今回は、8%→10%への消費税率引き上げだけではなく、軽減税率制度も施行されます。みなさん、この制度のことを理解できていますか？9月30日から10月1日にかけて、受注処理はどうしたらいいんだろう、事前に設定しておくことはないかな、不安に思っている方も多いのではないでしょうか。

そこで、モアネでは何回かに分けて軽減税率に関する記事を連載しようと思います。題して「モアネの夏期講習～軽減税率編～」です！

軽減税率ってなあに？
ネクストエンジンは対応するの？
どのタイミングから軽減税率の対象になるの？
まとめ
関連マニュアル
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軽減税率ってなあに？

2019年10月1日より、消費税および地方消費税の税率が8%から10%への引き上げと同時に、消費税の軽減税率制度が実施されます。軽減税率制度は、低所得者に配慮する観点から「酒類・外食を除く飲食料品」と「定期購読契約が締結された週2回以上発行される新聞」を対象に消費税を8%に据え置きする制度です。

もっともっと雑に説明すると、食べ物とジュースと新聞が8%で、それ以外（お酒とか洋服とか家具とか）は10%だよ、ということです。きちんと説明すると”外食の場合”や”ケータリングの場合”など細かな条件がいくつかあるので、詳細は、政府広報オンラインページを確認するか、国税庁までお問い合わせください。

ネクストエンジンは対応するの？

消費税率改定に伴い、様々なシステムが改修に追われていることでしょう。EC業界で言えば、モール・カート側でも、8%と10%と異なる税率を商品ごとに設定できるよう、改修を進めているのではないでしょうか。

現在、ネクストエンジンでは、軽減税率に伴うシステム改修を進めている段階です。リリース後、改めてお知らせにてご報告いたしますので、それまでお待ちください。
※追記：2019年8月13日リリースいたしました！

現状では、明確な仕様をお伝えすることができないので、ざっくりと説明します。軽減税率の対象商品を扱っていない店舗様の場合、一律8％から10%に引き上げるだけなので、事前の設定変更はとても簡単です。また、軽減税率の対象商品のみを扱うという場合（取扱商品の税率は全て8%）の場合も、設定変更は簡単です。

ただ、やはり軽減税率の対象商品と対象外商品の両方を取り扱っている店舗様は、設定変更にある程度時間が必要です。というのも、商品管理に商品ごとに税率の設定が必要だからです。詳細は、現在マニュアルやQ&Aなどを準備中ですので、また改めてご案内します！

今のうちから、どの商品が8%でどの商品が10%なのか、洗い出していただくことをおすすめします。
↑お酒は10%、食品は8%。ただ持ち帰りか店内飲食かどうかにもよって変わります。

どのタイミングから軽減税率の対象になるの？

店舗運営者としては、システム側の消費税率の切替タイミングがとても重要ですよね。2019年10月1日と決定しているとはいえ、「0時きっかりから？」「9月30日と10月1日の境目辺りに来た注文はどう処理したらいいの？」と疑問に思う方もいると思います。

ずばり、軽減税率の対象になるのは、10月1日以降に出荷する注文です。ネクストエンジンの受注伝票で言うと、出荷確定日が10月1日以降になる注文ですね。受注日が10月1日以降ではない、という点に注意してください。（※例えば、楽天市場は発送日基準を採用しています）

軽減税率の適用は、商品の譲渡によって発生します。商品の譲渡が発生するのは、ネットショップで言うと商品を発送した日にあたります。ということは、9月30日に購入していたとしても、発送が10月1日になる場合は、10月1日以降の税率で計算しなければいけません。

購入者側も制度を良く理解しないまま購入してしまい、結果トラブルになってしまう、ということも想定されます。事前に商品ページへ注意書きを記載しておくなど、何かしらの対策をしておきましょう。

まとめ

本みりんは軽減税率の対象外、ウイスキーボンボンというチョコレートはお酒が入っていても軽減税率の対象、らしいです。複雑ですよね…。自己判断せずに、国税庁の相談センターやお近くの税務署などに必ずご相談くださいね。

→→次回：モアネの夏期講習(２)軽減税率に必要な事前設定を教えて！

軽減税率ってなあに？

ネクストエンジンは対応するの？

どのタイミングから軽減税率の対象になるの？

まとめ

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