# 適正在庫とは？計算方法とECで在庫を適正に保つコツ

URL: https://next-engine.net/ec-blog/appropriate-inventory/ / 著者: ネクストエンジン編集部 / 公開日: 2026-10-20 / 更新日: 2026-10-20
![適正在庫とは。計算方法と在庫を適正に保つコツ](https://assets.next-engine.net/content/ed91515dbcdc-w800.webp)

適正在庫とは、欠品も売れ残りも出さないように、商品ごとに決めておくちょうどよい在庫の量のことです。

適正在庫は計算して終わりではありません。発注が遅れたり、在庫数が実際とずれたりすると、欠品や売れ残りが起きやすくなります。

本記事では、適正在庫と安全在庫の違いを整理したうえで、ECの商品での計算方法と、その量を保つ方法、つまずきやすいポイントを解説します。

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## 適正在庫とは？安全在庫との違い

適正在庫は安全在庫やサイクル在庫と似た言葉ですが、欠品を防ぐ最低限の量だけか、通常の販売に備える量まで含むかが異なります。

### 適正在庫の意味とメリット

適正在庫は、在庫が多すぎて売れ残ることも、少なすぎて欠品することもない、商品ごとのちょうどよい量です。

適正在庫を保つメリットは、次の3つです。

1. **保管や管理の費用を抑えられる**：在庫を持ちすぎると、置き場所の費用や管理する人の人件費がかさみます。在庫を適正な量に抑えれば、その分の費用を減らせます。
2. **売れ残りや値引きを減らせる**：仕入れすぎた在庫は売れ残りやすく、安売りで売り切ると利益が減ります。適正在庫を保てば、売れ残りを値引きして売り切る必要がなくなり、利益を不必要に削らずに済みます。
3. **売り逃しを防げる**：在庫が少なすぎると、欠品となり売れるはずだった注文を逃します。適正在庫を保てば、売れ行きが急に伸びても欠品しにくくなります。

### 安全在庫・サイクル在庫との違い

適正在庫と安全在庫を、目的と量の決め方で比べると、次のとおりです。

| 項目 | 適正在庫 | 安全在庫 |
|---|---|---|
| 目的 | 欠品も余りも出しにくい、ちょうどよい量を保つ | 需要の変動や入荷の遅れがあっても欠品を防ぐ |
| 量の決め方 | 安全在庫とサイクル在庫を足して出す | 安全係数・出荷数の標準偏差・リードタイムから計算する |

安全在庫は欠品を防ぐために最低限持っておく量で、適正在庫はそこに通常の販売に備える量を足した量です。この通常の販売に備える量を「サイクル在庫」と呼び、次の入荷までのあいだに売れる見込みの量を指します。

![適正在庫は、サイクル在庫と安全在庫を足した量であることを示す図](https://assets.next-engine.net/content/223c521ee33b-w800.webp)

安全在庫のメリットや注意点は、次の記事で詳しく解説しています。

関連記事：[安全在庫のメリットと注意点、設定の方法](/ec-blog/safety_stock/)

## 適正在庫の計算方法

適正在庫の計算方法には、安全在庫とサイクル在庫を足す方法と、在庫回転期間から出す方法の2つがあり、どちらも商品ごとに計算します。

### 安全在庫＋サイクル在庫で出す

計算式は次のとおりです。

安全在庫＝「安全係数×出荷数の標準偏差×√（発注リードタイム＋発注間隔）」

サイクル在庫＝「1日あたりの販売数×発注間隔」

安全係数：欠品をどのくらいまで許容するか（欠品許容率）によって決まる数です。たとえば、欠品許容率が5%（100回のうち5回までは欠品してもよい）とすると、安全係数は1.65になります。エクセルでは、関数「=NORMSINV(1-欠品許容率)」で求められます。

標準偏差：出荷数が平均からどれくらいばらつくかを表す数です。過去の日ごとの出荷数をエクセルの1列に並べ、関数「=STDEV(その範囲)」で算出できます。ばらつきが大きい商品ほど、安全在庫も多く必要です。

発注リードタイム：商品を発注してから実際に届くまでの日数です。

発注間隔：一度発注してから次に発注するまでの日数で、週1回発注するなら7日です。

在庫数の動きで見ると、次の図のようになります。

![在庫数の動きを示す図。在庫が発注点まで減ると発注し、リードタイムのあとに入荷して在庫が戻る。安全在庫を下回らないように、これを繰り返す。](https://assets.next-engine.net/content/434a5e6b5a15-w800.webp)

エクセルで計算する場合は、次の式をセルに入れてください。

![エクセルで適正在庫を計算するシートの例。1日あたりの平均販売数10個、リードタイム3日、発注間隔7日、欠品許容率5%の場合、安全在庫16個とサイクル在庫70個を足して適正在庫は86個になる。](https://assets.next-engine.net/content/8fa3c2e0691f-w800.webp)

| 項目 | 式 |
|---|---|
| 安全係数 | =NORMSINV(1-0.05) |
| 出荷数の標準偏差 | =STDEV(出荷数の範囲) |
| 安全在庫 | =1.65\*3\*SQRT(3+7) |

### 在庫回転期間から出す

在庫回転期間から出すときは、「目標の回転期間（日）×1日あたりの販売数」で、持つ量の目安を出します。在庫回転期間は、在庫が売上の何日分あるかを表す数で、「在庫金額（手元にある在庫を金額に直したもの）÷1日あたりの売上高」で出します。

たとえば、年間の売上高が1,000万円で在庫金額が50万円なら、50÷（1,000÷365）で約18日です。回転期間は業種・商品・季節で水準が変わるので、前年の同じ時期の回転期間と比べて、目標の日数を決めます。

在庫回転率の意味と計算方法は、次の記事で詳しく解説しています。

関連記事：[在庫回転率の意味と計算方法](/ec-blog/stock-turnover/)

### ECの商品で計算した例

ECの商品1つを例に、次の表の条件（説明用の仮の値）で適正在庫を計算します。

| 項目 | 値 |
|---|---|
| 1日あたりの平均販売数 | 10個 |
| 出荷数の標準偏差 | 3個 |
| 発注リードタイム | 3日 |
| 発注間隔 | 7日（週1回発注） |
| 欠品許容率 | 5%（安全係数1.65） |

安全在庫は、1.65×3×√（3＋7）で約15.7になり、小数点以下を切り上げて16個です。これにサイクル在庫の70個（10個×7日）を足すと、適正在庫は86個になります。一方、回転期間から出す場合は、目標を10日とすると、10個×10日で100個です。

安全在庫＋サイクル在庫は、欠品を防ぐのに必要な量から積み上げた数です。これに対して、回転期間から出す数は在庫を何日分持つかの目標から出した数なので、2つは同じ数になりません。適正在庫には、安全在庫＋サイクル在庫で出した数を使うのが基本です。

## ECで適正在庫を保つ方法

計算した適正在庫は、発注点を決める、在庫回転率を見て仕入れを変える、店舗ごとに分けた在庫を1つにまとめる、の3つの方法で保ちます。

### 1. 商品ごとに発注点を決める

在庫が減るたびに「そろそろ発注しよう」と勘で決めていると、発注が遅れて欠品したり、早すぎて余ったりします。そこで、「在庫がその数以下になったら発注する」という基準の数（発注点）を商品ごとに決めます。発注点の目安は「リードタイムのあいだに売れる数＋安全在庫」で、この数で発注すると安全在庫を保ちやすいのが利点です。

発注点を使う場合は、決まった曜日を待たずに、在庫が発注点以下になった日に発注します。そのため、安全在庫は発注間隔を0日として計算し直します。上記計算例の条件なら、次のとおりです。

1. 安全在庫：1.65×3×√3で約8.6、切り上げて9個
2. 発注点：10個×3日＋9個で39個
3. 1回に発注する数：1週間分を入れるなら、10個×7日で70個

![発注点を使った在庫数の動きを示す図。在庫が発注点の39個まで減った日に70個を発注し、3日後に入荷する。安全在庫の9個を下回らず、入荷後は79個に戻る。](https://assets.next-engine.net/content/5d875db06232-w800.webp)

発注点に達したかを手持ちの在庫だけで見ると、発注済みでまだ届いていない分が数に入らず、同じ商品を重ねて発注するおそれがあります。そのため、発注点以下になったかは、手持ちの在庫に未入荷の数を足してからチェックしましょう。

まずは売れ筋の商品から発注点を書き込み、毎日その数以下になった商品だけを発注する形で十分です。商品ごとに発注点を登録しておくと、発注の対象になる商品と発注する数を自動で出すシステムもあります。

### 2. 在庫回転率を商品ごとに見て仕入れを変える

一度計算した適正在庫も、季節やトレンドが変わると今の売れ行きに合わなくなります。年1回の決算時だけ在庫回転率（在庫が一定の期間に何回入れ替わったかを表す数）を見ていては、適正在庫が合わなくなった商品に気づけません。そのため、商品ごとの在庫回転率を少なくとも月1回は見て、今の売れ行きに合わせて仕入れる量を変えるのが基本です。

回転率が下がった商品は、追加の仕入れを止め、残りは値下げなどで売り切ります。逆に売れ筋の商品は、売り切れないように多めに持つのが基本です。なお、回転率が高すぎる商品は、仕入れが足りず、在庫切れで売り逃しているおそれもあります。

### 3. 店舗ごとに分けた在庫を1つにまとめる

在庫を店舗ごとに割り振ると、売れ行きの予想が外れた店舗では在庫が余り、別の店舗では欠品しがちです。そうなると、せっかく適正在庫を決めても、全体では在庫が足りているのに売り逃しが起きます。

よって在庫は1か所で管理し、どの店舗にも同じ「販売できる数（在庫数から出荷待ちの注文の分を差し引いた数）」を出しましょう。

これを手作業で行う場合、売れるたびに全店舗の在庫数を直すことになります。在庫連携の機能を持つシステムを導入していれば、販売できる数を連携している各店舗へ自動で送るので、この作業は要りません。

ただし、在庫連携は一定の間隔で動く処理なので、注文が入った瞬間に各店舗の数が変わるわけではありません。売れた数を各店舗の在庫へ反映する仕組みは、次の記事で詳しく解説しています。

関連記事：[在庫連携の仕組みとメリット](/ec-blog/zaiko-renkei/)

## 適正在庫を保つときのつまずきと防ぎ方

適正在庫の管理では、次の3つがよくつまずくポイントです。

### 1. 置き場所の1つが0になり、売り切れになる

原因：倉庫や実店舗に在庫を分けて持ち、1か所だけをネットショップに結びつけていることがあります。この場合、その置き場所の在庫が0になると、ほかの置き場所に在庫があっても売り切れの表示になります。かといって、置き場所ごとの在庫を1つの数にまとめると、どこにいくつあるかがわからなくなるのが難点です。

すぐにできること：商品コード・置き場所・在庫数を並べた表で商品コードごとの合計を出し、ネットショップに出す数は合計から決めます。在庫数が0のセルに色を付けておけば、1か所の在庫切れにも気づけるでしょう。ただし在庫数が変わるたびに、合計とネットショップに出す数を手で直す手間は変わりません。

システムで解決すること：倉庫・実店舗など在庫を置く場所ごとに在庫を記録し、1つのネットショップに複数の置き場所を結びつけられるシステムを導入すれば、1か所の在庫が0になっても、ほかの置き場所に在庫があれば販売を続けられます。

なお、置き場所ごとの在庫の記録から、ネットショップへの連携までを1つのシステムで済ませたい場合は、置き場所ごとに在庫を持てる機能を備えたシステムを選ぶ必要があります。

<p style="text-align:center;"><a href="https://base.next-engine.org/account/?nelink=ec-blog"><strong>【置き場所ごとに在庫を連携できる「ネクストエンジン」を見てみる】</strong></a></p>

### 2. 在庫数がずれて、発注の判断を誤る

原因：売れるたびに、ほかの店舗の在庫数を1店舗ずつ手で書き換えていると、更新の遅れや入力ミスが起きます。また、受注と在庫を別々のシステムで管理していると、受け渡しの時間差で在庫数がずれます。在庫数が実際と合わなければ、発注点以下になったかを正しく判断できず、計算した適正在庫を保てません。

すぐにできること：在庫を更新する担当と時刻を決め、売れた数を全店舗に反映する手順を書き残しておくと、更新の遅れや漏れは減ります。ただし手順を決めても、売れるたびに店舗の数だけ在庫数を書き換える作業は残ったままです。

システムで解決すること：在庫数を1か所で管理する一元管理システムなら、注文を取り込むたびに、各店舗の在庫数が自動で書き換わります。手で在庫数を直す作業も、システム同士のデータの受け渡しも不要です。

### 3. 棚にあるはずの商品がない

原因：在庫数を手で入力していると、入力の間違いで、システム上の在庫数と棚に実際にある在庫の数（実在庫）がずれます。すると、注文に在庫を割り当て済み（引き当て済み）なのに、棚に商品がなく、出荷できない注文が出るのが問題です。

すぐにできること：定期的に棚卸で実在庫を数え、システムの在庫との差があれば数え直して、在庫数を直します。ただしこの方法では、そのあいだに棚にない商品の注文を受けても、次の棚卸まで気づけません。

システムで解決すること：注文の取り込みや出荷で在庫数が自動で増減するシステムを導入すれば、在庫数を手で入力する場面が減り、入力の間違いによるずれが起きにくくなります。ただし、破損や紛失で棚の数が変わることはあるため、棚卸は続ける必要があります。

なお、棚卸のあいだは在庫数が変わる処理が止まるので、棚卸は注文の少ない時間帯に行うのが無難です。

## 適正在庫を保つ仕組みを整えた導入事例

在庫の割り振りや、受注と在庫の管理を見直した事業者の事例を、2社紹介します。

### 勘に頼った在庫の分配を見直し、品切れによるチャンスロスを大きく減らす

ザボディショップジャパン株式会社様は、自然派化粧品ブランド「ザボディショップ」を日本で展開し、複数のモールと自社サイトで販売しています。導入前は、人の勘で各モールに在庫を分配していました。その結果、在庫の持ちすぎや在庫切れで、売れたはずの分を逃すチャンスロスが出て、翌年の売上予算も立てにくくなっていました。

基幹システムとの連携や、受注と在庫の管理のしやすさを比べて、在庫の振り分けを設定できる一元管理システムを導入しています。在庫の振り分けを設定したことで、品切れによるチャンスロスを大きく減らせています。

関連記事：[ザボディショップジャパン株式会社様の事例](/shop-case/voice-thebodyshop/)

### 受注と在庫の管理を一元化し、ブランド間の販売機会の損失をなくす

株式会社ネバーセイネバー様は、女性向けのアパレルブランドを展開する会社で、導入前は8名で5ブランド・30店舗以上を運営していました。当時は受注と在庫が別々のシステムにあり、担当者どうしで在庫を二重に押さえたり、どこにも割り当てられない在庫が出たりする状態でした。

そこで、受注と在庫を1つのシステムで管理する形に切り替え、使う管理画面も1つにまとめています。ブランド間でも在庫連携ができるようになり、販売機会の損失がなくなったほか、教育コストも減り、担当者ごとの属人化も解消しました。

関連記事：[株式会社ネバーセイネバー様の事例](/shop-case/voice-neversaynever/)

## まとめ

適正在庫は、安全在庫とサイクル在庫を足して商品ごとに出す量です。その量を保つには、発注の判断に使う在庫数が実際と合っていることが欠かせません。商品ごとに発注点を決め、店舗ごとに分けていた在庫を1か所にまとめておけば、欠品や売れ残りも防げます。

まずは、売れ筋の商品を1つ選び、その商品の適正在庫と発注点を計算するところから始めてみてください。そのうえで、商品や店舗が増えて在庫数の書き換えが手作業で追いつかなくなったら、在庫を1か所で管理して各店舗へ自動で送れるシステムを検討するのも1つの方法です。

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## よくある質問

### Q. 季節で売れ行きが変わる商品も、同じ式で適正在庫を計算できますか？

計算できます。ただし、季節で売れ行きが変わる商品は、データを季節ごとに分けて安全在庫を出しましょう。需要のばらつきが特に大きい商品は計算式が当てはまりにくいため、売れ行きを見ながら適正在庫を見直すのが現実的です。

### Q. 適正在庫は、エクセルでも計算できますか？

できます。安全係数はNORMSINV関数、出荷数の標準偏差はSTDEV関数、平方根はSQRT関数で出せます。ただし、出荷数の入力と更新の手間は、商品が増えるほど重くなる点に注意が必要です。

### Q. 適正在庫は、どのくらいの頻度で見直せばよいですか？

少なくとも月1回が目安です。年1回の決算時だけでは合わなくなった商品に気づくのが遅れるので、商品ごとの在庫回転率を見て、回転率が下がった商品から見直しましょう。
